大文字山の探索その2
- GPS
- 04:41
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 766m
- 下り
- 766m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題はなかったが,標識がほとんどないので,気をつけないと道迷いになる可能性がある |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
2020年12月23日(水)に休みをとって再度大文字山の探索に行ってみた。 今回は,前回わからなかった太閤岩辺りから左上に登る道の行き先を知りたいのと,中尾の滝の下流辺りから遍照ピーク付近を通って独考庵付近から出合孫熊山四辻経由で,熊さん家族(熊山,子熊山,孫熊山,曾孫熊山,玄孫熊山)を制覇すること,月待山に寄る,としてみた。後はできるだけ知らない道を開拓するようにしてみた。
今回も銀閣寺裏まで自転車で行った。前回はそこからすぐに尾根に出たが,今回は普通に大文字山に登るように未舗装林道を登っていき,堰堤の先にある太閤岩下の水場から太閤岩横を登ろうと思って歩き始めた。とりあえず火床へのメインルートにあたる小橋はパスして堰堤左を巻くように越え,さらに次の堰堤も左を巻いて登った。その辺りで下ってこられた男性にお話を伺って,そこから中尾四辻(中尾峠)に向かうルートの入口を教えて頂いた。そうなると俄然中尾四辻に登るルートを歩いてみたくなった。太閤岩上で左上がどこに行くかは,中尾四辻から少し三角点に向かって登った辺りから一度下って登り直せばいいや,と思った。そこで,堰堤辺りから最短で中尾四辻に向かうルートを登ってみた。ルートはそこそこの傾斜だったが,いうほどきつい感じはしなかった。そして,前の方が明るくなってきたなぁ,と思ったらもう中尾四辻(中尾峠)だった。なんか,すごく拍子抜けするぐらいすぐに着いてしまった。
そこから一度三角点に向かって登った。ルートは中尾四辻からすぐに尾根伝いに登るルートにした。そこはすぐに尾根に上がらずに左から巻くように登るルートもある。太閤岩からのルートは,その左から巻くルートと尾根伝いのルートが合流する辺りに出ると予想したが,はっきりとした踏み跡がわからず,実際に歩いてみないといけないなぁ,と思って更に三角点に向かって少し登った。ひと上りすると右下の谷に下れそうな少し開けた感じの場所に出る。そこではできるだけ三角点に近い辺りまで行くと右下に下りやすい道が出てくる。その道を谷に向かって下ると太閤岩から火床に向かうルートが90度曲がる辺りにぶつかる。今回はそこから太閤岩に向かって下った。
太閤岩に向かって下っていくと,森に入った辺りで左上に向かう分岐がある。そこは火床に登るメインルートに出るはずだが,どこに出るかを知りたかったのでピストンしてみた。すると,火床に登るメインルートの比較的急な長い階段の下の辺りに出た。これは帰りに月待山に行くのに使えるかも,と思って太閤岩に向かうルートに戻った。
さらに太閤岩に向かって下ると,やがて右上に登る踏み跡が見えた。そのルートの行き先が今回の目的の一つだったので,登ってみた。踏み跡がいまいちはっきりしなかったけど,それっぽいところを歩くと,少し登ると中尾四辻から三角点に向かうルートにぶつかった。場所は尾根伝いのルートと横を斜めに登っていくルートが合流した地点だった。実は予想していた場所に出たのだった。なんで上から見た時に下るルートがわからなかったのか,と思ったが,踏み跡があまりしっかりしてないので,知らないと下れない,という感じだった。
一個ルートが判明したので,次の目的のために一度下って中尾四辻に戻り,そこから白川の方に向かって下ってみた。前回,中尾四辻から谷に下りるぐらいまで行ったので,今回はその先に進んでみた。すると,少し進むと水の流れる沢に出た。そこは幻の滝から中尾の滝を経由して下ってくる沢であり,そこを渡る丸太で組まれた小橋があった。今回は丸太小橋を渡って向こう側にある尾根に登るルートを歩く予定だったが,まずは一度中尾の滝まで行ってみようと思い,中尾の滝までピストンしておいた。中尾の滝までは沢に沿って歩くとすぐだった。沢の中を歩く感じだったので,水が増えると歩けないかもなぁ,と思いながら歩いた。
