記録ID: 29052
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沢登り
道南
狩場山・須築川
2004年08月14日(土) 〜
2004年08月15日(日)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,503m
- 下り
- 832m
過去天気図(気象庁) | 2004年08月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
狩場山・須築川 【年月日】2004 /8/14-15 【メンバ】齋藤清克(87年入部)、梶川耕司(88年入部) 【行程】 8/14:須築(6:55)→標高300m二股(9:45)→標高420mS字峡入口(11:00)→S字峡出口(13:30)→標高780m三股C1(16:15) 【記 録】 盆休みに1日半の晴れ間を狙って道南の須築川遡行を試みた。 国道から砂防堰堤までは左岸の踏み跡を歩き、その後は単調な河原歩きとなる。途中で4人パーティを抜く。標高190mを過ぎると白いナメ床が出てきて綺麗だ。標高300mの二股は支沢から8mの美爆が懸かる。本流はいよいよ暗い函となり、泳いで突破するしかない。続く2,3の狭い函を抜けると、チョックストーンの滝に出る。正面から滝身を突破する。暫く行くと、左岸からの支沢が2段30mスラブ状の釜滝となって合流する。ここで齋藤の足袋のフェルト底がはがれてしまったが、気にせず進む。右岸から水線の沢が合流後、3m程の段差をもつペロンとした釜滝が連続する。そしてS字峡の入口に立つ。右岸にスラブ状の岩壁が広がり、正面の二股には尖った岩峰が印象的なところだ。S字峡のはじまりは函のどん詰まりに8mの滝が懸かる。ザイルを出して左のルンゼを登る(ピトン2枚使用)。続く2mの滝をショルダーで抜けると、3mの釜滝は左を直登する。再び2mの釜滝を越えて、続く3mの釜滝は右岸を登ってから斜め懸垂で沢身に降り立つ。左岸、右岸と順に涸沢が合流し、その前後に泳いで全身突っ張りで突破する狭い函が2度3度現れる。そして、両岸切り立った淵の奥に出現する5mの滝、ここが「やかんの底」とよばれる空間か?迷わず左岸にルートを求める。カンテ状から取り付いて右のフェイスへと移る。岩質は脆い。ザイル 12mほど(ピトン5枚うち2枚は残置使用)。これを抜けると一気に沢身が開け、S字峡が終了したことを実感する。その後2,3mの釜滝が続くが、いずれも快調に滝身を抜けていく。左岸から水線の沢が合流後、10mの斜瀑があり、その後も幾つか小滝を越えると5万図に記載のある20mの滝。右岸を直登する(ピトン3枚使用)。大滝を抜けると地図上の3股(実際は2股)となる。右岸から合流する沢が一枚岩に美しい滝となって望める。あとは高度を稼ぐのみ。ともすれば、このままの勢いで源流をつめ稜線を越えて帰還する強行軍も可能ではと考えたが、焚火の横で一夜のゴロ寝も捨てがたい。2股の支沢寄りのところに簡単な土木工事を施して泊まる。 8/15:C1出発(6:20)→稜線(8:40)→狩場山頂上(9:00)→千走川登山口着(11:30) 未明から雲行きが急激に怪しくなり、早朝、焚火で支度を整えている頃に雷を伴って大粒の雨。S字峡入口で泊まっているであろう後続パーティが気の毒だ。雨の中、最後のガレを詰めて多少の藪を漕ぐと稜線に出た。ずぶ濡れになって夏道を辿り、高層湿原の一角にある三角点を踏んだ。千走川登山口へ下山。 (齋藤記) |
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