記録ID: 2870746
全員に公開
ハイキング
奥武蔵
日程 | 2021年01月19日(火) [日帰り] |
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メンバー | |
天候 | 終日快晴 |
アクセス |
利用交通機関
▼日和田山駐車場(田部井淳子氏の碑のある駐車場)
車・バイク
1日¥300、無人のため、備え付けの封筒に車のナンバーを書き料金を入れて料金箱に投函する。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
- 日帰り
- 山行
- 10時間8分
- 休憩
- 1時間34分
- 合計
- 11時間42分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 全体的によく整備されていて注意を要するような危険箇所は無いと思います。 強いていうなら、低山特有のどこへ続くか分からない踏み跡多数。 何の目印なのか、藪の中につけられたピンクテープ。 山の中では野生の猪、道路では鉄のイノシシに要注意。 自販機も、トイレも、食事処もあって、快適そのもの。 一番、分かり辛かったのは、天覧山と天覚山の周辺。 登山道が狭い範囲に密集し、ほうぼうに伸びているので。 ▼利用可能トイレ ○日和田山登山口トイレ 無料。小屋型水洗。男性用は小便器のみ。共用トイレは使用禁止中。 日和田山有料駐車場からは、150mくらい登ったところ。 ○高麗集落前公衆トイレ 無料。小屋型水洗。水道あり。TPあり。駐車スペースなし。超きれい。 ○顔振峠公衆トイレ 非水洗。詳細不明。顔振峠から見晴らし台へ少し上がったところ。 ○吾野駅公衆トイレ 無料。水洗。水道あり。TPあり。 ○多峯主山山頂手前トイレ バイオトイレみたいな外観。詳細不明。 ○巾着田ドレミファ橋付近トイレ 無料。電灯あり。水洗。水道あり。めちゃきれい。 |
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その他周辺情報 | ▼日和田山バッジ、物見山バッジ 10.00-15.00 休日 平日(不定休)平日やってないのか? 高指山の先、物見山までの間にある、ふじみやにて販売してるらしい。 ▼天覚山、天覧山、大高山、越上山バッジ 見つからず。2021.1.20 |
過去天気図(気象庁) |
2021年01月の天気図 [pdf] |
装備
個人装備 | 防寒テムレス 水1.2リットル |
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写真
感想/記録
by mogless
日和田山だけ登るのでは、ちょっと距離が短いかなあと。じゃあ、その先へも行ってみようかと計画を立ててみれば、あれや。奥武蔵グリーンラインを、どこまでも行けてしまうではありませんか。刈場坂峠から正丸尾根を通って、伊豆ヶ岳、天覚山、天覧山を経由して、高麗峠を抜けて日和田山駐車場に戻れば、電車を使わず周回できる、、、という計画を何年も前に立てていたのですども、そのあまりの行程が。歩行距離約50km。CT23時間30分。累積標高差2600m。名付けて「奥武蔵全山縦走」。片道切符じゃありません。周回です。でもこれ、無理じゃねか。CTだと、ほぼ丸1日歩いていることになるじゃん。過去に1日で55kmは歩けたのだから行けるとは思うけども、その後、極度の疲労からか、一度、電車で座ったら足が固まって動かなくなり、あやうく電車から降りれなくなるところだったので、無理はしたくない。
とうわけで、登山道は縦横に伸びているので、顔振峠から吾野駅に下りて、大高山に登り、天覚山から、天覧山まで行って、駐車場に戻ることにしました。だいたい30kmくらいなので、これなら無理もないでしょう。電車にも乗りたくないし。主義じゃあないんだよね。敷かれたレールの上を走るのは(←カッコイイ)。車に戻った時は真っ暗でしたけど。でも、天覧山までは、灯りなしで行けました。
で。日和田山は、あまりにあっという間で、体が温まる間もなく、気が付くと山頂でした。日和田山だけなら少なくとも10往復はしないと、足が夜泣きしそうです。歩き出したばかりで体が冷えてて寒いので、誰もいない山頂を足早に退散。次の高指山を目指します。ここ、山頂部に何かの廃墟みたいな施設があって、最高点に立てません。建物の裏手に怪しげな踏み跡があったので、行ってみたけど、特段、気分の出る場所ではなかった。眺望ないし。
