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Yamareco

記録ID: 293357
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

易老渡から笠松尾根で兎岳

2013年05月04日(土) 〜 2013年05月05日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.1km
登り
1,999m
下り
1,969m

コースタイム

5/4
易老沢正面から取り付く6:00〜・1306/7:30〜・1615(笠松尾根)/8:30〜△1975.5(笠松山)10;00〜・2021/10:30〜昼飯11:00〜・2167/13:00〜兎見平(2400m付近)14:00〜兎平15:15〜△2799.3/15:40〜兎岳15:50〜三角点16:00幕営

5/5
兎岳6:00〜兎見平7:30〜・2080/9:00〜昼飯9:30〜笠松山10:15〜・1615(降下点)11:00〜林道12:00〜車12:10
天候 5/4(土)晴れ/のち曇り/夕方から雪・北西の風

5/5(日)下山まで快晴・ほぼ無風
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
R151阿南〜県道1号平岡〜R152上島〜易老渡
コース状況/
危険箇所等
●易老渡〜笠松山
取り付きは易老渡Pから200m位戻った易老沢の正面、岩の間に祠が祭ってあるところから。
取り付きから200m位は岩・木の根を摑まりながらの激急登、
しっかりした岩以外は抜け落ちる。足元もザレていて落石に注意、下は車の通る林道。
そこを過ぎると・1618(笠松尾根の稜線)までは手を使わずに普通に歩ける尾根、
笠松尾根に乗り・1786を過ぎる辺りまでは広く穏やかで気分の良い尾根、
尾根が広く2重になってるところもあるけど東より側を歩く。
・1786を過ぎる辺りからカラマツの植林になり、笠松山手前の登りに掛かると伐採した木が道を塞いでいたり、山頂手前は幼木が道を塞いでいたりする。

●笠松山〜兎見平
笠松山から兎見平までは殆ど平坦、笠松山を過ぎて・2021付近は倒木が多く、・2080付近からは残雪が、倒木の前後以外は踏み抜きも無くアイゼン無しでも歩ける。
この辺りも広い2重3重の尾根でやはり東寄りに歩くのが間違いない、印も豊富についている。
兎見平の手前から尾根が絞れやや勾配のある登りに、今回ここからアイゼンで、
登って平になる辺りで二箇所正面の兎岳が迫って見える。周りは樹林、幼木のうるさいところもある。

●兎見平〜兎岳
兎見平を過ぎると勾配も急になり、樹林を抜けてハイ松に出る辺りで勾配はピークになる。この辺りアイスバーンもありピッケルを出す。
度胸のいい人なら横の雪渓を直登するかもしれないけど、ハイ松に沿ってガレ側に雪の乗ってない岩の道があったのでそこを登る。
雪渓の上に出ると兎平までは雪の上を直登、ピッケルは要る。
兎平からは鹿の防護柵に沿って三角点へ、雪の無いところもあった。
三角点に来ると山頂は目の前。

●帰り・・
ほぼ同じコースで帰ったけど、最後の100〜200mの急斜面はロープ必須なのは承知していたので、地形図でやや傾斜の緩そうな支尾根の、取り付き第二候補だった兎洞林道分岐辺りに下りることに・・
予想通り林道が見えるところまではフリーで降りれたけど、
あと30m位というところと、最後林道に下りるところ・・2箇所でロープを出した。
最後はザレをお尻で滑っても降りれそうだったけど・・・落石はいけませんね。

