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記録ID: 2957379
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ハイキング
丹沢

宮ヶ瀬湖南岸の鍋嵐/土山峠から物見峠へ

2021年02月24日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.1km
登り
692m
下り
840m

コースタイム

土山峠BS 8:23〜8:30−支尾根取付き8:40〜8:45−348mコブ9:00−419mコブ9:20−530m圏コブ下10:05〜10:40−600m圏コブ(宮ヶ瀬湖南尾根合流)11:10−597m地点11:20−535m圏鞍部11:55−635m圏平坦地12:20〜12:45−能ノ爪(740m圏コブ:主稜線合流)13:20〜13:25−鍋嵐頂上14:10〜14:55−辺室山ルート合流15:45−物見峠15:55〜16:25−尾根ルート合流16:55−枝尾根乗越し地点17:25〜17:40−登山者カードポスト18:10−ゴール18:20
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
厚木市街地から県道60号線、64号線を経由して清川村に入る。村役場の東側に道の駅清川があるのでここに車を停めて、村役場前BSから8:14発の宮ケ瀬行のバスに乗って土山峠で下車。
コース状況/
危険箇所等
土山峠から堤川左岸尾根(仮称)を登る。
断続的に林業用の仕事道らしい踏跡が通じている上、紫色のテープが頻繁に付けられているのでルートは分り易い。ただし、古い鹿柵が延々と設置されていて、その対処に悩まされた。
600m圏コブで宮ケ瀬湖南尾根と合流、さらに主稜線の能ノ爪に出てから鍋嵐の頂上まで往復した。この間は良く踏まれた明瞭な山道が続いていた。
下山は辺室山ルートと合流してから物見峠へ廻り、トラバースルート経由で煤ケ谷へと降りた。このコースは道標が完備した一般登山道なので、途中で陽が暮れても安心して降りられた。
詳しくは、写真の説明と感想欄で述べる。
土山峠でバスを降りる
2021年02月24日 08:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 8:23
土山峠でバスを降りる
バス停の30m程北側に、堤川林道入口のゲートがあり、ここに入る
2021年02月24日 08:30撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 8:30
バス停の30m程北側に、堤川林道入口のゲートがあり、ここに入る
林道を左に分け、湖沿いの車道を500mほど進み、尾根末端を回り込んだ3号橋の袂から手摺の付いた仕事道に入る。標高300m圏
2021年02月24日 08:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 8:38
林道を左に分け、湖沿いの車道を500mほど進み、尾根末端を回り込んだ3号橋の袂から手摺の付いた仕事道に入る。標高300m圏
仕事道は山腹を水平に巻いて行くので、橋の袂から30m程の支尾根に取付く
2021年02月24日 08:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 8:48
仕事道は山腹を水平に巻いて行くので、橋の袂から30m程の支尾根に取付く
柵で土留めされている支尾根を突き上げる。木の根や小枝に紫色のテープが頻繁に巻かれていて、道案内してくれる
2021年02月24日 08:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 8:51
柵で土留めされている支尾根を突き上げる。木の根や小枝に紫色のテープが頻繁に巻かれていて、道案内してくれる
大きな露岩を右側から回り込むと堤川左岸尾根に乗れた。直ぐに348m地点となる
2021年02月24日 09:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 9:01
大きな露岩を右側から回り込むと堤川左岸尾根に乗れた。直ぐに348m地点となる
尾根筋には林業用の仕事道らしい踏跡が続いている
2021年02月24日 09:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 9:23
尾根筋には林業用の仕事道らしい踏跡が続いている
古い鹿柵が現れた。これが延々と続き、通過に何かと悩まされた
2021年02月24日 09:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 9:32
古い鹿柵が現れた。これが延々と続き、通過に何かと悩まされた
尾根筋に張られた鹿柵沿いに登って行くと、こんなに荒れた伐採個所を越えて行かなければならないこともある
2021年02月24日 09:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 9:39
尾根筋に張られた鹿柵沿いに登って行くと、こんなに荒れた伐採個所を越えて行かなければならないこともある
3方向から集まった鹿柵で袋小路。でも壊れた扉で切り抜けられる
2021年02月24日 10:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 10:03
3方向から集まった鹿柵で袋小路。でも壊れた扉で切り抜けられる
600m圏コブの急登に差し掛かると、土石で膨らんだ鹿柵が尾根を横断して行く手を遮る
2021年02月24日 10:58撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 10:58
600m圏コブの急登に差し掛かると、土石で膨らんだ鹿柵が尾根を横断して行く手を遮る
右は袋小路なので左に逃げ、崖崩れで壊れた金網の脇を強引に乗り越える
2021年02月24日 10:58撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 10:58
右は袋小路なので左に逃げ、崖崩れで壊れた金網の脇を強引に乗り越える
この急登を突き上げると600m圏コブに出る。ここで宮ヶ瀬湖南尾根と合流する
2021年02月24日 11:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 11:08
この急登を突き上げると600m圏コブに出る。ここで宮ヶ瀬湖南尾根と合流する
南に向かって鹿柵沿いに下って行くと、倒れかかった柵のために通れない。仕方ない柵を踏み越えるが、不安定で怖かった
2021年02月24日 11:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 11:15
南に向かって鹿柵沿いに下って行くと、倒れかかった柵のために通れない。仕方ない柵を踏み越えるが、不安定で怖かった
尾根幅が狭まって来ると、やっと鹿柵から解放された
2021年02月24日 11:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 11:40
尾根幅が狭まって来ると、やっと鹿柵から解放された
535m圏の鞍部付近は痩尾根のアップダウンが続く
2021年02月24日 11:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 11:49
535m圏の鞍部付近は痩尾根のアップダウンが続く
鞍部から標高差100mほど急登すると明るい平坦地に出て一息つける
2021年02月24日 12:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 12:46
鞍部から標高差100mほど急登すると明るい平坦地に出て一息つける
その少し上から北北西方向に宮ヶ瀬湖が木の間越しに望まれた。手前の湖岸に吊り橋と宮ヶ瀬集落が確認できる
2021年02月24日 13:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 13:00
その少し上から北北西方向に宮ヶ瀬湖が木の間越しに望まれた。手前の湖岸に吊り橋と宮ヶ瀬集落が確認できる
主稜線上の能ノ爪(740m圏コブ)に着いた。何も無い。ここから西端にある鍋嵐まで往復する
2021年02月24日 13:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 13:23
主稜線上の能ノ爪(740m圏コブ)に着いた。何も無い。ここから西端にある鍋嵐まで往復する
一部痩尾根があるが、一般登山道並みに良く踏まれた山道が続く
2021年02月24日 13:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 13:28
一部痩尾根があるが、一般登山道並みに良く踏まれた山道が続く
巻道もあるが、幅は狭いが明瞭である
2021年02月24日 13:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 13:37
巻道もあるが、幅は狭いが明瞭である
大木が狭い尾根幅いっぱいを占領している。右手北側は巻き始めの根に足がかりが無いので、左手南側を巻いた
2021年02月24日 13:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 13:41
大木が狭い尾根幅いっぱいを占領している。右手北側は巻き始めの根に足がかりが無いので、左手南側を巻いた
鍋嵐の頂上に向かって最後の急登
2021年02月24日 14:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 14:08
鍋嵐の頂上に向かって最後の急登
鍋嵐の頂上に着いた。山名の書かれたプラ板(?)がぶら下がっているだけ。文字は掠れて、辛うじて鍋嵐と判読できる?
2021年02月24日 14:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 14:53
鍋嵐の頂上に着いた。山名の書かれたプラ板(?)がぶら下がっているだけ。文字は掠れて、辛うじて鍋嵐と判読できる?
9年前の鍋嵐の頂上。「ナベワラシ」と書かれた山名板が括りつけられていた。同じ2月だが雪があった
2012年02月27日 11:07撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
2/27 11:07
9年前の鍋嵐の頂上。「ナベワラシ」と書かれた山名板が括りつけられていた。同じ2月だが雪があった
さあ下山だ。能ノ爪まで同じ道を戻る。719mコブは南側の巻道に入る。立ち木に赤ペンキが小さく付いている
2021年02月24日 15:19撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 15:19
さあ下山だ。能ノ爪まで同じ道を戻る。719mコブは南側の巻道に入る。立ち木に赤ペンキが小さく付いている
能ノ爪の先、急なザラザラ道にロープが張ってあった
2021年02月24日 15:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 15:42
能ノ爪の先、急なザラザラ道にロープが張ってあった
辺室山ルートと合流し、本日初めて道標を見た。この先は整備された一般登山道なので安心
2021年02月24日 15:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 15:46
辺室山ルートと合流し、本日初めて道標を見た。この先は整備された一般登山道なので安心
西日に照らされた山道をのんびり下る
2021年02月24日 15:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 15:53
西日に照らされた山道をのんびり下る
物見峠まで降りて来た。煤ケ谷の集落にまだ陽が当たっているが、直に沈むだろう
2021年02月24日 15:57撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 15:57
物見峠まで降りて来た。煤ケ谷の集落にまだ陽が当たっているが、直に沈むだろう
この峠は交通の要衝。様々な案内が示されている
2021年02月24日 16:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 16:25
この峠は交通の要衝。様々な案内が示されている
物見峠からトラバースルートに入る。崩落個所に対する警告板が立っていた
2021年02月24日 16:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 16:27
物見峠からトラバースルートに入る。崩落個所に対する警告板が立っていた
幅が狭く、足場の崩れやすい個所が複数カ所あり、通過に緊張する
2021年02月24日 16:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 16:32
幅が狭く、足場の崩れやすい個所が複数カ所あり、通過に緊張する
トラバースは終わり、748mコブから降りて来たルートと合流した
2021年02月24日 16:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 16:52
トラバースは終わり、748mコブから降りて来たルートと合流した
このルートにも古い鹿柵が残されている
2021年02月24日 17:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 17:04
このルートにも古い鹿柵が残されている
436mコブから東に伸びる枝尾根を乗越し、山腹を巻きながら谷間へ緩やかに下って行く。途中でライトを点けた
2021年02月24日 17:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 17:38
436mコブから東に伸びる枝尾根を乗越し、山腹を巻きながら谷間へ緩やかに下って行く。途中でライトを点けた
登山者カードポストまで降りて来た。ヤマビルに関する注意書が張られていたが、今は冬なので安心
2021年02月24日 18:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2/24 18:09
登山者カードポストまで降りて来た。ヤマビルに関する注意書が張られていたが、今は冬なので安心
村道に出た。後は車道を10分程歩けば、道の駅清川に停めた愛車に戻ってゴール
2021年02月24日 18:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
2/24 18:11
村道に出た。後は車道を10分程歩けば、道の駅清川に停めた愛車に戻ってゴール

