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Yamareco

記録ID: 304898
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山(富士宮ルート)

2013年06月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:49
距離
9.4km
登り
1,429m
下り
1,412m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(2:45 自宅を車で出発 - 5:15 富士宮口五合目駐車場に到着)
[入山準備] - 5:45 登山開始 - 5:55 六合目 - 6:30 六合五勺(新七合目) - 7:10 七合目 - 7:40 八合目 - 8:15 九合目 - 8:40 九合五勺 - 9:20 浅間大社奥宮 - 9:30 剣ヶ峰山頂 - 10:45 下山開始 - 13:15 下山 [帰宅準備]
(13:30 富士宮口五合目駐車場を車で出発 - 15:30 自宅に到着)
天候 夏の開山前に今年は富士山に登りたいと思っていて、休日の予定の合うコンディションの良い日を虎視眈々と狙っていたんですがとうとう来ました。富士山には珍しく、高所でも風速の弱い予報、天気図を見ても崩れる心配もなさそうだし、梅雨前線があり多少天気が微妙でも(別にPカンでなくてもいいし)こんなことはあまりないので出る寸前まですごく迷いましたが決行しました。
結果夜が明けると写真にもありますが素晴らしい天気とコンディション。山頂に着いてちょっとしたところで雲が薄くかかり始めましたが本当に行って良かった!っていう運の良い最高の天気でした。風はほぼ終日無風、気温は5合目は15度くらい、山頂は5度くらいだったと思います。
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
朝の2:45に出発。今回は東名高速道なので、岩槻I.C.より東北道に入り東京方面に。川口より首都高に入り中央環状線を渋谷大橋JCTに。渋谷線に入りそのまま東名高速道路を御殿場I.C.で降ります。国道138号を進み、途中で国道469号に右折し、すぐに県道23号 富士山スカイライン方面に左折します。そのまま道なりにいくと終点が富士宮口五合目駐車場になります。
開山前ですが、到着した早朝でも最上段は満車状態。下山後の昼過ぎ登山客や五合目までの観光客で広い駐車スペースの7割が埋まっている状態でした。これから閉山までは相応の混雑が予想されます。
コース状況/
危険箇所等
この度世界遺産に登録されると言う「富士山」。まだ生涯登頂したことがなかったので今年の開山前に行こうと準備をしていました。富士山は夏でなければコンディションが良い日でないと登頂は難しいでしょうし、コンディションの良い日自体が本当に少ないので、登山計画書やGPSのコース登録をあらかじめ準備しておいていつでも行けるようにしていました。今回、夏前にコンディションの良い富士山に行くことができ、本当にラッキーでした。(出発前まで常念岳と富士山で行き先を迷いました)

さて、今回山行を行ったコース概況です。

■富士宮口五合目〜七合目
開山前なので、登山口はフェンス等で閉ざされ、通行止めになっています。フェンスの横にロープを跨いで入ることができる場所があるのでそこから侵入をします。なお、早朝やシーズンオフだと五合目レストハウスは開いてませんし、その先の五合目の公衆トイレは閉鎖されています。トイレは必ず下で済ませておいてください。
登山道はとても歩きやすい整備された道です。六合目、六合五勺(新七合目)、七合目までは淡々と歩けると思います。七合目手前くらいから少々険しい所もチラホラ出てきますが、普段登山をやっている方でしたら全然問題にならないレベルです。雪渓が横に見えますが、まだこのあたりから直登をする人はいないようです。

■七合目〜九合五勺
七合目から八合目は徐々に険しい所も増えてきますが、ミッドカットのトレッキングシューズで登ることができるレベルです。八合目にある診療所は当然閉まってます。山荘の池田館の隣から登山道が続きますが、雪渓をこのあたりから直登する方がチラホラいました。夏道もちらほら雪の残っている個所ありますが、九合五勺まではアイゼン無しでまったく問題なく歩けます。八合目先には、写真にあるコインが沢山刺さっている元鳥居だったと思われる柱、小さなお地蔵さんなどがあります。

■九合五勺〜山頂
九合五勺にある胸突山荘裏からは、雪渓が張り出していてアイゼン無しでは難しくなってきます。この場所から山頂の浅間大社奥宮直下までは閉山期の難所、どちらにしても急斜面の雪渓を直登する必要があります。雪が緩んでいるので怖くありませんが、距離と高度差もそれなりにありますのでやっぱり気が抜けません。アイゼン無しで登る方もいますが、急斜面なので前歯ある10本歯以上のアイゼンあったほうが良いでしょう。
雪渓を登り切ると、そこはもう山頂。富士山頂上浅間大社奥宮前(3,710m)に到着です。浅間大社奥宮や売店、郵便局などは開山期なんで閉まってます。

