大峰奥駈道をつないで〜五番関・大天井ヶ岳・四寸岩山
- GPS
- 05:34
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,473m
- 下り
- 1,478m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五番関から二蔵小屋までの従来道は通行止めでした。 二蔵小屋からはアナウンスがないので注意してください。 大天井ヶ岳からの吉野側へ下りにロープのある箇所がありました。 その他には危険なところはありません。 ※ロガーのスイッチの切り忘れで修正しています。 |
写真
感想
久しくいっていなかった「大峰奥駈道をつないで」シリーズ
今回は、先日の「稲村ヶ岳」山行でレンゲ辻から見えた「大天井ヶ岳」にいきました。
五番関から吉野までは、未踏区間。
五番関から吉野までのピストンも考えたのですが、
朝まで雨が残っていたので出発を遅らせたのでルートを短くし、
今回は四寸岩山までとしました。
今回のスタートは、五番関トンネルから。
8時頃到着すると、マイクロバスとワゴン車が駐車していました。
運転手さんに聞くと、団体で山上ヶ岳へ行かれていて、ここで8時間ほど待たなければならないとか。
運転手さんも大変だ。
五番関女人結界門に向かう道は、いきなりの急坂ですが15分ぐらいの辛抱。
女人結界門前では、修験行者がお経を唱えられていた中を
大天井ヶ岳のピークに向けて奥駈道をスタート。
今日は曇っているので暑くもなく、風が抜けて気持ちの良く登っていけました。
大天井ヶ岳のピークは、展望が無いと聞いていたのですが、
眺望はよく見えていました。
大天井ヶ岳からは、モノレール(林業用?)のレールにそって登山道があります。
ここからは、トラロープがある激下り。
しばらく下っていくと、開けた場所にでます。
ここは大天井茶屋跡だそうです。
金剛山葛城山方面がきれいに望めました。
稜線上は自然林、少し離れると杉の植林帯という道を降りたところが、
二蔵宿小屋(百丁小屋跡)でした。
ご夫婦が小屋前の小さな祠を掃除されておられたのを邪魔してはいけないと思って
挨拶だけで行ってしまいました。
もう少しお話を伺えればよかったかなと後悔。
小屋の中は、ご夫婦が泊まられたようで荷物とかが置いてあったのでそのままスルー。
二蔵宿小屋からすぐに分岐があります。
在来道(奥駈道)と古道(吉野)と小さな手書きの看板が…
なければどちらに行けばよいのか迷いそう。
最終的には合流するのですが、新道(舗装された立派な林道)も並行しているので、
在来道(奥駈道)、古道(吉野)、新道(林道)が並んでいる変な空間でした。
広場になっている小天井茶屋跡で林道にすりつきます。
ここからは黒滝村。
すぐに林道から離れ、四寸岩山への登山道があります。
四寸岩山までは登り基調の多少のアップダウンが続きます。
しばらくいくと足摺の茶屋跡の足摺宿小屋。
中を覗いくと祭壇がありましたが、ここで泊まったりできるのかという造りでした。
祭壇の前で寝るのは…。
ここからすぐに、四寸岩山と山頂をスルーしていける吉野方面の分岐。
西側の眺望を眺めながらいくと、突然ブッシュの中から若いシカが飛び出してきました。
ほんの数メートル前。しばらくにらみ合い?が続きましたが、カメラと思った瞬間に
逃げていきました。残念ながら写真は撮れずじまいでした。
四寸岩山のピークに唐突に到着。
出発が遅くなったのでここで引き返すことにしました。
出来れば青根ヶ峰経由で吉野金峯神社ピストンと思っていましたが、次のチャンスにします。
ピークで景色をおかずにお昼ご飯にしてもよかったのですが、
ハエや小さな虫が飛び回っているので、戻って足摺の宿小屋でとりました。
帰りはピストン。
誰もいなくなった二蔵宿小屋の中を覗くと
寝具やマキストーブなどが揃っているきれいで立派な小屋でした。
二蔵宿小屋の先で、大天井ヶ岳と在来道(奥駈道)との分岐。
大天井ヶ岳の激下りを登り返すのは大変だと、
通行止めも忘れて在来道(奥駈道)へ行ってしまいました。
分岐には何の注意書きもなかったので途中で気が付くまでドンドン進んでいました。
途中のスリリングな橋やザレたトラバースもさすが奥駈道と思うも、
道がガバッとずれ落ちた箇所で、通行止めを思い出すという体たらく。
その後も崩落箇所もありましたが、慎重に足を運べば大丈夫でした。
それにしても、吉野側には通行止めのアナウンスはなかったようですが…
今回の大峰奥駈道は、数人の人とすれちがっただけ。
メジャーじゃないので、訪れる登山客も少ないのかな?
その分、静かな山歩きを楽しめました。
心配していた天気も大丈夫だったし、暑くもなく寒くもなく、稜線上を吹く風も
気持ちよく、歩けました。
次回は大峰奥駈道の吉野まで行ってみたいですね。
コメント
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確かピストン帰りにもすれ違いましたが。山上ヶ岳の宿坊泊で大天井から洞川に下りる予定を、あなたが吉野に向かったと思い、地図を見て行ける所まで行けと、吉野へ降りました。
「大峰奥駈道をつないで」シリーズもどんどん伸びてますなあ
お疲れさんでした。
もうこれはテント担いで進むしかないですね。
それとも山伏姿で・・・・
ところで先週、BS番組で「弥山川 双門滝コース」を見ました。
メチャメチャ上級者コース。テレビ見てるだけで怖くなってきましたよ。
こんな所を踏破されているstayさんたちとご一緒させてもらっていたなんて、
ちょっとおこがましくなりました
一番欲しかった情報をありがとうございます!
お天気次第ですが今週 吉野から山上参りをし洞川へ降りる縦走を計画しておりまして
在来道の事が気になってたんですわぁ〜
この辺りの奥駈道は完歩済なので素直に大天井ヶ岳に登らせて頂きます
FUCUMAさん はじめまして。
挨拶だけでご無礼しました。
本当は吉野までいってピストンを思っていたのですが
時間の問題もあり、無理をせず四寸岩山で引き返しました
次は是非行ってみたいですね
またどこかでお会いしたらよろしくお願いします
katatumuriさん こんにちは。
大峰奥駈道は、アプローチが悪いので
日帰り圏内はもうないかもしれません
いつかは通しでいってみたいですが、
それまでは1泊ぐらいでつないでいこうと思ってます。
「弥山川・双門滝コース」は、TVでみたら怖いかもしれませんが、
実際は、複数で行く、ルートの確認、慎重に行動すれば
大丈夫ですよ。
階段が多くて閉口しますが、体力勝負なところもあります
私みたいなものでもいけるのでご一緒しましょうか
M−kichiさん こんにちは。
北アや南アならもっと怖いところもあるのでしょうが、
奥駈道も山に慣れていない方もおられるので、通行禁止にしているのでしょうか
人が少ないので、滑落したら大変です…
大天井ヶ岳経由で行く方が賢明です。
お気をつけて、楽しんでいってください
五番関に車を駐車して四寸岩までピストンと
全く同じルートを以前に歩いたことがあります。
私が歩いた時もほとんど人には出会いませんでした。
残念ですが自家用車だと元の場所に戻らざるを得ないですね。
気持ちは吉野まで歩きたいのですが・・・
がんばれば洞川温泉から大天井ケ岳を登って、四寸岩山を通過して
近鉄の吉野まで歩くこともできそうなので、いつか挑戦したいなと妄想しています。
奥駈道はいつか私も全部歩きたいと思っています。
南半分が簡単ではないでしょうね。
orisさん こんばんは。
今回は、ゆったりと静かな山歩きを楽しめました。
人に会わないのも自分だけの山の空間を楽しめて
嬉しかったりもします。
奥駈道はアプローチの問題でなかなか完結しませんね
やはりテントを担いでいかなければならないのでしょうが、
なかなか連続しての休暇は厳しいです
特に南奥駈道はどうしようかと考えています
ステイさん おはようございます
奥駈道、お疲れさまでした
二蔵宿小屋や四寸岩山等、記憶に残ってます。
南奥駈道に行く時は声を掛けて下さいね
・・テント・小屋泊、どちらでもOKです
さて何日になるでしょうか
amakawayaさん こんにちは。
北の大峰奥駈道は、未踏区間は今回の残り吉野〜四寸岩山間と明星ヶ岳〜釈迦ヶ岳間になります
特に明星ヶ岳〜釈迦ヶ岳間は泊りでなければ、厳しい
ですが、今夏にも行けたらと思っています。
ルートを検討中ですが、釈迦ヶ岳から上がって楊子宿小屋泊かテン泊で、荷物をデポして明星ヶ岳、八経ヶ岳方面ピストンで行こうかなと思っています
よろしかったらお付き合いください
ステイさん こんにちは
ぜひ行って見たいです
よろしくお願いします
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