積雪期の木和田尾へ


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,137m
- 下り
- 1,127m
コースタイム
坂本谷分岐(8:45)〜白船峠(9:25/9:45)(冷川岳1050m往復:約15分)(10:00)〜頭陀ヶ平(10:35/11:00)〜 白船峠(11:20)〜坂本谷分岐:昼食(11:45/12:15)R201号鉄塔(12:25/12:30)〜配水池登山口(13:45)〜簡易パーキング(14:05)
天候 | 晴れ 山頂部は薄曇り 気温は0℃〜-1℃程度だが風が冷たい一日でした |
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過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
きれいなトイレ,水道もあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・子向井山からR201号鉄塔に合流するまでは快適な尾根歩きです。 ・坂本谷分岐からバイケイソウの谷を横切ると白船峠までは苦しいラッセルです。 ・頭陀ヶ平では思いがけず霧氷に出逢えました。 ・本来のコース、谷の下流部で倒木に遮られている場所(捲き道有り)があります。 |
写真
感想
夏、ヒルの餌食になった木和田尾の冬はどんな様子だろう?。今回は尾根筋コースで辿ってみよう。
山口の簡易パーキングから冷川林道へ向かう。、木和田尾の尾根上には先回は踏んでいない小ピーク、
子向井山が有るので、今回は林道手前で中電巡視路No.205指標で樹林帯入る。
南西に延びる尾根の山腹に取り付き、岩が集まる斜面をトラバース気味にゆるく絡むとNo.205鉄塔に出て、
大きく広がる斜面を登り、No.204鉄塔の基部を回り込むと尾根筋に出る。
(下山時には鉄塔すぐ手前で右に下る。直進しない事。)
尾根筋になると真っ新な新雪が凍結を覆っているので、ここでアイゼンを付ける。
雪の斜面にザクザクと快適に喰いつく。
尾根の高身を目指して辿るとやがてわずかに右曲して平坦部に出る。幹に下がる小さなプレートには「子向井山」の文字が。
(何の展望も無い単なるピークだが、名前の付いたピークはどんな印象か気になるので、出来るだけ踏んでおきたいと
思っている。)
子向井山から小さな鞍部に出て忠実に尾根筋を辿るとやがてR201号鉄塔に出て、山口配水池からの本来のコースと合流する。
この先は平坦な尾根になるので、風が通リ抜ける鉄塔だが展望も良く、眼下に広がる藤原町や、尾根を越えた霊仙山を
見ながら小休止にしよう。
平坦な尾根がわずかに下ると坂本谷分岐の鞍部となる。左へ坂本谷・直進で頭陀ヶ平・右へ白船峠の交差点を右へ
稜線に絡んで峠へ向かう。
しばらくトラバースして行くと谷を横切る。今はすっかり雪に埋もれたバイケソウの谷を横切るといよいよ白船峠への
急な登りに差し掛かる。
トレースの無い急斜面を、記憶と枝のテープやペンキを確認しながらやっとの思いで峠に到着。
縦走路が交叉する峠の指標は雪に埋もれ、稜線には雪庇が見られる。
誰もいない静かな峠でゆっくりした後、稜線を御池岳方向へわずかに登ると冷川岳のピークに出るので往復してこよう。
冷川岳の指標を確認して、頭陀ヶ平を展望すると霧氷で囲まれている。期待しなが稜線を頭陀ヶ平へ向かう。
明確な尾根筋にわずかな霧氷をが現れると、大きく開けて頭陀ヶ平に出る。連続する鉄塔を霧氷が囲んでいる。
思いがけず出逢えた景色にテンションが上がる。
霧氷につられてあちこち彷徨する。調子に乗って少し踏み込み過ぎて、慎重にトレースを戻る。
時々現れる青空の下、誰にも出逢わずきれいな霧氷を独り占めだ。
ピークの一時を満喫したので峠へ戻って昼食にしたかったが、
峠の特等席では食事中のグループが居たので、坂本谷分岐の鞍部で、ゆっくり昼食にする。
往路をR201号鉄塔まで戻り、トレースの残る本来のコースで山口配水池へ下る事にする。
山腹に絡んで谷に出る頃には、雪もシャーベット状になり谷筋でアイゼンは危険なので外して下ろう。
荒れた下流部に差し掛かると倒木が谷を遮るが、新しくつけられた捲き道を下り左岸に移ると登山口も近い。
空は春を感じさせるが、肌を刺す冷たい風の中を駐車場に戻る。
コメント
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霧氷がきれいですね☆
青空だと、一段と映えますね。
御池岳の眺めが雄大ですね。
このあたりは、まだまだ雪が
たっぷりですね。
komakiさん、 コメント有難うございます。
急に休みが取れたので衝動的に出掛けました。
木和田尾は出逢う人も少なく、静かな雪山を楽しめました。
白船峠までは気配すらなかったのに、頭陀ヶ平に出たら突然霧氷が迎えてくれました。
おかげで、気持ちの良い青空と霧氷の眺めを独り占めできました。
白船峠あたりは一度は行ってみたい場所ですが、何か人も少なく迷いそうな所というイメージがあり、足が遠のいています。
鈴鹿北部の秘境(?)だけあり、きれいな景色ですね。
雪もヒルもいないシーズンにここから御池に登ってみようかな。
白船峠は藤原岳にも、御池岳にも直接上がるわけではないので、遠回りする感じがあり、確かに隣の藤原岳と比較すると静かな山だと思います。
少し距離が長くなるので敬遠されるのかな?
逆にじっくり楽しめるコースだと思いますので、雪が解けて陽が長くなったら、御池岳まで脚を伸ばすのも悪くないですね。
痛めた膝を早く治して下さい。鈴鹿も確実に春に向かっていますので、しばらくすれば花も見られますね。
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