夜明け前の下栗の里から・・
久しぶりのご対面
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夜明け前の下栗の里から・・
久しぶりのご対面
易老渡Pは満車・・
少し戻って路肩の空き地に。
取り付き点迄50m位
1
易老渡Pは満車・・
少し戻って路肩の空き地に。
取り付き点迄50m位
取り付きは易老沢の正面、
岩の隙間に祠がありました。
合掌、無事帰還を・・
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取り付きは易老沢の正面、
岩の隙間に祠がありました。
合掌、無事帰還を・・
暫くは木の根っこ、岩を頼りに・・
木の間から易老渡Pが見えてます。
皆は光かな・・
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暫くは木の根っこ、岩を頼りに・・
木の間から易老渡Pが見えてます。
皆は光かな・・
200m位登った辺りから
足だけで歩ける普通の尾根に・・
200m位登った辺りから
足だけで歩ける普通の尾根に・・
大木が現れてきました。
・1306辺りです・・
尾根も穏やかに・・・
大木が現れてきました。
・1306辺りです・・
尾根も穏やかに・・・
振り返ると正面に光らしき白いのが・・
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振り返ると正面に光らしき白いのが・・
・1306のガレから・・
上河内・茶臼岳
・1306のガレから・・
上河内・茶臼岳
やはり光のようです。
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やはり光のようです。
更に1時間ほど登ると、
樹林の向こうに青空が透けてきました。
・1618笠松尾根に出るかな・・
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更に1時間ほど登ると、
樹林の向こうに青空が透けてきました。
・1618笠松尾根に出るかな・・
どうやらそのようです。
白樺が新鮮
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どうやらそのようです。
白樺が新鮮
・1618笠松尾根に出て・・
西に奥茶臼でしょうか・・・
・1618笠松尾根に出て・・
西に奥茶臼でしょうか・・・
笠松尾根に出るとこんな心地よいなだらかな尾根・・
色の抜けたような印は大分前から・・
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笠松尾根に出るとこんな心地よいなだらかな尾根・・
色の抜けたような印は大分前から・・
・1786です。
ここも心地よいテン場にも良さそうなピーク
向こうに笠松山も見えてきました。
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・1786です。
ここも心地よいテン場にも良さそうなピーク
向こうに笠松山も見えてきました。
・1786を過ぎる辺りからカラマツ林に・・・
明瞭な踏み跡にあの白い印・・
もしや?山師??
・1786を過ぎる辺りからカラマツ林に・・・
明瞭な踏み跡にあの白い印・・
もしや?山師??
どうやらそのようでした。
どうやらそのようでした。
笠松山の登りにかかると・・
間伐の跡
笠松山の登りにかかると・・
間伐の跡
カラマツの植林を抜けて・・・
そろそろ笠松山です。
カラマツの植林を抜けて・・・
そろそろ笠松山です。
・2021付近です。
自然倒木が多くなってきました。
・2021付近です。
自然倒木が多くなってきました。
そして・2080辺り・・残雪・・・
倒木の前後以外は埋まることもありません
そして・2080辺り・・残雪・・・
倒木の前後以外は埋まることもありません
樹林の切れ間から・・
そろそろ向こうの稜線に並んできました。
上河内〜茶臼
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樹林の切れ間から・・
そろそろ向こうの稜線に並んできました。
上河内〜茶臼
光も・・・
いきなり目の前にジャイアント!
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いきなり目の前にジャイアント!
そうこうしてる間に兎見平・・・
2400m位でしょうか・・
曇ってきました。
そうこうしてる間に兎見平・・・
2400m位でしょうか・・
曇ってきました。
アイゼン装着
いよいよ兎岳へ登ります。
アイゼン装着
いよいよ兎岳へ登ります。
森林限界を超えてきました・・
森林限界を超えてきました・・
後ろを振り返ると・・
歩いてきた笠松尾根
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後ろを振り返ると・・
歩いてきた笠松尾根
モノクロになってしまいました・・
兎平です
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モノクロになってしまいました・・
兎平です
鹿の増加には・・
僕も近所のお百姓さんも困ってます。
鹿の増加には・・
僕も近所のお百姓さんも困ってます。
ウォ〜・・・
そして・・・・
また来たよ・・・
今日はちょっとご機嫌がいいね!
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また来たよ・・・
今日はちょっとご機嫌がいいね!
では・・・お〜寒む!!
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では・・・お〜寒む!!
翌朝・・
昨夜の酔いもスッキリ!
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昨夜の酔いもスッキリ!
ちょっと早かったので再びテントに入ってお休み・・
1
ちょっと早かったので再びテントに入ってお休み・・
そろそろかな・・
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そろそろかな・・
待ってました!!
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待ってました!!
おはよ〜
ありがとね!・・

では帰ります。
2
ありがとね!・・

では帰ります。
荷物は忘れずに・・
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荷物は忘れずに・・
雷鳥?かな・・
さよなら・・
光めがけ直滑降・・
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光めがけ直滑降・・
三人三様・・・

踏み跡にも性格が出ます
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三人三様・・・

踏み跡にも性格が出ます
再び兎見平

やっぱり青空がいいですね!
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再び兎見平

やっぱり青空がいいですね!
行きは気が付かなかった・・・

前しか見てなかったのか?
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行きは気が付かなかった・・・

前しか見てなかったのか?
登ってみようかと思ったけど・・
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登ってみようかと思ったけど・・
これまた行きは見落としてた・・・
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これまた行きは見落としてた・・・
いいですね〜

春が来た〜〜って嬉しそう!!
いいですね〜

春が来た〜〜って嬉しそう!!
光・加加森・・横目に・・・
光・加加森・・横目に・・・
落ち葉の絨毯踏みしめ・・
落ち葉の絨毯踏みしめ・・
帰りはちょっと別道で・・
例の色の抜けた印はこの辺りにも・・・
山師もここから登ったのか・・
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帰りはちょっと別道で・・
例の色の抜けた印はこの辺りにも・・・
山師もここから登ったのか・・
やっぱり要りました。
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やっぱり要りました。
無事着陸
降りた先は兎洞林道の入り口
無事着陸
降りた先は兎洞林道の入り口
300mほど歩くと
ただいま・・
300mほど歩くと
ただいま・・
下から眺めるのもまた好し
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下から眺めるのもまた好し
先日はお世話になりました・・
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先日はお世話になりました・・
下栗の里・・
最後までありがとうございました。
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下栗の里・・
最後までありがとうございました。

感想

いつからか忘れたけど、もう3年位になるだろうか・・・
兎岳に直に登るルートは無いものかと気になっていて、
ずっ〜と温めていた計画、
5/1に易老渡も開通になるとの事で、天気も良さそうなのでいざ出発!!

