大菩薩嶺(2回目)〜牛ノ寝通り


- GPS
- 08:06
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 662m
- 下り
- 1,644m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:04
天候 | 快晴のち高曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り:小菅の湯 → 上野原駅南口 富士急山梨バス 1,180円 https://www.fujikyubus.co.jp/pdf/rosen/uenohara/uenohara-iio_202004.pdf :小菅の湯 → 大月駅 富士急山梨バス 1,120円 https://www.fujikyubus.co.jp/pdf/rosen/otsuki-kosugenoyu_202004.pdf :小菅の湯 → 奥多摩駅 西東京バス 1,000円 http://www.nisitokyobus.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/03/20200314_hiking_okutama.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
○多少の岩場はあるが危険な場所は特になし。クサリ場もなし。ロープもなし。 ○狩場山の前後が落葉でルートを見失いやすい。 ○小菅の湯への下山でモロクボ平を通るルートを摂った場合、モロクボ平から急坂の下りに入るまでの平坦部にとても広いところがあり、落葉で道形がわからなくなりやすいので注意が必要。遭難も起きている。 |
その他周辺情報 | ○小菅の湯 http://kosugenoyu.jp/ ○道の駅こすげ http://kosuge-eki.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ガスコンロ
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感想
2020年11月01日(日)【大菩薩嶺〜牛ノ寝通り】
今秋の紅葉の山旅シリーズもそろそろ終盤を迎える週末。天気は午後から曇り始めるとの予報でまずまずでしたが、帰りの高速が大渋滞しそうなので今回も車を使わずに行ける山を考えました。
大菩薩嶺を登ってから牛ノ寝通りを歩いて小菅の湯に下るルートは、紅葉期にぜひ歩きたいと暖めていたプランでしたが、電車とバスだけでアクセスする場合は行程が制限されてしまうので、足が早くない私は二の足を踏んでいました。
そこで塩山駅から登山口となる甲州側の福ちゃん荘まで奮発してタクシーを使うことにしてこの憧れのルートを歩いてきました。
天気はお昼過ぎまで快晴でしたが、13時半頃から高曇り。
朝はとても寒くて、雷岩では風もあって、手袋を忘れたので動画を撮る手が凍えるほどでした。10時半を過ぎる頃からようやく暖かくなっていきました。
雷岩から大菩薩峠までの稜線からの眺めは言うまでもなく素晴らしく、西側には南アルプス、八ヶ岳、奥秩父。南側には富士山と富士山周辺の山々、大菩薩嶺から南に続く小金沢連嶺。東側には雲取山、奥多摩三山、そして後半で歩く牛ノ寝通りがよく見えました。
福ちゃん荘〜大菩薩嶺〜大菩薩峠あたりはさすが百名山というべきか、とても人が多かったのですが、牛ノ寝通りを歩くハイカーは少なくて静かでした。
後半の長大な牛ノ寝通りの稜線は色づいた広葉樹の森で覆われていて、念願の紅葉の山旅を満喫することができました。
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以下は少し詳しい山行記です。
塩山駅前で人がいる気配のタクシー会社を見つけて、福ちゃん荘までタクシーを頼むと、5分ほどでタクシーがやってきました。車中から紅葉がとてもきれいでした。
福ちゃん荘でタクシーを降りるとハイカーがたくさんいました。天気は快晴。百名山の山で紅葉期で交通の便も良いとなればたくさんの人が押し寄せるのは当然です。静かな山旅は後半の牛ノ出通りの長い稜線歩きまでお預けです。
