鴨沢〜七ツ石小屋ピストン（雲取山を目指すも撤退）
東京都
山梨県
kenzan1973
- GPS
- 06:06
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,205m
- 下り
- 1,190m
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08:30 小袖乗越
(途中10分休憩)
10:16 堂所
11:15 七ツ石山下分岐
11:40 七ツ石小屋
12:00 七ツ石小屋に戻る（〜12:26休憩）
12:33 七ツ石山下分岐
12:56 堂所
13:51 小袖乗越
14:08 鴨沢バス停着
（歩行時間5時間30分）
| 天候 | 晴れ 7時時点で小河内は1℃、最高気温は14時の5℃ 真冬の時季ですが、それほど寒くはありませんでした。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
バスは数本程度しかありません。帰りも同様なので気をつけてください。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【道の状況】 ほぼ全て雪道です。前日に大雪が降りましたので、雪質は軽かったです。 ほとんどトレースがなかった（確認できたのは1人分）ので、歩きにくく、力を要しました。 今後はトレースがつくと思いますし、雪質が変わると思われます。 雪用のボトム(私はレインウェアで代用)、ロングスパッツがあれば結構です。 ただし、雪が硬くなるとアイゼンが必要になります。 ◆鴨沢〜小袖乗越 舗装路から雪が乗っており、厳しい登山を予感させました。 登山道に入ると完全に雪道で、入り口の割には雪が深いと思いました。 最初から足を取られる感じがありました。 ◆小袖乗越〜堂所 徐々に雪が深くなり、単に上から足を置くだけでは滑るようになりました。 先行者のトレースを踏むように努めましたが、歩幅が合いません。 やむなく新雪を踏むとかなり下まで踏まないと安定しません。 体重移動が大きいと辛いので歩幅を小さく、回転を速くしました。 一応、堂所までは何とか行けたのですが… ◆堂所〜七ツ石小屋 ここからは傾斜がきつくなります。さらにこの日は雪が深くなりました。 ほとんどの地点で上から足を置けなくなり、半ばラッセル状態に。 足を雪の中に蹴り込み、そこから下に踏み込んで歩きました。 これではスピードが出るはずもなく、小屋下の分岐まではなんと1時間を要しました。 小屋までは執念で上がり、さらに山頂を目指しましたが、水場から上にトレースがなく、断念しました。 ◆七ツ石小屋〜鴨沢 下りはまとめます。気温が上がって雪が緩んだので、よく滑り、何度か転倒しました。 ただ雪の上なので痛くはなかったです。 下の方では雪が溶けてシャーベット状になっていました。これは凍結すると思います。 一部土が露出しているところもありました。 |
写真
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感想
なにもかもが至らぬ登山でした。
1 そもそも大雪の降った翌日に雲取山を目指したのが間違いである。
麓の積雪の状況を見れば、踏み跡の少ない新雪を歩くのが難しいことは分かるはずであった。
2 雪道を行くのに、ストックにスノーバスケットがついていない。
（結果として特に影響はなかったが、準備ができていない）
3 食事が少なく、状況の変化に対応しきれなかった。
4 水の入ったペットボトルを落としてしまい、回収できなかった。
結果として水は足りたが、足りなくなる可能性もあった。
5 体力がない。雪山を歩くのならもう少し体を仕上げていくべき。
まぁともかく雲取山に行ったのがいけなかったのですね。
前日は平地の交通機関に影響が出るほどの大雪でした。
それが山ならどうなるかぐらいは容易に想像がつくものです。
しかし、「雪だ！」と単純にテンションが上がってしまい、
「行くしかない！」と結論づけてしまったのは大いに反省しています。
一応想像はしました。「30〜40�僂�らいは積もるかな？」と。
ただそれが「新雪」であることは考えていませんでした。
翌日の朝から登るわけですから、踏み跡もない可能性が高い。
これも全く想定していませんでした。
しかも平日ですから。大失態もいいところです。
最初から「どうも雪が多いな」とは思いました。
でも行けない感じではありません。
登山道に入っても、しばらくは何の疑問も感じませんでした。
早々にストックにスノーバスケットがないことには気づきましたが。
「ちょっと違うかな」と思ったのは1時間近く歩いてからのことです。
どうもうまく進んでいない感じがありました。
踏み跡は恐らく1つ、それを踏みながら進んだのですが、雪が深くて踏みにくい。
歩幅が合わず新雪に足を置くと滑る。体のバランスも崩しやすい。
ハッキリ言ってスピードが出ないのです。
それでも歩幅を小さくして回転を上げながら登りました。
結果としてこれも無理だったのかなあと思います。
堂所の手前にいつも休憩する場所があるのですが、妙に遠く感じました。
たどり着くまでいつもより30分は余計にかかっていたと思います。
まだ体力的にはいける感じでしたが、少し消耗が早いと感じました。
ここからどうなるのか。
堂所に着いた時にはやや足が張ってきていました。
通過してそのまま登り続けましたが、雪がさらに深くなり、歩きづらくなりました。
上から足を置けないくらい深くなっていました。
ちょっとラッセル状態になりながら、足を雪に突っ込むようにして進みました。
これはスピードは出ないし体力を消耗します。
一気にペースが落ちてしまいました。立ち止まることもしばしばに。
七ツ石山への分岐まで1時間かかってしまいました。
いつもなら30分程度なので、倍はかかった計算になります。
堂所の手前辺りから「山頂には行けないかもしれない」と思っていました。
行くだけなら行けるかもしれませんが、下りてくることができません。
日帰りが前提なので、時間が足りないからです。
それに加えて、分岐まで来た時には体力的にも厳しくなりました。
「これは無理だな」と。それで七ツ石山に目標を切り替えました。
何とか小屋まではたどり着き、さらに上を目指したのですが、
水場から上には踏み跡が全くありません。
30メートルほどラッセルしてみたのですが、それ以上行ける自信がなくなりました。
「元々の予定が大幅に狂っているのだし、無理することはない。」
と思い、動けるうちに撤退することにしました。
引き返す途中でバスから一緒だった方が登ってきました。
「水場から上は踏み跡がないですよ。私は引き返します」
「そうですか。きついですね」
後にバス停で再会したので聞いてみると、
「行こうとしたが無理でした。胸のところまで雪がきたので」ということでした。
ああやはり無理だったんだなあと。
小屋に戻り、座ってパンを食べました。景色は良かったんですけどね。
なんかかなり悔しい気持ちでした。
上に書いたように、いろいろ至らぬところがあったからです。
気を取り直して下りです。日差しで雪が緩み、足を取られました。
何度か転倒しましたが、雪の上なので痛くはありませんでした。
歩きながら「この悔しさは必ずここで晴らす」と思いました。
もう少し踏まれていれば、必ず山頂まで登れるはずです。
現実に昨年は二度も登ったのですから。できないはずはないのです。
などと思いながら歩いているうちに、バス停に着いてしまいました。
まだバスが来るまで2時間もあります。
下りは雪がない時に比べると時間がかかっていますが、大きくは遅れていません。
登りが登りだっただけに不安がありましたが、下りだと雪があっても力はいりません。
今回は貴重な経験となりました。
さて時間はたっぷりあります。入念にストレッチをした後、ラーメンを作りました。
山頂で食べようと思っていたのですが、果たせなかったものです。
これなら小屋で食べてくるんだったかなあと思いもしましたが、
いずれにしてもバスまでかなり待つことになりましたので、
体の冷えを防ぐためにもこれで良かったのではないかと思います。
ただのラーメンではありますが、殊更うまかった。
それから少しだけ西に向けて散歩をしました。
「鴨沢山の家」も見ることができました。
小さな集落ではありますが、ここにも人々の生活があります。
この方々のおかげで私は山に登ることができます。ありがたいことです。
そう言えば、道具の面でもスノーシューがあればいいなあと思いました。
つけて歩いている方がいて、その方は山頂目指して歩いて行きました。
ただ新雪が降った時にしか使えないと思います。そのために買うかどうかです。
また来ますよ！遠からず数週のうちには、と思っています。
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お疲れ様でした。
よく七つ石まで行けましたね。雪も相当多かったでしょう。自分は16日に秩父の武甲山を浦山口から目指しましたが、やはり雪が多く吹き溜まりでは腰が埋まるほどで長者屋敷の頭で撤退しました。でも、自分たちがつけた踏跡で次の人が登りやすくなったので多くの人に貢献していると思いますよ ！
tama1962さん、コメントをいただきありがとうございます。そうですね、「自分が踏み跡をつけた」という意識は歩いているうちからありました（笑）今日辺りはもう普通に歩けるのではないでしょうか。ちょっと用事があって私は無理でしたが。来週も雪が降る可能性がありそうですし、寒いですので気をつけてまいりましょう。
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