倉岳山、高畑山 〜錦繍の秋山から周回〜


- GPS
- 05:45
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 839m
- 下り
- 852m
コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:38
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高畑山から雛鶴峠までは登山路が落ち葉でおおわれているが、テープも要所にあり、痩せ尾根を忠実にたどれば問題ないだろう。。 |
写真
感想
詩人の尾崎喜八は、「秋山川上流の冬の旅」の中で、無生野を「甲州郡内でも山と山との襞の奥、上野原へ五里、谷村へ四里、どっちへ出るにしても飽き飽きするような道中と峠越えだ。いちばん近い鳥沢へは一里半と云うが、これとて穴路峠の山坂を一千尺あまりも上下しなげればならない。それだけ土地は見るからに醇朴だった。」と描写している。
昨年春に中央線の鳥沢駅から大桑山、高畑山に登った時、山頂で無生野から登り返してきた人に出会って、次は秋山側からだと心に決めていたのだった。
今でも、秋山川流域は、交通不便だ。車でなければ、平日は上野原からの朝の一便しかない。
今回ようやく訪れることができた。秋山川の両岸のゆったりとした山並みは紅葉に彩られ、麓の集落は秋の光を浴びて落ち着いた風情である。
立野峠までの樹林帯を抜ければ、あとは黄色・紅葉の尾根道だ。倉岳山の山頂は、紅葉の森の先に雪を頂いた富士が見えて、大満足。高畑山からは、雛鶴峠周りで秋の山歩きを楽しむ。最後の県道歩きも苦にならなかった。
今回、ぐるりと周回して、暮らし・生業の空間や山容から見て、昔の秋山の人々にとって二十六夜山が大切な山であったことが得心できた。次の機会は、この山に登りたい。
「二十六夜山は、江戸・明治時代の陰暦7月26日の夜に、ここで飲食などを供にしながら月の出を待つ二十六夜待ちの行事があったことから、この山名となっている。二十六夜待ちとは、夜半の月光に現れる、阿弥陀如来・観世音菩薩・勢至菩薩の三尊の姿を拝むと願いがかなうと信じられたもので、二十六夜山の山頂で、この行事が行われていた。」(https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=19203)
(参考)
「大桑山北尾根から高畑山_鳥沢駅周遊」2019.4.19
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1795795.html
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