福ちゃん荘から大菩薩嶺までは70分のコースタイムですが、空気は寒いしどうも体調がいまいちで急坂の登りでエンジンがかかりませんでした。それでも途中からは背後に富士山や南アルプスの展望が開けてきたのでなんとか頑張れました。主稜線にかかっていたガスもいつの間にかとれていました。
雷岩で主稜線と合流。雷岩からの展望は後回しにして針葉樹林に覆われた緩やかな主稜線を大菩薩嶺に向かいました。
10分ほどのゆるやかな登りで大菩薩嶺の山頂に着きました。1994年06月13日以来の26年振り2回目の登頂となりました。山頂は樹木に囲まれて展望はなく、ハイカーも多いので休憩もそこそこに山頂をあとにしました。
雷岩からは富士山、南アルプス、そして八ヶ岳まで眺めることができました。南アルプスの雪は先週より溶けて少なくなっているようでした。雷岩は風もあってとても寒くて、手袋を忘れたので動画を撮っている間に手が凍えてしまいました。
大菩薩嶺までは展望のよい稜線を写真を撮りながらゆっくり歩きました。ただ足元は霜柱が溶けてドロドロ&ヌルヌルで滑って転びそうになりました。親不知ノ頭からは雷岩では見えなかった奥秩父の金峰山まで見えました。全てのハイカーが寄っているようには思えないので隠れた穴場かもしれません。
大菩薩峠に下る手前の岩場からはこれから歩く長大な牛ノ寝通りの稜線を見ることができて期待に胸が膨らみました。
大菩薩峠で短い休憩をとってから熊沢山を登ります。ハイカーはかなり少なくなり、静かになりました。熊沢山から石丸峠へは正面に天狗棚のピークや狼平の草原や小金沢山を眺めながら笹原の急坂を下ります。
草原上の石丸峠から先にすすむハイカーはさらに少なくなり、名前のない分岐から小金沢連嶺を離れて牛ノ寝通りに入ります。ハイカーはまたさらに少なくなってここから静かな山旅が始まります。
登山道は土の道で歩きやいのですが、少し石ころがあるので気をつけて進みます。2回ほどつづら折りの急坂を下ると平坦な稜線となり、色づいたきれいな広葉樹の森が延々と続きます。
榧ノ尾山の手前の広いところでは登山道から離れた落葉でフカフカの場所でランチを摂っているパーティを見かけました。私も気持ちの良い場所を見つけてのんびりランチを摂りたいと思いましたが、どうしてもロングルートの行程が気になって少し先を急いでしまいます。
榧ノ尾山のピークでは数組のパーティーがランチ休憩を摂っていました。牛ノ寝通りには予想以上の数のハイカーが入っているようで少し驚きました。日蔭がなくハイカーでいっぱいなのでこの先でランチを摂ることにして先に進みました。
牛ノ寝の道標があるあたりは稜線がとても広くて気持ちの良いところでした。さらに進むと狩場山の手前で落葉のためルートを失ってしまい、適当に登っていくと狩場山の山頂標識を見つけました。
やや荒れている山頂ですが、広いし休んでいるハイカーもいないし、これ以上先に進とむとランチも摂らずに下山してしまいそうなのでここでランチの大休憩にしました。
カップラーメンを食べたりしていると、ルートを見失った数組のパーティが登ってきたので、進むべき方向を教えてあげました。
ランチを済ませて出発する頃、上空はすっかり高曇りになってしまったようで森から陽の光が消えていました。
落葉で踏み跡が分からない稜線を進むと右下に登山道を見つけて無事合流できました。狩場山の手前のどこでルートを見失ってしまったのでしょうか。
高曇りで森は明るさがなくなってしまいましたが、きれいに色づく広葉樹の森はまだまだ続きました。
棚倉で主稜線から離れて小菅の湯に下るルートに入りますが、ここは大マテイ山の北西側の山腹に続くトラバースルートで、ここも色づいた広葉樹の森が続いていて、私のお気に入りのところです。
山沢川沿いのルートを沢音を聞きながら下っていくと、やがて林道、そして車道に出て小菅の湯に着きました。
15:22発の上野原行きのバスは出たあとで、次のバスは16:30発の上野原行きまでないので、濡れた服を着替えるため、とても短い時間でしたが久しぶりに下山後の温泉を楽しみました。
今回は念願だった牛ノ寝通りの静かな紅葉の山旅を楽しむことができてとても充実した山旅になりました。
※この山行記録は2020年11月3日、59歳時に作成しました。
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