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Yamareco

記録ID: 268447
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

権現岳・小泉ルートで厳冬期テント泊

2013年02月09日(土) 〜 2013年02月10日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
29:10
距離
12.5km
登り
1,473m
下り
1,475m

コースタイム

1日目 10:26小荒間〜10:44小泉口登山道〜11:26八ヶ岳神社11:34〜14:17ヘリポート跡(幕営)
2日目 6:50ヘリポート跡〜7:12木戸口〜9:07三ッ頭9:33〜10:30権現岳10:36〜11:21三ッ頭11:37〜12:48ヘリポート跡(撤収)13:47〜14:55八ヶ岳横断歩道十字路15:01〜15:25小泉口〜15:36小荒間
天候 2日間とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小荒間の交差点のゲート横に駐車。
コース状況/
危険箇所等
・権現直下のトラバースは一部岩が出ているので注意。
・八ヶ岳神社から上の広い林はルートをロストしやすい。
・テープは要所要所にあるがトレースは鹿のものと混じり判り難い。
・木戸口から上は雪が深い。一部東側に雪屁あり。
・森林限界を越えると雪が硬くなり歩きやすい


*詳細な写真、記事は以下のブログにて順次。
http://shonan406.blog134.fc2.com/blog-entry-513.html
八ヶ岳PAから見た権現岳。左から編笠〜ノロシ場〜無名ピーク〜ギボシ〜権現〜三ッ頭。
2013年02月09日 10:00撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 10:00
八ヶ岳PAから見た権現岳。左から編笠〜ノロシ場〜無名ピーク〜ギボシ〜権現〜三ッ頭。
小荒間に駐車。
2013年02月09日 10:14撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 10:14
小荒間に駐車。
冬季テント泊でフル装備。重い・・・
2013年02月09日 10:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 10:39
冬季テント泊でフル装備。重い・・・
小泉登山口。
2013年02月09日 10:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 10:44
小泉登山口。
明るいカラマツ林を緩やかに行く。
2013年02月09日 11:01撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 11:01
明るいカラマツ林を緩やかに行く。
八ヶ岳神社を過ぎると、八ヶ岳横断歩道と交わる。
2013年02月09日 11:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 11:44
八ヶ岳神社を過ぎると、八ヶ岳横断歩道と交わる。
前方に見える尾根を目指して乗り上がる。
2013年02月09日 12:11撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 12:11
前方に見える尾根を目指して乗り上がる。
尾根に乗ると新しいトレースがあった。
2013年02月09日 12:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 12:44
尾根に乗ると新しいトレースがあった。
雲海。夏は一面の笹原になる所だ。
2013年02月09日 12:54撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 12:54
雲海。夏は一面の笹原になる所だ。
木戸口公園とあるが、今日はヘリポート跡まで。
2013年02月09日 13:38撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 13:38
木戸口公園とあるが、今日はヘリポート跡まで。
重荷が堪える。ガンバレの言葉に元気をもらう。
2013年02月09日 13:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 13:50
重荷が堪える。ガンバレの言葉に元気をもらう。
深い樹林帯に入る。
2013年02月09日 14:06撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 14:06
深い樹林帯に入る。
開けた場所に出た。ヘリポート跡だ。
2013年02月09日 14:11撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 14:11
開けた場所に出た。ヘリポート跡だ。
この日は予定通りここでテントを張った。
2013年02月09日 15:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 15:34
この日は予定通りここでテントを張った。
甲府盆地の向こうに富士を望む。
2013年02月09日 17:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 17:12
甲府盆地の向こうに富士を望む。
日が落ちると街にはライトが点り存在感を増していく。
2013年02月09日 17:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 17:52
日が落ちると街にはライトが点り存在感を増していく。
テントの灯りと街の明りそして星の瞬。
2013年02月09日 18:08撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 18:08
テントの灯りと街の明りそして星の瞬。
満天の星空。
2013年02月09日 20:29撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 20:29
満天の星空。
星空の下、南アのシルエット。
2013年02月09日 20:33撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/9 20:33
星空の下、南アのシルエット。
翌朝、富士山が焼けた。
2013年02月10日 06:38撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 6:38
翌朝、富士山が焼けた。
富士山にズーム。
2013年02月10日 06:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 6:42
富士山にズーム。
日の出。
2013年02月10日 06:41撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 6:41
日の出。
北岳・甲斐駒・千丈が朝陽に輝く。
2013年02月10日 06:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 6:42
北岳・甲斐駒・千丈が朝陽に輝く。
スノーシューを履いて権現岳に向かいます。
2013年02月10日 06:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 6:50
スノーシューを履いて権現岳に向かいます。
木戸口公園。公園と言っても何もありません。
2013年02月10日 07:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 7:12
木戸口公園。公園と言っても何もありません。
前方の三ッ頭に向かい尾根が伸びている。
2013年02月10日 07:17撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 7:17
前方の三ッ頭に向かい尾根が伸びている。
先行者は同じくヘリポート跡でテン泊したカップル。
2013年02月10日 07:19撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 7:19
先行者は同じくヘリポート跡でテン泊したカップル。
雪が多くなってきた。
2013年02月10日 08:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 8:12
雪が多くなってきた。
この辺りは強風でクラストしている。
2013年02月10日 08:45撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 8:45
この辺りは強風でクラストしている。
右の尖がりピークが権現。
2013年02月10日 08:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 8:46
右の尖がりピークが権現。
天女山からのルートを併せてここから稜線を辿る。
2013年02月10日 09:02撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 9:02
天女山からのルートを併せてここから稜線を辿る。
天女山からの登山者は多く、ここからは明瞭なトレースとなる。
2013年02月10日 09:03撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 9:03
天女山からの登山者は多く、ここからは明瞭なトレースとなる。
三ッ頭のピーク。
2013年02月10日 09:07撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 9:07
三ッ頭のピーク。
三ッ頭からは南八の絶景。権現〜阿弥陀〜中岳〜赤岳。
2013年02月10日 09:08撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 9:08
三ッ頭からは南八の絶景。権現〜阿弥陀〜中岳〜赤岳。
三ッ頭山頂にスノーシューをデポ。ここからはアイゼンで行く。
2013年02月10日 09:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 9:46
三ッ頭山頂にスノーシューをデポ。ここからはアイゼンで行く。
権現に向かう登山者が見える。岩峰の下をトラバースするポイントが核心部だ。
2013年02月10日 09:58撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 9:58
権現に向かう登山者が見える。岩峰の下をトラバースするポイントが核心部だ。
核心のトラバース。
2013年02月10日 10:17撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 10:17
核心のトラバース。
トラバースをこなすと権現の山頂が見えた。
2013年02月10日 10:20撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 10:20
トラバースをこなすと権現の山頂が見えた。
阿弥陀岳山頂。
2013年02月10日 10:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 10:31
阿弥陀岳山頂。
権現山頂から勇壮な厳冬期の阿弥陀〜赤岳。
2013年02月10日 10:30撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 10:30
権現山頂から勇壮な厳冬期の阿弥陀〜赤岳。
網笠〜ノロシ場〜 網笠の基部に青年小屋が見える。
2013年02月10日 10:37撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 10:37
網笠〜ノロシ場〜 網笠の基部に青年小屋が見える。
下山。トラバースポイントは雪が緩んで足元が崩れやすくなっていた。
2013年02月10日 10:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 10:42
下山。トラバースポイントは雪が緩んで足元が崩れやすくなっていた。
三ッ頭まで戻ると雲が取れて快晴になっていた。
2013年02月10日 11:37撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 11:37
三ッ頭まで戻ると雲が取れて快晴になっていた。
富士山を正面に稜線を辿る。
2013年02月10日 11:37撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 11:37
富士山を正面に稜線を辿る。
木戸口公園方面へ。正面には鳳凰三山・北岳・甲斐駒・千丈・鋸岳と並ぶ。
2013年02月10日 11:41撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 11:41
木戸口公園方面へ。正面には鳳凰三山・北岳・甲斐駒・千丈・鋸岳と並ぶ。
テントに戻ってきた。
2013年02月10日 12:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 12:48
テントに戻ってきた。
撤収して下山。他2パーティはすでに下山してます。
2013年02月10日 13:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 13:48
撤収して下山。他2パーティはすでに下山してます。
人のトレースと思っていたらいつしか鹿のトレースを追っていた。
2013年02月10日 14:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 14:42
人のトレースと思っていたらいつしか鹿のトレースを追っていた。
八ヶ岳横断歩道まで来た。
2013年02月10日 14:58撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 14:58
八ヶ岳横断歩道まで来た。
林道に出た。
2013年02月10日 15:25撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2/10 15:25
林道に出た。
撮影機器:

感想

トレースは無いと覚悟して入った小泉ルートでしたが、他に2パーティが入っていました。八ヶ岳神社から上の林で一旦ルートを外しましたが、尾根に乗ってからはテープとトレースがあり、それを追って歩けました。まださほど雪が深くなかったのですが、ザックの重さに閉口。早々にスノーシューを装着して肩の荷重を減らしました。
徐々に雪が深くなり、ザックの重さと体重を併せると90kg近い重さで、スノーシューを履いていても所々で雪に沈み込みます。トレースに助けられながら何とかヘリポート跡に到着。この日はここでテントを張りました。ヘリポート跡地は甲府盆地に開けた気持ちの良い場所で、富士山と南アルプスの眺望が素晴らしい。
陽が落ちてからの夜景と満天の星空も最高でした。

翌日明るくなるのを待って出発。すでにテントを張っていた二人組が出発しており、足跡が残っていました。ここから三ッ頭の稜線までは雪が深い。基本的に尾根を辿って行きますが、所々で木々が行く手を遮り東側を巻きます。小さいながら雪屁があるので踏み抜きに注意。森林限界を越えると風が一気に強くなりますが、雪が硬くなり歩きやすい。稜線に上がると天女山からのルートを併せてトレースは明瞭。三ッ頭からは勇ましい南ヤツの眺望が良い。ここででスノーシューをデポ、アイゼンに履き替え権現のピークを目指しました。権現直下のルンゼ状の斜面を左上にトラバース。トラバースは一部岩が張り出していて山側にピッケルを刺せない部分が怖いがあとは足場がしっかりできているので大丈夫。トラバース後、上り詰めれば権現のピークに到着。狭い山頂は長居は無用。写真を撮ったらすぐに引き返します。途中から風が一層強まり、真っ直ぐあるけないくらいになりました。フラフラになりながら三ッ頭まで戻りスノーシューをザックに括り付けて来た道を辿ります。
 テントを撤収して重いザックを背負って下山しました。帰りはスノーシューもザックに付けてたので重くて重くて・・・広いカラマツ林で道をロストしそうになりながら何とか無事に車に到着しました。

 三ッ頭まで上がると人がグンと増えたので、天女山ルートから上がってくる人は多いようですが、この小泉ルートで上がる人は断然少ない。
今回トレースがあって楽できましたが、全くなければ相当苦しかったと思います。
自分でルートを探して自分で道を作って・・・自己完結型の雪山登山をしたい人にはお勧めです。(TONO)

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