浅間大社奥宮の鳥居右を抜け、裏手に通ると目の前に豪快に広がる火口が望めます。そこを左(火口を右手に進みます)に進み、気象観測所がある日本最高峰剣ヶ峰山頂(3,776m)に向けて再度登ります。なお、浅間大社奥宮から剣ヶ峰までは15分くらいの距離で標高差もたいしてありません。山頂には二等三角点と「日本最高峰富士山剣ヶ峰山頂 三七七六米」というさすがに立派な石の山頂標が立ってます。せっかくなので忘れずに日本最高峰の地に立ってください。
今回、自分は火口を一周まわるお鉢巡りをしませんでしたが、時間と体力の余りがある方は是非。火口に降りる人もいるようですが、危ないんで降りないことをお勧めします。
予約できる山小屋
八合目池田館
車で五合目に向かう。素晴らしいコンディションが予測されテンションMAX。
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車で五合目に向かう。素晴らしいコンディションが予測されテンションMAX。
早朝5時過ぎですが、最上段はほぼ満車の状態。この時間はほぼ皆登山目的の人達です。
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早朝5時過ぎですが、最上段はほぼ満車の状態。この時間はほぼ皆登山目的の人達です。
登山口は通行止めになっています。フェンスの横のロープを跨いで侵入します。
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登山口は通行止めになっています。フェンスの横のロープを跨いで侵入します。
五合目からの登り始め。山頂を望む。風もなく天気最高でした。
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五合目からの登り始め。山頂を望む。風もなく天気最高でした。
六合目の宝永山に向けた分岐の道しるべ。山頂には左に行きます。
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六合目の宝永山に向けた分岐の道しるべ。山頂には左に行きます。
六合五勺(新七合目)への登り。少々険しい所もチラホラ出てきます。
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六合五勺(新七合目)への登り。少々険しい所もチラホラ出てきます。
六合五勺(新七合目)にある御来光山荘に到着。
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六合五勺(新七合目)にある御来光山荘に到着。
六合五勺(新七合目)からの登り。相変わらず登り一辺倒だが登りやすい。
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六合五勺(新七合目)からの登り。相変わらず登り一辺倒だが登りやすい。
七合目にある山口山荘に到着。このあたりから山荘ごとに休憩をする人が増えます。
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七合目にある山口山荘に到着。このあたりから山荘ごとに休憩をする人が増えます。
このあたりからだんだん急で段差の大きい登りが出てきます。
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このあたりからだんだん急で段差の大きい登りが出てきます。
八合目にある池田館に到着。標高3,250mなのでこの時点で北岳を越え標高日本一に。
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八合目にある池田館に到着。標高3,250mなのでこの時点で北岳を越え標高日本一に。
目立つ八合目のテラスから。宝永山もずいぶん下に見えます。
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目立つ八合目のテラスから。宝永山もずいぶん下に見えます。
登山道の傍らにひっそりと佇む小さなお地蔵さん。帽子が新しい。
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登山道の傍らにひっそりと佇む小さなお地蔵さん。帽子が新しい。
1円、5円のコインが沢山刺さっている元鳥居だったと思われる柱。
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1円、5円のコインが沢山刺さっている元鳥居だったと思われる柱。
九合目の万年雪山荘に到着。立派な山荘で万年雪に耐えるためか前面の柱がすごい。
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九合目の万年雪山荘に到着。立派な山荘で万年雪に耐えるためか前面の柱がすごい。
九合目から伊豆半島〜駿河湾方面を望む。綺麗に見渡せました。
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九合目から伊豆半島〜駿河湾方面を望む。綺麗に見渡せました。
相変わらずの登り。横の雪渓を直登する人も多数いる。
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相変わらずの登り。横の雪渓を直登する人も多数いる。
九合五勺にある胸突山荘に到着。オンシーズンだと唯一日付入りの焼印なのだそうです。
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九合五勺にある胸突山荘に到着。オンシーズンだと唯一日付入りの焼印なのだそうです。
九合五勺からは雪渓が張り出していて、ほとんどの人は急斜面の雪渓を直登します。
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九合五勺からは雪渓が張り出していて、ほとんどの人は急斜面の雪渓を直登します。
山頂まで雪渓急斜面の直登。雪が緩んでいるので怖くはないが、やっぱり気が抜けない。
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山頂まで雪渓急斜面の直登。雪が緩んでいるので怖くはないが、やっぱり気が抜けない。
雪渓直登ももうすぐ終わり。胸突き八丁のゴールが見えてきました。
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雪渓直登ももうすぐ終わり。胸突き八丁のゴールが見えてきました。
富士山頂上浅間大社奥宮前(3,710m)での自分撮り。開山期なんで閉まってます。
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富士山頂上浅間大社奥宮前(3,710m)での自分撮り。開山期なんで閉まってます。
浅間大社奥宮裏手に通り、更に先にそびえる剣ヶ峰へ向かいます。
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浅間大社奥宮裏手に通り、更に先にそびえる剣ヶ峰へ向かいます。
目の前に豪快に広がる火口。素晴らしいスケール感で一番の見どころじゃないでしょうか?
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目の前に豪快に広がる火口。素晴らしいスケール感で一番の見どころじゃないでしょうか?
日本最高峰剣ヶ峰山頂(3,776m)で火口を背景に写真を撮っていただきました。
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日本最高峰剣ヶ峰山頂(3,776m)で火口を背景に写真を撮っていただきました。
日本一の標高にある三角点は二等三角点なんですね。
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日本一の標高にある三角点は二等三角点なんですね。
山頂でインスタントコーヒーを淹れる。DoCoMoは3Gですがバリ3で通話可能でした。
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山頂でインスタントコーヒーを淹れる。DoCoMoは3Gですがバリ3で通話可能でした。
帰りの雪渓下り、沢山の人が登ってきます。山頂に11:00〜12:00という方が多いよう。
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帰りの雪渓下り、沢山の人が登ってきます。山頂に11:00〜12:00という方が多いよう。
ずっと下りなのでうんざりしてきます。自分は下山が嫌いです。
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ずっと下りなのでうんざりしてきます。自分は下山が嫌いです。
やっと六合目まで降りてきました。砂利が多いので他より足へのダメージは少ない印象。
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やっと六合目まで降りてきました。砂利が多いので他より足へのダメージは少ない印象。
富士宮口五合目駐車場に到着。今日も事故もなく山行が終わり山の神様に感謝します。
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富士宮口五合目駐車場に到着。今日も事故もなく山行が終わり山の神様に感謝します。

