編笠山・権現岳〜快晴と極寒


- GPS
- 29:45
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,851m
- 下り
- 1,660m
コースタイム
06:00 観音平手前のゲート
09:25 押手側
12:04 編笠山
12:34 青年小屋冬季小屋
14:00 ギボシ方面の樹林帯越えたあたり
14:40 青年小屋
2013.01.05
07:00 青年小屋
08:55 権現岳
10:01 三ツ頭
11:45 天女山ゲート
天候 | 2013.01.04 快晴 2013.01.05 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
05:40 タクシーで観音平への冬季ゲート入口まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
観音平手前ゲート〜観音平:凍結した林道。スリップ注意。 観音平〜押手側:良く踏まれており、トレースばっちり。 押手側〜編笠山:まさかのノートレース。森林限界から山頂直下までは膝ラッセル。 編笠山〜青年小屋:歩きやすい。 青年小屋〜ギボシ:森林限界越えてから確実なアイゼンワークが必要とされる。ギボシのトラバース部分は鎖がまだ出ている。ここらへんは滑落すると素敵な滑り台状態。 権現岳〜天女山:トレースばっちり。 |
写真
感想
おいおい、太陽が出てるのに-20℃かよ…
押手川で温度計を見て愕然とした。先が思いやられる。
予定を一日早めて編笠山、権現岳へ歩いてきた。
2013.01.04
06:00 朝一で小淵沢からタクシー乗ってゲート出発。天気が良いが、林道凍ってる…
08:39 雲海。本日初めての別パーティーに遭遇。
09:25 押手川。気温-20℃。夏用の靴下で登り始めたのをちょっと後悔。
山頂へのルートは何故かノートレースだが、巻き道はばっちりなようだ。ここは当然直登方面でしょう。
森林限界越えた辺りから膝ラッセルできつかった。Wacklessに交代を申請。直後、ラッセル終了…なんか悔しい^^;
12:04 編笠山山頂。360℃の景色。思えば編笠山でこんなに晴れたの初めてだ。北岳、甲斐駒ケ岳も凛々しい。スノーモンスターも見れて満足。
12:32 青年小屋到着。根性ないんでテントではなく、冬季小屋を利用。でも寒いぞこの中。とはいえ風を凌げるし布団もある。心意気に感謝。出るとき利用料としてテント代を置いていく。
14:00 権現方面への樹林帯越えたところで偵察終了。さっさと降りる。
小屋について水を作り、飲みながら夕飯の準備。Wacklessの持ってきたおでんが美味かった。俺はペミカン豚汁を提供。自分用にはペミカンカレー。
それにしても寒い夜だった。ダウン上下着ているとはいえ、#3では辛い。
新しいスリーピングシステムの実験には寒すぎるんで、大人しく寝袋使った。
2013.01.05
05:00 起床。気温は-25℃。寒いわけだ。朝飯の棒らーめんを食べる。
07:00 出発。本日は権現岳を越えて天女山へ下山だ。染まる空が綺麗。
樹林帯を越えると素晴らしい景色が。
南アルプス、中央アルプス、御岳山、北アルプス総てがはっきりと見れた。しばし見惚れる。
森林限界を越えてギボシに向かうところから気を引き締める。ここからは滑落したら面倒な事になる。
08:31 ギボシのトラバース部分。今回の核心部。まだ鎖は出ているので注意すれば問題ない。ギボシへはトレース付いていたけど、今回はパス。
09:16 権現岳山頂。『もう何も怖くない』のポーズも忘れない。記念写真を撮りまくり、いよいよ下山だ。
11:48 天女山ゲートまで下山。いやー長かった。前三頭から先は何度もこけた。安全地帯とは言え宜しくない。疲れてるのかね?ゲートでタクシー乗って甲斐大泉駅へ。
赤岳、横岳、阿弥陀岳の一般ルートを歩き、今回はいよいよ権現岳へ行く計画だった。
青年小屋から先はトレースばっちりだったため、アイゼンワークさえ気を付ければ問題なく歩けた感じ。今度は自分でトレース付けたいという想いに駆られた。
そして権現岳から赤岳への稜線を眺め、次のステージはキレット越えだなと計画。
残雪期になるだろうけど、それまでにさらに腕を磨いておこう。
寒かったけど、達成感のある山行だった。
編笠山〜権現岳、ずっといきたかった縦走路のひとつだ。
一日目
朝に、観音平のゲートを出発して、順調に登っていく。ぼくは、年末年始の甲斐駒の筋肉痛が全然抜けておらず、ペースが上がらない。今回はリーダーだが、心の隅っこのほうでは、筋肉痛で敗退になったらあとは頼んだとyoginsさんにつぶやいていた。
登り始めて、数時間、押手川まで来ると、なぜか筋肉痛もだいぶ抜けてきた。やはり、動くと乳酸はぬけるらしい。ここで、耐風装備を整え、トレースが薄い中山頂へと出発。山頂へ直登の道は途中からトレースがなくなってきた。このあたりで、いったん先頭を変わってもらう。
山頂直下はラッセルだ。9割型相方に任せ、最後の抜けるおいしいところだけ前を頂き☆(たまたまだけどね)
山頂まで登ると、目の前に開けた景色は想像を超えて白い。
ほんと、こんなに白い山みたことないよ〜
山頂を楽しんだら、次は青年小屋を目指す。今日は、行動中から明らかに寒かったので、テント泊はやめて、冬季小屋にお世話になることに。
夜は、−20℃は軽く下回る寒さだったが、今回は宴会用に、おでんと、とらやの羊羹を持ってきた。寒くても食事前のこの時間は盛り上がる。その後はごはんを食べて、完全装備に寝ることに。
二日目
朝起きると、想像通り寒い。「寒すぎると撤退だ」なんてリーダーながらあほなことを僕は言っていたが、寒すぎってほどでもないので、権現は行こうと思った。それを口にすると、yoginsさんからは「そらそーだろ(笑」と。うんそーですね^^
朝ごはんを食べる前に温度計をみると‐24℃を指している通りで寒いわけで。でもなんとかごはんを済ませ出発。
権現への縦走路はトレースはあるものの、体力的、技術的になかなか楽しませてくれる。いきなりのギボシへの直登は「まじっすか?」って言いたくなるような急なところ、きわどいところもちらほら。ここのトレースを切った人は神がかってるとおもうよ。
その後は、鎖の出ているトラバースを越える。ここは鎖があるので、それほどの不安はない。
その後は、権現岳を越えて、天女山登山口に下りた。
帰りの電車では、つぎは、キレットだなって話す。
いつになるかわからないけど(結構すぐだったりして)、その日が来るまでにしっかり雪山の実力をつけていこうと思う。
相変わらず、いい刺激になる山仲間だな〜と思うよ。
ありがとう☆、
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