京都トレイル東山コースから比叡山へ
- GPS
- 04:55
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 916m
- 下り
- 914m
コースタイム
12:44 京都一周トレイル標示榜64番
13:15 石鳥居
13:24 水飲対陣跡
14:10 行者道(新コース)
14:25 ケーブル比叡 ここから北山コースに入る
15:00 山頂ビューを楽しむ
下山開始
15:48 水飲対陣跡 ここから雲母坂(きららさか)下山
16:22 曼殊院門跡
16:45 バス停 市バス5系統上終町・京都造形芸大前
天候 | 晴れ。風は冷たい。 比叡山山頂4℃ 麓は10℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
京都一周トレイル東山コースの64番から比叡山を目指し北山コースの2番まで進みました。 ※http://www.kyoto-trail.net/course_higashi3.html 一ヶ月前、清水山から大文字、瓜生山と進んで64番で区切り曼殊院に下山したので 今回はその続きを歩いて比叡山まで駒を進めました。 東山コースは今回で踏破しました。一部分別道を通ったりしましたが一応ルートは繋がりました。 (地図の線引きは比叡山に向かってずれているところもあるかもしれません) 非常に歩きやすく整備されています。 石鳥居から水飲対陣跡までは沢を三カ所超え、アップダウンのある道を歩きます。 初めは樹木が煩わしくて眺望が見えづらかったのですが 比叡山に近づくにつれ展望が開け、比叡山のケーブル手前の電波等や比叡山山頂からのビューは素晴らしかったです。 滋賀県側・琵琶湖と京都側、大原や遠く県北の山々、西側の愛宕山・嵐山もよく見渡せました。 大阪は霞んで見えにくかったです。 いいお天気でしたがさすがに山頂は寒くトレイルの日陰には雪が残り風も冷たかったです。 帰りは「雲母坂」という名につられて水飲対陣跡に戻りそこから修学院離宮脇まで下山しました。 この雲母坂、かなりの急坂の連続で両壁が迫ってくる細い山道になる箇所もあります。 比叡山の千日回峰行の行者道であり、親鸞上人のゆかりの道、また南北朝時代の戦乱の地でもあり 深くえぐれた道は歴史的に古い道であることが伺われます。 山道に赤い薮椿や白いアセビ、黄色のミツマタが咲いていました。 アオイスミレも曼殊院門跡近くにたくさん咲いていました。 ソメイヨシノもとうとう開花を迎えたようですね。 これから薄いピンクの淡いふわふわを楽しめそうです。 |
写真
感想
京都一周トレイル東山コースの最後の大詰め、比叡山にやっと登れました。
昨日の西山コースを歩いた時はあいにくの雨でしたが今日は快晴!
しかし、
前日との気温差がありすぎて風冷たそうだし迷っているとお昼近く。
ちょっと遅出でしたが比叡山目指しました。
前回の終点、曼殊院脇から登っていきトレイルコースに合流し先に進みます。
誰も歩いていないけど明るくて歩きやすい道でした。
この周辺は戦乱跡や山城跡が周囲に点在して一人で歩くにはちょっと不気味な感じを覚えたのですが
厄払いのお守りを三つ持って熊除け鈴も鳴らしながら歩きました。
霊感があるとか何かが見えるとか、京都の町から鬼門の方角にあるからとか
決して信じている訳ではありませんがそれでも何も持たないよりは心強い。(笑)
赤い椿や、白いアセビ、黄色のキブシ、ミツマタ等が花の季節の到来を告げていますね。
スミレも咲いていたし何だか楽しい〜。(と自分に言い聞かせて・・・)
石鳥居に着いた時は、ナイスグレーの外国のおじさまが「コンニチワ!」と微笑んですれ違いました。
人に会えて安心。人に会えて嬉しい・・・(涙)
アップダウンのある道を下り沢を徒渉し水飲対陣跡に着き、浄刹結界跡を通りようやく比叡山への入り口です。
ところどころで展望が開け、京都市内がよく見えます。
すれ違う人もトレイルランニングする人、コート姿の女性、山歩き姿のおじさまと増えてきて
比叡山の結界に入るとこんなに安心して山を目指せるものだと思ってしまいました。
電波塔に出ると素晴らしい眺めが待っていました。
昨日歩いた西山コースの辺りがよく見えます。
愛宕山も特徴ある山容を際立たせていました。
麓の町並みも京都市内の町並みも眼下に見渡せる。
こんなにたくさんひしめき合って生きているのも平安の昔からの都だからこそ。
繁盛しているんですね〜。
比叡山山頂からの琵琶湖の眺めも素晴らしかったです。
穏やかな湖面がきらきらと輝いて平和な時間を象徴しているようでした。
帰りに選んだ雲母坂の道は昔から歩かれてきた古い道。
“えぐれ”がものすごくて登るのは大変だったんじゃないかな〜。
(下りるのも大変でしたが)
何故きらら坂?もろい花崗岩に含まれている雲母が水に溶けてきらきらしていたとか?
こんなえぐれができるのだから豪雨のときはものすごいんでしょうね〜!!
雲母が水に溶けてきらきらする様を見てみたい気もする。
東山コースも踏破し、次の目標は北山コース。
比叡山〜大原まで一気に歩けたらいいな〜頑張ります。
京都の山、歴史を感じるような登山道ですね、城跡とか古戦場とか結界…とか
一人で歩いていたら、何か色々な事が止めど無く想像しちゃったりして、確かにちょっと怖そうですね 多分私は苦手かも
でも歴史本を片手に歩いて見たい気もしますね
MSFANさん、コメントありがとうございます。
京都の町をぐるりと一周するトレイル(実際一周していなくて南側がないんですが)
史跡と歴史と人々の生活や信仰を感じる素敵なコースです。
山城があって戦乱の跡だと言われれば
この谷と尾根を利用して一気に駆け込んで敵陣へ・・・・なんて
時代劇をドラマチックに想像したりも出来ます。
ただ、不気味な感じがするので私にはお守りに頼らざるを得ませんでした
鈴を鳴らしながら歩くのも野生動物を避けるため、また鎮魂の意味も兼ねてます
ダイナミックな山歩きではありませんが
比叡山に近づいていくのは信仰の山に対して畏れと敬いが出てきます。
昔の人の気持ちにもなれますね
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