快晴の武尊山で大満足・但しリフトで下山は少々気まずい…
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 477m
- 下り
- 477m
コースタイム
リフト終点0910→剣ヶ峰山0947→1121武尊山1242→1421リフト終点
天候 | レベルBの快晴 自分で快晴レベルを設定しました。 レベルBは理論的に見えるはずのものが一応は見えたという水準です。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
スキー場に上がる道は夜明け前は凍結していました。 スタッドレスまたはチェーンが必要な状況でした。 帰りはノーマルで行ける状態でした。 リフトは1回券(400円)×4枚購入。ゲレンデ内は歩行禁止です。 リフトに乗るには登山届け提出済みの証明書が必要で、リフト券購入時に登山届けを 提出することで証明書を発行してもらえます。用紙はありますがヤマレコの書式でも 受け取ってもらえました。結構念入りにチェックしていました。 車の車種、色、ナンバー、駐車した階なども聞かれます。 川場スキー場 http://www.kawaba.co.jp/lift/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【クリスタルEX終点から剣ヶ峰山基部】 いきなりの急登で滑落注意ですが、滑落してもすぐに止まりそうです。 技術のある人ならアイゼンなしでも行けるかも知れませんが スタートから装着した方が安心です。 【剣ヶ峰山の上り下り】 ストックのまま行きましたが、ピッケルを出すべきでした。 下りはかなり苦労しました。 【剣ヶ峰山を下ってから武尊山頂上】 途中の小ピークを超える地点で遅ればせながらピッケルを出しました。 こちらの方はピッケルの必要度は低めでしたが、持ってるなら出した方が よろしいかと思います。 【帰路・剣ヶ峰山の東側を巻く】 やめておくべきでした。BCスキーの方のトレースがありましたが ツボ足ではまあ踏み抜くこと…。緊張しました。 |
写真
感想
●●●川場スキー場のリフト利用で武尊山へ●●●
今期スタッドレスを導入したので、今くらいの時期はなるべくなら雪のある山に行きたい。出来ることなら土の上を歩かず、雪の上だけ歩ける山行が理想です。
武尊山を積雪期に登るのは難しいと思っていましたが、最近いくつかのレコを拝見していると、川場スキー場のリフトを利用して登れそうだとわかりました。
駐車場を利用できる時間を調べてみると休日は夜中から使えるようで車中泊に絶好の条件です。天気も良さそうなのでいくつかの候補の中から今回は武尊山を選びました。
●●●余裕かまし過ぎで行列に並ぶハメに●●●
例によって成田からオール下道で国道16号から17号へ。
駐車場には午前3時くらいに到着。持参したワインがいい感じに効いて快眠出来ました。7時頃目が覚めたので一度売店やらチケット売り場のある7階に上がり様子を見るとボチボチ人が集まり始めていますが、それほど混雑はしていません。5階の駐車場に戻りのんびりと準備をして、8時くらいにまた7階に上がるとリフトのチケット売り場は結構長い行列が出来ていました。
リフト券購入時にヤマレコの書式で登山届けを提出。結構念入りにチェックして頂き車の車種、ナンバー、何階に駐車したかなどを聞かれ、ようやく登山届け提出証明書を頂くことが出来ました。この証明書を提示しないとリフトに乗せてもらえないようです。
遭難防止のために、このくらいやって頂けるのは有難いことです。こちらが面倒くさいと思う以上に係員の方は面倒くさいと感じているはずですから。
●●●剣ヶ峰山の下りは侮れません●●●
晴れてリフト券と証明書を手に入れたら標高差600mをリフトで一気に上がります。風はほとんどなく、天気は快晴。いい陽気です。リフトを降りると何人かの登山者たちが隅っこの方で準備をしています。私もそれに倣い隅の方でこそこそとアイゼンを装着。
どう考えても暑くなりそうなのでハードシェルは脱いで長袖シャツの上にフリースでスタートしました。いきなりの急登をウォーミングアップする間もなくこなすと目の前にまた急登。剣ヶ峰山です。横着してピッケルを出さないまま登ることは出来ましたが下りが結構危ない。ここはピッケルを出すべきでした。
●●●山頂でダラダラ出来る季節になりましたな〜●●●
剣ヶ峰山を越えてちょっと先にまた急登。ここでようやく観念してピッケルを出しましたがここから先はさほど必要性が高い場所はありませんでした。
