朝日連峰(日暮沢小屋〜清太岩山〜竜門小屋(泊)〜西朝日岳〜大朝日岳〜小朝日岳〜古寺山〜ハナヌキ峰〜日暮沢小屋)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,992m
- 下り
- 1,981m
コースタイム
5時00分 盛岡を出発〜山形自動車道月山インターから日暮沢小屋へ
9時15分 日暮沢小屋出発
11時20分 小休止2回を経て、ゴロビツ水場(雪に埋まり水得られず)
12時00分 雪渓登坂後、大休止
12時54分 清太岩山+小休止
13時55分 ユーフン山+小休止
15時05分 竜門山主稜線分岐
15時25分 竜門山避難小屋
2日目
5時40分 竜門山避難小屋出発
6時55分 西朝日岳+小休止
8時35分 大朝日岳避難小屋+小休止
9時00分 大朝日岳頂上
9時35分 銀玉水(雪渓下から水得られる)
10時45分 小朝日岳巻き道を経て分岐
11時08分 古寺山+小休止
12時00分 古寺鉱泉との分岐+小休止
13時45分 日暮沢小屋に下山、湯ったり館で入浴し盛岡へ
過去天気図(気象庁) | 2006年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
朝日連峰には5月の連休に古寺鉱泉から3泊4日で入山しましたが、まさか6月に再び足を運ぶことになろうとは考えてもいませんでした。
今回は、職場の山仲間からのたっての希望で、大朝日岳を目的に計画を立てました。
日程は1泊2日ということで、主稜線への最短路である日暮沢小屋から竜門山に登るコース取り、竜門山避難小屋に1泊し翌日大朝日岳、小朝日岳を経て日暮沢小屋に下ることにしました。
今回のメンバーは、職場の山仲間3人+いつもの山仲間2人+自分の6名となりました。
山形自動車道の寒河江付近の電光掲示板では、まだ9時前だというのに気温が22度とのこと。
週間予報では雨の心配があったのに、当日は暑さの心配をすることになってしまいました。
18日が朝日連峰の夏山開きとのことで大変な混雑を心配していたのですが、日暮沢小屋前には5台ほど車が止まっているだけで、拍子抜けしてしまいました。
準備を整え、いよいよ登山です。
水場の脇の林道を進むと間もなく行き止りになり、登山道に入るとすぐに急登が始まります。
気温は25度を超えているでしょうか、あっという間に汗が吹き出てきました。
30分ほど登ったところで小休止をとり、今度は水場を目指します。
しかし、暑さに耐え切れず、水場の手前、小さな雪渓で2回目の小休止を取りました。
この辺りから、常に小さな虫につきまとわられることになります。
再び歩き始め、雪で埋まったゴロビツ水場を過ぎ、しばらく進むと雪の壁が現われました。
ここでストックを出し雪渓を慎重に登り、1,359手前で小休止を取りました。
そこからの展望は最高で、月山や古寺山から小朝日岳、大朝日岳、中岳が見て取れました。
小休止後、さらに進み登山道脇のカタクリの花を見ながら、清太岩山を目指します。
ここまでくると、障子ケ岳から三方境に続く尾根の向こうに以東岳を見ることができました。
ここから鞍部に降り、ユーフン山を登り返すと、残雪輝く竜門山とその隣に小さく竜門山避難小屋が見えてきました。
ここで本日の宿が見えた安心感から、大幅にペースダウンしてしまいました。
しかし、気を緩めるわけにはいかず、竜門山手前の雪渓を慎重に登ります。
雪渓を登ってしまえば、あとは小屋まで降りるだけです。
登山道脇のウスユキソウに目を奪われながら、無事小屋にたどり着きました。
ガイドブックにあるタイムを大幅に上回ってしまいましたが、暑さで疲労した1日でした。
竜門山避難小屋の引き水は完了しており、自分たちの6人と新潟からの3人のパーティ、単独者1名に管理人2人で静かに(?)夜を迎えました。
2日目は4時に起床し、6時前に小屋を出発しました。
結局、鳥原で山開きの神事に参加する管理人を含め、小屋に泊まった全員がひとまず大朝日小屋を目指したことになります。
西朝日岳まではイワカガミやウスユキソウ、イワウメなどの高山植物楽しみながら夏道とおりに進みましたが、西朝日岳から中岳付近にかけてところどころ登山道は雪に覆われていました。
小屋を出発したときには展望がきいたのですが、西朝日岳から中岳を目指す途中ですっかりガスに覆われてしまい、そのため、中岳から金玉水を目指す途中で雪渓際にコースを取ったところ、夏道を見失なってしまいました。
そこはすぐにリカバーして無事、大朝日岳避難小屋に到着です。
さきほどのガスは幾分引き、大朝日岳頂上ではまずまずの展望を得ることができました。
大朝日岳避難小屋の管理人から、銀玉水手前の雪渓を慎重に降りること、小朝日岳の下りで一部危険な雪渓があるので巻き道を抜けるようアドバイスをいただき、小朝日を巻くことで出発しました。
銀玉水は、雪下に埋もれていましたが、雪渓の下から水を得ることができました。
小朝日岳は巻き道をとおり2つほど雪渓を横切り、そのうち大きな雪渓にはスコップで雪を削った跡があり、ともに無事渡ることができました。
しかし、古寺山から振り返り、横切った雪渓を見ると、かなり急な雪渓の上部を横切っていることがわかり、すこし背筋が冷えました。
古寺山からハナヌキ峰を目指す途中、雪渓で90度進路を右に変える地点に赤旗が立っていたのですが、何気なくそのまま雪渓を少しくだってしまいました。
降りている尾根とハナヌキ峰の位置が合わなかったことから、コースミスに気がつき、赤旗まで戻って夏道を発見しました。
途中の三沢清水では水を得られず、古寺鉱泉からの分岐で小休止を取りました。
好奇心で、古寺鉱泉方向に足を伸ばし一杯清水を確認してところ、ここでは水を得られました。
あとはハナヌキ峰を少しだけ登り返せば、下るだけです。
心地良い風に吹かれながら、木の根が出た急登を慎重に下り、やっと沢沿いに下りてきました。
あとは、沢沿いに林道まで出て、最後の林道歩きが長く感じますが林道を小屋まで歩いて下山完了です。
今回も、湯ったり館で汗を流してから盛岡へ帰りました。
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