(百高山)三ノ沢岳からの凍傷により宝剣撤退
- GPS
- 06:37
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 913m
- 下り
- 853m
コースタイム
天候 | 朝一は快晴もガスからの吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
6時にバス停のチケット売り場に並んで、臨時2便目に乗れました。 駒ヶ根駅から乗った方が確実なのかな? |
写真
感想
百高山スタンプラリーと宝剣岳登頂を目指して、テント泊で中央アルプスに行ってきました。
週の前半は晴れ予報でしたが、前夜の天気予報では一転、荒れ模様の予報。
テント張れなさそうな風だったら諦めて下山する計画に変更。
朝一は晴れていい天気も、昼に近づくにつれて西側からの強風と降雪。
三ノ沢岳へは、いったん下がってから登るルートで、
道幅は狭くハイマツにあたりながら登ります。たまに出っ張った木に脚とかぶつけます。
途中、踏み抜き地獄もありましたが、先行の方が踏み抜いてくれてたので、
心して踏み抜くことができました。(突然踏み抜くとビビる)
右手には今年1月に登って、自分の中で1番激戦だった上松Aルートが見えます。
あのルートの全容を見れたのは感慨深いです。
山頂に着くころには展望は全くなく、ささっと下山。
グローブが濡れてんなとは思ってましたが、宝剣岳の手前で替えようと思い、そのまま行動。
宝剣岳の手前で西からの爆風の中準備してたら、一瞬で指の感覚がなくなり
慌ててグローブを外すと凍傷になっていました。
急いでグローブを交換して、ぐーぱーしてみましたが指が動かないので撤退判断です。
グローブの中に指があるのか不安になるくらい感覚がなくなりながら、極楽平に到着。
そこから千畳敷に下るルート上に5メートルくらいの垂直な箇所があり、
普段ならアイゼンつけてキックステップで降りたいのですが、
親指しか動かないのでアイゼンが装着できません。
手を回復させようにも稜線上なので爆風に晒されることになり、そちらの方が危ないと思い、
右手にウィペットを握りしめて降下開始。
斜面は固くしまっているのでピックはよく効きますが、
斜面を蹴ってもなかなかステップができません。
キックの鬼になりながら、3点確保で慎重に降下完了。久しぶりに怖かった。
邪魔だと思ってたけど、ウィペットもってきて本当に良かった。
そして皮肉なことに、この必死の行動で指が温まって動くようになってました。
また登り返す気も無いので下山開始。
途中、14時ごろに登ってくる親子連れと遭遇しました。
心配になって声をかけてみると、これから宝剣岳を越えるそうです。
西側から爆風がふいていて、自分も撤退したことを伝えて、やめた方がいいと伝えるも
「行くだけ行ってみます」ということで、それ以上は口を出せないので下山しました。
ロープウェイ駅について、山岳警備の人いないかなと思い係員の人に聞いてみるも、
常駐はしていないとのこと。
「危ない人(失礼)が居たので気にかけて下さい」と伝えて、自分は下山しようかなと思いましたが何かあったら夢見が悪いので、
極楽平まで戻って様子を見に行くことにしました。
2800メートル地点まで登ると、向こうから親子連れが降りてきました。
やはり風が強いので引き返したということで、撤退判断した親御さんGJです。
結果を確かめられたので心置きなく下山して、美味しいお酒を飲むことができました。
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