中尾の滝の写真を撮った後,丸太小橋に戻り,そこから右上に登って尾根に上がった。尾根に上がったところを左に行くと見晴らし広場(? この間もらった地図には展望所とある)経由で琵琶の滝に行けるみたい。今回は尾根に出たところを右に行き,大文字山三角点方向に行ってみた。最初は踏み跡がはっきりしていたが,徐々に踏み跡は弱々しくなった。それでもある程度分かったのでどんどん行くと,ちょっとしたピークっぽい場所のそばに出た。そこは遍照ピークと地図にある場所みたいだった。
そのすぐ先で四つ辻があった。右下に行くと中尾の滝の方に行けそうだったが,反対側は沢に下りそうだった。しかし地図に線がないので不安になってやめておいた。そこでさらに尾根を登る感じで進んだ。すると前方に分岐があり,左寄りルートから団体さんの声が聞こえた。その人達にルートのことを聞こうと思ったら,その中に土曜日に地図をくださったおっちゃんがいた。とりあえずFさんとしておこう。Fさんに地図のお礼を言うとともに,その先の道のことを聞くと,分岐を左に行くと孫熊山の近くに行けるということだった。そこで,そこから左前に進んだみた。すると一度開けた谷っぽい場所に出た。どうもそこは独考庵と地図にある辺りみたいだった。場所はわかったが,少し広めの傾斜の緩い谷で,どこでも歩ける分,踏み跡がはっきりしていなかった。しかし,とりあえず周りに道が見えないので谷を遡る方向に歩くと,谷の向こう側にはっきりとした踏み跡が見えた。そこで,そこを登るとまた四つ辻に出た。そこは地図に出合孫熊山四辻とあるところだった。
地図を見るとその四つ辻は向こう側に行くみたいだったので,そのまま進んでみた。するとまた谷に下りた。そこの谷は少しだけ掘れ気味だったので道はどこ?と思って見てみると,沢の向こう側に道が見えたのでそっちに進んだ。少し登るとすぐに孫熊山三叉路という札がある場所に出た。それでやっと熊さん家族の連なる尾根までたどり着けた。
三叉路からまず孫熊山に向かった。孫熊山だけは山頂が登山道から外れた場所にある。そのため,途中で山頂に向かう分岐がある。今回は行きに孫熊山の山頂に寄った。山頂ではなかなか孫熊山という表示のある札が見つからなかったが,なんとか見つけて写真を撮っておいた。そこから登山道に引返してもよかったが,山頂からそのまま前に行くと登山道に合流できたのでそのまま進むことにした。
そこからは基本的に一番はっきりした踏み跡に従って行くと,子熊山,曾孫熊山,玄孫熊山に行くことができた。注意点としては子熊山から曾孫熊山に向かうところはまあまあの急傾斜を下らないといけないことだった。後はそんなに難しくはなかった。玄孫熊山から先にも踏み跡があったが,今回は玄孫熊山で引返して大文字山三角点に向かうことにした。
玄孫熊山から,曾孫熊山,子熊山と戻った。子熊山への上りはちょっときつかったが,そこまでひどくはなかったのでそれなりにこなして先に進んだ。その先の子熊山と孫熊山の間に左下に下る分岐があったが,そこも今回はパスしておいた。孫熊山では帰りは山頂に寄らずにトラバースするようにある登山道を歩いた。そのまま行くとすぐに孫熊山三叉路にたどり着いた。そこから熊山に向かって登った。熊山も途中は大したことなかったが,山頂直前で少しだけ急な区間があった。距離が短いので一瞬で終わるけど…。
熊山は大文字山三角点に向かうルート以外に東側に下る踏み跡も見えたが,これも今回はパスしておいた。熊山から下るとすぐに熊山乗越にたどり着いた。そこも四つ辻になっていた。そこから大文字山三角点に向かう道を歩いてみたかったので,熊山乗越はそのまま直進した。そこから大文字山三角点に向かう道は思ったよりも急な上りだった。熊山乗越から尾根の右を登っていくなぁ,と思ったらすぐに尾根に出た。そこからはずっと尾根伝いだったが,まあまあ急で少し疲れた。それでも大した距離はないのでひたすら登ると気づくと大文字山三角点から下った所にある41番の分岐にたどり着いた。
41番の分岐は地図で見ると熊山乗越の他に天の原の方にも行けるみたいだった。この間歩いた時には天の原への道がどこにあるかわからなかったが,41番の分岐から熊山乗越に向かって下ると,すぐに,ほんとにすぐに右に下る踏み跡があり,そこが天の原へのルートだった。天の原へのルートがわかったら,とりあえず三角点に向かうべく,41番の分岐から少しだけ幻の滝の滝の方に進み,そこから大文字山三角点の少し火床寄りに合流するルートを歩いてみた。そのルートは序盤は何箇所にもトラロープがあった。距離は短いがまあまあの傾斜で,おまけにザレているのでちょっと歩きにくかった。それでもちょっと登ると気づくと大文字の火床から三角点へのメインルートに合流した。そこから少し歩いて大文字山三角点に着いたのは12時半だった。
