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Yamareco

記録ID: 305169
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無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

ペケレベツ岳 〜まだまだ夏山というには遠い感じ〜

2013年06月01日(土) [日帰り]
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体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:25
距離
8.6km
登り
810m
下り
800m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

登山口(10:05)→1343m峰(11:30)→ペケレベツ岳(12:10←昼食→12:55)→1343m峰(13:20)→登山口(14:20)
天候 快晴(十勝平野の低い位置に曇あり)
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
日勝峠第一展望台近くの除雪ステーション横に登山口駐車場あり。
(10台ほど停められます)
コース状況/
危険箇所等
<コース状況>
夏道は8割方出ていますが、低木ブッシュコースが続くので雪上のほうが歩き易いかもしれません。但し、標高が低い点では雪が途切れているのでご注意を...下山時に雪上を行きましたが何度か薮の中を夏道に戻ることになりました。

雪の状態は非常に良好です。足が埋まることもなく、かといってカチカチでもなく、適度に沈み混んでくれるので歩き安かったです。頂上直下の登りがそこそこ斜度があるので軽アイゼンがあれば安心です。

<下山後のお楽しみ>
近場のしみず温泉フロイデが営業していないらしく、新得温泉に行くか、芽室町内まで足を伸ばすかのニ択。芽室町内は川北温泉「ゆもーる川北」か、スーパー銭湯「温泉鳳乃舞」のどちらか、今回はナビが先に見つけた川北温泉へ。

入浴料420円とリーズナブル。薄くて気がつかなかったがモール温泉らしい。自然を望める露天風呂もあってGOODです。



登山口駐車場。意外と広い。
登山口駐車場。意外と広い。
気持ちの良い夏道を進む。
気持ちの良い夏道を進む。
と思ったら夏道を見失って雪上を進むことに...
と思ったら夏道を見失って雪上を進むことに...
既に息があがっているが、まだまだ先は長そうだ。
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既に息があがっているが、まだまだ先は長そうだ。
「シャクナゲの沢」らしいが沢はどこにも見当たらず...
「シャクナゲの沢」らしいが沢はどこにも見当たらず...
「母の胎内」と書かれた標識を通過。
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「母の胎内」と書かれた標識を通過。
山頂まで2000m標識。こういうの余計辛いから嫌い。
山頂まで2000m標識。こういうの余計辛いから嫌い。
木々の間からペケレベツ山頂が見える。
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木々の間からペケレベツ山頂が見える。
残り1500m...1343m峰までもまだまだありそう。
残り1500m...1343m峰までもまだまだありそう。
気持ちの良いダケカンバ帯を通過する。
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気持ちの良いダケカンバ帯を通過する。
ようやく1343m峰。極めて狭いスペース。
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ようやく1343m峰。極めて狭いスペース。
一旦、コルに下りてペケレベツ山頂まで登ります。
一旦、コルに下りてペケレベツ山頂まで登ります。
コルから十勝方面...なんだか出発時よりも雲の標高が上がっている気がして気持ちが焦る。
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コルから十勝方面...なんだか出発時よりも雲の標高が上がっている気がして気持ちが焦る。
ペケレベツへの登り斜面。そんなに急ではないけれど、中々に疲れるのです。
ペケレベツへの登り斜面。そんなに急ではないけれど、中々に疲れるのです。
一段目を越えて、いよいよ山頂が見えてくる。
一段目を越えて、いよいよ山頂が見えてくる。
途中、スライドした二人の後ろに十勝岳連峰が拡がる。
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途中、スライドした二人の後ろに十勝岳連峰が拡がる。
山頂着。沙流岳を望遠で...
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山頂着。沙流岳を望遠で...
同じく山頂から芦別岳。
芦別岳の左手には夕張岳。
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芦別岳の左手には夕張岳。
十勝平野の雲は勢いが衰えてきている。焦る必要はなかったみたい。
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十勝平野の雲は勢いが衰えてきている。焦る必要はなかったみたい。
芽室岳からペンケヌーシへと至る稜線。
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芽室岳からペンケヌーシへと至る稜線。
ペケレベツ岳山頂標識。
十勝平野の向こうに見えるのはウペペサンケ山か。
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十勝平野の向こうに見えるのはウペペサンケ山か。
トムラウシ山も見えました。
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トムラウシ山も見えました。
二等三角点「平家連別」。
二等三角点「平家連別」。
5、6人でいっぱいになりそうな狭い山頂。
5、6人でいっぱいになりそうな狭い山頂。
下山時に十勝岳連峰を望遠で...山頂からも見えるが、こちらのほうが距離が近い。
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下山時に十勝岳連峰を望遠で...山頂からも見えるが、こちらのほうが距離が近い。
下山中にペケレベツ山頂をもう一度。
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下山中にペケレベツ山頂をもう一度。
たまに夏道に入って巨岩帯...
たまに夏道に入って巨岩帯...
下山後は川北温泉へ。
本日の宿。山小屋芽室岳に到着。
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本日の宿。山小屋芽室岳に到着。
綺麗な山小屋でワインとお菓子。超御機嫌です。
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綺麗な山小屋でワインとお菓子。超御機嫌です。
撮影機器:

