ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2901329
全員に公開
雪山ハイキング
北陸

小栗山・桜谷山、蒼穹とブナの雪稜に悶絶

2021年02月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:01
距離
8.1km
登り
870m
下り
636m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:21
休憩
0:40
合計
6:01
8:10
135
スタート地点
10:25
10:27
33
Ca680ピーク
11:00
11:07
66
12:13
12:43
46
13:29
13:30
41
宗山
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
林道の余地に駐車
コース状況/
危険箇所等
・小栗山北尾根はブナ、コナラ等の気持ちのよい尾根。上りの尾根も含めてマーキング類は一切なし。一部アセビが繁茂している。特に小栗山北側のブナと雪原は印象的
・下山のカヤの峠尾根は所々にマーキングや道標がある。コナラが群生して気持ち良い。尾根末端ではルートを見失う。
林道の余地に駐車。左奥に沢がある。
2021年02月06日 08:09撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 8:09
林道の余地に駐車。左奥に沢がある。
まずは、おにゅ川に注ぐ沢を渡渉する。
2021年02月06日 08:09撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 8:09
まずは、おにゅ川に注ぐ沢を渡渉する。
植林の尾根を登って行く
2021年02月06日 08:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 8:47
植林の尾根を登って行く
カレンフェルトが現れる
2021年02月06日 09:03撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
2/6 9:03
カレンフェルトが現れる
開けた平坦部に出て
2021年02月06日 09:05撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 9:05
開けた平坦部に出て
振り返ると、P567の右肩に久須夜ヶ岳
2021年02月06日 09:06撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 9:06
振り返ると、P567の右肩に久須夜ヶ岳
株立ちブナ
2021年02月06日 09:08撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
2/6 9:08
株立ちブナ
ケヤキの大樹
2021年02月06日 09:11撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
2/6 9:11
ケヤキの大樹
振り返る。シデとコナラが多い
2021年02月06日 09:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 9:17
振り返る。シデとコナラが多い
雪が現れる。Ca450
2021年02月06日 09:29撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 9:29
雪が現れる。Ca450
北尾根と出合う。Ca610ピーク
2021年02月06日 09:58撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 9:58
北尾根と出合う。Ca610ピーク
突如、池河内側から古道が出現する。
2021年02月06日 10:03撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 10:03
突如、池河内側から古道が出現する。
小栗山に向かって尾根を南下。アセビが煩い
2021年02月06日 10:13撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 10:13
小栗山に向かって尾根を南下。アセビが煩い
Ca680ピーク
2021年02月06日 10:23撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
2/6 10:23
Ca680ピーク
Ca680ピークでは野坂山地の好展望
2021年02月06日 10:28撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 10:28
Ca680ピークでは野坂山地の好展望
左から野坂岳、三十三間山、三重嶽、武奈ヶ嶽。手前は千石山
2021年02月06日 10:28撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4
2/6 10:28
左から野坂岳、三十三間山、三重嶽、武奈ヶ嶽。手前は千石山
今から歩く小栗山から桜谷山に続く稜線、中央は百里ヶ岳
2021年02月06日 10:28撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
2/6 10:28
今から歩く小栗山から桜谷山に続く稜線、中央は百里ヶ岳
小栗山への快適な尾根筋
2021年02月06日 10:39撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
2/6 10:39
小栗山への快適な尾根筋
蒼穹が広がる
2021年02月06日 10:41撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 10:41
蒼穹が広がる
本日のハイライト
2021年02月06日 10:49撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
2/6 10:49
本日のハイライト
もうすぐ小栗山
2021年02月06日 10:54撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 10:54
もうすぐ小栗山
山頂北側に広がる雪原
2021年02月06日 10:56撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
2/6 10:56
山頂北側に広がる雪原
蒼穹と雪原の山毛欅林、いつまでもここに居たい。
2021年02月06日 10:58撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4
2/6 10:58
蒼穹と雪原の山毛欅林、いつまでもここに居たい。
小栗山(点標722.9)
2021年02月06日 11:02撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
2/6 11:02
小栗山(点標722.9)
