雲の上の乗鞍岳〜下は紅葉！上は北ア大展望！！

2020年10月13日(火) [日帰り]

• GPS: 07:48
• 距離: 12.2km
• 登り: 1,477m
• 下り: 570m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:07
• 休憩: 1:42
• 合計: 7:49

7:08 三本滝バス停
7:32 7:36 三本滝
8:02 8:02 三本滝分岐
9:15 9:23 冷泉小屋（休業中）
9:42 9:49 位ヶ原山荘
10:57 11:06 肩の小屋口
11:27 12:18 肩ノ小屋
12:55 12:55 蚕玉岳
12:59 12:59 乗鞍岳頂上小屋
13:05 13:17 乗鞍岳
13:43 13:43 剣ヶ峰口
13:54 13:54 摩利支天分岐
14:04 14:08 富士見岳（乗鞍）
14:18 14:18 県境ゲートバス停
14:28 14:35 大黒岳（乗鞍）
14:44 14:44 県境ゲートバス停
14:51 14:51 畳平
14:57 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

三本滝レストハウス前の無料駐車場に停めました。
50台ほど停められそうで、7時の段階で10台くらいでした。
この時期この先はマイカー規制で入れません。（ゲートがあり管理の方がいます。）
立派なトイレ(無料)があり、水道で手も洗え、消毒スプレーも設置されていました。

帰りは畳平からバスで三本滝バス停に戻りました。
（乗鞍観光センターまではどこで降りても1650円）
タイミングよく15:05のバスに間に合いましたが、本数が少なく次は最終の16:30なので注意が必要です。
利用者数に合わせて複数台運行してくださるようです。
15:05の便は4台だったと思います。

コース状況／危険箇所等

三本滝近くの鳥居尾根への登山道崩落箇所は、現在は迂回路ができていて通行可能です。
鳥居尾根上にも木道の崩落箇所がありましたが、脇を迂回できるようになっていました。

ルート上にトイレが複数箇所あり、安心でした。
気づいたのは、三本滝駐車場(上記)、携帯トイレブース(未確認ながら袋販売有り)、位ヶ原山荘の簡易トイレ(100円)、肩の小屋口の立派なトイレ(無料)、頂上小屋(持ち帰りの簡易トイレ、詳細は写真をみてください。)

水場は冷泉小屋向かいの小滝（周辺は硫黄臭がして飲んでいいのかやや不安。左端の流れは岩の下から湧いているよう。）と、位ヶ原山荘向かい（導水管あり）にありました。

山頂付近は風が強く、気温13℃ほどでしたが体感温度は一桁なかんじ。
晴れた日帰り山行でも防寒対策は必要です。

その他周辺情報

湯けむり館で日帰り入浴しました。（720円→割引券で630円)
内風呂・露天風呂ともに乗鞍岳が見える、乳白色の酸性硫黄泉です。
温泉らしい硫黄臭が強く、金属のアクセサリーは変色するので注意です。
リンスインシャンプー・ボディーソープ・ドライヤー・100円返却式ロッカーあります。
任意で住所・氏名などを記入して提出するようになっていました。
入湯人数を制限しているようでしたが、火曜日の16時ころで女湯はそんなに混んでいませんでした。（男湯は少々混んでいたそうです。）
食堂もあり、薄桃色のこけももソフトクリーム(370円)をいただきました。美味！

