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Yamareco

記録ID: 297230
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

蝶ヶ岳・涸沢

2013年05月03日(金) 〜 2013年05月05日(日)
 - 拍手
GPS
56:30
距離
37.4km
登り
2,043m
下り
2,039m

コースタイム

5/3 6:00上高地-8:00徳沢-12:00蝶ヶ岳(途中休憩30分含む)
※蝶ヶ岳〜蝶槍までは小一時間、往復で2時間弱です
5/4 7:30蝶ヶ岳-7:50蝶槍・横尾分岐-8:55槍見台-9:40横尾10:10-11:10本谷橋-13:00涸沢
5/5 8:35涸沢-9:50本谷橋-10:50横尾11:40-13:40明神-14:30上高地
天候 5/3 晴れ
5/4 晴れ→雪
5/5 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:新宿→夜行登山バスにて上高地
復路:上高地→バスにて新島々→松電上高地線にて松本→高速バスにて新宿
コース状況/
危険箇所等
上高地〜徳沢:残雪はほとんどなし、ところどころ凍結(朝)
徳沢〜蝶ヶ岳:登山口から10分くらいのところからずっと雪・凍結あり。ただし、長塀尾根に上がってからはしっかり雪なので歩きやすい。ピッケルは無くても行けるがアイゼンは必要。
蝶ヶ岳〜稜線上:雪少ない。あってもアイゼンは要らない程度。ただヒュッテテン場はまだ雪。
蝶ヶ岳〜横尾:ほぼずっと雪道。急斜面が多いので、今後雪が腐ると歩きにくいかも。アイゼンも、4本爪とかだと意味ないです。
横尾〜涸沢:かなりの範囲で残雪ありだが、蝶以上に緩んでいるのでアイゼン着けなくても行けました。あったらあった方が楽かも。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
おはよう、上高地。屋根の向こうにさっそく。。
おはよう、上高地。屋根の向こうにさっそく。。
見えてますねぇ、穂高さんたち。
見えてますねぇ、穂高さんたち。
明神横顔
徳沢。カラフルなテントがちらほら
徳沢。カラフルなテントがちらほら
長塀尾根中盤、なかなかの急斜面
長塀尾根中盤、なかなかの急斜面
ぐいっと急坂を登りきると、
ぐいっと急坂を登りきると、
ご褒美、どーん。
ご褒美、どーん。
薄いけど鳳凰と甲斐駒
薄いけど鳳凰と甲斐駒
焼岳。いかついなー
焼岳。いかついなー
長塀ピークを越えて樹林帯を一回くぐると、景色はこんな。
長塀ピークを越えて樹林帯を一回くぐると、景色はこんな。
蝶ヶ岳ヒュッテみえました
蝶ヶ岳ヒュッテみえました
槍ヶ岳。おひさしさんです。
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槍ヶ岳。おひさしさんです。
the 蝶ヶ岳。自分的にはここが北アルプスで一番たくさんの山が見える山だと思う。
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the 蝶ヶ岳。自分的にはここが北アルプスで一番たくさんの山が見える山だと思う。
涸沢カールと奥穂・涸沢・北穂
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涸沢カールと奥穂・涸沢・北穂
ザイテンズームアップ。いっぱい登ってるね〜皆さんガンバレ!
ザイテンズームアップ。いっぱい登ってるね〜皆さんガンバレ!
右から蝶槍、常念、大天井への尾根道と裏銀座
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右から蝶槍、常念、大天井への尾根道と裏銀座
蝶槍てっぺんで、回ってみる。
北(常念、大天井と裏銀座)
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蝶槍てっぺんで、回ってみる。
北(常念、大天井と裏銀座)
西(穂高連峰)
南(蝶ヶ岳と八ヶ岳、南アルプス)
南(蝶ヶ岳と八ヶ岳、南アルプス)
東(安曇野)。
360度の壮観。
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東(安曇野)。
360度の壮観。
そんなところで味わう贅沢なコーヒー&カントリーマアム♪幸せの極致です。
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そんなところで味わう贅沢なコーヒー&カントリーマアム♪幸せの極致です。
夕暮れ時に湧いてきた霧が虹模様・・・
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夕暮れ時に湧いてきた霧が虹模様・・・
うお!ブロッケン!ヤツもカメラ構えてるから腕がないぞ(笑)
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うお!ブロッケン!ヤツもカメラ構えてるから腕がないぞ(笑)
穂高に沈む夕日
静かで美しい日の入りを堪能しました
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静かで美しい日の入りを堪能しました
安曇野、あっかるいなー
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安曇野、あっかるいなー
蝶ヶ岳ヒュッテ。お世話になります
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蝶ヶ岳ヒュッテ。お世話になります
そして朝。きたよーモルゲンロート!
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そして朝。きたよーモルゲンロート!
常念おはよう。
おまえもおはよ。
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おまえもおはよ。
すっかり目が覚めたところで出発!白い穂高、まぶしいっす。
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すっかり目が覚めたところで出発!白い穂高、まぶしいっす。
拡大。うわ。めっちゃ登ってんなー!みんな好きだねぇ。
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拡大。うわ。めっちゃ登ってんなー!みんな好きだねぇ。
横尾への分岐。このまま下りたくない。。
横尾への分岐。このまま下りたくない。。
けど急降下!これ、下ってるとほぼ垂直に感じます。
けど急降下!これ、下ってるとほぼ垂直に感じます。
横尾〜
ちょっぴりまったりな空気が流れてる。
横尾〜
ちょっぴりまったりな空気が流れてる。
橋渡ってわりとすぐにお目見えする屏風岩。どうやったら登れんだ、こんなの。。クライマーってすごいな
橋渡ってわりとすぐにお目見えする屏風岩。どうやったら登れんだ、こんなの。。クライマーってすごいな
本谷橋付近。ここまでは天気よかった。
本谷橋付近。ここまでは天気よかった。
が、雲行きが。。この後、涸沢は雪に。
が、雲行きが。。この後、涸沢は雪に。
それでもカラフルなテント村。本日の目的物。
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それでもカラフルなテント村。本日の目的物。
点灯〜!霧でなんだか幻想的になっちゃってる
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点灯〜!霧でなんだか幻想的になっちゃってる
霧晴れました。これこれ。コレが見たかった^^
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霧晴れました。これこれ。コレが見たかった^^
翌朝も快晴!テント村の住人達(自分含む)、ミーアキャットみたいに穂高のモルゲンロート眺めてます。
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翌朝も快晴!テント村の住人達(自分含む)、ミーアキャットみたいに穂高のモルゲンロート眺めてます。
そりゃ直立不動になるよね、きれいだもん。
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そりゃ直立不動になるよね、きれいだもん。
陶酔、というんだろうか、この、ため息しか出ない感覚
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陶酔、というんだろうか、この、ため息しか出ない感覚
日が昇った。撤収〜!(皆さん早いっす)この時、外に置いてあったカメラの三脚を素手で片付けて凍傷に。金属、冷たいもんね。学習しました。
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日が昇った。撤収〜!(皆さん早いっす)この時、外に置いてあったカメラの三脚を素手で片付けて凍傷に。金属、冷たいもんね。学習しました。
しっかし、すんごい光景。。このスケール感、人間の小ささが引き立ててます
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しっかし、すんごい光景。。このスケール感、人間の小ささが引き立ててます
横尾大橋、ただいまー
横尾大橋、ただいまー
そして明神へ帰着。ここから見る明神が一番カッコイイと思う
そして明神へ帰着。ここから見る明神が一番カッコイイと思う
河童橋。ここまで来ると、30kgのザック背負った小汚い人種からスキーやボードを持ったBCの人、爽やかな日帰りハイカーズ、ヒールや革靴の環境客が入り乱れる。the カオス。それがまた面白くて、上高地らしさでもあるんだな。
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河童橋。ここまで来ると、30kgのザック背負った小汚い人種からスキーやボードを持ったBCの人、爽やかな日帰りハイカーズ、ヒールや革靴の環境客が入り乱れる。the カオス。それがまた面白くて、上高地らしさでもあるんだな。

