早池峰山



- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 861m
- 下り
- 850m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 藤七温泉。露天風呂がサイコーです! |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
|
---|
感想
今回は岩手遠征して早池峰・八幡平へ。どちらも2005年5月に馬場崎さんと東北百名山めぐりをして以来の14年振りだ。梅雨の真っ只中だが、早池峰のエーデルワイスが目当てなので、今行くしかない。天気予報は曇りだが、雨には降られないですみそうだ。
雨の中出発したが、横浜は降っていない。首都高も東北道も渋滞は無し。東北道はトラックがめっちゃ多いが福島を過ぎると少なくなった。宮城県に入るとしばらく雨が降った。英さんと運転を交代しながら650km先の河原の坊を目指す。いつもより2〜3時間長いドライブだが、クルコンのお陰で疲れは少ない。
花巻ICで高速を降り、コンビニで朝食を買って河原の坊へ。途中タヌキ、カモシカ、ニホンジカを目撃した。4:25河原の坊の駐車場に到着。悪天候の平日だからか、先着は1台のみ。そのまま5:00まで仮眠。
5:00起床。ドライブ中も含めてトータルの睡眠時間は2時間程度。休憩所は8:30開館で入れず、トイレも閉まっていたので道路の反対側のトイレを利用した。
車を休憩所前に移動し、入り口の軒下で身支度と朝食。お湯を沸かし、コンビニおにぎりとミニカップ麺の朝食だ。
北海道や東北の山には営業小屋が無くトイレの無い山が多いが、早池峰も同じで携帯トイレの携行を呼びかけており、この休憩所や山頂避難小屋で購入出来る。トイレを取り、料金箱にお金を入れる無人販売方式で、男女兼用が1つ400円。私と純子さんは持参したが、昌子さんが1つ購入した。「男性用ボトル」と言うのもあった。
車を駐車場に戻して出発。ガスで展望は無いが雨は降っていない。最初は登山口のある小田越(おだごえ)まで2km、40分の車道歩き。車のすれ違い困難な狭い舗装道路はそこそこの勾配だが、登山口までの身体慣らしのアプローチとしては丁度良い。
丁度40分で小田越に到着。駐車場は無く、路肩も路駐できないように縄張りがされている。仮設トイレが8基設置され、手洗い水もある。
記念写真を撮って出発。しばらくは樹林帯の中、蒸し暑い登り。15分位登った森の中に携帯トイレブースのテントがあった。さらに少し先で白い不思議な花「銀竜草(ギンリョウソウ)」があった。
30分程で森林限界を抜けるとイワイワの岩稜地帯になる。通常森林限界は2,000m前後だが、早池峰では蛇紋岩の地質が森林の上昇を阻み、1,300m付近が森林限界になっている。
岩稜帯は傾斜がそこそこにキツイが、ルートの周辺はほぼ全面的にお花畑で、様々な高山植物が目を楽しませてくれる。
お目当てのエーデルワイス「ハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)」が直ぐに見つかったが、驚いた事に至る所に咲いており、丁度見頃なのだ。辺り一面エーデルワイスというお花畑もある。スイスアルプスでは野生のエーデルワイスは数株しか見なかったのに。早池峰は凄い。
雨は降らないが濃いガスで眼鏡が曇る。それでもエーデルワイスが見頃の早池峰は大人気で登山者が多い。濡れた蛇紋岩は滑りやすいと言われるが、それ程でもない。
五合目御金蔵から25分位登ると早池峰名物の長い2段ハシゴがある。写真で見ると垂直に近いように見えるが、それ程でもなく楽しいアトラクションだ。
ハシゴを登ると傾斜が緩くなり、やがてほぼ平坦な山頂台地に出る。木道の敷かれた歩きやすい道を10分ほど行くと山頂である。小田越からほぼコースタイム通りの2時間25分だった。山頂には結構立派で大きい避難小屋が建っているが、非常時以外は宿泊禁止だ。
山頂部は結構広く、早池峰神社の奥宮がある。まずは三角点にタッチし、全員で登頂記念写真を撮る。
山頂にある高さ4mくらいの大岩に英さんが登ってポーズを決めると、純子さん、昌子さんもヨガポーズを決めた。
山頂には続々と登山者が到着し、クラブツーリズムのツアーで来た人と話をしたが、昨日新幹線で盛岡まで来て八幡平に登り、今日は早池峰で、1泊2日で65,000円とのこと。ワタナベツーリズムは交通費7,500円と宿泊費10,000円の17,500円で格安だ!
下山するまでオシッコを我慢するのも辛いので、避難小屋のトイレブースで携帯トイレを使用。見掛けは普通のトイレだが、中には椅子の様な便座があるだけ。ペーパーは置かれている。携帯トイレはジョイフル本田で買った小専用の「プルプル」
意外に大量の尿が出たが直ぐには固まらず、どうしようと思っていると30秒くらいすると固まった。チャック付の袋だが、念のためジップロックに入れた。
天気は次第に良くなるが、青空は時々広がるものの直ぐにまた曇り空になってしまう。ハシゴの下で地元の小学生の集団登山と出会ったが、さらに森林限界でも低学年の小学生に出会った。
小学生に話を聞くと、山麓の「内川目小学校」の全校登山で、5-6年生は山頂まで登り、1-4年生は五合目までとのこと。後で調べると全校生徒23人(2018年度)という小さな小学校だった。人見知りせず元気で明るく楽しい子供達だった。
山頂から1時間40分で小田越に到着。回収ボックスに携帯トイレを投入する。小田越では内川目小の低学年を迎えに来たマイクロバスだった。
河原の坊には大型バスが2台待機していた。クラブツーリズムなどのツアーと思うが、小田越では転回出来ないので河原の坊で待機しているのだろう。
八幡平に向かう途中、早池峰山麓の大迫(おおはさま)地区にある「エーデルワイン」に立ち寄った。事前にネットで調べていて存在に気付き、名前に惹かれて立ち寄る事にしていたのだ。
1962年に大迫町と大迫農協が出資して作られたワイナリーで、工場に隣接したショップ「ワインシャトー大迫」で試飲と購入が出来る。私と英さんは運転があるため試飲出来ないので、ワイン通の純子さんに選んでもらい、甘口の赤ワイン「月のセレナーデ」を購入した。
八幡平に向かう途中給油しようと思ったがスタンドが無く紫波ICに着いてしまい、スマホで探してインター近くの小さなスタンドで給油した。松尾八幡平ICで降り、アスピーテラインという八幡平を横断するドライブウェイを走る。晴れていれば素晴らしい景色が見えるはずだが、ガスで何も見えない。
八幡平山頂駐車場から2kmくだった所に今回の宿「藤七温泉・彩雲荘」がある。藤七温泉には2005年に来た時は入浴だけだったので宿泊は今回が初めて。1,400mの高所にあり東北一標高の高い温泉で、電気も電話も来ていない秘湯なのだ。
宿泊料は12,000円だが、ネットで閑散期の平日クーポンで2,000円引きだ。山小屋的な旅館なので1部屋に4人と思っていたが、2人ずつ2部屋にしてくれていた。建物はかなり老朽化しており、廊下の床は傾き、天井は一部剥がれているが、特に気にはならない。
とりあえず温泉にGO。内湯は男女別だが、露天風呂は混浴が5ヶ所に女性専用が1ヶ所ある。温泉は白濁した単純硫黄泉で、露天風呂は底が泥で泡がポコポコとはじけている。内湯に近い4ヶ所の風呂はどれも浅くて肩まで浸かるのは難しい。
一番遠くの高台にある「一の湯」が温度といい深さといい丁度良く、泡も多い。先客の2人は新潟から来た温泉マニアで1人は千ヶ所以上の温泉に入ったとのこと。日本百名湯もあるらしくほぼ全て入ったらしい。
18:00から夕食。ブッフェスタイルで、豪華なものでは無いが地の物、旬の物ばかりで素晴らしく旨い。岩魚の塩焼き、姫竹、きりたんぽ鍋、天ぷら、ごま豆腐などなど。シメには蕎麦とフルーツを頂いた。泊まり客は21人だった。
食後は宿泊者専用露天風呂に入り、晩酌用に買って来たエーデルワインで部屋飲みをして21:00就寝。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する