感想

本日は土日ともに好天ということで山小屋芽室岳一泊で、一日目ペケレベツ岳、二日目芽室岳か剣山という計画。なんだか直前予報では帯広方面は雲が広がるとイヤな情報が流れていたが、見なかったことにして出発。途中、国道274号で陸自の数十台規模の部隊移動に付き合わされて、登山口到着が予定より少し遅れる。軍隊は人一倍法律遵守が求められると思うので法定速度内走行は仕方がないけれど、最近はやりのトンネル内無灯火走行する車両もあり「自衛隊大丈夫かよ」とか思う。

天気は良好。日勝峠を越えて理解したが雲がかかっているのは、下界だけで山頂は快晴だ。早速、準備をして出発。今日は雪山装備としてアイゼンと輪カンもちゃんと持って来た。これで安心。とは言いつつも殆ど必要ない雰囲気。登山口近くはオオタチツボスミレが咲いていて春麗らかな風景が広がっている。

しかし今日は体調が悪いのか息切れが激しい。登り始めると同時にハアハア言い始め、自分の身体に「もうかい!」と突っ込みを入れる始末。こういうときはあせらずにゆっくり行こうと、気持ちの良い夏道を登っていく。

標高1000mあたりから雪が出てきて夏道が途切れ始める。必要はないと思うが、一応、アイゼンを付けて登って行く。雪はボチボチ硬いのでアイゼンがあったほうが結果として登りやすかったが、時折、夏道に入りとて面倒。母の胎内あたりの巨岩帯はお世辞にもいい道でなく、久々の夏道に戸惑いながら進む。

今日の山は本当にしんどい。植生がダケカンバからハイマツになったときは「オッ」と思ったが、1343m峰がすぐそこに見えているのに全然近づいている気がしない。ただ、時折、雪上に出るとペケレベツ岳やその先の1458m峰の絶景が見えて癒される。1343m峰が近づくと十勝岳連峰が見えて、果然、元気が出てくる。1343m峰は登山道があるだけの狭い山頂。

ここからは雪庇帯を行く。とは言っても幅は広く雪質も安定していて歩きやすい。下からは十勝平野の雲がどんどん標高をあげてきている。「山頂に着いたら雲の中でした」というのは避けたいので、気持ちは急いているものの身体のほうが着いて来ない。一段、登りきって、もう終わりかなと思ったらもう一段あった(^^;。

そんなわけで息があがりながら山頂。tks-yumaさんのログでは比較的広い山頂をイメージしていたけれど以外に狭い山頂。ともあれ、山頂からの景色は最高。山頂では篠路からの単独の方と、池田からの4人パーティ。ちょっと居場所がないが写真を撮ってから山頂標識近くにお店を広げる。ちょうど4人パーティの一人が足を攣ったと話していたので、tarumae-yamaさんに教えて頂いたツムラ68を提供しつつ、布教活動(^^;。飲まれた方は半信半疑だったようだが、下山後に川北温泉で再開したとき、飲んでから15分ほどで効果があって無事に下山できたと驚いていた様子。次からは常備薬として準備しておくとのことで布教活動も成功(^^)。

山頂からの景色は間近に芽室岳、沙流岳、遠くに夕張岳や芦別岳に十勝岳連峰、トムラウシ山、二ペソツ山、など360°の景色が楽しめた。最も山頂領域はハイマツに囲まれているので、岩などに乗ればの話だが(^^;。

登りのレンズは12-24を使ったので、帰りは16-85を装着して下山する。16mmも広角感が少し物足りないけれど使ってみたら、とても良い。望遠で風景を撮ったりとか幅広い使い方ができるのも良い。そんなわけで風景や花を撮りながら下山した。

下山後は温泉を求めてさまよった挙句、ナビ子ちゃんが発見してくれた川北温泉へ。ここで白雲山に登ったという男性に、明日は剣山に登りたいと話すと、「剣山神社近くは熊が出るから、上よりも気をつけたほうが良い」との情報をゲット。もう今日は疲れきっていて、明日芽室に上る自信はないので、剣山神社前で車中泊しようと思っていただけにいい情報だった。

と、いうわけで一泊の宿を求めて山小屋芽室岳にやってきた。帯広ナンバーのSUVが一台止まっていて、先客がいるのかと思いきや、小屋は貸しきり状態。そんなわけで、今、ワインを飲みながら、小屋の中でノーパソを広げてこの記事を書いている。当然のことながらWi-fi接続などないのでアップロードは後日になると思うが、携帯もワンセグもつながる山小屋。中々快適。しかしSUVの主は何処へ...芽室岳からあたりから雪をつないで縦走でもしているのだろうか...そんなわけで明日も良い天気になることを祈りつつ...

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