蕨山


- GPS
- 06:46
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 858m
- 下り
- 927m
コースタイム
稜線 9:07
蕨山(西峰) 10:34
蕨山(東峰) 10:46-11:33
藤棚山 12:11
大ヨケの頭(昼寝) 12:54-13:26
金比羅山 14:05
金比羅神社跡 14:08
さわらびの湯 15:02
天候 | 好天で風も無し。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
名郷バス停-稜線:雪はなし。 稜線-蕨山:所々雪や凍結箇所があるが、アイゼンは不要。 蕨山-さわらびの湯:山頂直下はかなり急で凍結している。あの角度はアイゼンに頼ると却って危険かもしれず、凍結していない箇所を探し足場にして通過する方が良いかも。 また藤棚山からの下りで、道標が壊れているため迷いやすい箇所がある。(写真18参照) |
写真
感想
週末の晴れが続いているため、去年12月16日以降7週連続で山に行っている。さすがにきついので、いい加減そろそろ雨が降らないかなとさえ思ってしまう。しかし今週も晴れた。何となく選んだのは奥武蔵である。
名郷の近く、大持山と鳥首峠の間に、ウノタワというそれはそれは美しい桃源郷のような場所があるらしい。ヤマレコの一部で話題になっているようで、一度行ってみたいと思っていた。しかしできれば人が少ない時に行きたい。バスの乗客約10人の動向を見て、ウノタワ方面の客が多ければあきらめて蕨山に向かおう。
名郷で全員が降りる。最初の若者はウノタワ方面の西へ向かった。次の二人組も。次々と西に行く列が続く。そして最後の三人組は……やはり西へ。これで決まった。今日は蕨山にしよう。また来る機会はあるだろう。それにしても、そんなにみんな見たいのか、ウノタワ。
いや、後から考えると大持山とか武川岳に行ったのかもしれないが。
蕨山は3回目、8年振りである。最初に来た時は大雪に苦労したが、今日は意外に少ない。まず稜線までは全く現れず、その後もアイゼン無しで歩ける程度である。雪を見る限り、先週末以来誰も通っていないように思われる。こんなに急坂だっただろうかと重いながら、ロープが付けられた岩場を登る。そして山頂直下へ。
実は、蕨山は双耳峰である。一般に蕨山山頂と紹介されているのは東峰で、奥武蔵の山々が一望に望める。しかしそれとは別に西峰が存在する。そして西峰の方が10m余り標高が高い。つまり蕨山の真の山頂は西峰と言って良い。その西峰を訪問すると、周囲は木々に覆われて、山頂表示も何もなく、ただケルンが積まれている地味な場所であった。8年前はここで三角点を探したが、もともとそのようなものは無い。
そして東峰へ。ここはやはり眺めがよい。木々が生長していなかった昔は360度のパノラマが見られたそうだが、今でも素晴らしい展望である。かすかに浅間山や榛名山などが見える。到着時には私一人だったが、昼食を食べていると3人ほどが後から登ってきた。
個人的に最大の難所が、山頂から1段下りて2段目の急坂である。前回は、MTBで下ろうとしていた若者があわや下まで転落しそうになるところを見た。その前は、犬連れの登山客の犬が立ち往生しているのを見た。今回も道が凍結していて難易度が高い。ここのためだけにアイゼンを着けるのも面倒くさいので、氷がないところを慎重に選んで下りる。
この後は、奥武蔵屈指の素晴らしい登山道である。川又まで稜線を辿るが、原生林の中を行く割合と平坦な道で、なかなか飽きない。この道のために蕨山に登るようなもので、今回も十分に堪能できた。今日は気温が高くて気持ちよく、大ヨケの頭で30分近く寝てしまった。
金比羅神社跡に着く。『跡』と言うのは平成12年に落雷で焼失したからで、今でも周囲の木々にその焼け跡が残っている。しかし7年前に来た時に比べるとそれも風化しているように見える。やがて火事の痕跡も完全に無くなってしまうのだろう。
最後の登山口へのルートで、何故か開発中の林道に入ってしまった。これは多分間違いで、下から登る時には普通の細い登山道に入るのが正しい。
下山と同時にバスが到着したが、さわらびの湯に入って時間を過ごした。
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