富士山(大内院(火口)&吉田大沢滑走)
- GPS
- 10:07
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,924m
- 下り
- 1,931m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とにかく落石注意 どこからでも落ちてきます 上方監視を怠らないこと 落石を見たら「ラーック!」「ローック!」と叫んで周囲の人に知らせましょう |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
今シーズンの締めは富士山と決めていましたが例年と比べどうも積雪が少ないよう。この土日を逃すと週明けから雨マーク、多分今シーズン最後のチャンス。ということで前倒し。ライブカメラをチェックすると吉田側のほうが雪が多そう。できれば五合目前夜泊で高所に体を慣らしてから登るのがベターですがスバルライン営業開始が3:00なのでムリ。馬返しからというのも魅力的ですが夜中出発になり睡眠時間がほとんど取れないのと、スキー板を背負って歩くので木立が邪魔にならないかという心配があるので今回はやめておく。ということで高山病が少し心配ですがスバルライン五合目からに決定。
夜中、スバルライン料金所前着、仮眠。2:30、目を覚ますとすでに10台ほど車が並んでます。3:00営業開始、\2,000払って一路五合目駐車場へ。準備やらストックを忘れて車に取りに戻ったりやらで4:30スタート。ご来光を眺めながら六合目へ向かいます。六合目からどうやらブル道に迷い込んでしまったようです。砂礫の道で歩きにくい。吉田ルートは初めてですが巨大なバリケードと登山道沿いの山小屋群が圧巻です(自然遺産で登録できなかったのがよくわかります)。
途中登山道に復帰しますが、ところどころ雪が残っており早朝でまだカチコチ。運動靴だときついのでスキーブーツ+アイゼンにします。しかしまたすぐに雪が途切れる。履き替えが面倒なのと、アイゼンワークの練習にもなるかということでそのまま七合目まで石の上をガチャガチャ歩く。七合目の小屋のテラスで運動靴に再度チェンジ&一休み、眺め良し、スキーヤーの方としばし談笑。八合目あたりからは雪が上までつながっているようです。まだ雪が固いのでアイゼンで登ります。
しかしこのあたり落石が多いです。こぶし〜あたま大の石の落石を3回ほど目撃、そのたびに「ラーック!」と叫びます。バリケードがあるところはその下を進み、無いところは2歩に一回は上を見て上方監視しながら奥社までノンストップで進みます。
そして奥社到着。眺めの良いテラスで下から続々と登山者が登ってくるのをを眺めながら一休み。そしてお鉢を半周して剣ヶ峯へ。剣ヶ峯ピークからお鉢の底へのラインは東向き、天気もいいので程よく緩んでいます。一部岩が露出していますが問題ないでしょう。
日本最高所でまったりしてお待ちかねのお鉢ドロップ。多分本日滑走一番乗り、雪もナイスザラメ、あっという間にお鉢の底へ。お鉢の底でまったりしたいところですがここは四方八方から落石が落ちてきますのでとても危険。登り返しの準備をしてそそくさと立ち去ります。と、上方の登山者からさっそく「ラーック!」の声が。やっぱり危険、上方監視しながら登り返します。自分の脇を抜けて続々とスキーヤー、ボーダーがお鉢の底へ向かって滑り降りていきます。
お鉢を半周して吉田大沢へのドロップポイントへ移動。ここからお鉢を眺めると自分が滑ったラインがよく見えます。滑走準備をして吉田大沢へテイクオフ。広大な緩斜面の気持ち良い滑走が続きます。3000mぐらいまではナイスザラメの快適滑走。そこから下は石をよけつつグサグサ凸凹雪との格闘、修行系の滑り。石ごろごろでここが限界というところで滑走終了、2850mまで滑ることができました、満足。登山道へも無事合流、後は運動靴に履き替え板+ブーツをザックに括り付けトコトコ下るのみ。帰りは登山道を下りますが斜度がゆるいやたらジグザグの砂礫の道で疲れます。登山道は富士宮ルートのほうが好みです。
途中、六合目で分岐を見逃しそのまま佐藤小屋まで下ってしまいましたがまあそれもいいか。スバルライン五合目Pにつくと大勢の観光客が。こういう雰囲気は苦手なのでとっとと立ち去ります。
この時期特有かもしれませんが落石が多いです。これから富士山に行かれる方は頭の片隅に入れておいた方がいいかもしれません。次回、機会があれば馬返しから登ってお鉢の底滑走とお鉢めぐりの完全制覇に挑戦したいかも。
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