芦別岳/ユーフレ谷ピストン


- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,572m
- 下り
- 1,559m
コースタイム
/2 (日)ユーフレ小屋05:00−05:25ゴルジュ帯−06:00インゼル−08:25コル
−08:55芦別岳09:10−09:25コル09:35−10:40インゼル
−11:20ユーフレ小屋12:05−14:50登山口
天候 | 6/1(土)晴 /2(日)高曇り/晴・ガス/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
旧道付近で親子羆の目撃情報 ユーフレ小屋までのアプローチは荒れている |
写真
感想
毎年GWが過ぎるとここを訪れようと期を伺うのだが、
期間限定と天候のアヤで果たせなかった。
バリエーションだけどクラシックで今やスタンダード。
この両日も前泊を含めて30名近くが本谷に入っていた。
今や日帰りのコースという事だが、1日じゃもったいない。
のんびりユーフレ小屋泊まりで本谷を往復することにした。
1時過ぎに旧道口に到着。
駐車スペースはほぼ満タン。
同時刻に出発したやはり本谷行きの一行の情報によると
今日の小屋は他に20人超のPが入ってるかも・・とのこと。
というわけで、天幕持参となってしまった。
ユーフレ川沿いのアプローチは最初こそ一般道の趣だが
すぐに左岸の巻き道を繰り返す。
これがしつこい。
帰りもそこそこ登らされるということ。
渓が狭まると雪渓のトラバースがいくつか現れる。
そして丸太橋。
飛沫で濡れているのでドタ靴で立って歩く自信なし。
またがってズリ上がる。
ちょっと登っているのでつらい。
その先に3段の滝。
鉄はしごを上がって北尾根分岐。
滝上に出ればユーフレ小屋が木立の中に見えてくる。
五郎さんの小屋みたい。
思っていたより小振り。
先行Pがすでに数張り。
あぁ、やっぱりと小屋を覗くと・・誰もいない。
この時間からそんな大人数が来ることも考えにくいので小屋に入ることにした。
翌日
4時起床の5時デッパ。
なんとなくいきなり渡渉しようとしてルートミス。
他Pに教えてもらって朝から赤っ恥。
雪をつないで左岸を行く。
川段からすぐにゴルジュ地形になっていく。
この門が開いてしまうと雪の本谷登攀はおしまい。
入口から出口までしっかり埋まっている。
ゴルジュを抜けるとはるかにインゼルが見える。
谷はまだ狭く左右からブロックの痕。
日が当たり始めて左右から小さな土砂ブロックが落ちてくる。
インゼルの先、谷がクランクする地点で右から谷を埋め尽くすデブリ。
土砂混じりで汚い。
とっとと抜ける。
三股まで見渡せるようになると谷は広がる。
アイゼン装着。
勤勉なステップを繰り返す。
アキレス腱が伸びきっていく。
三股を左に入って傾斜が増していく。
背に日差しがやってきた。
ニョボはすでに踵が剥けているらしい。
雄叫びがこだまする。
テープでガードしてもダメだった。
最終二股をかわす頃には傾斜は最大になる。
コルが見えているが、たまらず足が止まる。
くったくたでコル。
バテた分ガスに追いつかれてしまった。
装備をデポして煙ったピーク。
しばらく待つも行きつ戻りつのガス。
諦めて下山。
往路を戻る。
快適なツボ足下り、あんどグリセード、ところにより尻セード。
小屋まで1時間半。
下りながら20名以上とすれ違う。
小屋からは使わなかった天幕装備を担いでのグダグダ下山。
小さな巻道に呪いの言葉を吐きながらの大人気ない歩きでした。
長く憧れたルートをようやく辿ることが出来て幸せだ。
コメント
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Usakosinさん、こんばんは。
謝られることないです。
怒って書いたわけじゃないですから。
三股のところで休まれてましたね。
良い山に恵まれて良かったですね。
スキー下手なので板担いでるだけで尊敬します。
また、どこかで。
本谷の下り、コル直下からのグリセードの跡を見て
ビックリ、凄いです。でも、奥様の一歩一歩の
跡が、微笑ましいけど、アイゼンつけてない。
私たちはというか、私は怖かったのでアイゼン付けて
下りました。滑落停止の技術を磨かなければと
思いましたよう。
zeroponさん達は、風のように登って風に様に下って行きましたね。
いつも素晴らしい山行を見ています。
これからも楽しみにしています
marikkaさん、こんにちは。
朝一のルートミスの際はお世話になりました
アイゼン団子が嫌いなだけです。
風のようにって・・・とってもぬるい風でしょ。
こちらこそいつも参考にさせてもらってます。
また、どこかで。
素晴らしい!
次回は何処に?
わたるやサン、ごぶさたです。
沢の季節到来ですが、今年の雪はどうなんでしょう??
シーズン始めは野塚から南ですね。
お早いお戻りを・・。
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