大文字山三角点ではいくつかのグループがお昼を食べていた。前回と違って今回は風もなく暖かかったので,少しのんびりしようと思った。そこで,お湯を沸かしてお昼ごはんを食べることにした。今回は JetBoil Flash の他にチタン製の鍋も持っていき,鍋でマルタイの棒ラーメンを作って食べることにした。そうすれば JetBoil で沸かす2杯目がラーメン臭くならなくていいかな?と思って。まずは JetBoil でお湯を沸かし,そのお湯をチタン製の鍋に入れ,そこにラーメンを入れて煮込んだ。バーナーは JetBoil Flash のバーナーの上にゴトクを載せて使った。JetBoil Flash は 2000 kcal/h を越えるパワーがあるので,ゴトクに普通の鍋を載せても問題なく調理することができた。普通の JetBoil は 1000 kcal/h ちょいのものもあるので,専用のポットを使わなければ,とろ火はいいけどしっかり火を通すのはしんどいかも,と思った。今回はラーメンを食べた後,インスタントのコーヒーをいれ,しばし三角点でのんびりした。天気もよく日差しがかなり暖かかったので,40分も休憩してしまった。
大文字山三角点から火床経由でお地蔵さんのところに行って月待山に行ってもよかったが,ふと天の原へのルートを歩いてみたいと思ったので,前回同様,三角点から北に向かって下った。三角点から41番分岐まではこの間も歩いたので特に問題はなかった。41番分岐で右下に下りてすぐに(ほぼ41番分岐と同じ場所)右に下ると天の原への道だった。そこは熊山乗越への道に比べると踏み跡がかなり不鮮明で少し気を使いながら下った。冬場で木々に葉が少ないので,とりあえず支尾根を外さないように,を気をつけながら下った。
しばらく下ると右側に少し広い谷が出てきた。その辺りで踏み跡がいっそう曖昧になり,かつ,反対の左下に下る踏み跡があった。 ということは,そこらが天の原か?と思って,しばし谷を探索してみたが,なぜそこがフライパンと書かれているのかはわからなかった。後で聞いたところでは,少し沢を下った辺りに,古いやかんとフライパンが置いてあるから,ということだった。私のいた範囲にはそんなものは全然見当たらなかった。帰ってから GPS の記録を見ると,おっちゃんのくれた地図の天の原のポイントのかなり手前でうろついていたみたいだった。そりゃあかんわ。 なので,天の原のフライパンは次回のお楽しみにしておいた。
天の原近くから熊山乗越に戻ろうと考え,うろついた辺りから左下の谷に向かった。谷まではすぐだったが,その谷も踏み跡が不鮮明で,どっちにいけばいいかがわかりにくかった。一瞬,沢を下る方向に行きかけたが,左に熊山っぽいピークが見えたので,そのピークの左側(三角点寄り)に行けそうな方に向かうと,しっかりした踏み跡があった。よかった。 そこから踏み跡に従ってしばし登ると,思ったとおり熊山乗越にたどり着いた。お昼前は熊山乗越の右から来て左上の尾根に向かったが,今度は熊山乗越を直進して正面の谷に下り,出合乗越四辻経由で中尾の滝を目指した。
熊山乗越から西側の谷に下ると,踏み跡のしっかりした道との三叉路に出た。一瞬どっちに行くか迷ったが,地図でいうと右だったので右に行ってみた。後でみると,左は谷に沿ってカササギ峠(出合坂四辻)に向かう道だった。今回は右に進み,尾根に出るとまた四つ辻に出た。そこは出合乗越四辻というところみたいだった。大文字山の北側は似たような谷と似たような尾根が多数あり,四つ辻も似たような感じがして,気をつけないと簡単に迷ってしまいそう。
出合乗越四辻を直進するとルートがわかりやすい道が続き,気づくと竹若山から孫熊山に向かう分岐点(Fさんに出会ったとこ)に出た。そこから気になっていた西側の沢に下るルートを歩いた。地図も見ずに勝手に中尾の滝辺りに出るのかな?と思っていたら,中尾の滝と幻の滝の間に出た。そこから少し沢を下る方向に行くと,すぐに中尾の滝の上に出た。
そこからは前回も歩いたルートなので,中尾四辻(中尾峠)まで戻り,少し三角点に向かって登ってから右下の太閤岩の方に向かって下り,太閤岩の少し手前で左上に上がって火床へのメインルートに合流することにした。そうすればお地蔵さんのところまで最短でいけそうだったので。そこで中尾四辻に向かっていると,途中の尾根道との分岐のところで女性二人が悩んでおられた。その辺りは何度も歩いているが,その尾根の先がどこに行くか気になる,ということだった。場所的に中尾四辻から白川に向かって下る谷と,中尾の滝から白川に向かう沢の間の尾根なので,合流点の丸太小橋の辺りに出るはずですよ,とお伝えしたがどうも納得できないみたいだったので,一緒に丸太小橋まで行くことにした。ルートは尾根伝いに行き,最後に一気に合流点に下る。最後は斜面を強引に下る感じで,立木を利用しながら滑らないように下った。下った先は丸太小橋のすぐそばで,まさに尾根の先っぽという感じのところだった。そこに道があると思わないと道に見えない感じだった。なので,お二人は印象になくてどこにでるか悩んでおられたみたい。実際に下ってみて,ここにでるのか,と納得しておられた。
