文殊山《早春の花咲く里山トレイル・カタクリ群生地》
- GPS
- 04:41
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 496m
- 下り
- 478m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・車では北陸自動車道、鯖江IC ・交通機関利用の場合はJR北鯖江駅 〈駐車場〉 ・大村登山口-10台位可 ・四方谷登山口-空き地スペース |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈道の状況〉 ・危険個所なし。よく整備されています。 登山口、小文殊休息所にトイレが設置されています。 〈登山ポスト〉 ・大村登山口入り口にあります。 |
写真
感想
京都から車を走らせると、京都と福井県の県境付近で雨が降り始める。
北陸自動車道の鯖江ICを降りる頃には、雨も上がり曇り空に変わり一安心する。
登山口に向かう山はコブシに覆われ白く霞み、桜が咲く越前の春山の風景が拡がる。
今日、登る文殊山(365m)は越前五山(越知山、日野山、文殊山、吉野ヶ岳、白山)の一つで、そのほぼ中央に位置し、越の大徳と呼ばれた泰澄大師ゆかりの山です。
また、文珠山は信仰の山、自然豊かな「花の山」として知られ、随所にあるカタクリ群生地に彩られ、四季を通じて福井県民に親しまれています。
登山口は福井市、鯖江市から10ヵ所ありますが、今日は楞厳寺・大村登山口から登ります。登山道は里山トレイルとしてよく整備され、低山の歩き易い散策路となっています。
登り始めると道の斜面に沢山のシヨウジヨウバカマが出迎え歓迎してくれます。尾根に取り付くとツバキ群生地の看板が掲げられ、ヤブツバキや雪国固有のユキバタツバキが咲いています。ツバキはここだけでなく縦走路にもたくさん見られます。
暫く歩くと広場に天狗杉の大樹が見えてきます。小文殊です。
ここには休憩所、トイレが設置され、室堂には阿弥陀如来像が安置されています。
近くの展望地にはソメイヨシノの花が咲き、四方谷の田園風景が眼下に拡がっています。
ここから先、登山道の両斜面にカタクリ群生地が続きます。
まだ開花の時期には早く、蕾の状態です。
カタクリの群生地は最後の山である橋立山まで続き、全縦走路がカタクリの群生地です。一週間も経てば、山は鮮やかな紫色のカタクリの群生に変わります。
小文殊から大文殊に向かいます。
カタクリのほかにシュンラン、イカリソウ、ミスミソウ、スミレの花等が咲いています。
標高365mの大文殊山に到着します。
青空が拡がる大文殊山頂から福井平野が一望できます。山頂の一画には河津サクラが満開を迎え、中央の楞厳寺本堂には文殊支利菩薩が祀られています。
大文殊から奥之院に向かいます。
この縦走路もカタクリ群生地が続きます。
途中の胎内潜りを通過すると、間もなく奥之院のピークになります。
山頂の奥之院堂には正観世音菩薩を祀り往時のなごりをとどめている。
また、そこには文珠山二等三角点が設置されている。
奥之院から橋立山に向かいます。
その登山道越にはユキバタツバキやマメザクラの樹の花、道端にはケマン、ヤマブキ、ヒロハノアマナ、オーレンなどの花が咲いている。
橋立山を下り返した分岐から、急坂を更に下って行くと下山地点の四方谷登山口に無事下山する。
低山の短い里山トレイルでしたが、ゆっくりと花を観賞しながらの楽しい山行になりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する