続いて物見山。一等三角点が設置されてます。三角点の場所は、山頂標から50mくらい離れています。東の森の中。物見山からは、地図上に表記の無い細かいピークをいくつか越えて、車道と登山道を交錯しながら、顔振峠へ向かいます。顔振峠は「かあぶりとうげ」。「こうぶり」とルビをふってあるモノを稀に見かけますけど、地元の人も「かあぶり」と呼んでます。顔振峠が折り返し地点なので、ここから、吾野駅まで降ります。登山道はよく整備されててアップダウンも少なく歩きやすいので、実は、ここまでかなり余裕だった。え、まだ、午前中? みたいな。日和田山から緩やかに標高をあげていくような感じですかね。
吾野駅に下りた後は、目の前に大高山らしき山が、突きあがってます。これ登るんかと、鼻息が荒くなる。大高山から久須美山までか。地獄のアップダウンが始まります。まあ、とにかく細かいポコが数えるのも嫌になるくらいに連続します。あがっておりて、あがっておりての繰り返し。後半になって、これはなかなか堪えるものがあった。天覚山から多峯主山(とうのすやま)まで、とにかく遠い。確か、5km。だいたい私は1時間で3km進むので、多峯主山まで、1時間30分くらいかなと思っていたら、1時間35分かかった。まあ、そんなもんか。4時30分過ぎだったかな。多峯主山に着いたのは。まだ、太陽はかろうじて出ていたけど、北風ぴーぷーで寒いのなんの。誰も記念撮影していない山頂で、記念撮影して最後のピーク天覧山を目指します。ここで。はて? 天覧山はどっち? まるでわかんねー。そこかしこに登山道があって、どっちへ行ったらいいのか分からない。地図で見ると、すぐ近くなんだけども、どれが天覧山への道なのか分からない。ここで間違えると、明るいうちに天覧山に着けないのは確実。山頂で地図を広げていると、おばあさんがある方向へ歩いて行ったので、自分が来た方向と逆だし、たぶん、そっちだろうと適当に考えてついて行く。結果、正解でしたけど。日は沈んでいたけども、なんとか、まだ明るいうちに天覧山に到着。誰もいない。そりゃそうだ。寒い。飯能の町が見える。けっこう、都会ね。ここで高麗峠に向かいたいけど、また、進路が分からない。なんとか、進路が判明したけど、多峯主山と天覧山は、登山道が多過ぎ。あちこち錯綜しているので、どれがどこに繋がってるのか。細かすぎて、GPSを見ても、よく分からないときたもんです。
真っ暗な天覧山を下りてきて、車道に出た。歩道を歩いてお先真っ暗な高麗峠の入口がぽっかりと口を開けている。高麗峠へ向けて闇に飲み込まれていく。エンジンの音は次第に聞こえなくなった。誰もいない。聞こえるのは、落ち葉を踏みしめる音。と、その時! ぶふぉ、ぶふぉと何やら荒い息遣いが聞こえる。茂みの中だ。ざ、ざ、ざ、ざ、と落葉を踏みしめて遠ざかる足音が。明らかに猪だ。こわー。すぐ近くには人家があったけど、この辺りは、日中でも猪が出るから注意して下さいの張り紙がしてあった。怖いわ。
どれみふぁ橋てのを渡って、人生初の巾着田に到着。ほーこれが。当然ながら曼珠沙華は咲いていないけど。一度は、咲いている時期に来てみたいものだな。で。巾着田のど真ん中を貫くあぜ道を日和田山目指して歩きます。正面には、日和田山のシルエットが。大きく見えるけど、登ってみるとわりとあっさりなのが面白かった。
日和田山は関東百名山に選定されているので、一度は登ってみたかったけど、それだけ単品で登るのは、ちょっとなあというわけでしたが、今回のコース設定は、十二分に日和田山を満喫できました、、、ほとんど日和田山ではないけど。分県登山ガイド埼玉の山でいえば、10箇所通過してます。今にして思うと、天覧山から登って最後に日和田山に到達する逆回りのほうが良かったかな。そのほうが、感動もひとしおだったかもしれない。なんで、登る前には、そういう考えが起きなかったんだろう。単に思慮が足りないだけか。行動が短絡的だからか。
とうわけで、登山道は縦横に伸びているので、顔振峠から吾野駅に下りて、大高山に登り、天覚山から、天覧山まで行って、駐車場に戻ることにしました。だいたい30kmくらいなので、これなら無理もないでしょう。電車にも乗りたくないし。主義じゃあないんだよね。敷かれたレールの上を走るのは(←カッコイイ)。車に戻った時は真っ暗でしたけど。でも、天覧山までは、灯りなしで行けました。
