鎌ヶ岳 (馬ノ背から長石谷を8の字に)
- GPS
- 08:26
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,348m
- 下り
- 1,347m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
湯の山温泉手前国民宿舎湯の山ロッジの所で右折し約600m進んだところにあり。 ロープウェイ駅まで約200段の階段を登る近道有り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蒼滝P〜三岳寺は、ロープウェイ乗り場前を通り、温泉街を進む。 馬ノ背登山口までは、三岳寺境内の遊歩道。 馬ノ背尾根は、良く踏まれた道で、道標が新設されている。 白ハゲは、花崗岩の風化が激しい急な尾根上の道なので、充分注意して通過したい。 長石谷は、広く明るい谷で、ほとんど谷中を進む。 犬星ノ滝より下部は石飛徒渉の繰り返しで。 滝より上部は空谷で、石ガレの中のルートを探しながら進む。 |
写真
感想
気候が春らしくなってくるにつれ、ピンクの花が見たくなってきた。
もう、アカヤシオの声も聞こえてきている。
それならと、連休の初日を鎌に当てる。
油断したら、スカイラインの路肩は既に車で埋まっていた。
偵察がてら、武平峠まで上がってみる。
トンネルは閉鎖されていたが、峠までは通行できた。
山の家より上の駐車場は、まだがら空きだった。
Uターンして下っていくと、パトカーに追いついた。
上っていく時にすれ違った車だ。
下から、別のパトカーが上がってきた。
どうやら2台のパトカーで行ったり来たりしているようだ。
これでは、駐車するにもかなり気を遣いそうだ。
今日は、三岳寺から馬ノ背を登る予定だ。
多少遠くてもいいので、初めて蒼滝の駐車場を利用してみる。
たまには温泉街を歩いてみるのも悪くはない。
そう自分に言い聞かせ、蒼滝の駐車場に向かった。
蒼滝の駐車場は、トイレもあり、ゆったりしていて、なかなかいい。
空きスペースを見つけて無理矢理車をねじ込むより、ずっと気が楽だ。
気持ちにゆとりができ、まともな登山客になった気分だ。
今日は、ちゃんとした登山道を歩くぞなんていう気持ちになってくる。
三岳寺に着くと、早速ピンクのシャクナゲがお出迎え。
今日はいくつのピンクに出会えるのやら。
気持ちが早くもピンクがかってきたようだ。
遊歩道を上がると、すぐにピンクのイワカガミ。
まだ小さいが、蕾はいっぱい。
イワカガミはこれからだ。
次に歓迎してくれたのはイワウチワ。
もう終わりかけだが、まだまだ元気なのがいっぱいだった。
尾根に上がると、右手にはずっと御在所岳。
手前のミツバツツジが色を添える。
アカヤシオもチラチラしているが、地面の方がはるかに赤い。
前日の風雨で、ほとんど散ってしまったようだ。
ちょっとタイミングが悪かったみたい。
ポカポカ陽気を期待して来たのだが、予想に反して風が強く冷たい。
帽子が飛ばされそうな風に、白ハゲ通過を帰りに通るようコースを変更する。
途中で長石谷に降りよう。
帰りもここで谷に降りて、馬の背尾根と長石谷を8の字に辿ることにする。
こんなコースを取れるのも、鎌ならではだ。
岳峠までは、風の影響の少ない長石谷をつめる。
この辺のイワウチワは、もうほとんど終わってしまっていた。
岳峠に上がると再び冷たい風を受ける。
休憩無しで山頂目座す。
山頂では、みんな風の当たらない所で食事をしていた。
山頂から見ると、山肌に赤いのがぽつんぽつんと見える。
しかし期待した程の赤さはない。
目を凝らすと見える程度だ。
白ハゲの下辺りが一番濃いようだ。
それから下の方のアカヤシオは、雨で散ったのだろう。
山頂付近は、まだ全く咲いてない。
鎌尾根の鎌も、茶色く錆びたままだ。
今年のアカヤシオはどうなのだろうか。
山頂で簡単に食事を済ませ、下山に取りかかる。
下りは、カズラ谷分岐を経て白ハゲを降りる。
花崗岩の砂礫地の下りは、滑りそうで、足がすくむ思いがする。
アカヤシオは、山頂から見えた通り、この辺が一番綺麗だった。
再び犬星ノ滝に降り、ここから長石谷を下る。
上部と違い、水の流れている渓谷は美しいと感じさせる。
ほとんど人の通らない静かな谷を、花を愛でながらゆっくり下った。
今の時期、ほんとにピンク色の花が多い。
色で春を感じられた一日だった。
しかし、それにしても寒い春だった。
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