感想

丹沢宮ヶ瀬湖の南岸に聳えている「鍋嵐」に登った。なお、「鍋嵐山」と山を付けている例もあるが、昭文社の登山地図では前者なので、ここではこれに従う。

今回歩いたルートはコース状況に記載の通りである。
しかし、当初の計画では、物見峠からの下山ルートは不動沢左岸尾根を使う予定であった。今回登った堤川左岸尾根と同様に、地形図を読んで、これなら登れる、あるいは下れる、として選んだバリエーションルートである。

しかし、主稜線上の能ノ爪に着いたのが予定より大幅に遅れていた。
バスを使ったのも遅れの一因。歩き出したのは8時半と遅い。堤川左岸尾根では鹿柵の対処に梃子摺った上、体力は衰えているのでペースは上がらない。

1時半近くになっているのに、能ノ爪から鍋嵐まで往復したら、下山の途中で陽が暮れるであろう。
予定の不動沢左岸尾根は踏跡程度だろうから、夜道を降りる事は厳しいルート探索を迫られるだろう。何が出て来るか分からないので、時間に余裕を持ちたい。
これから鍋嵐を往復してから、予定通りに不動沢左岸尾根を下ることは無理だ。

鍋嵐には9年前に登っている。今回は鍋嵐の頂上はパスして、能ノ爪から物見峠へ直行しようかと思った。
しかし、そうすると頂上らしい山にはどこにも登らなかったことになり、へその無い山行になってしまう。どうしよう。

迷った挙句、不動沢左岸尾根下降を諦めて鍋嵐頂上を往復した。

でも、もともと頂上には拘らない方ではないか。それなのに頂上を選んだ挙句に、変化が期待できる下山ルートを放棄してしまった。
物見峠から単調な山道を下りながら悔やむこと頻りである。
今回は悔いが残る山行になってしまいました。

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