で。日和田山は、あまりにあっという間で、体が温まる間もなく、気が付くと山頂でした。日和田山だけなら少なくとも10往復はしないと、足が夜泣きしそうです。歩き出したばかりで体が冷えてて寒いので、誰もいない山頂を足早に退散。次の高指山を目指します。ここ、山頂部に何かの廃墟みたいな施設があって、最高点に立てません。建物の裏手に怪しげな踏み跡があったので、行ってみたけど、特段、気分の出る場所ではなかった。眺望ないし。
続いて物見山。一等三角点が設置されてます。三角点の場所は、山頂標から50mくらい離れています。東の森の中。物見山からは、地図上に表記の無い細かいピークをいくつか越えて、車道と登山道を交錯しながら、顔振峠へ向かいます。顔振峠は「かあぶりとうげ」。「こうぶり」とルビをふってあるモノを稀に見かけますけど、地元の人も「かあぶり」と呼んでます。顔振峠が折り返し地点なので、ここから、吾野駅まで降ります。登山道はよく整備されててアップダウンも少なく歩きやすいので、実は、ここまでかなり余裕だった。え、まだ、午前中? みたいな。日和田山から緩やかに標高をあげていくような感じですかね。
吾野駅に下りた後は、目の前に大高山らしき山が、突きあがってます。これ登るんかと、鼻息が荒くなる。大高山から久須美山までか。地獄のアップダウンが始まります。まあ、とにかく細かいポコが数えるのも嫌になるくらいに連続します。あがっておりて、あがっておりての繰り返し。後半になって、これはなかなか堪えるものがあった。天覚山から多峯主山(とうのすやま)まで、とにかく遠い。確か、5km。だいたい私は1時間で3km進むので、多峯主山まで、1時間30分くらいかなと思っていたら、1時間35分かかった。まあ、そんなもんか。4時30分過ぎだったかな。多峯主山に着いたのは。まだ、太陽はかろうじて出ていたけど、北風ぴーぷーで寒いのなんの。誰も記念撮影していない山頂で、記念撮影して最後のピーク天覧山を目指します。ここで。はて? 天覧山はどっち? まるでわかんねー。そこかしこに登山道があって、どっちへ行ったらいいのか分からない。地図で見ると、すぐ近くなんだけども、どれが天覧山への道なのか分からない。ここで間違えると、明るいうちに天覧山に着けないのは確実。山頂で地図を広げていると、おばあさんがある方向へ歩いて行ったので、自分が来た方向と逆だし、たぶん、そっちだろうと適当に考えてついて行く。結果、正解でしたけど。日は沈んでいたけども、なんとか、まだ明るいうちに天覧山に到着。誰もいない。そりゃそうだ。寒い。飯能の町が見える。けっこう、都会ね。ここで高麗峠に向かいたいけど、また、進路が分からない。なんとか、進路が判明したけど、多峯主山と天覧山は、登山道が多過ぎ。あちこち錯綜しているので、どれがどこに繋がってるのか。細かすぎて、GPSを見ても、よく分からないときたもんです。
真っ暗な天覧山を下りてきて、車道に出た。歩道を歩いてお先真っ暗な高麗峠の入口がぽっかりと口を開けている。高麗峠へ向けて闇に飲み込まれていく。エンジンの音は次第に聞こえなくなった。誰もいない。聞こえるのは、落ち葉を踏みしめる音。と、その時! ぶふぉ、ぶふぉと何やら荒い息遣いが聞こえる。茂みの中だ。ざ、ざ、ざ、ざ、と落葉を踏みしめて遠ざかる足音が。明らかに猪だ。こわー。すぐ近くには人家があったけど、この辺りは、日中でも猪が出るから注意して下さいの張り紙がしてあった。怖いわ。
どれみふぁ橋てのを渡って、人生初の巾着田に到着。ほーこれが。当然ながら曼珠沙華は咲いていないけど。一度は、咲いている時期に来てみたいものだな。で。巾着田のど真ん中を貫くあぜ道を日和田山目指して歩きます。正面には、日和田山のシルエットが。大きく見えるけど、登ってみるとわりとあっさりなのが面白かった。
日和田山は関東百名山に選定されているので、一度は登ってみたかったけど、それだけ単品で登るのは、ちょっとなあというわけでしたが、今回のコース設定は、十二分に日和田山を満喫できました、、、ほとんど日和田山ではないけど。分県登山ガイド埼玉の山でいえば、10箇所通過してます。今にして思うと、天覧山から登って最後に日和田山に到達する逆回りのほうが良かったかな。そのほうが、感動もひとしおだったかもしれない。なんで、登る前には、そういう考えが起きなかったんだろう。単に思慮が足りないだけか。行動が短絡的だからか。
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この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。
この記録で登った山/行った場所
- 天覚山 (445.5m)
- 日和田山 (305m)
- 高麗峠 (177m)
- スカリ山 (435.1m)