山頂直下の急登も何とかこなし頂上に到着。朝イチの時よりは霞み始めており富士山は見えなくなっていました。しかし南側以外はよく見えており、双眼鏡では北アルプスや南アルプスも見ることが出来ました。風は少々強かったものの体感温度は高くフリースの上にハードシェルを羽織れば全く寒さを感じることはありません。となれば山頂でダラダラするのが私のスタイルです。
風除けの穴を掘ってお湯を沸かし、カップラーメンとコーヒー…これで充分幸せです。我ながら安上がりなヤツだな〜と思います。しばらくBCの方々で賑わっていた山頂もコーヒーを飲み終わる頃には誰もいなくなり、山頂からの360度の展望を独り占めです…と思っていたら少し下のほうにお食事中の方がいらしたのには気が付きませんでした。
●●●横着して剣ヶ峰山を巻くのは大失敗●●●
たっぷりダラダラしたので大満足です。帰りも時間に余裕があるのでダラダラと帰ります。すると往路で結構大変だった剣ヶ峰山が見えてきます。うーん、どうしたものか…。東側にBCの方のトレースがあるのは分かっています。巻いてしまえ、と思ったのは間違いでした。
スキーなら沈み込まないところでもツボ足ではどっぷりと踏み抜きます。かと言ってスノーシューを使ってトラバースするには傾斜がきつすぎる。おそらく山頂経由の倍くらいの時間と体力を使って剣ヶ峰山を巻くことになりました。リスクが高い上にキツイ作戦で馬鹿なことをしたものです。
●●●リフトで下山は好奇の視線を集めます●●●
下山時のリフトは例の証明書はあまりチェックされません。係員の方は登山者への対応も慣れており乗車場所にテキパキと誘導してくれるのですが、下りのリフトに乗っているとすれ違う人々から「どうしたんだろう、この人は?」という感じの視線が飛んできます。何となく「コイツ、リフトで上まで来たものの、ビビッて滑り下りられなくなったんか?」という視線のように思えてきます。気まずいので2本目のリフトからはザックの向きを変えて、対向車線からピッケル、アイゼン、スノーシューが見えるようにして「私は登山者なのです。ビビッて降りられなくなったボーダー、スキーヤーではないのです」という主張をして見ましたが、果たして山に登らない人々にどこまでわかって頂けたのか…。
●●●感想・膝痛レポート●●●
歩いた距離や標高差の点ではライトな山行でしたが好天に恵まれ中々の眺望を楽しむことが出来ました。まだしばらくは雪の上を歩けそうですが、3月一杯くらいなのかな〜。行かれる方はお早めにどうぞ。
あと3月の日差しをなめてはいけません。日焼け止めを使わなかったことで顔面がヒリヒリしています。サングラスのツルの跡が顔面にしっかり残ってしまいました。
膝についてはいつも通りザムストの膝サポーターを装着。問題ありませんでした。
こんにちは、muscatさん!
やはり絶景を堪能できたようで何よりでした
奥白根からも武尊は同定できました。
まさかmuscatさんがいらっしゃるとは
帰りのリフトは恥ずかしいですネ
たくさんんの視線が突き刺さったことでしょう
私も川場のスキー場から行きましたが、ゲレンデの雪が溶けた頃もお薦めです。
ゲレンデにはキラキラ光るものが沢山落ちています。
すぐに片手がいっぱいになります
もちろんスキー場関係者はよくご存じでしょうから、入口は閉められますが、、、
こんばんは、hottenさん。
コメントありがとうございます
この日はどこも天気が良かったようですね。
上越国境のこの付近は他の山域が晴れてても今ひとつの天気に
なることが多いようですが、今回は恵まれました
>ゲレンデにはキラキラ光るものが沢山落ちています。
おっ、これはひと商売出来そうですな
有益な情報をありがとうございます。
雪山を楽しめるのもあとわずかですね。
もう1回くらい寒波襲来を期待したいところですが
muscatさん、こんばんは!今回はレコ早かったですね〜
雪の武尊山ですか!僕は上越方面の山はほんと疎いので、「う〜む、また冬に登りたい山が現れたか…」という感じです。
下山リフトの自己主張、お疲れ様でございました ゲレンデにおいては登山者は完全アウエーですから意識しちゃいますよね〜
でもを履いていない時点でスキーヤーとは思わないので、『このヘタレが!根性で降りてこいやっ!』とはならないのでご安心を
って履いてたらそんな風に思ってるのかよっとつっこまれそうですが『ケガでもしたのかなぁ』とは思うかもですね。
でもまぁ、雪山登山者はまぁなんというか一言で言えば『変人』扱いされてるかと思われますので、「変人で悪いかゴラァ。登ってきたぜ!」ぐらいな勢いでプライド持ちつつ、「おじゃまさせて頂いてます〜」という謙虚さも併せ持つという高度なかじ取りが要求されますね。
でも川場スキー場はきちんと登山者とも向き合ってくれてるみたいですね。板を履いてないと乗車させてくれないスキー場も多いみたいですから、決められたゲレンデマナーを守りつつ感謝しないとですね
