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Yamareco

記録ID: 307954
全員に公開
ハイキング
奥秩父

小楢山【窪平BS→小楢山→乙女高原→塩平BS】

2013年06月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:21
距離
20.4km
登り
1,629m
下り
1,050m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:21
休憩
1:01
合計
7:22
距離 20.4km 登り 1,629m 下り 1,055m
9:00
67
スタート地点
11:03
11:13
59
12:12
12:18
1
12:19
12
12:31
12:46
13
12:59
12
13:11
13:38
9
13:47
8
13:55
13:56
34
14:30
28
16:22
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■写真1 - 窪平BS
降りるのは初めてです。
東側と南側の道路向かいにタクシーの営業所があります。
2013年06月09日 08:50撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 8:50
■写真1 - 窪平BS
降りるのは初めてです。
東側と南側の道路向かいにタクシーの営業所があります。
■写真2
ちょっと道に迷って、何とか軌道修正した道から見えた富士山。
今日は最初で最後になってしまいました。
2013年06月09日 09:54撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 9:54
■写真2
ちょっと道に迷って、何とか軌道修正した道から見えた富士山。
今日は最初で最後になってしまいました。
■写真3
飛行機雲、乱立しすぎじゃない?
2013年06月09日 09:57撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 9:57
■写真3
飛行機雲、乱立しすぎじゃない?
■写真4 - オーチャードビレッジ・フフ
登山口と駐車場は、更に奥にあります。
ここまで扇状地なだけに、かなり急勾配の道を歩かされます。
2013年06月09日 10:01撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 10:01
■写真4 - オーチャードビレッジ・フフ
登山口と駐車場は、更に奥にあります。
ここまで扇状地なだけに、かなり急勾配の道を歩かされます。
■写真5
父恋し道の登山口です。
綺麗な一筆書きの行程を作るなら、ここから登らないとダメなんですけど、基本的にバリ道は好きでないのでパスします。
2013年06月09日 10:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 10:58
■写真5
父恋し道の登山口です。
綺麗な一筆書きの行程を作るなら、ここから登らないとダメなんですけど、基本的にバリ道は好きでないのでパスします。
■写真6
母恋し道の登山道・・・の、ちょっと手前です。
日除けがないけどベンチに腰掛けて小休止です。ここまで延々と舗装路歩きで変に疲れてしまいました。
2013年06月09日 11:11撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 11:11
■写真6
母恋し道の登山道・・・の、ちょっと手前です。
日除けがないけどベンチに腰掛けて小休止です。ここまで延々と舗装路歩きで変に疲れてしまいました。
■写真7
母恋し道は急勾配こそ無いものの、前半はガレた枯れ沢で、ややスパルタママの様相。
2013年06月09日 11:51撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 11:51
■写真7
母恋し道は急勾配こそ無いものの、前半はガレた枯れ沢で、ややスパルタママの様相。
■写真8
腕時計が落ちていたので、木の枝に引っ掛けておきました。
周囲に雨風を凌げるような場所がなかったので、心当たりがある方は早めに回収してください。
2013年06月09日 12:13撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 12:13
■写真8
腕時計が落ちていたので、木の枝に引っ掛けておきました。
周囲に雨風を凌げるような場所がなかったので、心当たりがある方は早めに回収してください。
■写真9 - 小楢峠
すぐ近くから小楢山への道が伸びていますが、幕岩に寄るため一旦、逆方向に歩きます。
2013年06月09日 12:16撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 12:16
■写真9 - 小楢峠
すぐ近くから小楢山への道が伸びていますが、幕岩に寄るため一旦、逆方向に歩きます。
■写真10
稜線ではレンゲツツジが咲いていました。
が、もう見頃は終わってしまいそうです。
2013年06月09日 12:21撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 12:21
■写真10
稜線ではレンゲツツジが咲いていました。
が、もう見頃は終わってしまいそうです。
■写真11 - 幕岩
麓にザックをデポして、身軽な状態で登ります。
カメラを忘れてしまうと悲惨なので注意です。
2013年06月09日 12:33撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 12:33
■写真11 - 幕岩
麓にザックをデポして、身軽な状態で登ります。
カメラを忘れてしまうと悲惨なので注意です。
■写真12 - 幕岩
下部の岩の割れ目から登ってきました。
まだ先に行けるようなので、折角なので頂点を目指します。
2013年06月09日 12:36撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 12:36
■写真12 - 幕岩
下部の岩の割れ目から登ってきました。
まだ先に行けるようなので、折角なので頂点を目指します。
■写真13 - 幕岩
北側、小楢山方面を望みます。
視界を遮るものがなく、金峰山方面まではっきり見渡せます。
2013年06月09日 12:37撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 12:37
■写真13 - 幕岩
北側、小楢山方面を望みます。
視界を遮るものがなく、金峰山方面まではっきり見渡せます。
■写真14 - 幕岩