装備

個人装備
1/25,000地形図
1
コンパス
1
GPSユニット
1
筆記具
1
ヘッドランプ・電池
1
1
ミニナイフ
1
ライター
1
ザックカバー
1
エマージェンシーシート
1
手ぬぐい
1
ハンカチ・ティッシュ・巻紙
1
ハードシェル(上)
1
カッパ(下)
1
ダウンジャケット
1
パイレーツ帽
1
バーナー
1
コッヘル・カップ
1
カトラリー
1セット
スプーン・フォーク
ガスカートリッジ
1
ウォーターキャリー
1
1リットルの水
グローブ
2セット
予備含
ストック
1セット
サングラス
1
ゴーグル
1セット
アイゼン
1
10本ツメ
ピッケル
1
携帯電話
1
充電池予備
腕時計
1
食事
適宜
ラーメン・おにぎり
非常食
1
カロリーメイト等
行動食
適宜
チョコ・キャラメル等
保険証
1
健康・山岳保険
共同装備
ツェルト・ペグ・細引
1セット
救急セット
1セット
コンパクトカメラ
1
1
ホンダエリシオン(白)

感想

この度、とうとう日本一の標高を誇る富士山(3,776m)に行ってきました。寝不足でしたが高所障害もなく体調も問題なしでした。世界遺産に登録されると言う「富士山」、いざ取り着いて見ると、独立峰なので周辺への景観もあまりぱっと(駿河湾が見渡せる程度)せず、動物や植物や湖・河などの水源もなく、溶岩と岩だけで変化のない雰囲気はあまり面白みのあるものではありません。登山という面でも単調な登りだけで変化もありません。結論を言うと2度来たい所じゃなく、「富士山」は遠くから眺めるための山体の美しい山、周辺の自然環境が豊かな広域スポットなんだと思いました。[距離9.4km/標高差1,403m/所要時間7時間45分]

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コメント

taichiさん、こんにちは。
富士山 に行かれましたね。羨ましい!!!

それに天候も良く 、最高の山行ですね。

残雪期に登りたかったのですが、今年は諦めました(笑)。乗鞍も登れず残念です。

明日がゴルフの関西予選があり、しばらく登山を我慢してました。終わればまた頑張って登ります

taichiさんは次は何処に行かれるんですか???
2013/6/3 10:03
HIDENORI-Tさん
コメントありがとうございます。富士山はやっぱオフシーズンじゃないと厳しいですよね。自分もギリギリって感じでした。来年是非行ってみてください!
次はどこに行こうかなぁと思案中です。常念も気になりますが日が長い時期なんで、それを活かせるところに今は行こうと思います!
2013/6/4 0:15
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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