写真

波田あたりで乗鞍のモルゲンロートが見えた！
テンション↑

鈴蘭からの乗鞍岳
快晴！さらに↑↑

三本滝駐車場向かいのゲレンデの紅葉

鮮やかなノハラアザミに見送られて

三本滝レストハウスの右手から登山道へ

この分岐から三本滝へピストン

きれいな紅葉を見ながら滝への吊橋を渡る

三本滝は三本三様で美しい

特に右端の滝は紅葉も鮮やか

滝近くの岩に花の終わったダイモンジソウが黄色に色づいていた

分岐に戻り鳥居尾根への道を進む
名もない小滝の淵の青く澄んだこと！

木橋の先が崩落により迂回路へ
写真上部から右へ回り込んできた

ツバメオモトの真っ青な実

コシアブラの透けるような薄黄色の葉

カエデの紅とカツラの黄の競演

鮮やかなグラデーションに惚れ惚れ

ツクバネソウ
花が咲いているときより目に止まる！？

ヒヨドリバナ
この時期の花は見かけるとうれしい！

鳥居尾根に出た
三本滝へはだいぶ下ったのでかなり登り返した

尾根の道も木橋が崩落
右の岩のある斜面を登る

樹間に三本滝レストハウスが見えた
やっと出発点の標高を取り戻したな

背の高いナナカマドが多い

ダケカンバ・ナナカマド・カエデの三姉妹

ツルリンドウの実

花の時も見たけれど名前知らず
花より実の方が目立つなぁ

ゴゼンタチバナの葉が赤と緑
マイヅルソウの実がちらり

黄葉の小道
絨毯もきれい

小さな花を探す時期ではないので上ばかり向いて歩く

ハッとするオレンジに出会う
やっぱり紅葉は青空に映える

何回かエコーラインに出るがバスの車窓からの紅葉もよさそう

赤や

黄色の錦まにまに

登山道途中にあった簡易トイレブース
覗いてみなかったが、中に携帯トイレ（有料）あるらしい

足元の秋

ゴゼンタチバナの実
2つも齧ったのはだあれ？

ウツボグサ
残っててくれたのね

ホタルブクロもありがとう

あの階段のぼるのか...
...でも思ったより大変じゃなかった

ヤナギタンポポ？の綿毛
葉っぱや茎が紅葉してる

ヤマハハコは自然のドライフラワーに

ムシカリ（オオカメノキ）の紅葉

うわ〜すごい赤と黄！
カーブミラーが無粋すぎる...

まっ黄っ黄のアップ

冷泉小屋前の水場
苔がきれい

硫黄の匂いがたちこめているが左の岩陰から出ている流れなら大丈夫！？

ミヤマハタザオ...？

真っ赤だなー♪真っ赤だなー♪

冷泉小屋から少し車道を上ったところに登山道入口

位ヶ原山荘は営業中っぽい

向かいの水場
お昼用とお土産用に汲む

山荘前にはトイレが並ぶ

このあたりから終始山頂を見ながら登る

上のほうは紅葉ほぼ終わり

ノコンギク
葉っぱは黄色くなっちゃってるのに頑張って咲いてる

ミヤマキンバイの生き残り発見！
さすがに寒そう

真っ赤な紅葉のクロマメノキと乗鞍岳
まるでヤマツツジが咲いているかのよう

あれ！？吊尾根が見えてきた！！

がーがーと鳴いて飛び回るホシガラス
尾の先が白い

シラタマノキ

崖の上に仏像？
これがバス停名にもある宝徳霊神らしい

肩の小屋口の立派なトイレ
驚愕の水洗！手洗い場も使えます！！

近くにはなんとイワツメクサ
驚愕の連続！！

イワオトギリも真っ赤

肩の小屋で剣ヶ峰（左奥）を見ながらランチ

登頂すべく上っていくと北アルプスが見えてくる

コロナ観測所の向こうに笠ヶ岳
左奥に薬師岳、その左に黒部五郎岳
右奥に微かに見えるのは剣・立山あたり？

大黒岳〜十石山の向こうには槍〜穂
さらに右奥に東大天井〜常念〜蝶槍

エコーラインを上ってくるバスが見える

蚕玉岳（こだまだけ）から権現池を見下ろす
雲海がすごい

頂上小屋のトイレはこういうことだそう
かわいい看板

小屋前に北アルプスの展望図があった
錚々たるメンツ

さあ、あの頂上目指して最後の上り

剣ヶ峰！
鳥居と乗鞍本宮

南側は大日岳の向こうに御嶽山

南東には高天原
遠くに八ヶ岳や南アルプスがちらり

鳥居を透かして乗鞍岳北部と北アルプスが見える

本宮の裏側にも小さな祠
朝日権現社なのかな

本宮裏側から北側の絶景

猛ダッシュで下りて肩の小屋から富士見岳（右）へ向かう

いい青空に向かって登る

富士見岳山頂も360°の展望
不消ヶ池と不動岳

鶴ヶ池と休憩所がある大黒岳（右）

畳平バスターミナルと恵比寿岳〜魔王岳
中の亀ヶ池は見えない
鶴とセットだったのに残念

不消ヶ池の向こうに摩利支天岳とコロナ観測所
さらに奥に剣ヶ峰〜蚕玉岳〜朝日岳

これコマクサの枯れたのじゃない？
大黒岳に登る途中で見かけた

大黒岳山頂
広々として休憩所もある

ここまで来ると槍〜吊尾根が近い！

乗鞍スカイラインが伸びている
尖っているのは烏帽子岳

畳平への途中、鶴ヶ池の向こうに槍ヶ岳が！
バスもやってきた！！

バスで三本滝バス停まで下りて、汗を流しに湯けむり館へ立ち寄る
駐車場から乗鞍全体が見渡せた
16時でもう太陽が沈みそう

感想

kobatch

天気予報は曇りでしたが、今季最後の高山の紅葉を見に乗鞍へ。
当初は三本滝からある程度上って紅葉を堪能したら引き返すつもりでしたが、うれしいことに予想外に天気が良かったので、展望を期待して剣ヶ峰まで上り、バスで下りることに変更しました。
結果、すばらしい紅葉と北アの大展望というダブルの美しさに感動！！
ラッキーな山行となりました。