白砂山〈シラネアオイと白と青〉
- GPS
- 14:21
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,365m
コースタイム
06:37八間山登山口
06:43シラネアオイ群生地06:47
07:18イカイワの頭
07:36八間山07:43
08:51堂岩山分岐
09:40白砂山10:10
10:54堂岩山
11:50地蔵峠
12:17白砂山登山口
13:14イカイワ駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八間山~白砂山で所々残雪 堂岩山~地蔵山で6、7割残雪 |
写真
感想
昨年行った野反湖ですぐ横に八間山という山の登山口があった。
そこから伸びる稜線にすごく惹かれたのだがその時は観光で立ち寄ったため登ることはなかった。すぐそばにある群生地で初めて見たシラネアオイ。もともとは花にあまり興味はなく、それでも寄る年波がそうさせるのか(笑)自然に花を綺麗だと思う気持ちが芽生えだし、再び見たいと思わせてくれた花がそれであった。
ちょうどタイミングよく一年ぶりにこの野反湖へ来るチャンスが訪れたので事前準備の基、白砂山登山に行ってきた。
もっともコースタイムで4時間以上かかる八間山経由の登山ルートは正直たどり着ける自信は6割くらい、しかも帰路は周回コースをとるために堂岩山経由で下山して合計8時間半のコースタイムに少々気負いがちで歩き出す。当然時間は余裕を持っての6時台スタートだ。
まずは湖畔を歩きひと登りして以前来た野反峠へ。昨年と同じ構図で写真を撮り、咲いてるかどうか定かではないシラネアオイの群生地へ向かう。
ワクワクしながら見上げると斜面に沢山のシラネアオイが、その薄い花弁を風に揺られながら咲き誇っていた。1年ぶりの再会。思わず「また会えたね」と密やかに声をかけてしまった。
八間山の登山道に復帰し、1年越しの思いをザックに積め歩き出す。早朝のためかまだ気温も低め。やや強めの風が時折吹く尾根歩きは想像していた通りの清々しさ。
多少のアップダウンもありながら気温が上がりだし暑さに喘いだ頃合いを見定めたかのように八間山山頂は姿を現した。
山頂標識と三角点、廃屋となった小屋が一つそして好展望が広がる八間山山頂はここが目的地なら1時間でもいたいぐらいの素晴らしさ。浅間山や草津白根山、その横には横手山、その奥には北アルプスも見える。そして向かう先には白砂山や(多分)佐武流山、その右奥の方にはのっぺりとした山頂が特徴的な苗場山なども。なんだこの雄大な景色は!と、1年越しの思いが感動をひときわ大きくしてくれた。
しかし私の目的地は実はここからがスタートのようなもの、山頂の道標には5.7キロ先に白砂山。気合が必要である。
それでもこのルート、稜線歩きが7キロ以上続き、暑さ対策ができていればかなり気持ちの良い高原歩きが楽しめる。それでもアップダウンが多いので疲れないわけがないのだが、それを加味しても充分歩きがいがある。
途中で残雪があるところをグリセードでも尻セードでもなくわたし的にはしゃがみセードといった手とザックでブレーキをしながら滑る滑稽な芸当で切り抜け、同岩分岐から一旦藪こぎ気味でアップダウンを乗り越えるといよいよ最後の急登に出くわす。
じっくりじっくり今までの疲れを足で踏み潰すかのように折れない心で登ってゆく。ようやく登りきったそこはまだ山頂ではなく(´・ω・`)緩やかな登りをもう少し歩いた先に白砂山があった。
山頂でハイカーとお話をして食事と景色を堪能し、刺すような日光を存分に浴びて後ろ髪引かれる思いで帰路を歩き出す。
行きでもそうだったが所々にある残雪の道を慎重に歩きながらも照り返すまぶしさにとともに空の青に映える白に感動し、堂岩山から先の残雪では登山道を覆い尽くし、その上に落ちた針葉樹の葉が白と緑の絶妙なアンバランスさに楽しさを覚えた。
あまりの暑さに最後の展望台への僅かな上り返しで弱音を吐いてしまったが、その後の湖畔歩き30分は長さを忘れさせてくれる気持ちよさが待っていた。
駐車場へ戻る分岐路で一旦水辺へ下りて顔と腕に水をかけ流し爽快にハイクを終了。
予想外の○○、とは良くも悪くも驚きを与えるものであるが、予想通り、というか思い描いた通りの景色が見られて本当に満足した今回の白砂山。緑はもちろん、残雪の白が日に照らされたり、緑と混ざり合ったり印象深い。
それでも最後に見上げた空が一番青く目に焼き付いた。
コメント
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いやー偽りのない空の青さ、キレイですね。
さぞや稜線歩きは気持ち良かったと思われます。
時に、膝の調子はその後いかがでしょうか?
状態によっては、火曜登山部の行き先を考えましょう。
私は月末だけどヘルペスもできずに健康体。若干、重く感じるくらいです、自分の体が…。
garnet0823さん、こんばんわ。
ご覧のとおり、八間山登山口〜白砂山までは
CT4時間10分
私 3時間3分(シラネアオイ撮影を除けば2時間59分)
といった感じでまずまずの健脚状況です。
そうは言っても膝の負担は下山が大きく心配でしたが今回は違和感こそあったもののどうにか痛むことはなく降りてこれました。(サポータなし、ポールなし)。
当日はサポータもポールも持参してのぞみますのでどうぞよろしく。
bo-tyu-zaiさん こんにちは。
白砂山?もしかして…と思ったらやはり学生時代に
行った白砂山でした。1年の夏合宿で谷川岳から苗場山
まで群馬、新潟、長野の県境を1週間かけて縦走した時
に白砂山も登ったのです。三国山から白砂山まで道ら
しい道も無く藪漕ぎ状態でしたが今はどうなのか気に
なっています。(水場も無く水溜りの水で飯を炊いたら
茶色かった事を思い出しました)
白砂山からの稜線きれいですね。かれこれ33年も昔
なのですっかり景色も忘れていたので写真を拝見して
とても嬉しかったです。ありがとうございます。
yuzupapaさま、こんばんわ
あまり知られていない感たっぷりの白砂山、登ってきました。これでも200名山なのになんだかもったいない。世間知らずならぬ世間が知らずな山ですね。
昔の面影はあったでしょうか?私が登ったときは苗場山方面の道は既に廃道、というか藪こぎしないと歩けないような感じになっていました。どうやらとなりの佐武流山までは一般登山道としては活用されていないようです。
自分が学生の頃はそれこそ世間も山も知らず、都会の森に夢を抱いてチャラチャラしてたような記憶しかないです
あこがれの白砂山〜〜
あこがれのこのコース!!
素晴らしい稜線歩きですね
しかも良いお天気で羨ましい
あっ、しかも、平日・・くぅうう〜〜
羨ましさ倍増!! 笑
それに、シラネアオイがもう咲いていて!!
とってもキレイです
お疲れ様でした〜〜
nyagiさん、こんばんは。よくわからないタイトルになってますが、要するに走って通り過ぎるのはもったいない(きっとそんな奴はいない)雄大な景色を眺めながらの7キロ以上の稜線歩きにただただもう、ため息が出るばかりでした。
そしてシラネアオイ。昨年見に来たのが6月中旬だったのでまだ早いかな〜と懸念していたのですが、バッチリ咲き誇っていました しかも群れをなして
今回は晴天・人少ない・シラネアオイ見頃等、ごっつぁんゴール的な本当に素敵な山歩きができました。
申し訳ないですが存分に羨ましがって下さいませ
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