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Yamareco

記録ID: 2890478
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雪山ハイキング
大峰山脈

熊渡〜八経ヶ岳(2021厳冬期)

2021年01月31日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
17.4km
登り
1,487m
下り
1,479m

コースタイム

日帰り
山行
7:16
休憩
0:43
合計
7:59
6:39
25
8:15
8:25
55
9:20
9:20
73
10:33
10:45
16
明星ヶ岳
11:01
11:10
18
11:28
11:40
33
12:13
12:13
18
12:31
12:31
22
12:53
12:53
35
13:28
13:28
48
14:16
14:16
22
14:38
14:38
0
14:38
ゴール地点
天候 くもり、風強い
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今年も奈良最高峰厳冬期の2,000m級の世界を堪能したくやってきました。明るくなりつつある熊渡から出発します。
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今年も奈良最高峰厳冬期の2,000m級の世界を堪能したくやってきました。明るくなりつつある熊渡から出発します。
弥山川(双門コース)との分岐。いつものようにカナビキ尾根へ直進します。
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弥山川(双門コース)との分岐。いつものようにカナビキ尾根へ直進します。
カナビキ尾根は、標高差600mもの急な登りが続きます。気温が高い下部は雪や落ち葉がクッションになり歩きやすいですが、
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カナビキ尾根は、標高差600mもの急な登りが続きます。気温が高い下部は雪や落ち葉がクッションになり歩きやすいですが、
上部は凍り付いており滑りやすい状況。装着が面倒なのでアイゼンなしで一気に尾根を登りました。おかげで新調したソールの良さを実感。
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上部は凍り付いており滑りやすい状況。装着が面倒なのでアイゼンなしで一気に尾根を登りました。おかげで新調したソールの良さを実感。
バランス岩※(勝手に命名)はまだ落ちていません。※小ピークを迂回したのちのヤセ尾根直下にある落ちそうで落ちない岩のこと。
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バランス岩※(勝手に命名)はまだ落ちていません。※小ピークを迂回したのちのヤセ尾根直下にある落ちそうで落ちない岩のこと。
最後は幅の広い急な斜面を100mほど登ると、
最後は幅の広い急な斜面を100mほど登ると、
天川川合から続く長い尾根に合流。巨木に囲まれた趣のあるなだらかな鞍部。積雪は例年ほどではないとのこと。ここでアイゼン装着。
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天川川合から続く長い尾根に合流。巨木に囲まれた趣のあるなだらかな鞍部。積雪は例年ほどではないとのこと。ここでアイゼン装着。
弥山方面に向かう緩やかな尾根を辿ります。頂仙岳をはじめピークはすべて迂回するためアップダウンはほとんどないです。
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弥山方面に向かう緩やかな尾根を辿ります。頂仙岳をはじめピークはすべて迂回するためアップダウンはほとんどないです。
高崎横手です。明星ヶ岳を目指します。立派なトレース道ができています。積雪は30cm程度でしょうか。
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高崎横手です。明星ヶ岳を目指します。立派なトレース道ができています。積雪は30cm程度でしょうか。
トップリ尾との分岐。2か月前に湯ノ又から登って来ましたが、景色ががらりと変わりました。
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トップリ尾との分岐。2か月前に湯ノ又から登って来ましたが、景色ががらりと変わりました。
空は一瞬晴れることがありますが、残念ながら景色は一度も見れませんでした。
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空は一瞬晴れることがありますが、残念ながら景色は一度も見れませんでした。
尾根の北側を辿るところは積雪が多くなっています。前回(2019年2月10日)はラッセルで苦しみました。トレースがあるのと、雪が凍って沈まないことから、今回は楽勝でした。
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尾根の北側を辿るところは積雪が多くなっています。前回(2019年2月10日)はラッセルで苦しみました。トレースがあるのと、雪が凍って沈まないことから、今回は楽勝でした。
明星ヶ岳到着。水墨画のような風景です。風が強いです。頭のすぐ上を雲が走りぬけてゆきます。
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明星ヶ岳到着。水墨画のような風景です。風が強いです。頭のすぐ上を雲が走りぬけてゆきます。
晴れていれば、八経ヶ岳がドーンと見えるも、今回は、一瞬たりとも姿を現さず。
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晴れていれば、八経ヶ岳がドーンと見えるも、今回は、一瞬たりとも姿を現さず。
ガスと強風の中、八経ヶ岳を目指します。この区間はわりと多くの同業者とすれ違いました。
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ガスと強風の中、八経ヶ岳を目指します。この区間はわりと多くの同業者とすれ違いました。
八経ヶ岳山頂。居合わせた方に、寒さの中手袋を外して撮って頂きました。有難うございます。(セルフタイマーになってて迷惑かけました)
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八経ヶ岳山頂。居合わせた方に、寒さの中手袋を外して撮って頂きました。有難うございます。(セルフタイマーになってて迷惑かけました)
次は、弥山を目指します。風でトレースが消えていたので、雪面を適当に登りました。
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次は、弥山を目指します。風でトレースが消えていたので、雪面を適当に登りました。
弥山到着。ベンチで震えながら冷たいおにぎりを2個食べました。
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弥山到着。ベンチで震えながら冷たいおにぎりを2個食べました。
鳥居の埋まり具合からして積雪50cm程度はありそうです。かがんでくぐりました。
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鳥居の埋まり具合からして積雪50cm程度はありそうです。かがんでくぐりました。
午後から晴れそうな予感がしますが、
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午後から晴れそうな予感がしますが、
冷凍庫の中のような状況下では長居は出来ません。下山開始します。狼平方面は1・2名の上りのトレースのみ。
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冷凍庫の中のような状況下では長居は出来ません。下山開始します。狼平方面は1・2名の上りのトレースのみ。
大黒岩を過ぎたあたり。なんか晴れてきた。
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大黒岩を過ぎたあたり。なんか晴れてきた。
冬の狼平。静かな谷間、森林の雪化粧、清流横の配置、吊り橋、山小屋の趣をすべて兼ね備えてます。落ち着ける場所です。
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冬の狼平。静かな谷間、森林の雪化粧、清流横の配置、吊り橋、山小屋の趣をすべて兼ね備えてます。落ち着ける場所です。
弥山方面が見え始めます。やはり晴れてきています。
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弥山方面が見え始めます。やはり晴れてきています。
高崎横手に戻りました。朝よりも道の整備が進んでいます。
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高崎横手に戻りました。朝よりも道の整備が進んでいます。
ここからは元来た道を戻ります。朝よりも視界は良くなっています。
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ここからは元来た道を戻ります。朝よりも視界は良くなっています。
カナビキ分岐に到着。下山時に晴れ上がるよくあるパターンです。今山頂付近におられる方々が羨ましい。
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カナビキ分岐に到着。下山時に晴れ上がるよくあるパターンです。今山頂付近におられる方々が羨ましい。
ともあれ、厳冬期2,000m級の世界に足を踏み入れ、無事に戻ることができました。
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ともあれ、厳冬期2,000m級の世界に足を踏み入れ、無事に戻ることができました。