桜谷山に向かう。猪や鹿のトレースはポコを上手く巻くので感心する。
2021年02月06日 11:13撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 11:13
桜谷山に向かう。猪や鹿のトレースはポコを上手く巻くので感心する。
ブナの巨樹が次々に
2021年02月06日 11:22撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4
2/6 11:22
ブナの巨樹が次々に
上根来分岐、この尾根は下山ルートのB案
2021年02月06日 11:26撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 11:26
上根来分岐、この尾根は下山ルートのB案
昨秋の紅葉は素晴らしかった
2021年02月06日 11:40撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 11:40
昨秋の紅葉は素晴らしかった
ブナ林が続く
2021年02月06日 11:52撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 11:52
ブナ林が続く
いよいよ桜谷山(天狗の峰)
2021年02月06日 12:12撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 12:12
いよいよ桜谷山(天狗の峰)
シンボルツリー
2021年02月06日 12:13撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5
2/6 12:13
シンボルツリー
南側の展望が開ける
2021年02月06日 12:15撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 12:15
南側の展望が開ける
百里ヶ岳
2021年02月06日 12:15撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
2/6 12:15
百里ヶ岳
蛇谷から武奈ヶ岳への稜線
2021年02月06日 12:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
2/6 12:16
蛇谷から武奈ヶ岳への稜線
駒ヶ岳から武奈ヶ嶽・三重嶽に続く江若国境尾根
2021年02月06日 12:16撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
2/6 12:16
駒ヶ岳から武奈ヶ嶽・三重嶽に続く江若国境尾根
野坂山地をズーム
2021年02月06日 12:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
2/6 12:17
野坂山地をズーム
ランチしていると東側から2名の登山者が、木地山から上がって来られたとのこと
2021年02月06日 12:18撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 12:18
ランチしていると東側から2名の登山者が、木地山から上がって来られたとのこと
木地山峠から谷筋を下ると言われる。トラバースが多いので雪が有れば慎重にとお伝えする。
2021年02月06日 12:44撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 12:44
木地山峠から谷筋を下ると言われる。トラバースが多いので雪が有れば慎重にとお伝えする。
下山ルートはA案の茅の峠への尾根筋を選ぶ
2021年02月06日 12:51撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 12:51
下山ルートはA案の茅の峠への尾根筋を選ぶ
コナラの尾根を下る
2021年02月06日 13:03撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 13:03
コナラの尾根を下る
かやの峠を直進。
2021年02月06日 13:13撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 13:13
かやの峠を直進。
やがて二重尾根となる
2021年02月06日 13:21撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 13:21
やがて二重尾根となる
二重尾根の中に池がある模様
2021年02月06日 13:25撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 13:25
二重尾根の中に池がある模様
P589は宗山と呼ぶらしい
2021年02月06日 13:29撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
2/6 13:29
P589は宗山と呼ぶらしい
自然林の素晴らしい尾根
2021年02月06日 13:33撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 13:33
自然林の素晴らしい尾根
源頭部を振り返る
2021年02月06日 13:41撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
2/6 13:41
源頭部を振り返る
コナラやカエデ、紅葉が期待できる。再訪したい処
2021年02月06日 13:45撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
2/6 13:45
コナラやカエデ、紅葉が期待できる。再訪したい処
作業道が出現
2021年02月06日 13:46撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 13:46
作業道が出現
下って来た尾根
2021年02月06日 13:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 13:47
下って来た尾根
作業道を進むと行き止って進退窮まる。谷筋をトラバースして少々滑落
2021年02月06日 14:00撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 14:00
作業道を進むと行き止って進退窮まる。谷筋をトラバースして少々滑落
何とかおにゅう林道に着地できたが擦り傷が痛い
2021年02月06日 14:07撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 14:07
何とかおにゅう林道に着地できたが擦り傷が痛い
上根来の登山口に下山。デポしておいたチャリで下根来の駐車地へ戻る。
2021年02月06日 14:12撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2/6 14:12
上根来の登山口に下山。デポしておいたチャリで下根来の駐車地へ戻る。

