記録ID: 301498
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無雪期ピークハント／縦走
大峰山脈
関西屈指の難コース？熊渡〜双門・弥山コース〜八経ヶ岳一泊
2013年05月23日(木) 〜
2013年05月24日(金)
ufodouji
- GPS
- 29:13
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,648m
- 下り
- 1,663m
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標高グラフを拡大コースタイム
●1日目
【熊渡/08:32】→【金引橋分岐/09:05】(双門・弥山コース)→【白川八丁/09:16】→【釜滝/10:04】→【一ノ滝/12:13】→【双門滝(名瀑百選)/14:51】→【ザンギ平/15:35】→【河原小屋跡/17:35】→【オーバーハング鎖ハシゴ/19:39】→【狼平/20:51】狼平避難小屋泊
●2日目
【狼平/06:23】→【大黒岩/06:45】→【弥山山頂（天河弁財天奥之院）/07:14】(大峰奥駈道)→【八経ヶ岳山頂/07:49】→【弥山辻/08:00】(レンゲ道)→【日裏山/08:44】→【高崎横手出合/09:03】→【狼平/09:20】→【高崎横手出合/10:09】→【カナビキ尾根分岐/11:26】→【金引橋分岐/13:13】→【熊渡/13:45】
【熊渡/08:32】→【金引橋分岐/09:05】(双門・弥山コース)→【白川八丁/09:16】→【釜滝/10:04】→【一ノ滝/12:13】→【双門滝(名瀑百選)/14:51】→【ザンギ平/15:35】→【河原小屋跡/17:35】→【オーバーハング鎖ハシゴ/19:39】→【狼平/20:51】狼平避難小屋泊
●2日目
【狼平/06:23】→【大黒岩/06:45】→【弥山山頂（天河弁財天奥之院）/07:14】(大峰奥駈道)→【八経ヶ岳山頂/07:49】→【弥山辻/08:00】(レンゲ道)→【日裏山/08:44】→【高崎横手出合/09:03】→【狼平/09:20】→【高崎横手出合/10:09】→【カナビキ尾根分岐/11:26】→【金引橋分岐/13:13】→【熊渡/13:45】
| 天候 | 1日目／晴れ 2日目／晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
熊渡ゲートに登山ポストがあります。 コース中崩落箇所多数。 鎖場、水平ハシゴ、垂直ハシゴ、岩登りが有るのでグローブや軍手は必須です。 沢を渡りますが、トレッキングブーツで大丈夫でした。 |
写真
岩を掴んだり、鎖にしがみついたり、四つん這いで進んだり・・（汗
まともに二足歩行できる場所がほとんど無い感じ。
まともに二足歩行できる場所がほとんど無い感じ。
『釜滝』
深い淵にエメラルドグリーンに染まる水が幻想的な見事過ぎる滝です。
飛び込んで泳ぎたい！！（夏にまた来ようっと）
深い淵にエメラルドグリーンに染まる水が幻想的な見事過ぎる滝です。
飛び込んで泳ぎたい！！（夏にまた来ようっと）
ココに「河原小屋」があったそうですが跡形もなく巨石が河原を埋め尽くしています。
ついにヘッドランプ装着。
ヘッドランプの明かりを頼りに赤テープ探しです。「でも焦らない！」
ヘッドランプの明かりを頼りに赤テープ探しです。「でも焦らない！」
このルートの名物「オーバーハング岩」に架かる鎖ハシゴです。岩の頂上部から岩を包み込むようにハシゴが架かっていて登っていくと体重でハシゴと岩が密着してステップを上手く掴めません。足の架かりも悪くてドキドキ。
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このルートの名物「オーバーハング岩」に架かる鎖ハシゴです。
岩の頂上部から岩を包み込むようにハシゴが架かっていて登っていくと体重でハシゴと岩が密着してステップを上手く掴めません。足の架かりも悪くてドキドキ。
岩の頂上部から岩を包み込むようにハシゴが架かっていて登っていくと体重でハシゴと岩が密着してステップを上手く掴めません。足の架かりも悪くてドキドキ。
ほどなく『弥山山頂（天河弁財天奥之院）』に到着。
お参りをすませて「大峰奥駈道」に入り『八経ヶ岳』を目指します。
お参りをすませて「大峰奥駈道」に入り『八経ヶ岳』を目指します。
ココから「カナビキ尾根」の取り憑きがわかりにくいと地図に書いてあったけど、赤テープが沢山あり、道標もあったので迷わずにルートに乗れました。
後続の方が登って来られたので標識を譲り・・明星ヶ岳の手前『弥山辻』まで一気に降下。
翌朝はザックを「避難小屋」に置いて、雨ブタヒップバックで『弥山』『八経ヶ岳』を周回。
しばらく鎖場になっていたので、暗闇の中でも鎖を頼りに歩けましたが、鎖が無くなると途端に道を外します。引き返して赤テープ探し。
どーにか山道に合流できました。
しばらく鎖場になっていたので、暗闇の中でも鎖を頼りに歩けましたが、鎖が無くなると途端に道を外します。
