小金沢連嶺縦走 大峠でテント泊 秀麗富岳を巡る山旅
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 1,328m
- 下り
- 2,535m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:30
天候 | 初日 曇り/晴 2日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースを通じて危険個所は無いが、①踏み跡が薄いうえに大量の落ち葉で更に不明瞭②倒木でルートが遮られる個所が多い③道標類が少ない、などの諸要因で非常に時間を要した |
写真
感想
4年ぶりのテント泊山行はアクシデントの連続。
初日、御茶ノ水で乗り換えた中央線快速は高尾行との当初の予定が青梅行に変更。高尾での中央本線への乗り継ぎのため、一本遅い電車に変更を余儀なくされる。結果、甲斐大和駅には25分遅れの到着。それでも9:20のバスには間に合うとたかを括っていたが、そこで目にしたのは久しぶりの晴れ予報の週末に繰り出した登山客の群れ群れ群れ(自分もその一人)。栄和交通は必死に増便を試みるも追いつかず、登山開始は予定の一時間遅れ。秀麗富岳を巡るはずが展望は無し。雨男の自分としては降らないだけ良しとしなければならないか・・・黒岳からの下りは薄い踏み跡が倒木に遮られ、思いのほか時間を要し、宿泊地である大峠に到着したのは日没の30分前。まったりとテント泊を楽しむには遠く及ばないながら。最後にこの日初めての雄大な富岳を仰ぐことが出来たのは、それだけでも来た甲斐があったと思わせた。車中泊の方と明日の快晴を確認しあい、一日を終える。
2日目、当初の予定を繰り下げて大峠で暁光の富岳を楽しんだ後、雁ヶ原摺山では旧500円札に描かれた富岳を目の当たりにし、思わず感嘆の声が漏れる。しかしながらその後の道程は苦難の連続。登山道を見失い何度も行き来を繰り返したため、大幅に時間を費やす。特に大垈山直下の登山道はエアリアと異なり尾根のやや下方であることに戸惑い大幅に時間をロスしたことで心が折れ、サクラ沢峠からの下山を決意。その後の下山路でも迷い、偶然通りかかった他の登山者の方に助けられやっとのことで下山。大月駅まで1時間半の下界の道中では疲れ果て、大月駅付近でも道を誤るという体たらく(笑)
とはいえ、当初不安であった夜間の寒さについては、風を遮れる休憩舎にテントを張ることが出来たことで快適に過ごせた。テント泊装備を背負いながらも、道を探し行ったり来たりする体力がまだ残っていることも確認できた。何よりも、めったにない快晴に恵まれ、記憶に残る富士山の展望を得られたのは何にも代えがたい経験。
思えば「アクシデント」と冒頭に述べたが、到着が遅れることも道を誤ることも「想定される事象」であり、それも想定した計画をたて、読図能力を高め、或いはGPSなどの装備も用意するのもなすべき準備。この経験を活かしテントを担いで山を歩きつづけたい。キングカズだってまだまだ現役だし
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