北八ツSnowCamp
nabekuni
その他1人 - GPS
- 32:00
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 778m
- 下り
- 767m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
特に危険箇所はありませんでした |
| その他周辺情報 | ヤッホーの湯 |
写真
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みどり池入口。約10台の駐車スペースがあるが、到着が遅く満車だった。稲子湯からここまで20分。でも美しい雨氷が見られたので得した気分だ。
冬山の楽しみの1つ。バニラヨーグルトを外で凍らせる。-10℃までしか下がらなかったので、凍ったかどうか？
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
毛帽子
靴
ザック
サブザック
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
行動食
飲料
水筒（保温性）
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
シュラフ
マット
|
|---|---|
| 共同装備 |
テント
バーナー
コッヘル
調理用食材
|
感想
2月11日 快晴
1:30起床。昨夜は21:30に就寝したので約4時間寝た。パンとコーヒーの夜食をとり、2:35出発。荷物は体感で約22〜23kg。天気は快晴、気温は-1℃。
山手トンネル経由で高橋さん宅に1時間10分で到着。
持参した45�肇競奪�とシュラフなどに高橋さんの衣類や行動食を加えて準備完了。4:40出発。気温は4℃。
下道を府中まで走って中央道に乗る。早朝なのでそこそこ車はあるものの渋滞は無し。
談合坂で休憩し須玉ICで高速を降り、インターに近い「すき家北杜店」で朝食。
稲子湯まで北側の「上道」と南側の「下道」があるが、近い方の下道を行くも途中で道幅が狭くなったので引き返して上道を行く。
小海リエックススキー場までは除雪が完璧でノーマルタイヤでも走れる状態だったが、国道を逸れて稲子湯に向かう道に入ると雪道になった。除雪はされているのでスタッドレスなら問題は無いが、路肩の雪のため道幅が狭いので対向車が来たら大変だ。1/29に降った「雨氷」で倒れた木々がたくさんある。雨氷直後は道路を塞いでいた倒木はすべて伐採されていた。
7:55みどり池入口に到着。10台ほど置ける駐車スペースは満車。奥の方にスペースがあるが、除雪されていない。突っ込んでみたが、勾配と積雪でタイヤが滑って進めないので断念。
やむなく稲子湯の駐車場に移動。旅館脇の公衆トイレ前の駐車場に入る。先客が1人おり、出発準備をしていた。駐車料金は600円。公衆トイレは暖房付きで快適だ。
身支度と最終パッキングをして9:15出発。トレースは良く締まっているので、スノーシューは車に置いて行くことにする。
アイゼンをザックに入れるスペースが無いので履いてスタートしたが、高橋さんはノーアイゼンだ。
今回の主目的は本沢温泉の日本最高所野天風呂なので、ケロリン桶を持参した。ザックに入らないので大きなクリップとベルトを使ってザックの背中に取り付けた。出発時の気温は-4℃。 稲子湯温泉玄関前の駐車場奥に登山道入口がある。樹林帯の緩やかな登りが始まるが、積雪は20〜30cmで非常に少ないが、土や石は出ていない。雨氷の付いた枝はとても綺麗だ。雨氷は零度以下の「過冷却の雨」が枝に触れた瞬間に凍結したものだが、樹氷と違って透明で滑らかだ。
車道を横切る所に雨氷で垂れた木があり、陽光を受け全体がキラキラと輝いてとても美しい。稲子湯〜みどり池入口までに美しい雨氷の木が何ヶ所かあった。20分ほど余分に時間が掛かったが、みどり池入口に車を置いたら見られなかったので、満車で却って良かった。
みどり池入口奥の唐沢橋の手前にゲートがあり一般車通行止めになっている。この道は「白駒林道」で白駒池のほうに通じているようだ。橋を渡ってすぐに右に折れて登山道に入る。
