浅間山外輪山周回（黒斑山〜前掛山） 多々反省あり
まる
体力度について
- GPS
- 05:28
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,407m
- 下り
- 1,411m
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- 山行
- 4:24
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:24
| 天候 | 晴れ、一部の山頂で曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
8時の時点でも余裕あり |
| コース状況／ 危険箇所等 |
●車坂峠〜黒斑山：人も多く十分なトレースあり雪が踏み固められており、極論ツボ足でも行けない事もないかも。人の装備を見るとアイゼン＞チェーンスパイクな感じでした。黒斑山近辺の斜面で地面が露出しているところもあり追加の積雪なくこれ以上雪解けが進むとスノーシューやワカンで厳しそうな場所もありました。 ●黒斑山〜仙人岳：トレースまずまずあり。蛇骨岳付近が少し岩場でした。アイゼンが一番でしょうか。チェーンスパイクでも行けました。 ●仙人岳〜鋸岳（Jバンド）：トレースが少なく、また稜線は風も強いため消えてしまいそうでした。Jバンドから上り下りする際は、雪の斜面の斜度がそれなりにあり滑落防止の為アイゼンとピッケルが望ましいと思いました。 ●Jバンド下降後〜賽の河原分岐：トレースわずかで踏み抜き多数あり、スノーシュー・ワカンがベストと感じました。アイゼン・チェーンスパイク・ツボ足でもいけなくはないです。（トレース跡はアイゼンぽかったです）。 ●賽の河原分岐〜避難シェルター：前掛山の斜面を斜めに登っていきます。（おそらく天狗温泉方面からの）登山者多く踏み固められておりました。アイゼンの人が多かったです。自分はチェーンスパイクでしたが本日の路面コンディションでは不便を感じませんでした。 ●避難シェルター〜前掛山：爆風で体を持っていかれそうになるくらいでした。シェルターで引き返している方もそれなりにいらっしゃいました。自分は気合いで山頂まで行きましたが、本当に何度か身体が持っていかれそうになり身の危険を感じるほどでした。また手袋は2重にしていたのですが、防水・防風が甘い装備だったためかシェルターに戻る頃には手が大分冷えてしまいました。十分な防寒装備も必要かと。 ●湯の平分岐〜トーミの頭：取り付きまではJバンド〜賽の河原分岐と同様、トレースが少ないため、スノーシュー・ワカンが踏み抜き対策にはベストかもしれませんが、その後のトーミの頭までの斜面では、アイゼン＋ピッケルが望ましいと思うので、履き替えの面倒も考えるとアイゼンのままでもいいのかも。 |
| その他周辺情報 | 高峰高原ホテルで入浴（500円）、トイレも利用できます（利用料は寸志）。 ビジターセンターのすぐ裏でした。 |
写真
車坂峠でチェーンスパイクを装着して出発。高峰高原ホテルでトイレをお借りしました（ビジターセンターは冬季閉鎖）。登山口近くの道路が凍っていてこけました。（自分以外にもこけている人いました）なので駐車場から装備装着が正解かも。
登山口近くの道路が凍っていてこけました。（自分以外にもこけている人いました）なので駐車場から装備装着が正解かも。
22日のレコで見掛けたミニ雪だるまもまだ生存していました^^
蛇骨岳だけから先は、トレースが少ない上に風が強くて、足跡は埋もれそうでした。
向きが尾の方向じゃないから、エビの尾とは言えないか（笑）
前掛山斜面のシュカブラ。雪紋・風雪紋とも言うようです。カタカナの方がなんとなくカッコいいと思ってしまう年頃。。
これも中二（厨二）病なのかしら。
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カタカナの方がなんとなくカッコいいと思ってしまう年頃。。
これも中二（厨二）病なのかしら。
立ち入り禁止の看板が見えました。ここからすぐ右方向にシェルター、その先が前掛山です。ここら辺の写真から指（手袋）も入ってしまっています。
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ここら辺の写真から指（手袋）も入ってしまっています。
風に何度も身体を持ってかれそうになりながらたどり着いた前掛山山頂。一応画面右に浅間山を映しましたが、前掛山の地面から地続きのように見えてしまっているのと、雲がかかっているのと、指が写りこんでいるのと・・・。全部暴風のせいということでご容赦を・・・。
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全部暴風のせいということでご容赦を・・・。
みなさん団体ツアーのようでした。
途中間違えそうな分岐あったので写真撮りました。
内湯のみでしたが登山の疲れが癒されました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
靴
ザック
スノーシュー
チェーンスパイク
行動食
飲料
GPS
携帯
時計
サングラス
ストック
|
|---|---|
| 備考 | Jバンドやトーミの頭の斜面を利用する場合は、滑落予防にアイゼン・ピッケルが望ましかった。 |
感想
今シーズンから冬山に参戦し、主に（長野県）北信地方のスノーシューツアーで慣れてきたので、そろそろ一人でも行きたいなと思い、黒斑山は冬山入門として有名なようで、また最近浅間山の入山規制が緩和され前掛山まで行けるようになったので、それならば欲張りに両方行ってみようと思い立ちました。
