石鎚山
- GPS
- 05:26
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,081m
- 下り
- 1,191m
コースタイム
- 山行
- 3:33
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 5:26
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
その他周辺情報 | 道後温泉に宿泊しました |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
四国遠征2日目は、石鎚山へ。
初日に泊まった宿からは2時間くらいかかるので、早く立つのにお弁当をつくってもらいました。
宿の近くのかずら橋に寄り道して、写真に納めたらすぐに出発。
途中のサービスエリアで昼食を買いがてら、車のなかで朝ごはんを食べました。
石鎚山の麓にある駐車場へ着いたのは9時半くらい。予定より遅れていたので、すぐに錆びた昔懐かしい門のある階段を登っていきます。
ロープウェイは20分おきだったので、ちょうど次は10時。
トイレへいったりして、待ち時間をすごし、ロープウェイに乗り込みました。
高度をあげるロープウェイの中に、あいた窓から冷たい空気が入りました。外は寒いのだろうと想像できました。
山頂駅につくと、ロビーにはストーブがあり、出迎えた私たちを温めてくれました。
またまた昨日の仲間と合流して、歩き出します。
途中でリフトへの道が分岐になっていました。
迷わずわたしはリフトへ。3人でリフト乗場へ向かいました。
乗場はすぐで、係りのひとが一人待っていました。
「山頂登るんだよね?氷点下まで下がったらしいから凍ってるよ」と声をかけてくれました。
どうりで寒いはずです。
とはいえ、ここまできて登らないわけにはいきません。
「いってきます!」とリフトに乗り込みます。
ゆらゆらとリフトは私たちを運び、あっというまに向こう側の山頂まで着きました。
ところが、この山からは一気に下ってしまいます。
リフトの意味がない、と口々に言いながら鞍部へ下りると次は登りです。
鳥居が見えるところまで登り返すと、そこが成就社でした。
広々とした境内に、大きな神社がふたつと、旅館がありました。
奥がガラスになっている神社からは、山頂をのぞき見ることができます。
まだまだ遠くて、落ち込みますが先へ進みます。
「登山口」とかかれた趣のある門をくぐると、またまた道は下っていきました。
帰りの登り返しを思うと、ほんとにつらくなります。
でも今は進むのみ。どんどん下って鳥居が見えたら八丁坂のコルに到着しました。
ここからの登りがしばらくきついのなんの。。
40分くらいですが、ひたすら階段の登りが続きます。
乱れた呼吸を落ち着かせながら登るのですが、とても早く歩くことはできませんでした。
そして途中から、リフトの係員さんが言うように木段が凍ってきたではありませんか。
足元に気を付けながら無心で登り続けるしかありませんでした。
団体さんがおりてきて、口々に「すべるから気を付けて下りるぞ」と話していましたが、本当にその通りで、転倒しかねない道でした。
最善の注意を払い登り詰めると、試しの鎖が目の前に聳えます。
下から見上げてもすごい斜度(/o\)。
前をいくカップルが登っていくのを見ていると、「この辺コチコチです」と声をかけてくれました。
登る選択はありませんでした。
巻き道は試しの鎖の岩山の左側を進んでいきます。
あっというまに岩山の裏側へ。試しの鎖を使う方が時間がかかることを思うと、迂回ルートは間違いない選択でした。
そこからはやや傾斜が緩み、歩きやすくなります。
団体が先行していましたが、追いつかない距離でペースを落として歩いていきます。
夜明峠の手前で視界が開けて、向かう山頂が見えてきました。
あと1時間は登るであろうコースタイムをみて、空腹を覚えました。
鞍部の夜明峠を過ぎたところで、先行の団体さんが休憩していました。
わたしは、確実に一歩一歩足を進めます。
空腹をまぎらわすために、飴とタブレットを食べながら進みました。
すぐ先に、一の鎖が出てきました。
どなたか2人が鎖場を前に待機している横をすり抜けて、わたしは巻き道へまっしぐら。
ぐるっと迂回するように登っていきます。
そして次の二の鎖、三の鎖とどんどん巻き道を進みますが、実はこのあたりが凍結していて巻き道でも危険でした。
鉄製の階段には手すりがあるので、しがみつくように登る場面もありました。
空腹と疲れでよろよろしながら、頂上山荘が見えてきました。
山頂には強い風が吹いていましたが、休んでいる人も多かったです。
山頂の上には神社があり、登ってお参り。
そこから見る天狗岳は鋭く天へ伸びていました。
とりあえず登頂写真を撮ったら、山荘の中でお昼ごはん。
わたしはコーヒーをいただき、持参したパンでお腹を満たしました。
温かいコーヒーが染み渡り、ほっと一息。
無事に登頂できてよかったと思うばかりでした。
食後、もう一度山頂記念の写真を撮ってから下山を開始します。
凍って危険な箇所がたくさんありました。
気を付けているうちはなにもありませんでしたが、だんだんと高度が下がり試しの鎖を過ぎたときでした。
階段でツルッと足を滑らせ、後ろに尻餅をついて強打してしまいました。
しばらくその場で動けず悶絶。。。
肉が厚いので骨折などは心配ありませんでしたが、打ち付けた部分がじんじんと痛かったです。
一呼吸おいて、再び下山。わたしを待ってくれていた仲間と合流して、ゆっくり下りていきます。
八丁坂のコルに着き、目の前の登り返しを前にちょっと休憩しました。
ここからまあまあ登ることが、登りの行程でわかっていたので、気合いをいれる必要がありました。
歩き始めると思ったより傾斜が緩やかで、ゆっくり歩けばつらいことはありませんでした。
ほどなく登山口の鳥居が見えてきました。
なんとか登り返しもこなし、成就社へと戻ることができました。
ここからは、車も通れるような林道をジグザグに下りていきます。
行きのリフト使いは失敗だったのか?とおもうほどあっけなく、ロープウェイ山頂成就駅に着きました。
先に下りてきた仲間とも合流し、一緒にロープウェイをおりました。
山道を下り、帰り際にふもとの石鎚神社に立ち寄ります。
階段にはうんざりしましたが、登ってみると海も見えるきれいな神社で訪ねてよかったと思える場所でした。
神社から道後温泉までは1時間ほど。
夕暮れの、信じられないほどきれいな空を見上げながら向かう道。
今回の旅も無事に百名山を二座、完登することができました。
一緒にきてくれた、仲間のおかげですね。
夜はもちろん、おいしい食事とお酒、そして温泉をいただきました。
最終日はしまなみ海道まで足を伸ばし、松山城を観光。
楽しい旅は、今回もあっというまに終ってしまいました。
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