記録ID: 3028105
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山滑走
尾瀬・奥利根
日程 | 2021年03月27日(土) [日帰り] |
---|---|
メンバー | , |
アクセス |
利用交通機関
車・バイク
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感想/記録
by Tomahawk
週末はどこにも行かないか半日フリーにでも出かけようかと思っていたところ、黒部横断帰りなのに不完全燃焼な感じのwatarunrunより連絡があった。水曜日に行った鹿島槍は緊張感のある山行で、なかなか緩まない急斜面には疲れた。近場で移動系の山なら行ってみたいと思い、平ヶ岳を提案して受け入れられた。前夜発で出発し、現地1時半起床。2時過ぎから歩き始める。当初折り畳み自転車の導入も考えたが、一人だけ自転車というのもズルいのでやめた。
津奈木橋までは板とブーツを担いでひたすら歩く。そこにスニーカーをデポし、道路脇をシールで登っていくとようやく快適になった。一部道路をショートカットしつつ鳩待峠まで。峠には一張りのテントがあり、中には明かりが見えた。峠から板を履いてしばし滑走(1回目のモードチェンジ)。早めに平坦地に下りてしまい、スケーティングとなる(ハイトラバースした方が良かったのかもしれない)。山ノ鼻で木々がなくなり尾瀬沼が広がる。至仏山にあたり始めた朝日と朝靄が素晴らしい。
尾根に取り付くまで、何度かスノーブリッジを渡りながらしばらく湿地を歩く。今回は右俣から適当な地点で尾根に上がった。大白沢山を巻いて1920m地点で初めてシールを剥いだが、ここは距離的にシールのままの方が早かったかも知れない。白沢山からの下りでもスキーモードにした(2回目)。もう近くになった平ヶ岳まで登って本日の第一目標完遂。360℃のパノラマ、遠くに白い峰々が広がる。まだまだ行ったことがない場所ばかりだ。再び滑走モードに切り替えて下る(3回目)。
白沢山まで短い登り返しをシールでこなし(4回目)そこからピークを巻くようにして滑り、1920Pに向けて再びシール(5回目)。そこから大白沢山を巻くようにして往路を滑って戻り、もう滑らないという地点でシールに替えた(6回目)。時間はかなり経過したが、日が長くなってまだ明るく体力も残っているので、オプションだった至仏山に登ることにする。ムジナ沢に楽し気なシュプールが光っていた。
疎林帯を自由に歩きながら高度を稼ぐ。ここの登りは800mある。少し歩いては補給したり、GPSデータで標高を確認したりと落ち着きがない。この日は軽量化のためにいつも持っている装備をかなり置いてきており、その中にはアイゼン、クトー、ウィペットが含まれていた。今はまだ雪が緩んで柔らかいが、これが夕方になって硬くなるのが少し恐い。早く登りたかった。所々ムジナ沢を滑ったと思われるスキーヤーの登りトレースが見えた(かなり直登していた)。
高天ヶ原に出るわずかに手前の急斜面でそれは起きた。それ以前から少し硬くなりつつあったが、一箇所だけ急斜面に陽が十分当たらず、アイスバーンのまま残っていた。ここから滑落すると結構な距離を落ちそうだ。wataruに敗退を打診するが、wataruはきちんとクトーを持ってきていた!標高差は残り200m。万一滑落しても直下の緩斜面で止まるだろう、と覚悟を決めて登ることにした。
少し登るとやはりエッジを効かせるのがやっとになった。先行者の登りトレースにエッジを合わせながらじりじりと登る。トレースは一部横歩きをして、横の岩へ逃げるように延び、そこからモードチェンジをしてトラバース気味に帰ったように見えた。そのまま岩までトレースを辿り、傾斜の弛む場所まで到達した。あとは緩斜面を山頂まで歩くだけ。やはりアイゼンを持たないなら最低限クトーかウィペットのいずれかは必要だった。