おはようございます、zawadaさん。
コメントありがとうございます
>今回はレコ早かったですね〜
私にしては大分早かったですね〜。
いつもだと「あーでもない、こーでもない…」と構成を考え
火曜日の夜だとようやく方針が固まりつつあるかな、って感じです。
それだけ練りに練ってる割には随分な駄レコ書きよるな〜、と言う
ご指摘はあろうかと思いますが、自己満足の世界なので…
それにしても最近はスキーヤーは絶滅危惧種との噂がありますが
今回の川場スキー場でもボーダー9割、スキーヤー1割と言う感じでした。
そんな中さらなるマイナー中のマイナーである登山者としては
リフトに乗せて頂けるだけでも有難い話で、ゲレンデを歩いて降りるのは
高望みし過ぎなのかも知れませんね。まあ感謝感謝で行きましょう
今回、うちも武尊山検討したんです
が、うちはすごいカメ足なのでリフトでスタートだと登り始めの時間遅れるし、帰りのリフトに間に合わないと大変だな〜と思って候補から外れたんです。
でもカッコイイお山ですね
なんかやっぱ行きたいな〜
剣ヶ峰の向こう側はこんな急坂になってたんですね
全然知らなかったのでちょっとビビリ入ってます(^_^;)
こんにちは、CATさん。
コメントありがとうございます
私も相当歩くのは遅い方で、しかも今回かなりダラダラしましたが時間にはたっぷり余裕がありました。CATさんもきっと大丈夫ですよ
剣ヶ峰山の北側の斜面は確かに傾斜が急なので注意が必要です。でも、ちゃんとピッケルを出して、ゆっくり時間をかけて下りれば問題ありません。横着して巻くのは絶対にお勧めできません。ホントやめときゃ良かった
アイゼンは最初から最後までつけっぱなし、ストックからピッケルへの持ち替えは剣ヶ峰山手前で行い、剣ヶ峰山の次の急登が終わったらまたストックへ持ち替えがよろしいかと思います。武尊山は展望最高の山頂で、それほど混雑もしないので今の時期お勧めです。是非行ってみてください
絶景!ホタカ!
ですね。
自ら登ったことのない山の、絶景レコを見るのは、」ヤマレコならでは。
ありがとうございます。
しかし、あのゴジラの背のような痩せ尾根、、怖いですねぇ。
レコはちょくちょく拝見させて頂いてます
武尊山もロケーションが良くて360度の視野が得られるいい山でした。
もう少しきちんと勉強してから行けば山座同定をより楽しめたでしょう
確かにヤマレコのおかげで他のユーザーさんの絶景レコを楽しむことが
出来ますよね。今回の武尊山も他の方のレコで計画が固まりました。
ただ嬉しい悲鳴なんですが、他のユーザーさんの素晴らしいレコを見ていると
行きたい山が際限なく増えてしまうんですよね〜。中々思うように休みも
取れないのに行きたい場所だけ増えていくのはホント切ないです
こんばんわ、muscatさん。
おおっ!この時期に武尊山ですか!
山全体が真っ白ですねぇ!
雪深い&雪庇が凄そう!!のイメージがあり、もう少し雪解けが進まないと
行けない山域と思いましたが…やりますね
山頂から見える景色が素晴らしい
上越国境稜線が隅々まで…巻機山を登った人間としては
ハイ!
と手を挙げ説明したいところですが、全く自信がなく控えさせていただきます
いやぁしかし素晴らしい...
この眺望、これで快晴レベルBとか
muscatさんの認定するレベルAがとても気になります
あ、あと下山には気を遣いますねぇ〜
ゴンドラならともかくリフトとか…
うーん、山をやらない人から見ると下山リフトを使う人は
ヘタレ一括り見られそうでイヤですな
こんばんは、ukkyさん。
コメントありがとうございます
>雪深い&雪庇が凄そう!!のイメージがあり
全く同感だったんですがいくつかレコが上がり何とかなりそうかな〜、
ダメならいつでも撤退してやるぞっ、との意気込み?を胸にいっちゃいました
ukkyさんに遅れること数ヶ月でスタッドレスを購入した身としては
何とか元を取りたいこともあり雪山中心に攻めています
快晴レベルAは武尊山から白馬がショボコンデジで撮れたらって感じですかね。
現実的には中々厳しいかと思いますが…
リフト下山はゲレンデ内歩行禁止なのでやむを得ないのですが
事情を知らないボーダー、スキーヤーの方からすると
「おっ、あいつは根性のないタイプの登山者かな?」との見られ方もあり得ますね。
まあ、事実だけに返す言葉がないのが辛いところです…
雪山シーズンもそろそろ終了です。あと1〜2回は行けるかな〜。
ukkyさんもまだ行かれますか? レコ楽しみに待ってますね
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