お二人はそこから銀閣寺の方に帰る,ということだったので,中尾四辻まで一緒に登った。お二人は中尾四辻から谷を下って未舗装林道終端付近の堰堤に出るということだったので,そこでお別れした。私はそこから大文字山三角点に向かって少し上り,朝確認したルートで太閤岩の方に下り,途中から火床に向かう道に入り,さらに途中でメインルートへのショートカットを登って,お地蔵さんのある分岐に向かった。やはり使ったルートは最短でお地蔵さんのところにたどり着けた。
お地蔵さんのところから月待山に行くには,少し鹿ヶ谷の方に向かい,右に行くと法然院の方に下るルートに入る。そこを下って,途中で右に行くのだが,これも標識が少なくて入り口がわかりにくかった。ルートに入ると登山道になっていたが,結構急な下りだった。途中,法然院は左へ,という標識があり,その先にベンチがあり見晴らしのいい場所があった。そこを直進すると,法然院のルートは崩れてるから直進で下るな,と書いてあった。ベンチの手前で左へ,とあったのは迂回路みたいだった。そのポイントを右に行くと,UAきずなの森,という看板のある広場に出た。 そこで左下に行くと法然院にいけるみたいだった。右に行くと銀閣寺と書いてあった。
そこで銀閣寺方面に向かった。そこも入り口がわかりにくかったが,木の枝に赤い線が2本描かれた木があったので,その横を進んだ。少し行くと分岐があり,月待山は左,とあったので月待山に向かった。すぐに月待山に着いたが,特に眺望はなかった。月待山という名前からすると,昔は月を眺めるのによい眺望があったのだろうか…? 月待山を通過して進んで行くと,やがて尾根の末端で下り始める感じになり,2度ほどカーブすると沢に出た。そこは月待山側からの沢が,大文字山へのメインルートである未舗装林道沿いの沢に合流するところだった。
未舗装林道に出た後,そのまま自転車の置いてある場所に行ってもよかったが,見上げると堰堤のすぐ下辺りで休憩している女性が二人見えた。先程,丸太小橋まで尾根道を探索したお二人だと思ったので,そこまで登ってみた。すると,そのお二人だったので少し話をしてから下山となった。
今回は,天気がよく暖かかったので仕事を休んで再び大文字山の探索をしてみた。 山としてはそんなに大きくないが,似たような谷と尾根が多数あり,ルートはたくさんあるけど標識が少ないのでとても迷いやすい場所だった。今回,大雑把なルートは把握できたが,まだまだ行ってないルートがあるので,機会があればまた行ってみたいと思った。
歩いたルートを地図にしてみた。
https://www.hippowanderer.wjg.jp/gmap/Climbing/DaimonjiMap.html
今回の一連の探索のレコはこちら
・大文字山を探索
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2808299.html
・大文字山の探索その2
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2816131.html
・大文字山の探索その3
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2822559.html
・大文字山の探索その4
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2828437.html
・大文字山の探索その5
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2869067.html
・大文字山の探索その6から四ノ宮へ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2891421.html
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