山頂で小休止し、この日最後のモードチェンジ(7回目)。山頂から稜線伝いに小至仏と続くいくつかの小ピークを巻いた。単なる移動だがこの移動がなかなかに爽快だった。雪も気温が下がってよく走る。特に樹林帯に入ってから鳩待峠に下りるまでの滑りが気持ちよかった。再び道路をショートカットしつつ津奈木橋まで。道路は脇を少し滑って進んだりしたが、すぐに担ぎに切り替えた。数名のチャリダーが歩きの我々を追い抜いて行った。今日は久しぶりの15時間行動。胃の気持ちが悪い。完全燃焼だった。
津奈木橋までは板とブーツを担いでひたすら歩く。そこにスニーカーをデポし、道路脇をシールで登っていくとようやく快適になった。一部道路をショートカットしつつ鳩待峠まで。峠には一張りのテントがあり、中には明かりが見えた。峠から板を履いてしばし滑走(1回目のモードチェンジ)。早めに平坦地に下りてしまい、スケーティングとなる(ハイトラバースした方が良かったのかもしれない)。山ノ鼻で木々がなくなり尾瀬沼が広がる。至仏山にあたり始めた朝日と朝靄が素晴らしい。
尾根に取り付くまで、何度かスノーブリッジを渡りながらしばらく湿地を歩く。今回は右俣から適当な地点で尾根に上がった。大白沢山を巻いて1920m地点で初めてシールを剥いだが、ここは距離的にシールのままの方が早かったかも知れない。白沢山からの下りでもスキーモードにした(2回目)。もう近くになった平ヶ岳まで登って本日の第一目標完遂。360℃のパノラマ、遠くに白い峰々が広がる。まだまだ行ったことがない場所ばかりだ。再び滑走モードに切り替えて下る(3回目)。
白沢山まで短い登り返しをシールでこなし(4回目)そこからピークを巻くようにして滑り、1920Pに向けて再びシール(5回目)。そこから大白沢山を巻くようにして往路を滑って戻り、もう滑らないという地点でシールに替えた(6回目)。時間はかなり経過したが、日が長くなってまだ明るく体力も残っているので、オプションだった至仏山に登ることにする。ムジナ沢に楽し気なシュプールが光っていた。
疎林帯を自由に歩きながら高度を稼ぐ。ここの登りは800mある。少し歩いては補給したり、GPSデータで標高を確認したりと落ち着きがない。この日は軽量化のためにいつも持っている装備をかなり置いてきており、その中にはアイゼン、クトー、ウィペットが含まれていた。今はまだ雪が緩んで柔らかいが、これが夕方になって硬くなるのが少し恐い。早く登りたかった。所々ムジナ沢を滑ったと思われるスキーヤーの登りトレースが見えた(かなり直登していた)。
高天ヶ原に出るわずかに手前の急斜面でそれは起きた。それ以前から少し硬くなりつつあったが、一箇所だけ急斜面に陽が十分当たらず、アイスバーンのまま残っていた。ここから滑落すると結構な距離を落ちそうだ。wataruに敗退を打診するが、wataruはきちんとクトーを持ってきていた!標高差は残り200m。万一滑落しても直下の緩斜面で止まるだろう、と覚悟を決めて登ることにした。
少し登るとやはりエッジを効かせるのがやっとになった。先行者の登りトレースにエッジを合わせながらじりじりと登る。トレースは一部横歩きをして、横の岩へ逃げるように延び、そこからモードチェンジをしてトラバース気味に帰ったように見えた。そのまま岩までトレースを辿り、傾斜の弛む場所まで到達した。あとは緩斜面を山頂まで歩くだけ。やはりアイゼンを持たないなら最低限クトーかウィペットのいずれかは必要だった。
山頂で小休止し、この日最後のモードチェンジ(7回目)。山頂から稜線伝いに小至仏と続くいくつかの小ピークを巻いた。単なる移動だがこの移動がなかなかに爽快だった。雪も気温が下がってよく走る。特に樹林帯に入ってから鳩待峠に下りるまでの滑りが気持ちよかった。再び道路をショートカットしつつ津奈木橋まで。道路は脇を少し滑って進んだりしたが、すぐに担ぎに切り替えた。数名のチャリダーが歩きの我々を追い抜いて行った。今日は久しぶりの15時間行動。胃の気持ちが悪い。完全燃焼だった。
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