引き返して赤テープ探し。
どーにか山道に合流できました。
引き返して赤テープ探し。
どーにか山道に合流できました。
さらに「高崎横手出合」まで進み、折り返して『狼平』へ。すると昨日の夜渡った吊り橋に出ました。
『白川八丁』枯れた川に見えるけど「伏流水」になっていて地下には川が流れているそうです。
イキナリの秘境な景観に呆気にとられ、「この次はどーしたらいいんだろ？」と途方に暮れてしまいました。
『白川八丁』
枯れた川に見えるけど「伏流水」になっていて地下には川が流れているそうです。
イキナリの秘境な景観に呆気にとられ、「この次はどーしたらいいんだろ？」と途方に暮れてしまいました。
枯れた川に見えるけど「伏流水」になっていて地下には川が流れているそうです。
イキナリの秘境な景観に呆気にとられ、「この次はどーしたらいいんだろ？」と途方に暮れてしまいました。
暗闇へ続く空中回廊
これまた名物「空中回廊」鉄杭の上を歩くポイントだけど鎖も付いているので大丈夫。
これまた名物「空中回廊」鉄杭の上を歩くポイントだけど鎖も付いているので大丈夫。
吊り橋から下を覗き込んだら・・真新しいザックが！！！
何故こんなことに？？
重大な事故じゃなければ良いけど・・
何故こんなことに？？
重大な事故じゃなければ良いけど・・
作業用林道を進みます。木々の隙間から見える新緑が鮮やかで清々しい気分になります。
明るい時間の「狼平避難小屋」
避難小屋を掃除して、避難小屋前の川で水を汲み下山ルートです。
避難小屋を掃除して、避難小屋前の川で水を汲み下山ルートです。
金引橋手前の分岐の看板。
何方様が
「双門・弥山コースはカンバンの裏の道だぞ！」
と書き添えてくれていたおかげでスムーズにルートに乗れました。
何方様が
「双門・弥山コースはカンバンの裏の道だぞ！」
と書き添えてくれていたおかげでスムーズにルートに乗れました。
『八経ヶ岳山頂』
関西の最高峰、1914.5メートル。初めて経験する高さ！
関西の最高峰、1914.5メートル。初めて経験する高さ！
到着しました〜。満月？の狼平が良い感じ。
テントを担いで着たけど今日は大人しく「避難小屋」で寝ることにしました。
「狼平避難小屋」には先客の男性が1名。すでに寝床について居られました。
遅着でゴソゴソしちゃってすいませんでした。。。。
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到着しました〜。
満月？の狼平が良い感じ。
テントを担いで着たけど今日は大人しく「避難小屋」で寝ることにしました。
「狼平避難小屋」には先客の男性が1名。すでに寝床について居られました。
遅着でゴソゴソしちゃってすいませんでした。。。。
満月？の狼平が良い感じ。
テントを担いで着たけど今日は大人しく「避難小屋」で寝ることにしました。
「狼平避難小屋」には先客の男性が1名。すでに寝床について居られました。
遅着でゴソゴソしちゃってすいませんでした。。。。
熊渡。遮断機のようなゲートが設置してあり、このコースの注意を喚起する看板があります。
枯山水とポップアートを融合させたような素晴らしいタッチでめちゃ気に入りました。
熊渡。
遮断機のようなゲートが設置してあり、このコースの注意を喚起する看板があります。
枯山水とポップアートを融合させたような素晴らしいタッチでめちゃ気に入りました。
遮断機のようなゲートが設置してあり、このコースの注意を喚起する看板があります。
枯山水とポップアートを融合させたような素晴らしいタッチでめちゃ気に入りました。
やっと道が広がりました。テクテク下ると『金引橋』手前の分岐。
昨日、『白川八丁』に向かった道とは逆の道でちゃんと降りれたことを確認しました。
無事下山完了。
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やっと道が広がりました。
テクテク下ると『金引橋』手前の分岐。
昨日、『白川八丁』に向かった道とは逆の道でちゃんと降りれたことを確認しました。
無事下山完了。
テクテク下ると『金引橋』手前の分岐。
昨日、『白川八丁』に向かった道とは逆の道でちゃんと降りれたことを確認しました。
無事下山完了。
『一ノ滝』
デカい滝！
上からの水の流れが滝の上部の岩に当たって水をまき散らすように落ちています。
デカい滝！
上からの水の流れが滝の上部の岩に当たって水をまき散らすように落ちています。
感想
一年前突然、山歩きに目覚めました。
登山仲間も沢山いますが、僕が巻き込んだ形なので、みんな僕より登山歴が浅い後輩達です。
自分の周りには僕より先輩の登山家がいません。
すべて自己流。
というワケで自分の登山技術やレベルがどれぐらいなのか客観的に判断できません。
ガイド本の推奨コースで「初心者向け」「一般向け」「上級者向け」などと書かれていますが、「上級者向けコース」にチャレンジして無事に登れるかイマイチ不安になります。
今回チャレンジした『熊渡〜双門・弥山コース〜八経ヶ岳コース』は関西屈指の難コースと言われています。
