八ヶ岳【稲子湯-みどり池-天狗岳-硫黄岳-本山温泉-稲子湯】
- GPS
- 09:25
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,568m
- 下り
- 1,569m
コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 9:23
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
装備
個人装備 |
AKUクレスタ
|
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感想
ここ半年で雪山装備を揃え、アイゼン、グローブ、ゲーターなど、一通りの装備が揃ったので、雪には期待せず、まずは寒さへの対応を考え、初冬の八ヶ岳に挑戦です。
稲子湯旅館の少し上にある、稲子湯唐沢橋登山口から出発します。
しばらくは林道を歩いたり、山道に入ったりと、ゆっくりと標高を上げていきますが、こまどり沢沿いに歩くようになるとみどり池まではもうすぐです。
しらびそ小屋からは、氷結しているみどり池の向こうに東天狗岳の東壁が立ちはだかっています。
この東壁に浮かび上がる天狗の姿を見たくて、今回、このルートを選びました。
しらびそ小屋からしばらくは平たんな道を歩き、本沢温泉への登山道を分けて、中山峠に向かいます。
このあたりから勾配が増してくるので、さっそく、12本歯アイゼンを装着し、ピッケルを手に持つことにしました。
本格的な雪山シーズンが始まる前に、アイゼンの脱装着、ピッケルの取り扱いを訓練するのも、今回の山行の目的です。
中山峠への登山道は雪はありましたが、新雪でもあり、アイゼンやピッケルは、かなり大仰な感じでしたが、足運びなどに注意を払いながら登って行きました。
中山峠からすぐに森林限界を突破すると気温は低下し、風もあったことから、体感温度はかなり低く感じました。
防寒ジャケットを羽織ったりしながら、冬山の寒さを実感し、東天狗岳の頂上を目指しました。
気温は氷点下8度くらいで、足の先が凍えてくるのがよくわかりました。
東天狗岳の頂上に到着したところ、そこには誰もおらず、西天狗岳には2人の登山者がいました。
さすがに平日なので、登山者がおらず、静かな天狗岳の頂上を満喫することができました。
北アルプス方面には雲が出ていましたが、それ以外はよく望むことができました。
今回は西天狗岳へのピストンはやめて、硫黄岳を目指します。
東天狗岳を後にして、白砂街道分岐まで下り、根石岳に登り返し、また下り、箕冠山まで登り返します。
この短い間のアップダウンの登山道は、南アルプスを思わせる良道だと、個人的には思っていて、とても好きなルートです。(ただし、あっという間に通り過ぎてしまいますが・・・)
箕冠山からは林の中を緩やかに下り、夏沢峠に到着しました。
夏沢峠で昼食を食べ、見上げるような硫黄岳に向かって、最後の登攀を開始しました。
そのころにはだいぶバテを感じるようになってきて、アイゼンを付けた足を思うように扱えなくなってきました。
喘ぎながらも硫黄岳の頂上に到着すると、頂上には誰もおらず、広い頂上を独り占めし、360度のパノラマを満喫しました。
じっくりと硫黄岳を堪能した後は、もと来たルートを夏沢峠まで戻りました。
夏沢峠からは、本沢温泉を経由して、みどり池まで戻り、稲子湯まで下山しました。
本沢温泉を過ぎたあたりで、スマホのGPSの調子が悪くなり、ログが思うようにとれなくなってしまいました。
本沢温泉あたりから、バテが本格的にきて、足も痛くなってきたりと、久しぶりのヘロヘロ山行になってしまいました。
アイゼンを装着することで疲労の蓄積が大きく、その影響がどっと出た感じでした。
冬山装備の重量、ピッケルとアイゼン装着の負荷、寒さ対応の3つが、雪山山行のポイントだと思いました。
天候に恵まれ、景色を楽しみながらの雪山デビューとなりました。
これからしばらくは、八ヶ岳を中心に雪山の経験を積んでいこうと思います。
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