感想

○目的
・厳冬期の2,000m級(八経ヶ岳:1,915m)を登る。
・前回(一昨年)と同じルート
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1726815.html
○熊渡〜カナビキ分岐
・熊渡の駐車スペースに1台分のみゆとりあり、駐車。
・いつも停め方がまちまち。白線を引いてほしい。
・林道は一部崩壊箇所あり。積雪は薄っすら。
・カナビキ尾根は、先行者のトレースを辿るように稜線を直登。
・下部は積雪が少なくアイゼンなしで登るも、上部は凍りついて滑りやすい。
・が、一気に登りたかったので、アイゼンなしで分岐まで登った。
○カナビキ分岐〜高崎横手
・分岐でアイゼンを装着。先行者のトレースを辿る。
・上空は曇っている。積雪は前回とほぼ同じ程度。
・この区間は、ピークを巻くように道がつけられているので全般に緩傾斜。
○高崎横手〜明星ヶ岳
・この間も基本的に緩やか。
・積雪は30〜50cmくらいか。
・ベースの雪が凍っているので、ほとんど埋まらない。
・1月後半の暖かさで、一度雪の表面が融けて再び固まったものと思われる。
・北側斜面をトラバースするあたりの積雪は前回同様に多かった。
・ここは前回ラッセルだったが、今回は足を取られて難儀するようなことはなかった。
○明星ヶ岳〜弥山
・風が強い。ガスで何も見えず。
・明星ヶ岳、八経ヶ岳、弥山ともに周囲の景色は全く得られなかった。
・北西風が弥山川を駆け上がり、ピーク間の鞍部を抜ける。
 凝結した水滴を伴うため地表付近はなかなか晴れない。といった印象。
○弥山〜熊渡
・上部は雪が深い。1・2名の登りのトレースがあった。
・このトレースによって難なく下れたが、トレースがなくガスっていると道を知らなければ迷いやすそう。
・唯一、狼平−高崎横手が登りなので、そこだけ頑張り。
・カナビキ尾根の下りでは、途中からアイゼンに雪が接着(アイゼン団子)。→アイゼン外す。
・下山後に空が晴れ上がるよくあるパターン。
○感想
・厳冬期登頂、目的を果たせて満足だが、周囲の景色が得られず残念。
・長い時間冷凍庫内にいたのと同じなので、冷えた身体を温めるべく天の川温泉に直行するも、休館。これも残念。

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