【015】日本百名山:金峰山 快晴だけど風速強い中登頂後、熱出して頭ボーっとしながら下山orz【3名パーティ】



- GPS
- 09:38
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,242m
- 下り
- 1,256m
コースタイム
06:30 瑞牆山荘駐車場
07:11 富士見平小屋
07:47 鷹見岩分岐
07:55 大日小屋
08:23 大日岩分岐 小休憩 08:31 出発
08:38 大日岩 大日岩を登る 08:57 アイゼンを装着し出発
09:59 砂払の頭(視界が開け大展望、稜線を進む)
11:02 五丈石(メンバー2人)
11:06 金峰山山頂(メンバー2人)
11:13 五丈石(わたし)
11:17 金峰山山頂(わたし) 小休憩後 11:30 出発
【復路】
11:51 金峰山小屋 昼食休憩後 12:18 出発 ※ここから大幅にペースダウン。
12:50 砂払の頭
13:30 大日岩
14:30 大日小屋
14:46 鷹見岩分岐
15:15 富士見平小屋
15:50 瑞牆山荘駐車場
天候 | 快晴 稜線上風速強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下道で瑞牆山荘無料駐車場へ。 平日の為、駐車場はガラガラでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【瑞牆山荘〜富士見平小屋】 ザレた急斜度の道を登っていきます。 この道は結構長く体力を持っていかれます。 乾燥した砂で滑りやすいので下山時注意。 【富士見平小屋〜大日岩】 富士見平小屋以降も大中小の石道を登っていく。浮き石に注意が必要です。 途中途中鷹見岩へ繋がる分岐がありますが、地図上破線の為、注意。 さらに進むと窪んだ場所に無人小屋の大日小屋があります。 水場とトイレ有り。テント場は狭め。 縄場が一箇所ありますが、気をつけて登れば危険はありません。 樹林帯をしばらく進むと、大日岩に辿り着きます。 大日岩は登れますが、雨の日は滑りそうです。 大日岩からは360°見渡す事ができ、目的地の金峰山へ思いを膨らませられます。 【大日岩〜砂払の頭】 ここから軽アイゼン必須の道になります。文字通り全面凍結です。 メンバー内は5本爪、6本爪、10本爪でした。 5本でも登れていましたが、6本以上あった方が安全だと思います。 アイゼン無しで登ることは不可能だと思いました。 氷の道を登り切ると、砂払の頭に出ます。 【砂払の頭〜五丈石】 ここからハイマツ帯の稜線歩きになりますが、山梨県側(向かって右側)は 切り立った断崖絶壁なので気を付けて歩きましょう。眺望に見とれると危険ですw アップダウンを繰り返し、鎖の無く不安定な岩場を登り切ると五丈石に着きます。 【五丈石〜金峰山山頂】 目と鼻の先です。五丈石は金峰山のシンボルですから! しかし岩場を10メートルくらい歩くので最後まで油断は禁物です! 【金峰山山頂〜金峰山小屋】 北側(長野県側)斜面を下っていきます。 雪が多く、凍結はしていませんがシャーベット状なので滑りやすいです。 アイゼン着けていれば楽々かもしれませんが、私たちは着けずに下りました。 【金峰山小屋から県境の稜線までのトラバースルート】 北側(長野県側)斜面のしかも樹林帯ですので、雪の量がまだまだありました。 アイゼンを着けてもズボッと膝までツボ足になり、なかなか前に進めません。 スノーシューがあれば何てことなさそうですけど、もっと雪の量があったら 雪崩も怖い場所だったかもしれません。 ★瑞牆山荘近くに温泉有り。 増富の湯→http://www.masutominoyu.com/ 入浴料→一般大人で700円。 |
写真
アイゼン貸出をやってるみたい。
この先、本当にアイゼン必要だったんで有り難いけど
時間帯とか混み具合で貸してもらえない事もあるかもしれないので、出来るだけ持参しましょう!!