このコースを歩き通せたらかなり自信になるし、色んな方のブログを拝見するとそこは関西とは思えない秘境の景観。
これは行くしかない！！
テントや寝袋、食料などを詰め込んで15キロになったザックを背負って出かけてきました。
コースにはハシゴや鎖場、岩登り、沢渡りなどの難所が多く、ザックが15キロもあってバランスが取りにくいのでハーネスをギチギチに締めてザックを密着させて挑みます。
でも水平ハシゴがメチャクチャ怖くて四つん這いで渡りました。
四つん這いでハシゴを渡る姿は人に見られたくないですね〜。
ソロで良かったです。
このコース、慎重に赤テープやマーキングを探せばルートは見つかるとおもいます。
ただ一歩間違えば転落、滑落などの事故の危険のある難所がいくつもあります。でも、ジックリいけばクリアできます。
このコースの最大の敵は『焦り』な気がします。
初めてこのコースに挑む方は時間にゆとりを持って、避難小屋に泊まるぐらいの計画で是非。
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昨晩BSで元弥山小屋の主人がこのコースをガイドしている番組を見ました。大変そうなコースですね。おつかれさまでした。私も一度歩いてみたいです。
BSでこのコースが紹介されてたんですか！？
僕も観てみたいけど、BSが観れません・・
テントを背負っていても普通の山道ならそこそこ歩けるつもりなんですが・・・
掴んだり、しがみついたり、這いつくばったり・・更に日没で熊渡から狼平まで１２時間もかかってしまいました。
僕ももっとゆとりを持った時間とキビキビ歩ける装備でチャレンジしたいです。
随所に赤テープがあり鎖なども新調されていましたが、それでも道も何度か外し、尻モチも何度か・・
でもとても良い経験になりました。
ココを日帰りする人もいることに改めて驚きです
いやぁ〜テント担いであのコースですか凄い！私も初心者なので、まずは日帰り(荷物を軽くして動き易くする為)で行きます。クリア出来ればテント担いで挑戦したいと思ってます(^｡^)
お疲れ様でした！参考になるレコ有難うございました！*\(^o^)/**/
mypace様。
テントがスッカリ足かせになってしまい、体力的に結構ツラい山行となりましたが、ねぎらいのコメントをいただき報われた気分になりました
ありがとうございます。
往路１２時間というコースタイムは、いくらテントを担いでたとは言えちょっと情けないですね
僕も次回はテントは置いて山小屋泊でリベンジしたいと思います。
mypace様もお気をつけて
はじめまして！
僕も来月に行く予定にしているので参考にさせて頂きました
とても面白そうですが、やはりなかなか厳しいルートなんですね…。
僕は熟練の方に同行してもらうのて少し気が楽ですが、
日帰りの予定なので今からかなりビビっています。。笑
下調べきっちりして楽しんできたいと思います
とても参考になるレコありがとうごさいます！！
このコース、僕みたいにグズグズ１２時間もかかる素人はあまり歩かないみたいですね
歩かれる方は日帰りでサクっとこなすが結構いらっしゃるようで・・
僕がチャレンジするにはまだ早いコースだったのかもしれません。
それでもなんとか歩けたので達成感はあります。
下りのカナビキ尾根の下り植林帯はウンザリしましたが、あとは楽しいコースでしたよ
sunnybluesさんもお気をつけて目一杯楽しんで来てくださいませ
山行記録楽しみにしています
凄いパワーですね。テントを背負って行きましたか。
ご無事でなによりです。
あのルート、中盤からは何でも掴めるものは掴んでますね。
日没でヘッデン点けてとはよく行きましたね。
狼平の吊り橋を見たときは感動だったでしょう。
私は毎回、ヤッターと声を上げています。
GPSを持って行かれたんですか。
また、同じコースでも日帰りとかでチャレンジしてください。
夏大変ですが、河原に降りるたびに水浴びできいいですよ。
私もまた行きます。
いや〜ホント、タップリ歩かされました。
ダイトレで踏破の時より長時間・・こんなに歩いたのは初めての経験でしたが、とても楽しかったです。
GPSはスマホの「山と高原地図」アプリで予備バッテリー持参という装備です。
無事に到着できたのはannyonさんの詳細な記事のおかげです。
一カ所解らなかったのは白看板で「この先行き止まり」と山に巻くように堀新道に促される（当記事１１枚目の写真の）場所。
しばらく行くとまた山側に向けて道標が出て、弥山川ルートから外れそうな感じがして、僕はここで弥山川に降りました。
あのまま堀新道に進んでも「一ノ滝」に行けるんでしょうか？
狼平の水もガブガブ飲みましたが全然平気です。
色々、アドバイスもありがとうございました。
僕もまた行きます！
実は最近このコースに誘われたんですが、
高所恐怖症の私は断念しました（＾＾；
ほんとうに足がすくみそうなところが多いですね。
しかし景色は本当に綺麗です。
人の手が届かないからかもしれません。
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