能郷白山（能郷谷）
maasuke1
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,473m
- 下り
- 1,463m
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| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
道の駅うすずみ温泉で朝8時の気温0度。 本格的に雪が現れるのは標高1500メートルからで、朝は雪が締まっていて歩き易いが、午後気温が上がると登山道がぬかるんで滑りやすくなる。 下山途中、2合目付近で不安を抱えていた膝に違和感を覚え、1合目からの急登尾根を下るのは無理と判断し、先月下見をしておいた旧林道を下った。多少の藪（人によっては、激ヤブと感じるかも知れない）と崩落が数か所あったものの、40分で旧登山口から現在の登山口まで下ることが出来た。正規登山道だったら、2時間（通常なら45分）は掛かったかも知れない。 緊急時には充分使えるという目途がついたが、落石のリスクが極めて高く、あくまでも緊急時避難路としてのみ使いたい。かつて車が通った林道だから、膝への負担は殆どなかった。 |
| その他周辺情報 | 国道157は大河原から先冬期通行止め。従って温見峠道は福井経由でしか使えない。 朝8時、八谷に車が1台停まっていたが、青波へ登った登山者だったのだらうか。 この季節、遅くとも午後3時までには車止めまで帰って来たいものだ。空は快晴なのだが、4時にはもう薄暗くなってしまった。曇り空だったら、真っ暗になっていたかも知れない。夏でも冬でも登山口8時は厳守しておきたいものだ。 能郷谷は谷が深い。2時にはもう太陽は青波（1080m峰）に沈んで、すっかり影ってしまう。 根尾長嶺分校の校舎が解体されて、更地になっていた。風情ある昭和の木造建築だったのだが。。。かつて越波や黒津のこども達も、はるばる峠を越えて通った学校だった。昭和はもう遥か彼方に行ってしまったやうだ。 |
写真
能郷谷車止め。他に車は無いから、きょうは私ひとりの貸し切りだらう。温見峠も大河原にゲートが下ろされ冬期通行止めになっている。
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お助けロープ。若いころは「こんなものに頼るようになったら、お終いだナ。」と鼻でせせら笑っていたのだが。。。年金親爺はついつい頼りにして掴んでしまう。
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若いころは「こんなものに頼るようになったら、お終いだナ。」と鼻でせせら笑っていたのだが。。。年金親爺はついつい頼りにして掴んでしまう。
お迎えブナと青空。登山口から1時間。気温はまだ5〜6度ぐらいだらうが、額から汗が滴りおちる。ここで一服。ザックを開けて気付いたのだが、コンビニで買った水とお茶が入っていない。夏なら引きかえさざるを得ないのだらうが、雪を解かせば、コーヒーとカップ麺ぐらいは何とかなるだらう。
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ザックを開けて気付いたのだが、コンビニで買った水とお茶が入っていない。夏なら引きかえさざるを得ないのだらうが、雪を解かせば、コーヒーとカップ麺ぐらいは何とかなるだらう。
来年は徳山白谷から登ってみようかと、ひそかに企んでいる。季節にもよるが、最終堰堤から先は激ヤブだらう。
能郷白山。権現さんも完璧な冬支度。昨夜降ったさらさらの雪をコンロで解かして、どんべえとコーヒー。
眼下には奥美濃の絶景。権現さんと共有する贅沢な時間だけが広がっている。
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昨夜降ったさらさらの雪をコンロで解かして、どんべえとコーヒー。
眼下には奥美濃の絶景。権現さんと共有する贅沢な時間だけが広がっている。
ハーモニカは唱歌「冬景色」と「月の沙漠」。
感想
根尾水鳥の古い友人から「おやまに雪が降った」との便りが届いた。「おやま」とは奥美濃の権現、能郷白山のことだ。
彼とはかれこれ30年来の付き合いだが、ここ5年ぐらいはとんと音沙汰なしだった。15年まえに大病を罹って、仕事も、もちろん山からも離れたのだが、それでも毎朝の散歩でおやまを眺めては、若かりし日のことを思いだしているらしい。
以前は毎年暮れになると、干し柿を送って呉れて、わたしからはスーパーで買ったコーヒーを贈ったものだった。ことしはその干し柿に簡単な手紙が添えられていた。
「いつもヤマレコを見ています。おやまにも雪が降りましたよ」との短い文章だった。
めったに弱音を吐かなかった彼にしては、この文面からはとても弱いものが、読んで取れた。
いちど訪ねておかねばと思い、メールで有給休暇を会社に提出して、急遽根尾川沿いに車を走らせた。
おやまの帰りに彼の家を訪ねたのだが、驚いてしまった。かつては鋼の様だった腕が、枯れ枝のようになってしまっていたのだ。それでもにこにこして、奥さんともどもとても嬉しそうに迎えてくれた。
そもそも私が彼を知ったのは、吹雪の能郷前山だった。コースを見失って藤谷山方面へと歩いて行った私の足跡を見つけて、わざわざ追いかけて来て、大声で知らせてくれたのだ。謂わば命の恩人なのだ。
一緒に山を歩いたことはないが、能郷へ来る度に彼の家を訪ねるという時代が10年ぐらい続いただらうか。こどものいなかった彼はわたしの息子をとても可愛がってくれ、登山靴を買ってくれたりもした。
彼も能郷白山には百回以上登っているから、おやまのこととなると、話しが止まらなくなってしまう。体に障るからと8時すぎにお暇したのだが、帰り際に奥さんが「また寄って下さいね」とアマゴの燻製を持たせてくれた。干し柿といい、アマゴといい、能郷谷の味なのだ。晩酌でそのアマゴを味わっていたら、涙もろい親爺はポロリとしてしまった。酔いだけが進んで、味など判らなくなってしまった。
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とてもいいお話を読ませていただきました。
あなたの記録をじっくり読んで、今日（１２．５．）、
銚子滝見物に行って来ました。
ありがとうございました。
一週間晴天が続いたせいか、
失われた4号吊り橋下の渡渉は、足首ほどの水深で済みました。
こんばんは。
銚子滝は左岸を巻いてみましたか？ロープが2本ぶら下がっていたと思います。
今年の夏、左門で遭難されたご夫婦が、銚子滝付近で発見されたとのニュースが流れたことがありました。
滝の上に登って、どの辺りだろうかと探しましたが、とても並の登山者が入りこめるような所ではありません。あの左門から、よくぞ下って来られたものだと感心しました。
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