権現岳・小泉ルートで厳冬期テント泊


- GPS
- 29:10
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,473m
- 下り
- 1,475m
コースタイム
2日目 6:50ヘリポート跡〜7:12木戸口〜9:07三ッ頭9:33〜10:30権現岳10:36〜11:21三ッ頭11:37〜12:48ヘリポート跡(撤収)13:47〜14:55八ヶ岳横断歩道十字路15:01〜15:25小泉口〜15:36小荒間
天候 | 2日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・権現直下のトラバースは一部岩が出ているので注意。 ・八ヶ岳神社から上の広い林はルートをロストしやすい。 ・テープは要所要所にあるがトレースは鹿のものと混じり判り難い。 ・木戸口から上は雪が深い。一部東側に雪屁あり。 ・森林限界を越えると雪が硬くなり歩きやすい *詳細な写真、記事は以下のブログにて順次。 http://shonan406.blog134.fc2.com/blog-entry-513.html |
写真
感想
トレースは無いと覚悟して入った小泉ルートでしたが、他に2パーティが入っていました。八ヶ岳神社から上の林で一旦ルートを外しましたが、尾根に乗ってからはテープとトレースがあり、それを追って歩けました。まださほど雪が深くなかったのですが、ザックの重さに閉口。早々にスノーシューを装着して肩の荷重を減らしました。
徐々に雪が深くなり、ザックの重さと体重を併せると90kg近い重さで、スノーシューを履いていても所々で雪に沈み込みます。トレースに助けられながら何とかヘリポート跡に到着。この日はここでテントを張りました。ヘリポート跡地は甲府盆地に開けた気持ちの良い場所で、富士山と南アルプスの眺望が素晴らしい。
陽が落ちてからの夜景と満天の星空も最高でした。
翌日明るくなるのを待って出発。すでにテントを張っていた二人組が出発しており、足跡が残っていました。ここから三ッ頭の稜線までは雪が深い。基本的に尾根を辿って行きますが、所々で木々が行く手を遮り東側を巻きます。小さいながら雪屁があるので踏み抜きに注意。森林限界を越えると風が一気に強くなりますが、雪が硬くなり歩きやすい。稜線に上がると天女山からのルートを併せてトレースは明瞭。三ッ頭からは勇ましい南ヤツの眺望が良い。ここででスノーシューをデポ、アイゼンに履き替え権現のピークを目指しました。権現直下のルンゼ状の斜面を左上にトラバース。トラバースは一部岩が張り出していて山側にピッケルを刺せない部分が怖いがあとは足場がしっかりできているので大丈夫。トラバース後、上り詰めれば権現のピークに到着。狭い山頂は長居は無用。写真を撮ったらすぐに引き返します。途中から風が一層強まり、真っ直ぐあるけないくらいになりました。フラフラになりながら三ッ頭まで戻りスノーシューをザックに括り付けて来た道を辿ります。
テントを撤収して重いザックを背負って下山しました。帰りはスノーシューもザックに付けてたので重くて重くて・・・広いカラマツ林で道をロストしそうになりながら何とか無事に車に到着しました。
三ッ頭まで上がると人がグンと増えたので、天女山ルートから上がってくる人は多いようですが、この小泉ルートで上がる人は断然少ない。
今回トレースがあって楽できましたが、全くなければ相当苦しかったと思います。
自分でルートを探して自分で道を作って・・・自己完結型の雪山登山をしたい人にはお勧めです。(TONO)
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