北の比叡山と謳われた信仰の岩峰「霊山」

2020年10月25日(日) [日帰り]

• GPS: 04:35
• 距離: 10.9km
• 登り: 862m
• 下り: 858m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:11
• 休憩: 1:19
• 合計: 4:30

5:34 霊山登山口
5:46 6:11 宝寿台
6:16 6:16 日暮岩入口
6:30 6:37 弁天岩
6:41 6:42 大山祇神社跡
6:44 6:44 弁天岩
6:51 6:53 五百羅漢岩
6:55 6:55 天の釣舟
7:00 7:02 望洋台
7:06 7:07 五百羅漢岩
7:16 7:18 霊山
7:22 7:27 霊山城跡
7:27 7:27 西物見岩
7:36 7:42 釣瓶落とし岩
7:48 7:49 日枝神社跡
7:52 7:56 天狗岩 展望所(霊山)
8:05 8:08 ワシ岩展望所
8:10 8:10 不動岩桟道
8:16 8:25 八方観
8:32 8:32 不動岩桟道
8:35 8:35 ワシ岩展望所
8:48 8:49 三角点
9:02 9:02 天狗岩 展望所(霊山)
9:08 9:08 釣瓶落とし岩
9:16 9:18 西物見岩
9:20 9:20 霊山城跡
9:27 9:29 護摩壇
9:31 9:31 親不知子不知
9:39 9:40 天狗の相撲場
9:42 9:46 国司沢展望所
9:50 9:50 日暮岩入口
9:54 9:55 宝寿台
10:04 霊山登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●登山口の駐車場を利用
・駐車スペースは100台程度
・公衆トイレあり
・登山ポストやルート標識あり

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：4（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
　※紫明峰周辺は「2〜3」
★体力難易度　：2（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：3（難5・4・3・2・1易）鎖場、アイゼン等の頻度や時間等
★登山道の眺望：4（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：3（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：約30人】


◆登山道の状況（霊山城跡より南側の区域）
・登山口から霊山城跡までは、幹線的な遊歩道が整備され歩きやすい。
・登山道の周辺に奇岩や巨岩といった名勝が点在し、そこに至るまで支線が整備されている。幹線に比べ道幅は狭いが普通の登山道といった感じで、特に危険性を感じる箇所はない。
・要所の奇岩等は、大半の箇所が梯子を使って岩の上に登れたり、正面に眺めることができる。また、梯子がない岩も登ることが可能なものもあり、幅広いレベルの人が楽しむことができそう。

◆登山道の状況（霊山城跡より北側・紫明峰周辺）
・霊山城跡より北側は、入山者が比較的少なく静かな山歩きができる。
・城跡から天狗岩までは緩やかな樹林帯歩きとなる。
・天狗岩から八方観周辺の岩壁や巨岩等は紫明峰と呼ばれ、大迫力の巨岩の直下を歩いたり、風光明媚な風景を眺めて歩くことができる。
・紫明峰周辺の登山道は、技術難度は高くないが、南側区域に比べ補助的なロープや鎖等もあるので注意して歩こう。
・紫明峰近くのピーク（標高791.5m三角点）は、踏み跡はあるが登山道はない。特に難しいところはないが、眺望もないので特に立ち寄らなくてもよいだろう。