途中、笠松山を過ぎる辺りから真新しい踏み跡!?・・
そして、2000mを越える辺りで、向こうから人が・・・・

まさか、GWでも誰もいないと思っていた尾根で何だか嬉しくなり暫く立ち話・・

帰ってまたビックリ!!
P/C開いてヤマレコ開くと・・・
踏み跡の主は山友の<e>さん・・
行き会った人は時々記録を見てくださっていた<i>さんと判明・・

これもヤマレコのお陰かと何だかまた嬉しく思った。

お二人ともお疲れ様でした。

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コメント

お会いしたのは 偶然? 必然?
letsさん こんばんわ。 お疲れ様でした。素晴らしい 景色でしたね。私が丁度 下山して車のエンジンをかけた途端に 雨が少しだけパラついて 心配しましたが 翌日は好天で 良かったですね。 写真も素晴らしいですね。  兎の山頂でテン泊された様で 羨ましい限りです。 私は山頂でテン泊して のんびりコーヒーを飲むのが大好き人間ですので。(残念ながらお酒がダメなんです。)  ebiさんも避難小屋前でテン泊ですし チョッピリ悔しいです。 モルゲンロートとアーベントロートがテントから見たかったです。 それでも そろそろ高山雪中テン泊から足を洗う年齢になってしまって今回も山頂でのテン泊はできませんでしたが 兎の山頂から雪のついたジャイアント群を快晴のもとに とにかく見られてとても満足しています。
お会いした時に letsさんと分かれば 少し休憩してご一緒にお茶でもして 深南部のお話など伺いたかったですね。  ebi さんにもお会いできればもっとよかったのに・・・。  これからもお二人の素晴らしいレコを期待しています。
2013/5/7 19:36
はじめまして
笠松尾根の取り付きですが、林道を帰りに降りてこられたんですね。地図を見ると林道を歩かなくて直接取り付いてもいかと思いましたが、林道を長く歩くと、笠松尾根の取り付きの木の梯子があると思うのですが・・・
林道は開通したんですね。また楽しみが増えました。
参考にさせてもらいます。
2013/5/7 20:08
ijikemusiさん お疲れ様でした。
これも神様のめぐり合わせなのか?
同じようなところを好む人にお会いできて嬉しく思いました。

あれから兎見平付近から曇り出し、テントを張ると同時位から雪でした。
テントに入って早速温かいコーヒーを淹れました。
景色を見ながらではなかったけど、山で頂くコーヒーは格別ですね!

翌朝、天気が好ければ聖越え・・とも思ったのですが、
あの絶景が見れて十分満足したので、悔いなく戻りました。

今度、また何処かでお会いすることが出来たらコーヒー休憩でもご一緒したいですね!
2013/5/7 22:15
おつかれさまでした
たしかヤマレコに記録が無く、私も狙っていた所に、一気にお三方も。みなさん素晴らしい記録で、うらやましいかぎりです。
夏に平谷山―立俣山からの周回を実現させたいと思います。
2013/5/7 23:20
お疲れさまでした!
letsさん、こんばんは。
やはり笠松尾根でしたね。

兎岳幕営は、三角点側に下がったところあたりでしょうか?
風強くなかったですか?

兎岳避難小屋のところは、雪たっぷりで、しかも
とても美味しい雪水でした。
直前に降ったからでしょうけど・・・・

次回はletsさんijikemusiさんと3人で避難小屋のところに幕張って、
美味しい雪水で珈琲でも淹れて語り明かしたいですね
2013/5/8 0:19
riekoさん はじめまして
コメントありがとうございます。

兎洞林道はゲートが閉まってました・・・
今回は歩いていないので状況はわかりません。

易老渡・便ヶ島への林道は5/4・5日現在は通れましたが、夜間は通行止めのようです。

詳しくは地元管轄の公官丁にお問い合わせを・・
2013/5/9 0:59
yama-takeさんも!?・・・
そうだったのですね!

いや〜〜今回改めて思ったけど、

琴線に触れる人は同じようなことを考えるようですね!

yama-takeさんにはバレてしまった!?様だけど、

最後から3枚目の写真は平谷山・・

取り付きは・・・なんて思いながらシャッターを切ってました。
2013/5/9 1:09
ebiさんもお疲れ様でした・・
ebiさんには脱帽!

もう、僕の出番は要りませんね!!

これからも、ebiさんらしい山行きを・・・
2013/5/9 1:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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