感想

GW前半に南アルプスで完全な晴天に恵まれた流れを、そのまま上高地に持ち込めた後半。
もう。。何もかも期待以上でした。ありがとう。それしか言えない(笑)

夏に歩いてその立地(?)と景色に惚れた蝶ヶ岳。
あり得ないとは思いつつ、稜線がこのまま無風ならテント張っちゃおうと目論んでの重装備で長塀登りました。
夏に下った時はえらい長い道だと思ったけど、上りは視野が狭いからかそんなに長くもキツくも感じないまま、360°パノラマな天然の展望台・蝶ヶ岳へ。
この日、雲もありはしても高く、槍穂どころか北は裏銀座、南は八ヶ岳や南アルプスまでくっきり見ることができ、本当に最高の景色でした。
今後蝶ヶ岳に行かれる方、是非蝶槍を少し常念側に下ったあたりの西側の岩場で休憩してみてください。
目の前に穂高連峰、右手に常念の壮大な景色が楽しめる、オススメスポットです。
この日、初めて自分が「ブロッケンの怪物」になることもでき、なんかもう、この上なく幸せで最高な一日でした。
夜は結局夕方風が出てきて気温が下がりそうだったので小屋泊に。軟弱者っす。

翌朝の日の出も、モルゲンロートの穂高や常念も堪能させてもらい、青空の下横尾へ急降下。
途中かなり大勢の方々とすれ違い、中には小さなトラブル発生している方々もいらっしゃいましたが、なんだかんだ下山組や経験豊富そうな別パーティの方がサポートしたりされてました。
他人でも、「山が好きで山に来ている」ってとこで、人と人が繋がれる、関われる。だからやっぱ、山はいいなぁ!
なんて、機嫌良く下山していたからか、何人もの方に「でかい荷物持って元気だねぇ」と苦笑されました。はは。
すれ違った蝶登山組の皆さん、無事にあの最高な青空と稜線の世界を堪能できたことでしょう。

で、自分は「雪の中の涸沢テント村とその夜景」が見たくて一路涸沢へ。
本谷橋以降はかなり人が多く、天候が悪化したこともあってか、涸沢まで渋滞でした。
それでも念願のカラフルなテント村が見れて、夜には天候も回復し、のんびりまったりなテントの一夜を楽しめた、これもまた最高な時間でした。

最高最高とばかり書いてますが、やはりこのGW期間中に穂高で起きたいくつもの事故を思うと、本当に一歩、一時違うとそれが我が事になるんだとも実感。
実は自分も不注意で、今回涸沢最終日にかるーい凍傷を作ってしまい、両手の指先の指紋が現在ないという事態に。これ、もう痛くないけどツルツルして結構不便です。
ほんと、山にいるときは一瞬一瞬大切に、気を抜かずに、でも自然を楽しんで、その時間をありがたく享受する、って姿勢を忘れちゃいかんなと改めて思いました。

すべてひっくるめて、本当に得るモノの大きいGWでした。だからやっぱり、山は最高だし、大好きだ。

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