ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 262351
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

八島湿原-ゼブラ山-車山【新雪の深雪に半遭難状態となる】

2013年01月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:09
距離
16.9km
登り
533m
下り
542m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:45八島湿原駐車場発→9:00ゼブラ山(男女倉山)9:05→9:40北の耳→10:05南の耳10:10→10:55車山乗越11:05
→11:25コロボックルヒュッテ→12:10車山山頂12:25→12:55コロボックルヒュッテ→13:30蝶々深山13:35
→14:10無名峰(1792ピーク)14:05→15:55八島湿原駐車場
天候 晴れ(強風)
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八島湿原駐車場
除雪されていますが、雪の壁があるため10台程度駐車可能でしょうか
コース状況/
危険箇所等
☆道路の状況
○諏訪南IC〜白樺湖:所々凍結&積雪
○白樺湖〜八島湿原:全線圧雪
↓車山高原スキー場のライブカメラでビーナスラインの状況が見れます↓
http://www.kurumayama.com/live/live03.htm
※長野の人達は何であんなにも雪道の運転が凄いのだろうか。
慣れているとはいっても、重力とか摩擦係数とかを完全に無視しているとしか思えない走りをする。
驚愕である。

☆登山道の状況
○八島湿原〜奥霧小屋:
木道は埋まっていますが、並行木道には注意!真中を歩くと股下まで落ちます。
○奥霧小屋〜ゼブラ〜両耳:
今回、ライトニングアッセントにテイルを追加して臨んだが、それでも終始スネ以上まで埋まる。
ツボ足は不可能。
アイゼンを使用する場面はないと思います。

☆下山後の温泉等
○蓼科には温泉が沢山あります。
本日は疲れたので道の駅「信州蔦木宿」で車中泊。
ここの温泉はなかなかいいです。
http://www.tsutakijuku.jp/spa/index.html
朝陽に染まる八島湿原
2013年01月19日 07:42撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
1/19 7:42
朝陽に染まる八島湿原
本日歩くピークが一望できる
2013年01月19日 08:04撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
1/19 8:04
本日歩くピークが一望できる
お馴染み、兎トレース
2013年01月19日 08:01撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 8:01
お馴染み、兎トレース
ノートレースの木道を行く
2013年01月19日 08:13撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
1/19 8:13
ノートレースの木道を行く
ここも木道です
凄い積雪ですね
2013年01月19日 08:14撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 8:14
ここも木道です
凄い積雪ですね
ドングリハウス(奥霧小屋)に到着
2013年01月19日 08:18撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 8:18
ドングリハウス(奥霧小屋)に到着
ゼブラ山への取り付き点
奥霧小屋の先のトイレがあるところを左に行きます
2013年01月19日 08:24撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 8:24
ゼブラ山への取り付き点
奥霧小屋の先のトイレがあるところを左に行きます
鷲ヶ峰と自分
2013年01月19日 08:29撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
1/19 8:29
鷲ヶ峰と自分
自分のトレース
2013年01月19日 08:29撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
1/19 8:29
自分のトレース
ゼブラ山に到着
三峰山の白さが際立つ
2013年01月19日 08:57撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
1/19 8:57
ゼブラ山に到着
三峰山の白さが際立つ
八島湿原
本日北アルプスは雲の中
2013年01月19日 09:01撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
1/19 9:01
八島湿原
本日北アルプスは雲の中
北の耳(左)と南の耳(右)
2013年01月19日 09:06撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 9:06
北の耳(左)と南の耳(右)
地吹雪体験できます
トレース(H70cm×W20cm×D10cm)がどの位で消えるか実験してみました
結果は・・・1分30秒!
跡形もなく平らな雪面になりました
2013年01月19日 09:28撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4
1/19 9:28
地吹雪体験できます
トレース(H70cm×W20cm×D10cm)がどの位で消えるか実験してみました
結果は・・・1分30秒!
跡形もなく平らな雪面になりました
風の通り道は結構雪面が硬い
2013年01月19日 09:32撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 9:32
風の通り道は結構雪面が硬い
北の耳
蓼科山も厳しい状況っぽい
2013年01月19日 09:41撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
1/19 9:41
北の耳
蓼科山も厳しい状況っぽい
南の耳へ
本日はあの壁をどう登ろうか思案中
2013年01月19日 09:50撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 9:50
南の耳へ
本日はあの壁をどう登ろうか思案中
脛まで簡単に沈みます
2013年01月19日 09:46撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
1/19 9:46
脛まで簡単に沈みます
南の耳の壁直下
2013年01月19日 09:59撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
1/19 9:59
南の耳の壁直下
壁は意外に硬かった
スノーシューの爪で登れます
2013年01月19日 10:00撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 10:00
壁は意外に硬かった
スノーシューの爪で登れます
南の耳
蓼科山の雲がカモノハシに見える
2013年01月19日 10:03撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
1/19 10:03
南の耳
蓼科山の雲がカモノハシに見える
槍穂は見えませんが、常念はよく見える
2013年01月19日 10:06撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 10:06
槍穂は見えませんが、常念はよく見える
浅間山も本日は強風でしょう
2013年01月19日 10:05撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 10:05
浅間山も本日は強風でしょう
車山乗越
2013年01月19日 10:56撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
1/19 10:56
車山乗越
蝶々深山
2013年01月19日 11:22撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
1/19 11:22
蝶々深山
強風が造った造形美
2013年01月19日 11:42撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
1/19 11:42
強風が造った造形美
南八ツにも雲が
2013年01月19日 11:50撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
1/19 11:50
南八ツにも雲が
本日も白さが際立つ
2013年01月19日 12:08撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
1/19 12:08
本日も白さが際立つ
蝶々深山への緩やかな登り
2013年01月19日 13:23撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
1/19 13:23
蝶々深山への緩やかな登り
無名峰(1792ピーク)
この後、大変な状況に追い込まれる
2013年01月19日 14:12撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 14:12
無名峰(1792ピーク)
この後、大変な状況に追い込まれる
なんとかゼブラ取り付き点に戻ってこれました
トレースは一人分・・・
本日は誰も歩かなかったということ
2013年01月19日 15:18撮影 by  EX-G1, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
1/19 15:18
なんとかゼブラ取り付き点に戻ってこれました
トレースは一人分・・・
本日は誰も歩かなかったということ
ライトニングアッセントwithテイル
+13cmになるそうです
2013年01月19日 15:59撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/19 15:59
ライトニングアッセントwithテイル
+13cmになるそうです
撮影機器:

感想

先日この場所で知り合ったtrekker_さんより、「いい感じに雪が積もっている」との情報を頂き、
いてもたってもいられず一時間睡眠で臨みました。

7:30に八島の駐車場に到着。先客は1台だが、8:00頃には7台ほどに。
八島の駐車場からスノーシューを装着。
今回はライトニングアッセントにテイルを追加して、万全の態勢で臨む。
周回木道の左回りは既にノートレース。
ゼブラ山への取り付きからはスネ辺りまでの積雪。
この後の北の耳・南の耳までも同様の積雪で、今までと同じペースでは全く歩けない。
しかも本日は風が強烈。
北の耳から南の耳への鞍部では右の耳が引きちぎれそうになる。

車山乗越で小休止した後、車山、蝶々深山とピークを踏んでいく。

蝶々深山を過ぎ、今回は物見岩ではなく無名峰(1792ピーク)を歩いてみることに。
強風のため長居はしなかったが、静かで趣のある感じのピーク。
しかしそこからの下山ルートが分からず、物見岩コースを目指してしまったことが苦難の始まり。
スノーシューを履いていても膝以上、時には腰までのラッセルに右股関節が殆ど上がらなくなり、
一歩足を踏み出すのに十秒くらい費やす。
雪まみれで、傍から見たら完全に遭難者と間違えられていたかと思います。
時刻も既に15時。
最悪の事態も覚悟しつつ懸命に登山道のロープを探す。

結果的には無事辿り着けたものの、通常ルートとは全く異なるルートを歩いてしまったことは事実であり、
自然にダメージを与えてしまいました。
積雪期(特にノートレース)に初めてのコースを歩く時は、入念な下調べが必要ですね。

本日は、結果的に自分もそうなってしまいましたが、
ヒュッテから車山に直登するグループ、車山湿原を横切るグループ、八島湿原の中のトレース等、
雪山だからといって好き勝手に歩きまわっている人達を大勢見かけました。
最低限のマナーは守って楽しみたいものですね。自分も今後気をつけます。


【おまけ_スノーシューについて】
MSRのライトニングアッセントですが、先端がほぼ平らなため、
埋まった足を引き上げる際に多くの雪を一緒に持ち上げているような感覚でした。
同じMSRのエボは先端が鋭角のため、雪の切れがよいのではないか?(使ったことのない素人意見ですが、、、)

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1725人

コメント

お疲れ様でした。
Kazu405さんのお話を聞いて、いても立ってもいられず、先ほど鷲ヶ峰+八島湿原一周してきました。(^^ゞ
今日は風は殆ど無かったです。

テイルを付けても埋まりましたか・・。
下りは埋まってもさほど苦にはなりませんが、登りだと疲れますよね。
私も買っておこうかな。

そうそう、鷲ヶ峰の和田側からのルートですが、どなたかツボ足で登られていました。(^_^;)
2013/1/20 13:38
とても疲れました・・・
trekker_さん、こんばんは。

鷲ヶ峰も雪をまとってとても綺麗でしたね。
残念ながら時間と気力がなくて登れませんでしたので、
また次の楽しみとしたいと思います。

和田側からは登ったことがないので挑戦してみたいですが、厳しそうですね
2013/1/20 20:41
お疲れさまでした!
Kazu405さん こんばんわ

大雪のあと、どこへお出かけするかとレコを楽しみにしていました
お得意のルートでしたね

ノートレースの光る雪原 とてもキレイです
思い通りのシチュエーションでしたね

でも最後は大変な状況な状況だったようで

無事に戻れてよかったです。
2013/1/20 21:52
doppo634さん、ありがとうございます!
こんばんは!

知らないコース(特にこの時期)を下調べもなしに歩くと
どうなるかを勉強できました。

それに、自分の脚力ではまだまだ本格的なラッセルなど
ムリということも実感しました。
もっと体力、脚力、そして精神力をつけて色々な雪山を楽しみたいですね

※今現在、まだ普通には歩けません
2013/1/20 22:47
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら