剱岳 早月尾根ルート


- GPS
- 56:00
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 2,313m
- 下り
- 2,313m
コースタイム
16日 6:00早月小屋ーえぼし岩9:40−10:36山頂ー12:00 2450mー14:30早月小屋
17日 6:50早月小屋ー10:40早月尾根登山口
天候 | 15日 晴れ 深夜はかなりの降雨 16日 晴れ 剱岳〜立山付近のみ晴れて、周辺の山は雲に覆われていた、深夜から強風 17日 晴れ時々曇り 朝9時ごろまで強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは馬場島壮にあります。 トイレはキャンプ場のところが使えます。 温泉や飲食店は近くには見当たりませんでした、どなたか知っていたら教えてください。 登山道は1000mのベンチまでは雪はありません、そこから先は山頂まで雪はゆるんでおりアイゼンを付けていても滑ります、踏み抜くと足の付け根まで埋まり脱出するのが大変な事もありました。 雪の亀裂がだいぶ増えており、これから早月尾根に登る人は亀裂のそばを通らないようにしてください、かなり危険です。 |
写真
感想
15日から17日まで休みが取れることになったので、急遽富山県に許可を取り剱岳に登ることにした。(15日だけ日にちがかぶっているので、一応許可を取りました。)
ゴールデンウィーク後、気温の高い日が続いたため雪の具合が心配でしたが、予想以上に登りにくく、アイゼンを付けていても滑りました、ピッケルもピックはほとんど役に立たなく石突きやアッズを差し込んでいました。
今の時期だとストレートシャフトのピッケルが使いやすいかも?
念のためロープを持っていったが、必要ありませんでした。
15日は7時間くらいで小屋に着くつもりでいたが、実際には9時間以上かかってしまった、前日まで風邪をひいて2週間ほどほとんど動けなかったので当然と言えば当然か、しかも暑かった!
天気は良く景色も最高でした、なのに小屋についてすぐにガスに包まれてしまったのはちょっと悔しかった、しかも荷物をすべて出したらマットを忘れてしまっていてかなり焦った、とにかく敷けるものは全て敷いて何とかしのげたけど。
夜中には雨が降り出し翌日の天候が気になりつつ眠りについた。
16日は雨が上がり朝の冷え込みでアイゼンの効きが良い。天候はいまいちだったが、気温があまり上がらず気持ち良く登れた。
やはり雪が緩んでいるところがあり、苦戦するところが多かった。
岩場は想像していたよりも難しくはなく、雪上よりも登りやすい。
それにしても山頂までが遠く前剱との分岐にようやくたどり着き、あそこが山頂かと喜んだのに、さらにその奥に山頂が見えた時には愕然としてしまった。
山頂に着いたとき、剱と立山方面のみが晴れていてほかの山はすべて雲の中でした、剱岳サイコーと思ったが。疲れきっていたので山頂周辺の散策なんてとても無理な状態で、写真を撮ってすぐに下山を開始しました。
下山開始後すぐに天候が悪くなり、2450m付近で急激に視界が悪くなり、別尾根に迷い込んでしまったらしく何かおかしいと感じたが、視界が悪く身動きが取れなくなってしまった、とりあえず地図を確認しつつ水分とエネルギーの補給をして、確証が持てなかったのでわかるところまで登り返そうと動き始めたらガスが晴れてきた。助かった〜!トラバースしてルートに戻れた。
雪山でルートを見失うのは本当に恐ろしい、一瞬生きて帰れないかもと想像してしまった、もっと地図読みとルートファインディングをしっかりと身に着けないといけないなあと思いつつテン場に着いた。
そうそう、日帰りの単独者がいた、2450mでルートを見失ったときにすれ違ったらしい、山頂までは行けなかったようだがさすがにペースが速い、羨ましい。
17日は昨夜からの強風が朝まで続いており、悪天候の中でのテント撤収は初めてではないが、ここまで手こずったのは初めてだ、いい経験になった。
重いザックを背負って1400m下るのはやっぱりつらい、登山口に着いたころには足が棒のよになってた。
そうそう、小屋からの下りは、登りよりもルートがわかりずらいので注意が必要です。
地元の元町長さんに聞いたけども、今年の雪は最悪らしい、かなりゆるいそうだ。
この3日間は天候に恵まれ最高の登山になった、風邪のために躊躇していた私を「せっかくだから行って来れば?」と背中を押してくれた妻に感謝をしたい。
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