感想
今回は単独行ではなく、会社の先輩に誘われました。
ずっと憧れていたグループ山行だったので即断即決でした(笑)
ただし懸念が有りました。
★6連勤後終了後ほとんど寝ずに2,000M級に登る事。
★本格的な登山が3ヶ月ぶりだった事。
★少しリンパ腺が腫れていた事。
それでもワクワク感が完全に優ってしまい、参加を決めました。
今回は自分を含め3名パーティでの山行。
会社のプチ山岳会の計画で、主に小山内先輩が企画。
私を誘ってくれたのは高橋先輩。
御二方とも本当に体力があるなぁと後に実感しました。
仕事後眠らず2時に先輩と待ち合わせ、出発。
途中もう一人の先輩と合流し6時半に瑞牆山荘駐車場に到着しました。
準備運動をして出発しましたが、序盤の1時間程で
肩で息をしてしまう始末。
嫌な予感はしましたけど、どんどん標高を稼いで行きます。
大日岩からの眺めは絶景で、これから向かう金峰山の頂が見えて
気分が高まっていきました。
ヤマレコで他の方の記録に書いてあった通り、凍結箇所が非常に多く、
アイゼンは必須でした!
グループ全員が持参していたので事無きを得ましたが
逆に言えばアイゼン無しで登るのは自殺行為だと思います。
しばらく急登の凍結道をザックザックと進み、最後の樹林帯の急登を登り切ると
砂払の頭に到着。
ギラギラと照りつける太陽と強い横風にクラクラしながら
絶景を楽しみました!
ここから森林限界の稜線歩き!
だがしかし、私は一気にペースダウン。
先輩方2人に先に行ってもらい、トボトボと単独行ペース。
途中でカロリーメイトをかじりながら、結局山頂に着いたのは先輩方が着いた20分後。
無事登りきった嬉しさは有りましたが、なんか体調に違和感(ー ー;)
とりあえず写真を撮りまくり、五丈石の荘厳さに圧倒されました(=゜ω゜)ノ
昼ごはんは金峰山山頂直下の金峰山小屋前で摂ることになりました。
ここであってはならないことが発生してしまいました。
なんとわたくし、カップラーメン、バーナー、水を持参しながら、
「ガスタンク」を持ってきていなかった。・゜・(ノД`)・゜・。
手元にあるのは行動食が少々。完全にオワタ。
すると、今まで感じてきた違和感が確信に変わり、半端ない悪寒がしてきた。
小屋からはまず金峰山の北側斜面をトラバースする道を通ったが、
雪が深く何度もツボ足になった。スパッツは悩んだ末に持ってこなかった。
グローブも夏用だった為、冷たさがダイレクトに伝わってくる。
稜線に戻っても悪寒は治まらず、カラダもダルくなってきた。
完全に風邪を引いていた。熱もその時点で測ったら38℃はいっていたかもしれない。
先輩方に体調不良を伝え、少しずつ着実に下って行った。
寝不足も相待って途中で何度か仮眠休憩もした。
下りの写真が一切無いのは、撮る余裕が無かったから。
ほんともう死ぬかと思いました。途中で倒れて、ヘリが来て、搬送されるも、
病院で死亡確認。ご臨終です。。などと、悪いイメージが脳内を駆け巡るw
せっかくの楽しい登山が台無しになってしまい本当に申し訳ない気持ちで一杯だった。
朝早くの出発だった為、下山には多少時間的余裕があったが、精神的余裕は皆無だった。
やっと瑞牆酸素前のコンクリ道に着いた時に安堵し、
駐車場に着いた時は嬉しさの余り倒れ込んでしまった。
車に乗り込み熟睡し、SAに着いた頃に目が覚めると幾分か体調は良くなっていた。
食欲はあったので、食事をとった。
本当なら今頃温泉に浸かっていたのに、と思ったが無事に下山できて本当に良かった。
介抱してくれた先輩には頭が上がらないが、単独行だったらと思うとゾッとしてしまう。
今回懸念していた点の全てが最悪の形て自らに降りかかり、思わぬ山行となってしまった。
山行前は体調を万全にする事、準備は念入りにする事、月イチでも山には登る事。
以上の事はやはり重要な事だと改めて気づかされた山行であった。
しかし、やはり、2,000M級の山は楽しいと気づかされた面もあるので、
近々、他の山に挑戦してみたいと思っている。
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