飯豊 北股岳を廻る雪渓の登下降。(門内沢、石転び沢)

2013年06月01日(土) 〜 2013年06月02日(日)

• GPS: 29:30
• 距離: 18.2km
• 登り: 1,717m
• 下り: 1,704m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:15
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:15

5:30 飯豊山荘上駐車場
5:57 石転びの出合
8:11 門内沢
14:45 門内小屋

2日目

• 山行: 3:28
• 休憩: 1:42
• 合計: 5:10

5:40 門内小屋
5:45 門内岳
6:45 北股岳
7:00 梅花皮小屋
9:08 石転びの出合
9:08 10:50 飯豊山荘上駐車場
10:50

6/1:　駐車場発　5:30-　温身平着　5:57-　雪渓着　7:15-　石転び沢/門内沢　分岐着　8:11-　門内小屋着　14:45
6:2:　門内小屋発　5:40-　門内岳着　5:45-　北俣岳着　6:43-　梅花皮小屋着　7:00-　石転び沢　下山開始　7:28-　門内沢/石転び沢分岐着　8:35-　雪渓からの登り口着　9:08-　堰堤着　10:11-　堰堤発　10:30-　駐車場着　10:50

天候

5/31：夜中は星空
6/1：曇り時々晴れ
6/2：曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

相模原から高尾山ICを21:00頃入り、圏央道から関越道、日本海東北自動車道を経て、荒川胎内ICで降り(6/1、1:18)、国道113号を、飯豊山荘に向かう。　2:13　飯豊山荘上の駐車場に到着した。　帰路も同じルートであるが、関越　花園で事故があり、GoStopが約2H程続いた。

コース状況／危険箇所等

1.道路状況：113号から梅花皮山荘までは二車線の快適な道路。　そこから飯豊山荘までは1.5車線だが特に問題もなく快適。　落石の跡などもなかった。
飯豊山荘までは5/25から開通している。
2.登山ポストは、丸森尾根の登り口、梶川尾根、石転び沢　方面　林道の終点に有り。
3.梅花皮山荘の温泉は鉄分を多く含みお湯の色はやや茶色気味　500円。　ざる蕎麦はの天ぷらは、季節の山菜でタラの芽、蕗の薹、こしあぶら等々、そばの味、汁の味、天ぷらとも　中々の味だった。　1200円
4.コース状況
・雪渓に降り立つまでは雪で道が分断されていたり、雪の重みで木々が道を塞いでいたり、行きと帰りでは状況に大きく変化があった。
雪渓は気温が高めにも関わらず、崩壊、落石はなく、快適だった。　途中、石転び沢／門内沢の分岐では、先行の5名が石転び沢に、2名が門内沢に入ったのが見え、私も2名に続いた。門内沢も特に危険な個所は無いのだが、寝不足も有り、危険度の少ない個所を探し、眠気を覚ますため少々寝たが、雪渓上では余り好ましくない。
また、雪が切れ草付きが出ている個所が登れそうに見えたので、アイゼンを外し取りついて見るが、ガラガラ状態でとても登れない、再びアイゼンを付け雪渓を登って行く、と言うことで、分岐から門内小屋までは6時間程を要した事になる。
門内小屋から北股岳までは快適な稜線散歩。　北股岳から梅花皮小屋までの雪渓は右寄りに草付きとの境目を下ること。　左に行き過ぎると、下から見ると分かるが雪庇が有り、その下は石転び沢となっている。

写真

6/1 5:42

2013/06/01 05:42 　この様な林道を約30分で温身平らへ。

6/1 5:46

2013/06/01 05:46 　林道脇には雪渓が多くみられる。

6/1 5:57

2013/06/01 05:57 　温身平　からの北俣岳。

6/1 6:09

2013/06/01 06:09 　堰堤前。　此処から石転び沢まで3km。

6/1 7:13

2013/06/01 07:13　愈々　雪渓に降り立つ。　前を行くパーティ。

6/1 7:15

2013/06/01 07:15　身軽な先行パーティを見送る。

6/1 7:24

2013/06/01 07:24　雪渓崩壊個所を上部から眺める。

6/1 7:29

2013/06/01 07:29　雪渓上の穏やかな一時。　それにしても良い天気。

6/1 7:39

2013/06/01 07:39　雪渓上に出来た自分の影

6/1 8:11

2013/06/01 08:11　石転び沢が開けてくる。

6/1 8:11

2013/06/01 08:11　南側の稜線を見る。　新緑と雪のバランスが良い。

6/1 8:38

2013/06/01 08:38　右側の沢（門内沢）に入ると、遥か彼方に先行の一人を発見。

6/1 8:44

2013/06/01 08:44　こんな光景があちらこちらで起こっている。

6/1 8:44

2013/06/01 08:44　稜線が近ついてきた？

6/1 9:44

2013/06/01 09:44　写真を撮りつつ休んでいると、後方に居たスキーヤーに追い越される。

6/1 9:44

2013/06/01 09:44　スキーヤーと稜線。

6/1 9:44

2013/06/01 09:44　下降していく単独のスキーヤー。

6/1 10:26

2013/06/01 10:26　愈々稜線が近付く、先行の2名が段々小さく。

6/1 10:30

2013/06/01 10:30　段々傾斜が増してくる。

6/1 11:19

2013/06/01 11:19　此の辺りに落石等が集中してくる模様。

6/1 11:19

2013/06/01 11:19　下方に人影が2名。

6/1 11:31

2013/06/01 11:31　中々稜線が近付かない。　傾斜は益々急に。

6/1 11:59

2013/06/01 11:59 　稜線を真近に、下方に居たスキーヤーが先行する。スキーの歩行は結構速いが此の斜面、良くぞ登れる？？

6/1 12:29

2013/06/01 12:29　本当に上まで来た、あともう少し。

6/1 12:29

2013/06/01 12:29　落ちれば止まらない傾斜。

6/1 12:32

2013/06/01 12:32 　先程の2名のスキーヤーを上部に見る。　スキー靴でのキックステップはきつそう。

6/1 14:16

2013/06/01 14:16　愈々　稜線直下。　覆いかぶさるような雪の壁。　傾斜　50度位は有りそうだ。

6/1 14:16

2013/06/01 14:16　中央から左に登っていく。

6/1 14:25

2013/06/01 14:25　急な傾斜が良く分分かる。

6/1 14:25

2013/06/01 14:25　最初の2名のスキーヤーが登った後の様だ、此の傾斜をスキーアイゼンデ登るとは？？

6/1 14:25

2013/06/01 14:25　本当に落ちたら、だが、アイゼンとピッケルで大丈夫。

6/1 14:40

2013/06/01 14:40　小屋と人が見えた。　あと少し。

6/1 14:44

2013/06/01 14:44　雪渓の最後から飯豊本山方面を望む。

6/1 14:51

2013/06/01 14:51 　上がった稜線から小屋を見る。
想像を風景と違うぞ？？　之は梅花皮小屋では無い、まさか門内小屋では？？

6/1 14:51

2013/06/01 14:51 　と言う事は、中央の山は　北股岳か-----?　2パーティ目のスキーヤーが下降の準備をしている。

6/2 4:22

2013/06/02 04:22 　明るみを増してきた稜線。

6/2 4:23

2013/06/02 04:23 　飯豊本山には日が当っていない。　もう少しか？

6/2 4:26

2013/06/02 04:26　朝焼けを撮る、門内小屋　同宿者。

6/2 4:40

2013/06/02 04:40　やっと小屋にも陽光が差し込む。
雪の反射が眩しい。

6/2 4:40

2013/06/02 04:40　雲海、雪の斜面を照らす陽光、良いですね。
来たかいがあった。

6/2 4:40

2013/06/02 04:40 　朝日を浴びる飯豊本山、北股岳。

6/2 4:41

2013/06/02 04:41　朝日を浴び多くく見える　二王子岳。

6/2 4:41

2013/06/02 04:41 　門内小屋から、北方を眺める。

6/2 4:42

2013/06/02 04:42　山全体がオレンジ色に染まり出す。

6/2 4:42

2013/06/02 04:42 　朝日を浴びる門内小屋。

6/2 4:42

2013/06/02 04:42　縦走路に朝日が、雪の多さが目立ちます。

6/2 5:43

2013/06/02 05:43　門内小屋を出て、北股岳、梅花皮小屋を目指します。

6/2 5:43

2013/06/02 05:43　すっかり明るくなった二王子岳方面。

6/2 5:44

2013/06/02 05:44　門内岳頂上の祠。

6/2 5:45

2013/06/02 05:45　良い感じの縦走路を北股岳へ向かう。

6/2 6:41

2013/06/02 06:41　北俣岳頂上の鳥居を見上げる。

6/2 6:43

2013/06/02 06:43　北俣岳の三角点。

6/2 6:43

2013/06/02 06:43　北俣岳から仰ぐ　大日岳。

6/2 6:45

2013/06/02 06:45　門内小屋方面を振り返る。

6/2 6:45

2013/06/02 06:45 眼下に　石転び沢を眺める。

6/2 6:48

2013/06/02 06:48　梅花皮小屋への下りで、小屋からの方とすれ違う。　左に落ちると石転び沢にそのまま落ちる。

6/2 6:50

2013/06/02 06:50　北股岳を仰ぐが、雪渓は短く終わる。

6/2 6:58

2013/06/02 06:58　何とも立派な梅花皮小屋。　此処は　水場も近い。

6/2 7:04

2013/06/02 07:04　梅花皮小屋　内部。　綺麗だ。　トイレも中にある。

6/2 7:27

2013/06/02 07:2　人の居ない梅花皮小屋から、梅花皮岳を望む。
朝の清々しい太陽が眩しい。

6/2 7:27

2013/06/02 07:27　梅花皮小屋からの大日岳の眺め。

6/2 7:30

2013/06/02 07:30　愈々　石転び沢を下り始める。　傾斜は急であるばかりか、雪がダンゴになり、ヤバイ状況。

6/2 7:31

2013/06/02 07:31　北股岳を望むが、あの雪庇が崩壊すると不味いので、左岸を行くことにする。

6/2 7:49

2013/06/02 07:49　早朝の石転び沢を登る登山者を望む。可なり速いと思われる？？

6/2 7:49

2013/06/02 07:49 　下方にも人が見える。　多分スキーヤーだとお思われる。

6/2 7:57

2013/06/02 07:57　下山はあっという間、未だ降り初めて30分。　既に3名が登って行った。

6/2 8:38

2013/06/02 08:38 　昨日登った門内沢と、石転び沢の分岐点、梅花皮小屋から1時間10分で到着した。

6/2 8:47

2013/06/02 08:47 　続々とスキーヤーが登っていく。

6/2 8:48

2013/06/02 08:48　分岐の少し下で不思議な物を発見した。　登山靴だ＿＿＿＿。

6/2 8:49

2013/06/02 08:49　更に下流に今度はテントを発見した。　石転び沢の雪渓の上にテントは有り得ない事。

6/2 8:58

2013/06/02 08:58　そろそろ雪渓の登り口。

6/2 9:08

2013/06/02 09:08 　此処が　雪渓からの登り口と言うか、降り口。梅花皮小屋から此処まで、1.5時間を要した。

6/2 10:28

2013/06/02 10:28　堰堤下で汚れものを洗い、暫く休んで出発する。

6/2 10:34

2013/06/02 10:34　一般車通行禁止区域に軽トラと自転車。　羨ましい。

6/2 10:58

2013/06/02 10:58　梶川尾根の登り口。

6/2 11:06

2013/06/02 11:06 　到着した。　雪渓の降り口から二時間を要した。

6/2 12:40

2013/06/02 12:40　梅花皮荘からの飯豊連峰。

撮影機器：

NIKON D90 NIKON CORPORATION

感想

s-mochi

門内沢を登り、石転び沢を下降したが、正直なところ、まず、雪渓に降りたっ頃には、身軽な5名程のパーティが居たが、歩行が速く、またたく間に引き離され、門内沢との分岐では左に入って行った。之を見てもあれが石転び沢とは思っておらず、別の先行の2名が右側に行ったため、躊躇なく右に、即ち門内沢に入った。　可笑しいと思い始めたのは、まず、後ろから来ていた3人目のスキーヤーが途中で下っていった事。　後続に多くの人が居たが、数名のスキーヤーの姿のみで後が来ない事、稜線の右に北俣岳があるはずが、無い、等々で、間違えたと気づくが既に金成上まで来ており、下るには遅すぎ、そのまま登ることにした。

石転び沢を下りたことで、門内沢との比較ができるが、落石、雪渓の崩壊等は同等。　傾斜は稜線に上がる処、その前では門内沢の方が若干　急に感じられた。
石転び沢は下部から上部まで一直線で、全体が見渡せるが、門内沢は少々　蛇行しており、最後の最後まで門内小屋は見えなかった。

門内小屋への宿泊客は3パーティ4名だった。　1パーティは石転び沢を登ったとのこと、単独の方は、梅花皮荘から稜線沿いに登ったとのこと。　下降は　梶川尾根だそうだ。

石転び沢の下降は、梅花皮小屋の直下は35度位だろうか、門内沢よりやや、緩傾斜だが、気温が高いせいか、アイゼンに雪が付き、スリップしそうだが、下るにつれて雪が締まり快適に、傾斜が緩んだ辺りでアイゼンを外し滑りながら降りて行く。
設定の降り口までは、1.5Hで到着した。

スキーヤーと登山者の割合は8：2位だろうか。　殆どの方がスキーで登って行く。

下降の途中で見つけた登山靴とテント、あれは何だろう？　不思議なものを見たような気がする。