- 物見山 (375.3m)
- 越上山 (566.3m)
- 顔振峠 (508m)
- 諏訪神社
- 大高山 (493m)
- 観音ヶ岳 (425m)
- 北向地蔵
- エビガ坂 (384m)
- 高指山 (332m)
- 金刀比羅神社 (257m)
- 天覧山 (197m)
- 多峯主山 (270.77m)
- 巾着田 (88m)
- ドレミファ橋
- 日和田山登山口 (110m)
- 吾野駅
- 一本杉峠 (496m)
- 雨乞い塚 (574m)
- 東峠
- 前坂
- 久須美ケルン (277.5m)
- 飯能アルプス永田入口
- 愛宕山
- 観音山 (410m)
- 久須美坂
- 小瀬名富士 (390m)
- 御嶽八幡神社
- 萩の峰
- 天覧山中段 (164m)
- 常盤平 (222m)
- 駒高集落
- 西道庭 (380m)
- かまど山入口
- 58号鉄塔
- 大倉谷分岐
- 日和田山 男岩・女岩 (200m)
- みちさと峠
- 男坂・女坂分岐 (172m)
- 越上山分岐
- 桂木峠方面分岐
- 鹿台橋 (87m)
- 茶之岳山 (450m)
- 大沢山 (480m)
- 伐採地
登山 | 登山用品 | 山ごはん | ウェア | トレイルラン |
トレッキング | クライミング | 富士山 | 高尾山 | 日本百名山 |
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この記録へのコメント
投稿数: 1858
お勉強させて頂きました
人は55/日歩くと足が強ばって、とんでもないことになるのですね
ものまね芸能人のコロッケさんがロボットになっている様子を想像
電車から降りれない絵が浮かんでしまって、後はmogさんの様子がそのように思え勝手に笑い転げていました
私のような者の分際で、お会いしたこともないのに勝手にすみません
木魚は実際にビートを刻んでいたんだと思います
かつて説法は今のロックコンサートのように盛況だったようですよ
実際のレコもロック魂を感じますね
カッケー
投稿数: 1623
自分の意思とは裏腹に足が動かないというのは、なんとも不可思議な体験でした。動かそうと思っても動かない。これが金縛りというものかーと、ほんとにこういうのって、あるもんだなとシミジミ思ったのですが、あやうく電車から降りられなくなるところでした。よっこらせと、手すりにつかまり、やっとの思いで電車をおりたのを覚えています。こうなってしまうと「楽しい」範疇を逸脱しております。苦痛を味わうのが趣味ではないので、今回の行程でよかったと満足しております。
木魚はなかなか普段、奏でる機会も無いので、見つけるとつい叩いてしまいます。なぜか、山に置いてあるんですよね。
心行くまで叩きたかったのですけど、人が来たので、バチを譲りました。
ひとつ、買ってしまおうかな。
お悔やみのビートを楽しんでみたいし。
投稿数: 1785
普通(私の場合)、3回か4回かで行くコースを1回で行かれるなんて…
ただ者ではないとは思っていましたけれど!
ユガテから先のお山、楽しい山名が付いたのですね♪
今まで名の無いピークに名前が付いている
命名権は誰があるのかしら、
と いつもぼんやり謎のままです
先日、『埼玉お煎餅ベスト3』載せられていましたね。
私は川越の金笛醤油の『われせん』が大好きですなのですが。
わざわざ割って醤油を付けて焼いて、何処から噛んでも美味しいのです♪
それと皆野の『秩父味噌』揚げ煎餅も見ると買ってしまいます〜
投稿数: 1623
ほんとは、刈場坂峠まで行って折り返したかったのですけど、そうすると歩行距離がとんでもないことに。無理すれば行けないことも無いのですけど、別に無理する理由もないかなと。楽しめればよいので。おそらく、伊豆ヶ岳辺りで日没を迎えて、その後は天覧山まで闇の中。それって楽しいのかと自問すれば、おのずと答えが出てまいります。
地図上に表記が無いうえに、お手製の看板が思い思いに取り付けられているので、うっかり見落としますね。目に付いたものだけ撮影しましたけど、他にもあったみたいです。昔からの地元で伝わる名称ですかね。それとも、付けた者勝ちでしょうか。ユガテは、たぶん、行ったことがないので、いつか行きたいです。
われせんは、なんだか聞いたことがありますね。
食べたことがあるようなないような。それなんで、探してみます。
揚げ煎餅は、初耳です。
調べてみたら、新井武平商店のでしょうか。秩父おなめの。
他のトコロでも作ってるみたいですね。今度、探してみます。