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Yamareco

記録ID: 295797
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雪山ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

浅間山(前掛山)【車坂峠往復】

2013年05月05日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 長野県
 - 拍手
jurakusui その他1人
GPS
--:--
距離
11.8km
登り
1,259m
下り
1,258m

コースタイム

9:35車坂峠→(表コース)→11:04トーミの頭11:25→11:27草すべり分岐→12:16湯ノ平口→12:36前掛山登山口→13:40第二外輪山分岐(本峰立入禁止告示板)13:45→14:06前掛山14:08→14:24第二外輪山分岐→15:01前掛山登山口15:07→15:32湯ノ平口→16:42草すべり分岐→16:44トーミの頭16:55→(中コース)→17:55車坂峠
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
前泊地:長野県川上村

JR線:信濃川上7:30発 →小諸8:30着
タクシー:小諸駅〜高峰高原ホテル(6000円 途中コンビニ立ち寄り)
コース状況/
危険箇所等
*登山届:高峰高原ホテルで提出できます(宿泊者以外は分かりませんが)。

*トイレ:高峰高原ホテルにあります(宿泊者以外は100円)。その他は今回のコース上にはありませんが、火山舘まで行けばあります。


【車坂峠〜トーミの頭(表コース)】
**ルートは分かりやすいと思います。日陰、樹間の道は残雪あり、所により多いです。車坂山からの下り、およびコース中盤以降の登りに勾配のある坂があり、アイゼンを着けた方が安全で楽だと思います。

【トーミの頭〜湯ノ平口〜前掛山山頂(往復)】
**草すべり分岐からすぐ急勾配の下りがあり、転倒のリスクあります。私たちはアイゼンを使いました。その後も雪道の下りがあり、アイゼンで楽々クリアできましたが、雪のない区間では逆に足元が不安定でした。面倒でもこまめにつけ外した方がいいです。

*湯ノ平口からしばらく樹間のルートに雪が残っていますが、上り下りともアイゼンなしで通過できました。

*湯ノ平口からトーミの頭までは逆に急登があります。疲労の影響を考えてCTに余裕を見ておいた方がいいかもしれません。

【トーミの頭〜車坂峠(中コース)】
*途中明るく開けた区間がありますが、最後まで断続的に日陰の樹林帯を通ります。この時期の下りはアイゼン必須だと思います。
スタートの車坂峠は長野県と群馬県の県境でもあります。標高1975m。すでに近畿全域を上回っています。そんなところから登るというのが不思議な感じ。

すぐに表・中コースの分岐があります。登りは表コース。
2013年05月07日 22:36撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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スタートの車坂峠は長野県と群馬県の県境でもあります。標高1975m。すでに近畿全域を上回っています。そんなところから登るというのが不思議な感じ。

すぐに表・中コースの分岐があります。登りは表コース。
展望が開けて四阿山。
2013年05月07日 22:29撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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展望が開けて四阿山。
うっすらと北アルプスも。
2013年05月07日 22:31撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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うっすらと北アルプスも。
中盤よりこんな道に。アイゼンなしで登れるかは、結局のところ凍結具合でしょう。
2013年05月07日 22:31撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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中盤よりこんな道に。アイゼンなしで登れるかは、結局のところ凍結具合でしょう。
登って登って、不意にひょっこり姿を見せます。「やあ」と声をかけられる感じのご対面。
2013年05月07日 22:29撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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登って登って、不意にひょっこり姿を見せます。「やあ」と声をかけられる感じのご対面。
黒白のしましまは…ちょっと遅かったみたいです。
2013年05月07日 22:29撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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黒白のしましまは…ちょっと遅かったみたいです。
トーミの頭を目指して進みます。この切れ落ち具合はなかなかの迫力でした。
2013年05月07日 22:31撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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トーミの頭を目指して進みます。この切れ落ち具合はなかなかの迫力でした。
トーミの頭より浅間山。良い姿をしています。

ある高度より上は荒涼としています。緑を押しつぶすようにも、逆に緑が押し上げるようにも見えました。でも、第一印象はチョコレート菓子でした(笑)。
2013年05月07日 22:29撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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トーミの頭より浅間山。良い姿をしています。

ある高度より上は荒涼としています。緑を押しつぶすようにも、逆に緑が押し上げるようにも見えました。でも、第一印象はチョコレート菓子でした(笑)。
湯ノ平口までは難儀して写真を撮る余裕はありませんでした。
2013年05月07日 22:32撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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湯ノ平口までは難儀して写真を撮る余裕はありませんでした。
ピンボケしていますが、前掛山登山口。ある程度雪が残っています。
2013年05月07日 22:32撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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ピンボケしていますが、前掛山登山口。ある程度雪が残っています。
樹林帯を抜けると、第一外輪山を振り返ることができます。

背後は、まるで壁に囲まれたようで…
2013年05月07日 22:32撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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樹林帯を抜けると、第一外輪山を振り返ることができます。

背後は、まるで壁に囲まれたようで…
前を向きなおすと本峰に見下ろされます。

なんとしても登ってやるぞ〜俄然やる気がわいてきます。
2013年05月07日 22:29撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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前を向きなおすと本峰に見下ろされます。

なんとしても登ってやるぞ〜俄然やる気がわいてきます。
仙人岳、鋸岳だったかな。

少しずつ高度を上げていきます。
2013年05月07日 22:29撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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仙人岳、鋸岳だったかな。