写真

10/24 5:30

日の出30分前。
少し明るくなり、霊山の岩峰が見えてきた。

10/24 5:32

ふむふむ。
急遽決めたので下調べしておらず、ルートを確認して出発！

10/24 5:34

まずは登山口から車道を少し歩く。

10/24 5:41

序盤は整備された遊歩道を進む。

10/24 6:11

まずは、最初のスポット、「宝寿台」に到着。

10/24 5:55

「宝寿台」まで梯子を使って登る。

10/24 5:52

「宝寿台」の眼下には出発した登山口が見える。

10/24 6:11

「宝寿台」はピークが2つあり、梯子がない岩場も自己責任で登ることが可能。

10/24 6:09

梯子のない「宝寿台」に登ると日の出時刻に。
東の空に雲がありご来光はイマイチ。

10/24 6:13

要所の標識があり、ルートは分かりやすい。

10/24 6:14

次は、「見下ろし岩」

10/24 6:14

「見下ろし岩」から朝日を望む。

10/24 6:16

分岐を右折し、遊歩道的な本線を外れ山頂方面に向かう。

10/24 6:18

「日暮岩」
ここもちょっとした梯子で登り、

10/24 6:18

「日暮岩」から美しい眺望を見渡す。

10/24 6:20

5分ほどトラバース的な登山道を進むと、

10/24 6:29

「弁天岩」に到着。
ここも宙に浮いた梯子を使う。

10/24 6:36

「弁天岩」の先端部は、前の写真の大岩の裏側から行ける。

10/24 6:35

「弁天岩」の先端から眺める「錦霞渓」の巨岩。

10/24 6:40

弁天岩から更に奥に進み、壁のような巨岩の下を歩くと、

10/24 6:41

「大山祗神社跡」に到着。
今は小さな社があり、安全祈願を参拝。

10/24 6:50

歩いてきた道を引き返し、次は山頂方面へ。
途中の「五百羅漢岩」に立ち寄る。

10/24 6:52

「五百羅漢岩」をよじ登ると、こんな感じに一望できる。

10/24 6:54

寄り道をしていると、あっという間に山頂稜線が見えてきた。

10/24 6:59

山頂東側の「望洋台」から太平洋を見渡す。
霞のような水平線が広がる。

10/24 7:01

次は「猿跳ね岩」を眺める。

10/24 7:03

更に1分ほど歩くと、「蟻の戸渡り」を通過。
北側は急崖だが、有名な戸隠山に比べ普通に歩くことができる。

10/24 7:07

更に「天の釣舟」に寄り道。
正面の大岩の裏に周ると、

10/24 7:06

少し浮いているのが舟みたいって感じかな。

10/24 7:08

山頂稜線は岩場はなく緩やかで歩きやすいね〜

10/24 7:14

「学問岩」

10/24 7:16

最高峰となる山頂の「東物見岩」に到着。

10/24 7:16

「東物見岩」から北東側の眺望。

10/24 7:23

山頂から10分弱歩き、霊山城跡へ。
時間があるので、「紫明峰」まで行ってみることにした。

10/24 7:25

霊山城跡から「紫明峰」を望む。

10/24 7:27

「紫明峰」までは日枝神社跡まで緩やかに下っていく。

10/24 7:38

その前に「釣瓶落岩」に、またまた寄り道。

10/24 7:35

「釣瓶落岩」の上に立ち、周囲の岩峰を望む。

10/24 7:41

「釣瓶落岩」から霊山城跡から歩いてきた稜線を振り返る。

10/24 7:36

「釣瓶落岩」から西側の眺望。
東吾妻山や一切経山を覆っていた雲が無くなり山体が見えてきた。

10/24 7:36

「釣瓶落岩」から福島市街を望む。

10/24 7:42

徐々に近づく「紫明峰」の岩壁。

10/24 7:40

なかなか風光明媚な山だね〜

10/24 7:48

日枝神社跡を通過し、標識を確認し分岐を右折する。

10/24 7:53

「天狗岩」＆「稚児岩」

10/24 7:53

「天狗岩」は「ゴリラ岩」とも言われるらしい。
確かに岩峰の上部は顔に見えるね〜

10/24 7:54

霊山城跡から歩いてきた稜線を振り返る。

10/24 7:59

「紫明峰」に到着。
と言っても、紫明峰はこの辺り一帯の岩壁や岩峰のこと。

10/24 7:59

「紫明峰」の標識から眼下を眺めるとこんな感じ。

10/24 8:02

更に奥に進んでいく。
特段の危険性はないが、霊山城跡周辺の登山道に比べ整備度はイマイチ。

10/24 8:05

ワシ岩は、木々が多く良く見えず。

10/24 8:09

更に岩のトンネルをくぐったり、

10/24 8:11

片桟橋を通過する。
黒部渓谷の下ノ廊下に似ているが、支障なく通過可能。

10/24 8:11

片桟橋の上部は岩壁が立ちはだかる。

10/24 8:12

「不動岩」を通過。

10/24 8:17

今回の最終目的地である「八方観」に到着。

10/24 8:31

八方観から西側を一望。
安達太良山（左）と吾妻山（右）。

10/24 8:41

復路は、紫明峰にある三角点に立ち寄るため、登山道を外れ主稜線へ。

10/24 8:49

踏み跡を辿り、標高791.5mの三角点に到着。

10/24 9:01

では、戻ろう。
そのまま主稜線に沿って、日枝神社跡へ。

10/24 9:17

2度目の霊山城跡に戻ってきた。

10/24 9:27

復路は名勝の「護摩壇」に立ち寄る。

10/24 9:28

「護摩壇」は、人的に岩壁をえぐられるようにして造られており眺望もよい。

10/24 9:29

修験僧らが作ったのかな〜

10/24 9:29

親不知・子不知を通過。

10/24 9:35

紅葉は色づき始め。
これからが見頃だね〜

10/24 9:38

「天狗の相撲場」

10/24 9:44

巨岩が林立する「国司沢」を眺め、

10/24 9:59

最後は遊歩道を下り、

10/24 10:03

登山口に到着。

10/24 10:05

駐車場から霊山の岩壁を見上げる。
お疲れ様でした！

撮影機器：

PowerShot G5 X Mark II CANON

感想

Joker

秋が深まるとともに日本海側は冬の気配を感じる時雨れ模様になってきました。
少しでも天候が良い太平洋側へ。
当初は吾妻連峰の未踏の山域に向かいましたが、強風と視界不良で急遽、さらに東に移動し、辿り着いた先は古来に北の比叡山と呼ばれた「霊山」。

下調べが不十分だったので、登山口の標識で歩くルートを決め、夜明けとともに出発してみました。
奇岩、巨岩、岩壁の名勝が点在する山は、公園のアスレチックを周るかのようですが、変化に富んだ山歩きは刺激もあり楽しめました。
紅葉は少し早かったですが、見頃を迎える11月中旬頃まで、紅葉に映える岩峰を満喫できると思います。