記録ID: 2950894
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ハイキング
日光・那須・筑波
吾国山〜加賀田山〜館岸山 * 宍戸アルプスを巡る *
2021年02月23日(火) [日帰り]
ピアソラ
その他1人
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:20
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 837m
- 下り
- 865m
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標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | ○ 天気 ： 快晴。 ○ 風速 ： 強め（時折15m/s程度）。 ○ 気温 ： 暖かめ（10℃）。 ○ 視程 ： 普通。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
・05:40 {自宅} - 06:20 岩間駅東口駐車場 ※高速利用：桜土浦IC〜岩間IC ※駐車場：300円／日 ・JR常磐線／06:38 岩間 - 06:43 友部 ・JR水戸線／06:48 友部 - 07:04 福原 ○ 復路（約50km） ・12:40 岩間駅東口駐車場- 14:10 {自宅} ※途中、食事・給油の時間を含む（30分） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○ 全般的にトレースは明朗です。藪もありません。 ○ 但し、宍戸アルプスの区間は道標が少なめです。 特に、金毘羅山と館岸山の分岐箇所は道標が無いため、要注意です。 （金毘羅山側に倒木が敷いてあります。） ○ その他、特に危険を感じる場所はありませんでした。 ○ 7名のハイカーの方とすれ違いました。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ �� 福原駅 �� 泉蔵院 ※使用できるかどうかは未確認 �� 岩間駅 (2) 登山ポスト 見つけられませんでした。 |
写真
電車に乗って福原駅へ。今日はここからスタートします。天気予報は「曇り時々晴れ」でしたが、気持ち良く晴れてくれました。
登山口へアプローチする道すがら、畑の奥に加波山（かばさん：709m）が聳えていました。
これから登る吾国山（わがくにやま：518m）を正面に見ながら歩いていきます。この辺りの田園風景が大好きです。特に春は最高です。
20
2/23 7:40
これから登る吾国山（わがくにやま：518m）を正面に見ながら歩いていきます。この辺りの田園風景が大好きです。特に春は最高です。
田畑が尽きた先で入山します。登山道には一定間隔で丁目石が置かれています。吾国山の山頂で確か三十三丁目でした。
30分ほど登るとカタクリの群生地に着きました。一つ二つフライングして咲いてるカタクリがありはしないかと期待しておりましたが、さすがに早すぎでした。
12
2/23 8:29
30分ほど登るとカタクリの群生地に着きました。一つ二つフライングして咲いてるカタクリがありはしないかと期待しておりましたが、さすがに早すぎでした。
山頂直下はブナの原生林にもなっています。ひときわ大きな一本が目を引きました。
正月に歩いた筑波連山が見渡せました。右端が加波山、左奥が筑波山（つくばさん：877m）です。
このあと歩く宍戸アルプスの山並みが初めて俯瞰できました。杉が多めで、いかにも地味そうやなぁ（笑）。
道祖神峠の先で道を分けます。人気の笠間アルプスは右（難台山方面）ですが、僕らが行く宍戸アルプスは左（長沢方面）です。
いよいよ宍戸アルプスを宍戸アルプスたらしめている区間に突入です。道標は少なめですが、トレースは明朗です。なお、以降展望は下山するまでほとんどありません。
6
2/23 9:52
いよいよ宍戸アルプスを宍戸アルプスたらしめている区間に突入です。道標は少なめですが、トレースは明朗です。なお、以降展望は下山するまでほとんどありません。
最初の小ピーク、北山（きたやま：374m）にある三角点（長沢：四等三角点）にタッチ。
強風で杉林がカタカタと音を立てています。当然花粉も相当量飛散しているので終始マスクして歩いてます。ちなみに、嫁が持っているのは蜘蛛の巣除けの枝です。
9
2/23 10:15
強風で杉林がカタカタと音を立てています。当然花粉も相当量飛散しているので終始マスクして歩いてます。ちなみに、嫁が持っているのは蜘蛛の巣除けの枝です。
二つ目の小ピーク、御殿山（ごてんやま：364m）に着きました。ここから50mほど逸れたところに三角点（御殿：四等三角点）があります。
7
2/23 10:21
