妙義山 金洞山⇆白雲山縦走貫徹編


- GPS
- 07:20
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 1,079m
- 下り
- 1,412m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
4月になると妙義に登りに行く。ここ5年ほどの定番でしたが、この春はコロナ禍の影響でままならない状況で、今年は完全に諦めムードでした。世の中決して落ち着いたわけではないですが、紅葉シーズンに休みが取れたので、これ幸いに思わず出掛けてしまいました。
前泊で利用した東雲館さん。いつもと変わらず暖かく迎えていただき、本当に感謝でした。
今回の山行は、金洞山→白雲山の縦走。3年前に逆方向で歩いており、これにて表妙義の一応の貫徹と相成りました。
前日、食事とお酒を十分過ぎるほどいただく。宿泊者が多く賑やかでした。
翌朝もしっかりと朝食をとり、中間道を歩くおばさま方たちとマイクロバスに乗って中之嶽神社へ。
きちんと安全登山を神社に祈願してから、8時半過ぎという遅めの出発。
いきなり金洞山と石門への分岐手前で通行止めのテープが張られていたが、向かう先が違うのでスルー。急登の険しい道に入る。
さっそく鎖場も登場し、逆方向で歩いた記憶が朧げながら甦ってくる。この辺りは特に問題もなく、分岐から30分ほどで中之岳山頂に到着。快晴360度の気持ち良い展望。荒船山、浅間山、裏妙義、日光などの山々が広がる。眼下の大黒さまもかなり小さくなっている。ここからヘルメットを装着。
こぶ岩、東岳などのギザギザのピークをアップダウンしながら進む。ハングオーバー気味で前回降りで手こずった覚えのある二段ルンゼも越えていく。
そして、とうとう難関の鷹戻しの頭に着く。あのアドレナリン全開で登った岩壁を今回は降るわけで、否応なしに緊張感が出てくる。とりあえずセルフビレイの準備はしておく。
まずはリスキーなトラバースを足場を確保しつつ、鎖を一気に降る断崖へ。上から覗くと垂直かと思っていたイメージより割と角度があり、足場になりそうな突起部も多い。ひたすら注意深く降りる。鎖場が終わると、長バシコの出番。それもひたすら降りる。特に危険な場面も無く、意外なほど呆気なく終わってしまう。ここを登る時はなかなか苦労したはずなのだが、降りとの難易度の違いに驚く。
しばらくは割と起伏が穏やかなバラ尾根を進む。晩秋の景色を楽しむ余裕がある。
掘切を境に金洞山から白雲山エリアに変わる。行き交う登山者が俄然増えてくる。徐々に起伏が激しくなる。
鷹戻しから2時間弱、ちょうどお昼に相馬岳山頂に到着。4人の先客。開けた西側の景色を堪能しながら食事を取り、しばし山談義に花を咲かす。
妙義神社へ向けて下山を開始。細かい起伏を進み、途中で北側の展望が良い天狗岳にも立ち寄る。
45分後、大のぞき直下の鎖場に来る。滑り台状の岩肌は登るにつれ高度感が増してくる。足場に問題はないが、やはり腕力主体で上がっていくので、上にたどり着くと、それなりに腕に疲れを覚える。
アップダウンはまだまだ続く。次の障害は背ビレ岩。安全第一なので見た目はカッコ悪いのだが、痩せ尾根を後ろ向きでちょこちょこ降る。
今回の山行の鎖場で一番難しく感じたのが、次のビビリ岩のトラバースかもしれない。進行方向の向きが変わっただけなのだが、なんだか取り付きにくかった。
なんとか難関を突破して進んだ先の見晴がルートの最後のピーク。そこからは眼下に見える麓まで降り続けることになる。
一気に下るので鎖場が連続する。その中でも厄介なのは奥の院の脇。油断せずに慎重に降る。
厳かな雰囲気漂う奥の院に参拝。こんな山上に立派に組まれた石垣が信仰の深さを表す。
辻の分岐を通過して大の字へ。この辺まで下ると麓の人影がより分かる。大の字の前に立ってアピールしてみるが、特に気づいた様子も無し。
妙義神社境内の白雲山登山口には、日暮れかけた16時に到着。無事下山を神社に感謝する。
ルートして楽だったのか、はたまた私自身の技術が向上したのか、もう一度往復してみないと分かりかねますが、今回は特に危険な局面も無く山行出来ました。決して気が抜ける山域ではないので、これからも緊張感が必須なのは変わらないと思います。
裏妙義縦走貫徹、山急山、高岩などまだまだルートバリエーションがあるので、来年以降も東雲館さんにお世話になるでしょう。やはり私にとって妙義は登山のデフォルトです。
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