気温は0℃前後だが、快晴無風なので荷を担いで登っていると暑い。稲子湯から600mの標識のところでアウターとフリースを脱いでTシャツとヒートテックの2枚になるが、それでも登っていると暑い。
こまどり沢までは比較的緩やかな道が続くが、積雪は30〜50cm。トレースはしっかり付いており、凍結もしていないのでツボ足の方が歩きやすい。道幅は広いがトレースは細いのでスノーシューでは却って歩きにくそうだ。
稲子湯から1時間45分で「こまどり沢」に到着。ここからジグザクの急登が始まる。この登山道はかつてのトロッコ道(渋林用軌道)で、今でも所々レールが残っているが、今は雪に埋もれて見えない。
10:50にみどり池に到着。稲子湯から2時間20分で、ほぼコースタイム通りだ。
しらびそ小屋でキャンプの受付。おばちゃんが対応してくれたが、ご主人や息子さんはいないようだった。平日は入山者も少ないので人手もそれほど要らないのだろう。
受付ノートを見ると我々が今年に入って13、14人目。今月に入って3,4人目だった。意外に少ない。冬期は水場は無いが、小屋で無料で分けて貰える。小屋の水源は湧き水とのことだ。
小屋はみどり池の畔に建っているが、池越しに天狗岳が聳えていて美しい。
みどり池は完全結氷しており、自由に歩ける。
テント場は小屋の手前の登山道脇を少し入ったところで10張ほどのスペースがあるが、先客はいない。テント場の雪は柔らかく膝まで潜るが、テントを張った跡地はそこそこ平坦で締まっているので、スコップでデコボコを削って設営した。設営中大きなザックを背負った2人組が通り掛かったが、彼らは本沢温泉に幕営し、明日は硫黄岳に登るそうだ。
我々もこれから本沢温泉まで往復するのでランチは手早くカップ麺ですます。
気温が0℃前後と高く、天気も良いので肉などをテント内に置いては傷む恐れがあるので、テントの外に冷凍餃子と豚肉を埋め、キツネなど動物に食べられないように、さらに雪を載せる。
ケロリン桶とタオルを持って13:35に出発。予定より2時間遅れなので、帰りは日没に間に合わないかも知れないが、1本道だしトレースもしっかりしていて迷う心配はない。
出発時池の畔で若い女性が伸びをしていたが、しらびそ小屋の今日の泊まり客は彼女1人らしい。
本沢温泉まではほぼ平坦だが、野天風呂への下りが急坂なので、アイゼンを履いて行く。高橋さんはノーアイゼンだが、結局問題無かった。
みどり池を出てすぐに下山していく7〜8人パーティーとすれ違った。本沢温泉の手前でテント場で言葉を交わした2人組に追いつき、先行した。
本沢温泉で入浴料600円を支払う。2007年3月に聖と来た時には脱衣カゴとマット代わりの「むしろ」を貸してくれたのだが、今はやっていないとのこと。残念！
小屋から野天風呂へは10分ほどの登り。途中降りてくるカップルとすれ違ったが、彼らは足を浸けただけとのことで、今はだれも居ないとのことで、貸切だ。
野天風呂への下りを警戒していたが、急ではあるが凍結はしていないので、ツボ足の高橋さんも問題無く降りられた。
2007年にはちょっとした木の柵があったのだが無くなっていた。湯船には蓋が被さっていたが蓋の板を雪の上に並べて脱衣場を造り、その上に衣類を置いて入浴した。
お湯はややぬるめだが、天気も良く開放感抜群でとても気持ちが良い。持参したビールで乾杯！極楽気分だ。カメラを三脚にセットして入浴シーンの撮影を行った。
40分ほどすると小屋の泊まり客が3人やって来たので上がることにした。気温は-5℃程度だが、快晴無風なので着替えはそれほど寒く無い。
温泉にゆっくり浸かって良い気分だが、これから1時間かけてみどり池まで戻らなければならない。本沢温泉を出発したのが16:35で、日の入りが17:23なので途中で暗くなるのは間違いないが、想定内なのであせりは無い。
本沢温泉のテン場にはみどり池で出会った2人組がテントを設営していた。
途中でカモシカに遭遇。じっと立ち止まり、こちらを見ていて動かない。カモシカを見るのは久しぶりだ。