少しずつ高度を上げていきます。
四阿山はこの先、ずっと見えていました。
2013年05月07日 22:32撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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四阿山はこの先、ずっと見えていました。
四阿山の向かって右に、雪に覆われた山々がいくつか見えました。草津白根山や谷川岳かな。
2013年05月07日 22:33撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
5/7 22:33
四阿山の向かって右に、雪に覆われた山々がいくつか見えました。草津白根山や谷川岳かな。
本峰・第二外輪山の分岐。自己責任(と罰金のリスク)の分岐でもあります。

私たちは前掛山へ。
2013年05月07日 22:29撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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本峰・第二外輪山の分岐。自己責任(と罰金のリスク)の分岐でもあります。

私たちは前掛山へ。
第二外輪山の稜線で、奥の頂が前掛山です。終着駅という言葉が似合いそう。
2013年05月07日 22:33撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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第二外輪山の稜線で、奥の頂が前掛山です。終着駅という言葉が似合いそう。
足は地面に引っ付いていますが、空に向かって飛び立てそうな。
2013年05月07日 22:29撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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足は地面に引っ付いていますが、空に向かって飛び立てそうな。
あとわずか。本当は折り返し地点に向かっているのですが、あそこにゴールテープがあるかのような気持ち。
2013年05月07日 22:34撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
5/7 22:34
あとわずか。本当は折り返し地点に向かっているのですが、あそこにゴールテープがあるかのような気持ち。
前掛山山頂。奥に最高峰が見えています。

時間が無いのでタッチアンドゴー。

実はバッテリーが切れかけだったのも影響しています。一番は時間のなさですが…
2013年05月07日 22:34撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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前掛山山頂。奥に最高峰が見えています。

時間が無いのでタッチアンドゴー。

実はバッテリーが切れかけだったのも影響しています。一番は時間のなさですが…
まずは下るだけ〜 サクサク行きます。
2013年05月07日 22:34撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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まずは下るだけ〜 サクサク行きます。
こんな山、近畿にはないぞ。よく表現できないのですが、とにかく歩いていて不思議な感じがしました。
2013年05月07日 22:35撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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5/7 22:35
こんな山、近畿にはないぞ。よく表現できないのですが、とにかく歩いていて不思議な感じがしました。
湯ノ平口からの登り返しが、今回の核心部だったかも。とにかくしんどかった〜
2013年05月07日 22:35撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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湯ノ平口からの登り返しが、今回の核心部だったかも。とにかくしんどかった〜
トーミの頭にもどって。この後浅間山は、少しずつ色を赤くしていきました。

完全にバッテリーが切れ、写真はこれにて終了。
2013年05月07日 22:36撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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トーミの頭にもどって。この後浅間山は、少しずつ色を赤くしていきました。

完全にバッテリーが切れ、写真はこれにて終了。
撮影機器:

感想

1泊2日の瑞牆山・金峰山を無事終えて川上村内に宿泊。明朝、信濃川上駅からの始発で小諸へ。目指す浅間山は車坂峠を起着点にしますが、時間が惜しいのでタクシーを使いました。結局、バスより1時間は節約できたでしょうか。それでもレイトに変わりないのですが、9時半出発でギリギリのラインの内側に入れたように思えます。これより遅かったら、下山を浅間山荘に変えざる得なかったかもしれません。

さて、登りに使った表コースはまだまだ雪が残っていました。やはりアイゼンはあった方がいいと思います。坂道続きに顎が突き出たころ、1時間以上は経っていたと思うのですが、急に前方の視界が開け「あっ」と思わず声を上げてしまいました。出し抜けに丸い大きな山体が、目に飛び込んできたからです。それまでの樹林帯から一転、別世界に入り込んだような錯覚すらありました。もちろん、心弾むサプライズなので、嬉しくなって早く登りたくなりました。

とはいっても、トーミの頭まで登り切った後、湯ノ平口まで激下りしなくてはなりません。浅間山はなかなか登らせてくれないのです。激下りの雪斜面に、念のためにアイゼンを着け、なんとかして高度を落として湯ノ平口から登り返します。ここからが本当の登り。トーミの頭では「きれいだなあ」と、ほんわかとさせてくれた山体は真下から見上げると巨大すぎる壁で、跳ね返されそうな圧倒感を放っていました。俄然、登ってやりたくなります。でもここからが長かったです。急勾配の一本道は、まるでペースを上げられません。絶えず息は上がりっぱなしでした。左手に、四阿山や草津白根山を見渡す大きな眺望は、それだけ高度を上げた証なのですが、苦しさをまぎらわせる薬にはなりませんでした。結局、足元を見ていたことが一番長かったように覚えています。とにかくこの山肌の登りが長かったです。

前掛山の山頂は第二外輪山の稜線の最高点で、終着という言葉がぴったりに見える場所でした。ひょっとして、ゴールテープでもあるんじゃないかと思えるくらい。でも実際は折り返し地点で、写真だけ取って踵を返します。何にせよ時間が遅いのが気になりますし、難所であろう草すべり分岐への激登が待っています。結局ここが今回の核心部だった気がします。前掛山を目指すなら火山舘コースが安全ですし楽でしょう。ただ、あの丸くて大きな山体を見たいなら、やはりトーミの頭は外せません(ベストは黒斑山のようですが)。本当に苦しかったのですが、あの穏やかかな佇まいの浅間山をじっくり見ることができたので文句はありません。瑞牆・金峰に続き充実した山行でした。

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