ヤマレコで山行記録を検索するも両方周回する近年の記録は見つけることが出来ませんでしたが鋸岳まで行った方の記録の一部でJバンドからの降り方がわからなかったという記載は見かけました。その後、某〇マップで車坂峠〜Jバンド〜前掛山〜天狗温泉のルートで行っている方の記事は見つけたので、行けない事はないだろうと踏み、まずは鋸岳まで行き、行けそうならその先も行こうという方針で今回の山行になりました。
今日のコンディションとしては、気温は昨日より10℃近く下がるものの天気は午後まで持つ予報でした。8時の時点で車坂峠は-3度でした。
凍結した車道でコケてしりもちを着いたり、チェーンスパイクの装着に時間がかかったり（刃先が一部内側を向いており最終的に一回転したら戻りました）で気持ちがなえかかりましたが、スタートしてからはまずまず良いペースで進めました。
黒斑山までは本当に人が多かったですが、越えてからはすれ違う人もまばらとなりました。
今回の要所�，�Jバンドからの下りになります。鋸岳直前で見かけたそれらしいトレースを追っていったものの途中で途絶えていました。GPSを確認しましたが、方向は間違っていないようであり、また岩も露出しているところも多く3点支持で注意深くいけば行けるだろうと思い（今から考えると恐ろしい・・・）、狭い足場を抜け岩が所々露出する斜面を下り始めました。少し下ったところで、進行方向にある雪の斜面にトレースが確認できました。そのトレースを稜線の方まで見上げると、自分の降り始めた所よりもより手前（黒斑山方面）にトレースが続いており、自分がたどったトレースが間違えであったことに気づきました。
しかし引き返すとなると、登り返しに加え、来るとき通った狭い足場を抜けなければならずそれもリスクが高いだろうと思い、下に見えるトレース方向へ下る決断をしました。しかし少し表面が解け始めた雪斜面で、それなりの斜度があり、チェーンスパイクと手袋では踏ん張りがきかず、途中からずり落ちるようになり転がり数mぐらい先の岩に左わき腹から腰をぶつけるような形で止まりました。そこまで長い斜面ではないので、もっと滑落してもそれ自体で死ぬほどの事は無かったのかもしれませんが人通りがほとんどない場所でもあり、動けない状態になるだけでもこの時期は非常に危険だったなと後から思いました。雪斜面に対する知識が足らず、必要な装備をもってきていませんでした。また単独行動のリスクも理解していませんでした。
幸いにも打撲で済み、トレースにも合流できたため、あきらめ悪く山行を続けることにしました。（冷静に考えるとおかしく思われるかもしれませんが、何故か逆に山行を完遂しようとする気持ちが強まっていました）
要所�△倭鯵飮海砲覆蠅泙后�
シェルターから先は爆風地帯で、日や時間帯によっては穏やかな時もあるようですが、自分がいた時間は晴れてはいるもののほぼ強風が吹き荒れていました。
しかし前述の状態であり、山頂まで行ってやるぞという断固たる決意（自己陶酔？）のもと、何度か身体を持っていかれそうになるものの山頂まで行きました。
装備がアイゼンかつ防寒装備もより強力であれば多少はましだったかもしれませんが、山頂に行かないと下山できないわけではなく、行くメリットは満足感以外はないと言える状況であり、安全面からは�〆２鵑六劃困呂△�らめる�▲轡Д襯拭爾派�が弱まるかどうか様子見る、が妥当な所でした。
要所��はトーミの頭への登りになります。こちらはJバンドの斜面程、急峻ではないものの、やや解け始めた雪の比較的長い斜面であり、手袋＋スノーシューでの3点支持でなんとか登り切ったもののヒヤッとする場面もありました。スノーシューもアイゼンと同様、爪があるので多少踏ん張りは効いたのは良かったのですが、アイゼン＋ピッケルが妥当と思われました。
夏山でももちろん危険な場所はあるのですが、はた目にも危険だと理解しやすい場所なので心構えも作りやすい面はありますが、今回の雪山は知識不足で臨んでしまい、危険を危険と判断できなかったことが大きいのかなと思いました。
一人の冬山デビューは、ガトーショコラのような甘さはなく、ほろ苦いものとなりました。
しばらくは経験者に教わりながら色々な山・状況を経験して成長に努めたいと思います。
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写真中のツアー客として写っていました。笑。
私は今年雪山を始めたばかりで、アイゼンに慣れる意味で初心者向けツアーに参加しました。
黒斑山から、前掛山に登る人が見えていましたがあちらは強風だったんですね。
雪山ソロは勇気がいりますよね。ご無事で何よりでした。
cappuccinaさん
コメントありがとうございます。
一人冬山で危険個所へ行くって本当に無謀で恥ずかしい限りでした
あと写真に写っておられたんですね！？山の賑わいを表していて、皆さん冬装備の為（個人特定とかには）問題ないだろうという判断で載せてしまいました。もし問題あれば連絡ください
5,6人ずつ4グループに分かれて登っていましたが、ここで記念撮影するために合流したところでした。私は同じパーティだったあの人だなーってわかりますが、雪装備だし、大丈夫ですよ^_^ ちなみに真ん中にどーんとあるマムートのザックも私のです。笑。
山行は丁寧ですごく参考になりました。これから少しずつ雪山にも挑戦するのでまた新たな山行も拝見させてくださいね。
ただ私の兄弟や甥っ子ならすごく心配すると思うので、無理はなさらないでくださいね！
cappuccinaさん
お墨付きを頂きましてほっとしました。
普段は長い記事になりませんが心に響くものがあるとたまに勢いで長いレコを書いてしまいます^^
こちら山の経験がまだ浅く内容おかしな所も多々あると思いますのであくまで参考程度でお願いします
ご安全に！登山を楽しんでいきましょう
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