案の定みどり池の手前で真っ暗になり、ヘッ電をつけての帰還になったが、危険な場所はないしルートもはっきりしているので不安はない。一人だったら心細いと思うが・・・。
18:05みどり池に到着。テン場に戻るとテントが2つ増えていた。餃子と肉は無事だった。
テントに入る前に水の補給。プラティパスと山専ボトルを持って小屋に行き、水を入れてもらう。山専ボトルにはストーブの上のお湯を入れてくれた。
水をもらったら早速夕食。今夜のメニューは餃子、寄せ鍋、ラーメン。
まずはビールで乾杯。今回のビールはスーパードライの新春限定バージョンで、桜の花柄のスペシャルパッケージだ。
続いて冷凍餃子「大阪王将羽根付餃子」。気温が高めなのでちょっと心配だったが、やや解凍ぎみながら崩れてはいない。フライパンで焦げ目を付けて付属のたれで頂く。旨い！これは冬ならではだ。
続いて鍋。「鍋キューブ・鶏だしうま塩」でスープを作り、野菜セットと豚肉、しゃぶしゃぶ餅。カット野菜はコンパクトでカットする手間が省けて便利だ。今回は300gを2袋持って来たが、1袋でギブアップした。豚肉250gもちょっと多かったが、これは頑張って完食した。
〆のラーメンの前に満腹になったが、2袋のうち1袋を別腹に収めた。かなり食べ過ぎた感じで苦しくなり、しばらく横になった。
寝る前に池に行って満天の星を堪能し、写真を撮った。星はきれいに見えるのだが、天の川が見えないのが不思議だ。
テントに戻って寝る準備。頭と足を互い違いにしようと思っていたが、入口側が下がっていて寝られないので肩を並べて同じ方向で寝ることに。高橋さんには冬用シュラフを使ってもらい自分はダンロップの三季用シュラフにシュラフカバー。シュラフが薄い分、足元はダウンのテント シューズを履き、ダウンパンツを穿いたが、そもそも気温がそれほど下がらず、21:30の就寝時の外気温-10℃、テント内+10℃で全然寒くは無い。
2月12日 晴れ
6:00起床。快晴だが、夜半から風が出た。しかしテン場は森の中なので風はあまり感じない。
外気温は-10℃、テント内-3℃と暖かい。昨夜3時頃にトイレに行った時は外気温-10℃、テント内-6℃だった。
まずはモーニングコーヒーを飲み、昨日小屋のおばさんが朝焼けの見頃と言われた7:00頃に池に出て天狗岳のモルゲンロートを見ようとしたら既に完全に陽が当たって朝焼けは終わっていた。隣のテントの2人組に「遅い」と言われてしまった。
テントに戻って朝食。マルタイラーメンにチャーシュー、ゆで玉子、メンマの「具材三種盛り」を乗せてなかなかに美味しい。
デザートは「ひなあられ」と「フローズンヨーグルト」。昨夜ルナのバニラヨーグルトを外に出しておいたものの、気温が-10℃にしか下がらなかったのでちょっと心配したが、固過ぎず柔らか過ぎずの絶妙のフローズンで美味しかった。
今日は2時間下山するだけなので、のんびりと撤収。高橋さんは撤収の様子をカメラでタイムラプス撮影をした。早回しの微速度撮影動画はなかなか楽しい。
随分遅い9:55に下山開始。この頃には山の稜線はガスに包まれてしまった。
明日は天気が悪い予報だが、小屋泊まりやテン泊装備のパーティーが結構登って来る。
約70分でみどり池入口に到着。昨日満車だった駐車場の車は半減していた。
11:25稲子湯着。気温はなんと+5℃。
帰りの温泉は小海町の「八峰の湯」。これは「はっぽうのゆ」ではなく「ヤッホーのゆ」と読む、なんとも八ヶ岳山麓らしい名前だ。入浴料は500円とリーズナブルだ。
露天風呂からは八ヶ岳が一望できるが、今日はガスが掛かってしまい残念。
風呂上がりに食事処でランチ。外気温が-10℃を切ると割引になる「ウィンターキャンペーン」をやっているが、今日は+1℃で割引なし。 帰りは八王子の先が渋滞しているので圏央道と東名で川崎に戻った。 川崎からは東名上りに乗って山手トンネル経由にしたが、若干渋滞したものの約1.5時間で君津に到着した。 今回は天候に恵まれ、最高所野天風呂も満喫し今年初のテン泊山行が出来て満足だ。これで11月の那須以来の好天続きで7連勝だ。
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