二つ目の小ピーク、御殿山（ごてんやま：364m）に着きました。ここから50mほど逸れたところに三角点（御殿：四等三角点）があります。
いきなり笑えるほどの凄まじい急登が現れました（短いですが）。次に目指す加賀田山（かがだやま：410m）がかつてマナスルに例えられていたのはこの急登のせいでは？ここを詰めると、、、
6
2/23 10:38
いきなり笑えるほどの凄まじい急登が現れました（短いですが）。次に目指す加賀田山（かがだやま：410m）がかつてマナスルに例えられていたのはこの急登のせいでは？ここを詰めると、、、
加賀田山の北西陵と呼べなくもない名もなき小ピーク（標高約380m）に着きました。嫁がシャリバテ気味だったので、ここで小休止しました。
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2/23 10:49
加賀田山の北西陵と呼べなくもない名もなき小ピーク（標高約380m）に着きました。嫁がシャリバテ気味だったので、ここで小休止しました。
着いたー、加賀田山。『改訂茨城の山と渓谷』では「カヤトも刈り払われ、北に向かって180度の展望が開けている。」とありますが、30年以上経った今、展望はゼロでした。
12
2/23 10:56
着いたー、加賀田山。『改訂茨城の山と渓谷』では「カヤトも刈り払われ、北に向かって180度の展望が開けている。」とありますが、30年以上経った今、展望はゼロでした。
道標の無い分岐を右へ行きます。左は金毘羅山（こんぴらさん：228m）方面で、注意喚起のためか、倒木が敷かれています。
最後のピーク、館岸山（たてきしやま：256m）に向かうにつれ、心なしか道標が増えてきたような気がします。
館岸山に着きました。もちろん展望はありません。全く山頂感のない山頂ですが、一応最近流行りの笠間十名山の一座です。
『改訂茨城の山と渓谷』のモデルコースに倣い、東組方面へ下ります。採石場の外縁の尾根に登山道があるため、しばらく立入禁止のロープが張られていました。
4
2/23 11:24
『改訂茨城の山と渓谷』のモデルコースに倣い、東組方面へ下ります。採石場の外縁の尾根に登山道があるため、しばらく立入禁止のロープが張られていました。
ほとんど起伏の無いなだらかな道を下っていきます。このあたりを歩いているとかつて宍戸アルプスが家族向けのコースとして紹介されていたのが分かる気がします。
7
2/23 11:27
ほとんど起伏の無いなだらかな道を下っていきます。このあたりを歩いているとかつて宍戸アルプスが家族向けのコースとして紹介されていたのが分かる気がします。
泉蔵院に下山しました。公民館があるだけの無住の寺ですが、榧（かや）の大木が見事でした。
のどかな田園風景が広がります。奥に見える山並みは笠間アルプスです。遮るものが無いせいか凄まじい強風が吹き荒れていて、何度か体を持って行かれそうになりました。
19
2/23 12:00
のどかな田園風景が広がります。奥に見える山並みは笠間アルプスです。遮るものが無いせいか凄まじい強風が吹き荒れていて、何度か体を持って行かれそうになりました。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
つくばの近場に三つもあるご当地アルプスのうちの、まだ歩いていない
最後の一つ、宍戸アルプスを歩いてきました。
ちなみに、既に歩いた二つは、笠間アルプスと千代田アルプスです。
実はこの宍戸アルプス、名前だけが独り歩きしていて、どこからどこまでが
宍戸アルプスなのかという肝心の情報がなかなか得られず、苦労しました。
調べていくうちに辿り着いたのが、1988年に発行された『改訂茨城の山と渓谷』
（岡野重一著）というガイド本でした。これによると、、、
「地元では加賀田山から吾国山に至る山りょうを宍戸アルプスと呼び、
加賀田山をマナスル、吾国山を槍ヶ岳に見立てているというが、（後略）」
と紹介されています。後半は何を言っているのか良く分かりませんが、
少なくとも、宍戸アルプスの範囲を知るヒントとなりました。
なお、遡ること1983年に発行された上記の初版本にも、1978年発行の
『ハイキング茨城改訂版』（岡野重一・佐久間勇・染野千尋著）にも、
まだ宍戸アルプスは登場しないことから、80年代中頃に注目されはじめた
コースなのではないか、と勝手に類推しております。
当時は加賀田山の北側に展望が開けていたようで、上記のガイド本でも
家族向けのコースとして紹介されておりましたが、30年以上たった今では、
ほとんど展望の効かないどちらかというと玄人向けのコースとなっていました。
それでも、往時の活況に思いを馳せ、足跡を残せたことは有意義でした。
花粉の洗礼はいささか余計でしたが。
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