西穂高岳独標



- GPS
- 44:42
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 587m
- 下り
- 593m
コースタイム
09:35 松本駅
10:20 新穂高温泉行きバス
12:30 新穂高温泉ロープウェー
14:08 西穂ロープウェー
15:13 西穂山荘
2013.02.10
09:08 西穂山荘
10:34 西穂独標
11:15 西穂山荘
2013.02.11
10:07 西穂山荘
10:50 西穂ロープウェー駅
天候 | 2013.02.09 曇り後晴れ 2013.02.10 雪時々曇り 2013.02.11 雪時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
07:00 新宿発スーパーあずさ 10:25 松本発新穂高ロープウェー行きバス 13:00 ロープウェー |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェー駅〜西穂山荘:冬季登山道。赤旗、標識多く安心。積雪量によってはアイゼン必要。 西穂山荘〜丸山:アイゼン必要。赤旗あるが広い尾根のためホワイトアウトするとルートロスするかも。 丸山〜西穂独標:稜線歩き。あまり信州側に寄りすぎると雪庇に乗るかも。 独標直下が核心部でそこそこの傾斜、岩も露出しているためアイゼンワークが要求される。 |
写真
感想
ho冬山を始めた友達と八ヶ岳の硫黄岳、天狗岳と登ってきて次はどこにしようか話してたところ、西穂独標の案が浮上した。
ちょうどNHKで西穂の特集がされたこともあり、タイムリーと喜んで情報収集し、3連休を利用して登ってきた。
2013.02.09
14:09 始発のスーパーあずさ、松本から新穂高ロープウェーへのバスを利用し、ロープウェー駅を出発。天気はあまりよろしくない。今日は晴れ予報なんだが。
雪の回廊を進み、やがて登山道に入った。雪の状態からアイゼンは必要ないだろうとそのまま登る。キックステップのいい練習になるだろう。
アップダウンが多少あるものの、赤旗と標識が随所にあって不安はない。設営されたスタッフに感謝だ。
15:14 予想外に早く西穂山荘到着。あいにくのガスで真っ白。ついでに降雪も確認される。受付を済ませてから適所を踏み固めて設営準備に取り掛かる。
今回は友達のステラリッジ(夏仕様)だが、他にも冬用外張りをつけてないパーティーを見かけた。
16:40 雪の結晶に喜んだり、担ぎ上げた酒の撮影に勤しんでから夕飯の準備に取り掛かる。
今夜のメニューは豚生姜焼き定食。豚ロースと玉ねぎを炒めて生姜チューブを加え、醤油+酒で整える寸法だ。
17:00 何やら外で歓声が上がり、覗いてみると晴れ間が出ているではないか!これは撮影せねばと夕飯準備を中断してカメラ片手に外へ。
実に素晴らしい夕焼けだった。徐々に雲が減り、紅色に雪が染まる頃に少し丸山方面に登り、日の入りを眺める。言葉にできないほどの美しさ。だが、寒さも尋常ではない。
指の感覚が途切れて危険を感じ、すぐにテントに戻った。
20:00 豚生姜焼きを堪能し、持ってきたスパークリング・ロゼに舌鼓を打って就寝となった。友達は#1+カバーでは寒かったようだ。俺は#3+カバーだが、ウエスタンマウンテニアリングのフライト上下で武装してたんであまり寒さは感じず、割とよく眠れた。
2013.02.10
07:30 何度か二度寝してから起床。というよりテントに当たる風と雪の音でどうするか悩んでたという言訳をしたい。朝飯のペミカン豚汁うどんを食べて、独標を目指すことにした。
09:25 独標へ向けて出発。風雪がそこそこ強く、風上を向くと痛い。状況悪化もしくは11:00の段階で撤退と決めて登り始める。
09:33 あっさりと丸山到着。あれ?意外と行けそうか?赤旗はあるが広い尾根のため、ホワイトアウトすると面倒な気がする。
さらに独標へ向けて進む。途中から信州側に小さな雪庇ができていたりと、なかなか楽しませてくれる。やはりホワイトアウト時のルートファインドに注意が必要だな。
少しすると太陽が覗き、独標とピラミッドピークが確認できた。この分だと11:00前には到達できるだろう。
独標手前の鞍部へ降りるあたりから飛騨側を歩く岩と雪のミックスになり、気を引き締める。鞍部から独標までは急登であり、狭いのですれ違い注意だ。
10:22 一気に登り詰めればそこは独標山頂。ちょっした岩に上がっていつもの『もう何も怖くない』のポーズを友達に撮影してもらう。たまたまピラミッドピークが姿を現したため、なかなかいい写真が撮れた。感謝感謝。
すぐにまたガスにまかれて何も見えなくなったため、さっさとテン場に戻ることにした。
独標直下は急登、つまり降りもなかなかの傾斜だが友達は問題なくついてきた。
これなら文三郎尾根〜赤岳〜地蔵尾根も行けるんじゃないかな?楽しみが増えた。
途中数パーティーとすれ違ったが、中にはストックオンリーな2人組もいてびっくり。落ちたら止まらんぞ、ストックでは。
10:55 丸山に戻ると立派な三脚とカメラを構えた人たちが撮影に勤しんでた。一瞬のチャンスを待っているのかな。根性無しの俺はさっさと帰りたいんで、丸山標識を撮影してテント場へ。
11:15 テントに戻って宿泊を追加し、とりあえずワインで乾杯といく。登頂後の美酒は想像以上に美味く、あっという間に1本空けてしまった。
16:00 だらだら昼寝して夕食の準備に取り掛かる。
途中で山荘の放送で救助要請があったとかで山荘のスタッフが捜索に出ているとか。この天候では大変だろうな。
その後トイレに立ったら岐阜県山岳救助隊の方々が山荘に到着していた。今から行くのかなと疑問に思った。明るいうちに戻ってこれないと思うけど、微妙な時間帯だった。
さて、今夜は餃子定焼き定食だ。吹雪いているようで、夕陽は期待できない。ビールと餃子を堪能し、さらにエリンギ炒めも作って満足した。
昨夜寒かったという友達の為に虎の子の『携帯雪洞』なるものを導入。寒さはあまり感じなかったようだ。が、ちょっとかさばるんだよなー。
2013.02.11
07:30 起床。吹雪いているのが分かる。ロープウェー、大丈夫か?
と、朝飯の準備のため水を作っていたらコッヘルひっくり返してしまった…
なんてことだー!?被害よりも精神的にショック…
10:08 気を取り直してテント内の装備をパッキングし、さらにテント撤収。20cmは積もったのでアイゼン装着で山荘を出発する。
10:50 ロープウェー駅到着。お疲れ様☆
※2/10に独標で遭難された夫婦はどうやらダメだったらしいです。
おそらくすれ違っていると思うと、自分も気を付けねばと思う。
おつかれさん。
1泊かとおもったら2泊も満喫していたとは。
ごはんもおいしそう。。。
やっぱり北アルプスって八ヶ岳とは違う雰囲気ですか?
いつかは僕も西穂独標行ってみたいです。
記事読んでると、また、水ぶちまけたようで(笑
気を付けてくださいよ〜。
にしても、山岳遭難はほんと残念ですね。ニュースを聞くたびに、残念な気がするし、山に入る身としては他人事とは思えないんですよね・・・。
西穂独標までならあまり変わらないと思う。
その先はエスケープが戻るだけだし、天候崩れると大変だろうね。
湯のことは反省してる。ニ度とやらないと誓うよ。
白根山でなくて西穂本峰でもいいよ?
でも、3月は、北アルプスよりも白根山の方が興味あるね〜。
白根で!
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