至仏山 ムジナ沢の奇跡とワル沢の歓喜
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- GPS
- 11:28
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,643m
- 下り
- 1,640m
コースタイム
鳩待峠7:30
小至仏山9:34
至仏山10:15
滑走開始11:20
山の鼻12:08
その後上田代散策
4日―――
至仏山荘6:57
至仏山9:25
滑走開始10:03
オヤマ沢渡渉点10:40
鳩待峠11:00
天候 | 3日:曇り時々雪のち晴れ 4日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
3日は小至仏山直下からクトー装着。 至仏山頂からムジナ沢側はホワイトアウト 4日ムジナ沢の上部から夏道へのトラバースでクトー装着 ワル沢、オヤマ沢渡渉点はスノーブリッジあり。 |
写真
感想
この時期にしか滑れない至仏山にやってきました。
ゴールデンウィークの後半戦ということでシュプールギトギト、超過密を覚悟していましたが、奇跡が起きました。
鳩待峠からの登りは雪も降り視界も無い悪コンディション。
これが実は怪我の功名で奇跡を呼んだのです。
視界不良のため小至仏山はトラバースせず、クトーを装着して尾根通しにクリア。
至仏山頂は大勢登山者がいましたがホワイトアウト状態でムジナ沢方面へは誰も下ろうとしません。
一旦夏道の方へ降りてみましたが、踏みあとなし。
一緒に行った登山者はツエルト持ってないし迷ったらまずいと諦めて引き返してゆきました。
暫く山頂で停滞していましたが、遂に痺れをきらし、近くにいた山の鼻へ下るスキーヤーと一緒に下ることにします。
GPSで位置を確認しながら降りたら夏道の木道が現れたので一安心。
さあムジナ沢へ。
滑降開始点は少し視界が開けてきた。
なんとノーシュプール、バージンスノー。
パウダーとまでは言えないけれど、行く手には汚れ無き大斜面。
無理して入って良かった!!
こりゃ山スキーやめられまへん。
思い思いに斜面にシュプールを刻み、振り返ればボーダー君達が上の方に見えました。
ゴールデンウィーク後半、この雪質でバージン、本当に奇跡のような滑降でした。
あっという間に山の鼻。
なんと山スカートをはいた山ガールを目撃。流石尾瀬。
至仏山荘に荷物を置いて、折角なので上田代を散策。
ノーシール、ヒールフリーで普段入れないところを周回。
これはこれでとても気持ち良い。
天気が良くなって、広い雪野原の先の燧岳が美しい。
振り返れば至仏山も雄大で、滑ってきたムジナ沢の全貌が望めます。
至仏山荘に戻って一緒にムジナ沢の入口まで降りてきたスキーヤーとビールで祝杯をあげました。
唯一残念なのは山荘には山ガールが見当たらなかったことです。
翌朝ムジナ沢をハイクアップ。
既にシュプールだらけで自分の滑ったあとはまったくわからず。
ムジナ沢の最上部から夏道へのトラバースだけクトーを装着。
2時間半ほどで山頂に到着すると大絶景が待っていました。
次はワル沢へダイブ。
これまた雄大で滑りやすい雪質で最高。
高速ターンで雄大な斜面を滑り降りてゆきます。
途中で同時に入ったスキーヤーとエール交換。
最後の林間コースも滑りやすく、渡渉点も問題なく通過。
歓喜に浸りながら鳩待峠に戻ったら、祝福するように太陽の周りに虹が出たのでした。
来年も絶対来たい大満足の山行でした。
enoshimanさん、初めまして〜
4日の日、ワル沢に少々お先に汚げ〜なお絵かきをさせて頂きました
前日はムジナ沢も滑られたんですね
もう完璧に忘れましたけど34年前にムジナ沢を1回滑ったので、今回はワル沢にしました
ノーシュプール、羨ましい〜
なんだか自宅もお近いような
今後ともよろしくお願いします
FRESCHEZZAさんこんにちは!!
同日にワル沢共有してたんですね!
あの斜面は快感に打ち震えました。
燧も行かれたんですね。
レポ興味深く拝見しました。
尾瀬沼側も滑れるとは知りませんでした。
近くみたいなんで是非今後ともよろしくお願いしますです
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