感想

小栗山、桜谷山を未踏のルートで歩いてみようと考える。小浜市から林道を上根来まで向かう。下山ルートは二案あるので、どちらでもいいように中間の上根来登山口に自転車をデポした。下根来の取付き尾根はいつもの八幡神社の裏手ではなく、もう一つ北の尾根にしようと考えていた。しかし遠敷川を渡渉する必要があるがポイントが見つからない。結局遠回りだが遠敷川に合流する沢の出口で渡渉できそう。何故か鉄パイプが組んであったので難なく渡ることが出来た。

杉の植林地帯の急登を1時間ほど喘ぎ、カレンフェルトが現れると尾根はなだらかになる。標高が550を越えた辺りから落葉の上に薄雪が乗っている。質が悪いパターン、滑るのでチェーンスパイクを躊躇なく装着する。北からの尾根と出合うCa610ピークでは古道らしき堀割れが現れる。20〜30cmの積雪だろうか、締まった雪の上に10cmの柔らかい雪が乗っている。既に空は快晴の様相で、ここからはお楽しみの稜線歩きが始まる。灌木や若木のコナラが多い。

尾根は緩やかに高度が上がり、Ca680ピークでは東側と南側が開けて好展望地。東側には、三十三間山や三重嶽、武奈ヶ嶽の稜線が白くクッキリと眩しい。南側には、小栗・桜谷山の稜線、更には百里ヶ岳が一望できる。痩せ尾根を南下するとブナとミズナラに変わって行く。小栗山の緩やかな北斜面は広大な疎林の雪原だ。見上げると深い蒼穹が広がり、疎林の雪原との相乗効果で実に素晴らしい光景が広がっている。いつまでもここに居たい衝動に駆られる。小栗谷山は三回目、春秋、冬と季節を変えて訪れることが出来た。

時間は11時なのでノートレースの稜線を更に南進。あるのは兎と鹿、猪の足跡ばかり。よく見ると獣たちの足跡は小さなポコを上手に巻いて付けられている。見通せない先まで間違うことなく巻いているので感心してしまう。やがてブナの巨樹の森に突入する。昨秋の凄い紅葉が今でも瞼に焼き付いている。桜谷山は広い台地状の山、根来では天狗の峰と呼ばれているようだ。ここで眺望を楽しみながらのランチタイム。比良の蛇谷から武奈ヶ岳の稜線、隣の秀麗な百里ヶ岳、江若国境の三十三間山、三重嶽、武奈ヶ嶽、更には野坂岳も冠雪して白く見えている。

食事を終えてコーヒーを飲んでいると東の駒ヶ岳方面から2名の男性が上がって来られた。まさか人に逢うとはと双方が驚いてしまう。木地山峠から谷筋を下ると言われる。木地山越の谷筋は長いトラバース道があって、雪が残っていると危ない旨をお伝えする。難なく下山されただろうか。

さて下山は歩いて来た尾根を数分戻り南東の尾根を下降する。木地山越えのルートと交差して尾根伝いのルートを取る。やがて二重尾根となり、間の窪地の雪の下には池が隠れているようだ。P589宗山を東に下り緩やかな広い尾根にはコナラやカエデが密集していた。秋には是非とも再訪してみたいところだ。

この後は尾根道を見失い作業道に釣られて下って行く。やがて道は行き止まりとなって進退窮まる。際どい谷筋をトラバースしていたら少々滑落して擦り傷を負う。なんとか林道に下り立って自転車のデポ地点に辿り着いた。最近ブレーキの利きが悪いのでゆるゆる下ったが急坂では止まらずヒヤッとしてしまった。帰ってから修理しなければ。銀杏峰も候補にあったけれどおそらく混雑すると敬遠した。小栗山北尾根は記憶に残る山旅となった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:543人

コメント

快晴の日に
遅コメで失礼します。私もこの小栗の北尾根が以前より気になっていたこともあり、先日、池河内側から周回して参りました。
naojiroさんが行かれた日は絶好の好天でしたね。桜谷山〜小栗北尾根の間は同様の光景を目にしておりますが、背景の空の綺麗さがまるで異なります。ところでca680ピークの展望が意外といいんですよね。
宗山は訪れたいと思いながらもまだ果たせていないので、今年の秋にでも再訪したいと思います。ここはどこの尾根と組み合わせるか思案のしどころです。
こんな好天に恵まれる日は滅多にないと思うのですが、私も昼過ぎには京都に帰らなければならないのが無念でした。
2021/2/15 17:33
Re: 快晴の日に
快晴が予想されるこの日は、敢えて混みあうであろう銀杏峰〜部子山を避けての山行でした。

Ca680ピークでは、新鮮な角度からの野坂山地の好展望が得られ、しばらく見とれてしまいました。蒼穹はyamanekoさんの表現をパクりました  海の碧、空の蒼、いいですね。
宗山から下降した東尾根は、端正な高木コナラの二次林でした。紅葉期の空いたタイミングにぶらっと訪れるのもよいかと思った次第です。

先週は西方から栄螺を縦走しておりましたが結構な雪が残っていました。
周回されたとのことですが、落合橋に下りたのではなく池河内集落に下りたとかでしょうか? 次回のyamanekoさんのレコを楽しみにしています。
2021/2/15 21:43
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら