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Yamareco

記録ID: 3066371
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

小丸尾根−鍋割山−寄沢

2021年04月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:38
距離
18.3km
登り
1,337m
下り
1,326m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:25
休憩
1:12
合計
6:37
8:24
55
9:19
9:19
4
9:23
9:25
47
10:12
10:12
52
小丸まで1000m標識
11:04
11:08
6
11:14
11:46
2
11:48
11:52
14
12:06
12:08
4
12:12
12:12
9
12:21
12:21
5
12:26
12:26
14
12:40
12:40
19
12:59
12:59
5
13:04
13:14
20
13:34
13:38
3
13:41
13:49
28
14:31
14:31
25
14:56
14:57
4
15:01
AKU
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
□往路:渋沢駅から大倉バス停
□復路:寄バス停から新松田駅
コース状況/
危険箇所等
・小丸尾根の整備状況は良好です。「小丸まで2000m」の標識の所から続く伐採地跡のブル道が終わると、作業道的なジグザグ道が延々と続きます。鍋割尾根合流点の展望は相変わらず最高です。
・寄沢ルートは例によって崩落で少し前と様相が変わっていましたが、道標がしっかりしているので(これを抜いた悪質な犯行があったようです)道迷いの危険は減りました。流量の割には渡渉も楽でした。
その他周辺情報 ・標高1000m内外でピンクのミツバツツジ、その上でマメザクラが見ごろでした。
青空、新緑、桜。最高のハイキング日和です
2021年04月10日 08:30撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
4/10 8:30
青空、新緑、桜。最高のハイキング日和です
長い林道歩きもこの尾関氏像が見えればあと少し
2021年04月10日 09:19撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 9:19
長い林道歩きもこの尾関氏像が見えればあと少し
二俣。坂を登って右に曲がると小丸尾根分岐
2021年04月10日 09:22撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 9:22
二俣。坂を登って右に曲がると小丸尾根分岐
このすぐ先で伐採地跡のブル道になる
2021年04月10日 09:41撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 9:41
このすぐ先で伐採地跡のブル道になる
ブル道が尽き、作業道風のつづら折れに(杉林のトラバース中)
2021年04月10日 09:57撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 9:57
ブル道が尽き、作業道風のつづら折れに(杉林のトラバース中)
やっとジグザグ道が終わって廃道(黄テープ)に合流、右へ
2021年04月10日 10:06撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 10:06
やっとジグザグ道が終わって廃道(黄テープ)に合流、右へ
ここで標高約900m。馬酔木が巨大化している
2021年04月10日 10:12撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 10:12
ここで標高約900m。馬酔木が巨大化している
見ごろのミツバツツジ
2021年04月10日 10:22撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 10:22
見ごろのミツバツツジ
足元にはスミレがたくさん
2021年04月10日 10:43撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 10:43
足元にはスミレがたくさん
標高1250m辺りで視界が開けた。富士山viewもぎりぎり合格点?
2021年04月10日 10:53撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 10:53
標高1250m辺りで視界が開けた。富士山viewもぎりぎり合格点?
稜線の小丸尾根分岐から富士山頂をアップで
2021年04月10日 11:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 11:04
稜線の小丸尾根分岐から富士山頂をアップで
左遠くは箱根、中央は愛鷹山
2021年04月10日 11:05撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 11:05
左遠くは箱根、中央は愛鷹山
振り向けば平ら頭の三ノ塔と大山。左端に大倉尾根の花立山荘
2021年04月10日 11:06撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 11:06
振り向けば平ら頭の三ノ塔と大山。左端に大倉尾根の花立山荘
足下では第2東名の工事が進捗中
2021年04月10日 11:07撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 11:07
足下では第2東名の工事が進捗中
鍋割山荘(右の山頂)と富士山
2021年04月10日 11:52撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 11:52
鍋割山荘(右の山頂)と富士山
今日もにぎわう鍋割山頂を振り返り
2021年04月10日 12:08撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 12:08
今日もにぎわう鍋割山頂を振り返り
前方には檜洞丸(右端)とピラミダルな同角ノ頭
2021年04月10日 12:11撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 12:11
前方には檜洞丸(右端)とピラミダルな同角ノ頭
右端の盟主蛭ヶ岳から檜洞丸に至る主稜線(左端は同角)
2021年04月10日 12:18撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 12:18
右端の盟主蛭ヶ岳から檜洞丸に至る主稜線(左端は同角)
マメザクラも咲いていた
2021年04月10日 12:26撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 12:26
マメザクラも咲いていた
春の日差しにキラキラ
2021年04月10日 12:26撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 12:26
春の日差しにキラキラ
茅ノ木棚沢ノ頭前後の険しい鎖場が核心部(道標はヤマレコ地図より東の鞍部側に)
2021年04月10日 12:36撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 12:36
茅ノ木棚沢ノ頭前後の険しい鎖場が核心部(道標はヤマレコ地図より東の鞍部側に)
ミツバツツジをアップで
2021年04月10日 12:45撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 12:45
ミツバツツジをアップで
長い鎖場(登りです)。足場が砂利状で踏ん張りにくい
2021年04月10日 12:50撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 12:50
長い鎖場(登りです)。足場が砂利状で踏ん張りにくい
見上げればマメザクラ
2021年04月10日 12:52撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 12:52
見上げればマメザクラ
ここから100m下ると
2021年04月10日 13:00撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 13:00
ここから100m下ると
雨山峠(雨山側の富士ビュー地点より。富士山は雲の中)
2021年04月10日 13:06撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 13:06
雨山峠(雨山側の富士ビュー地点より。富士山は雲の中)
空中標識
2021年04月10日 13:16撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 13:16
空中標識
ナメの水の上を歩く(振り返って)
2021年04月10日 13:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 13:17
ナメの水の上を歩く(振り返って)
尾根を越えて隣の沢へ階段で下る
2021年04月10日 13:23撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 13:23
尾根を越えて隣の沢へ階段で下る
「沢沿いの登山道」を抜けてコシバ沢へ下る
2021年04月10日 13:31撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 13:31
「沢沿いの登山道」を抜けてコシバ沢へ下る
ミツバツツジの群生が見えた
2021年04月10日 13:46撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 13:46
ミツバツツジの群生が見えた
寄沢(下流側から)5番目の渡渉点。ガレの量が増えた
2021年04月10日 13:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 13:48
寄沢(下流側から)5番目の渡渉点。ガレの量が増えた
同じく4番目の渡渉
2021年04月10日 13:59撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 13:59
同じく4番目の渡渉
流路が森の中に変わった3番目の渡渉
2021年04月10日 14:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 14:04
流路が森の中に変わった3番目の渡渉
対岸の崖崩れは広がるばかり
2021年04月10日 14:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 14:04
対岸の崖崩れは広がるばかり
2番目の渡渉地点
2021年04月10日 14:09撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 14:09
2番目の渡渉地点
登山口の林道に無事到着
2021年04月10日 14:18撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/10 14:18
登山口の林道に無事到着
寄バス停へ長い車道歩き。道端にヤマブキが咲いていた
2021年04月10日 14:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/10 14:47
寄バス停へ長い車道歩き。道端にヤマブキが咲いていた

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 1/25000地形図 ガイド地図 コンパス 筆記具 保険証 飲料 ティッシュ バンドエイド タオル 携帯電話 計画書 雨具 防寒着 ストック 水筒 時計 非常食 緊急保温シート 着替え ツェルト ファーストエイドキット 医薬品 カメラ GPS

感想

 渋沢駅で駆け込んだ8時8分のバスは立ち客でほぼ満員だった。「まん防」適用前にという駆け込みかもしれないが、当方のように久々の週末の好天に誘われた人が多いかもしれない。
 大倉から西山林道方面に向かったのは乗客の1割くらいか。畑地越しに臨む里山が若葉色に染まり、八重桜らしい花といいコントラストをなしている。寒の戻りでひんやりする空気がかえって気持ちいい。トレイルランナーは先に通しつつも、ダイエットのつもりで長い林道歩きを調子よく飛ばしたら少し疲れてしまった。最近まともな山に登っていないから脚力が落ちたかもしれない。
 やっと尾関氏像が見えて間もなく二俣。休憩するハイカーを横目に通過し、すぐ先の分岐を右へ入る。大倉から分岐までちょうど1時間、ぱったりと人影が失せた。暑くなったので羽織っていたレインウエアを脱ぎ、登山シャツ1枚で急登に挑む。分岐から20分ほどで「小丸まで2000m」の標識に着いた。
 この標識のすぐ上からいったん伐採地跡のブルドーザー道になる。指導標に従って745mピークを越し、「1500m」の標識を横目にブル道終点からジグザグに登って、杉林のトラバースに入った。道幅は狭いが傾斜は比較的緩く、一見作業道のような道は再度ジグザグを切り出す。自然林になっても延々と続いた九十九折りの終わる所が、尾根通しだった旧登山道との合流点だ。
 少し先で女性が休憩していた。そばに「1000m」の標識が見え、標高は900m余。ミツバツツジのピンクの花がちらほら見える。東側が植林帯で踏み跡が縦横に分かれる尾根を詰め、明るい自然林に戻れば稜線合流のピークは近い。岩も見え隠れする急坂を踏みしめていくと、稜線まで標高差100mというあたりで西側の視界が開けた。
 それまでも樹間にチラチラ見えていた富士山が全身をのぞかせている。ただし、”胴体”部分には白い雲をまとっているが・・・。あと少しだと思うと気はせくが、計画より30分ほど早いペースで来てしまったようで脚がいささか重い。小丸尾根分岐の展望地までは抑え気味に足を運んだ。
 東は大山、表尾根、西は富士山、箱根の大展望を堪能しつつ一休み。南の相模湾だけ水蒸気が多いのか霞み気味なのが惜しい。鍋割山稜の登山道に入る所で会った女性に「景色いいですよ」と声を掛け、「見てみよう」と入って行くのを見届けて西へ。ほどなく小丸の西側のベンチが空いていたので、ここで昼食とした。
 天気はいいが空気は結構冷たいので、食事中はダウンを着込んだ。歩くと暑くなるので、出発時には上をレインウェアに交換。一投足の鍋割山頂は相変わらずの賑わいで、1500円の鍋焼きうどんにも行列ができていた。当方は証拠の写真を1枚撮っただけで出発する。
 鍋割峠へ向かう急坂で年配の女性3人が難儀していた。この先はもっと険しいので「どちらまで?」と尋ねると、当方と同じく雨山峠から寄へとのこと。登りもこのルートで来たとのことで、それならあまり心配することはないだろう。渡渉する寄沢の水量が「大したことない」という情報をありがたく頂戴し、先行した。
 鍋割峠からしばらく行くと、この区間随一の難所である長大な鎖場の下りに至る。この峠を境に土質が石英閃緑岩の砕けた砂利状になるので足が踏ん張りにくい。仕方なく時には鎖にすがりながらずり下がることになる。下り切ったらまたすぐ鎖場で登り返し、痩せ尾根を慎重に通過して一息つくのが茅ノ木棚沢ノ頭。いったん下り、もう一度長い鎖場で登った尾根から道標に従って急降下すれば雨山峠に到着だ。
 先行者2人に挨拶してベンチで一休み。雨山側に10mほど行くと富士山が見えるので期待したが、すでに全身が雲の中だった。風が通り抜けて少々寒い。鎖場の難所の前で脱いでいたレインウェアを再び着込んで出発した。
 このコースは何度も歩いたが、下りで利用したことはなかったように思う(記憶違いで2013年4月に歩いていた)。おなじみ空中標識を過ぎ、きれいなナメで学生らしい団体とすれ違った。ほどなく左へ尾根を跨いで隣のガレた沢へ移る。崩れやすい沢で、去年の8月に登りで通った記憶と比べても様相が異なる部分があるようだ。
 男性2人を抜いたら、沢を跨ぐワイヤに吊られた別の空中標識が見えた。ここで沢床を脱して左の山腹へ登る。いつもは後方の視界外になるので、すっかり存在を忘れていた。山腹の道は土質的に崩れやすく、踏み跡が細くなる所もあって鎖が渡してある。慎重に通過し、登り向けの「これより沢沿いの登山道」の注意看板を見れば一安心だ。杉林を下ってコシバ沢に着くと、男性一人が休んでいた。
 再び暑くなって登山シャツ一枚になり、釜場ノ平から一息で寄沢に着いた。いつも登りで通るので、勝手にここを「第5渡渉地点」と呼んでいる。登山口から数えて5度目の渡渉ポイントということだが、水量はわずかなので問題はない。ただ、ガレの量が一段と増した印象を受けた。
 鹿柵に沿って左岸を下って第4渡渉点を難なく通過し、対岸の左岸が激しく崩れつつある第3渡渉点へ。少し前までガレた広い河原を通っていた本流は、右岸寄りの森の中に移動した。第2渡渉点も流量の割には渡りやすい状況で助かった。
 最下流の第1渡渉点は当方の場合、本来の登山道より下流の県民の森コースを常用している。なるべく楽なポイントを探して飛び石で渡り、計画より30分早く登山口の林道終点に到着した。
 予定のバスまで1時間半近くある。距離は3キロ余のはずだから余裕十分だ。水害で削られた林道がきれいに復旧されていることに感謝しながら、ゆるゆると寄バス停を目指した。

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