西側、水ヶ森方面を望みます。
晩秋から春先にかけては、きっと南アルプスまで一望できるのでしょう。
2013年06月09日 12:38撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 12:38
■写真14 - 幕岩
西側、水ヶ森方面を望みます。
晩秋から春先にかけては、きっと南アルプスまで一望できるのでしょう。
■写真15 - 幕岩
南側、大沢ノ頭方面を望みます。
好天なら大沢ノ頭のすぐ左に富士山が顔を出します。
2013年06月09日 12:39撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 12:39
■写真15 - 幕岩
南側、大沢ノ頭方面を望みます。
好天なら大沢ノ頭のすぐ左に富士山が顔を出します。
■写真16 - 小楢山
いつ倒壊しても不思議でない東屋が見えたら山頂です。
山頂は広いので、多少は賑わってもランチする場所には困りません。
2013年06月09日 13:10撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 13:10
■写真16 - 小楢山
いつ倒壊しても不思議でない東屋が見えたら山頂です。
山頂は広いので、多少は賑わってもランチする場所には困りません。
■写真17 - 小楢山
展望は南側に開けていますが、幕岩からの展望と変わり映えがないので新鮮味に欠けます。
2013年06月09日 13:26撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 13:26
■写真17 - 小楢山
展望は南側に開けていますが、幕岩からの展望と変わり映えがないので新鮮味に欠けます。
■写真18 - 小楢山
山頂のすぐ北側はレンゲツツジが最盛期を迎えています。
中でも見事な花を咲かせていた一株が、ひときわ目を引きました。
2013年06月09日 13:32撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 13:32
■写真18 - 小楢山
山頂のすぐ北側はレンゲツツジが最盛期を迎えています。
中でも見事な花を咲かせていた一株が、ひときわ目を引きました。
■写真19 - 小楢山
ズミ?
ツツジの時期に合わせて見頃を迎えるので山頂は紅白に彩られます。
2013年06月09日 13:41撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 13:41
■写真19 - 小楢山
ズミ?
ツツジの時期に合わせて見頃を迎えるので山頂は紅白に彩られます。
■写真20 - 一杯水
今日は打ち止めらしいです。
出ていても、ちょっと飲む気分になれないかなぁ・・・。
2013年06月09日 13:46撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 13:46
■写真20 - 一杯水
今日は打ち止めらしいです。
出ていても、ちょっと飲む気分になれないかなぁ・・・。
■写真21
防火帯の中を標高を落としながら焼山峠を目指します。
旧道は歩いていませんが、新道より楽だと思います。普通は逆ですけどね。
2013年06月09日 13:56撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 13:56
■写真21
防火帯の中を標高を落としながら焼山峠を目指します。
旧道は歩いていませんが、新道より楽だと思います。普通は逆ですけどね。
■写真22
見渡す限りのシダ植物!
小楢山から乙女高原まで、ツツジとシダが交互に現れる、とても面白い植生分布です。
2013年06月09日 14:04撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 14:04
■写真22
見渡す限りのシダ植物!
小楢山から乙女高原まで、ツツジとシダが交互に現れる、とても面白い植生分布です。
■写真23
あまり解放感は無いものの、ずっと続いてくれるので気分はいいです。
小さく登り返しを挟みながら、下り基調で焼山峠を目指します。
2013年06月09日 14:10撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 14:10
■写真23
あまり解放感は無いものの、ずっと続いてくれるので気分はいいです。
小さく登り返しを挟みながら、下り基調で焼山峠を目指します。
■写真24 - 焼山峠
子授地蔵って単体じゃなかったんだ・・・すぐ先が焼山峠で、駐車場とトイレ、あと未確認ですが休憩舎があるようです。
2013年06月09日 14:29撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 14:29
■写真24 - 焼山峠
子授地蔵って単体じゃなかったんだ・・・すぐ先が焼山峠で、駐車場とトイレ、あと未確認ですが休憩舎があるようです。
■写真25
焼山峠から乙女高原までは車道歩きです。
暫くは道の両側をツツジが彩っていて飽きません。
2013年06月09日 14:33撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真25
焼山峠から乙女高原までは車道歩きです。
暫くは道の両側をツツジが彩っていて飽きません。
■写真26 - 乙女高原
元々はスキー場のゲレンデなので、確かに高原と呼ぶに相応しい解放感はあります。
散策路の足元には藁が敷き詰められていて、意外と滑るので注意です。
2013年06月09日 14:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 14:58
■写真26 - 乙女高原
元々はスキー場のゲレンデなので、確かに高原と呼ぶに相応しい解放感はあります。
散策路の足元には藁が敷き詰められていて、意外と滑るので注意です。
■写真27 - 乙女高原
どうせならブナじいさんまで寄りたかったけど、下山しなければならない時間だったので諦めます。
2013年06月09日 14:59撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真27 - 乙女高原
どうせならブナじいさんまで寄りたかったけど、下山しなければならない時間だったので諦めます。
■写真28 - 乙女高原
お花畑なので蜂やら虫やらワラワラ飛んでいます。
不用意に刺激しないようにしましょう。
2013年06月09日 15:04撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 15:04
■写真28 - 乙女高原
お花畑なので蜂やら虫やらワラワラ飛んでいます。
不用意に刺激しないようにしましょう。
■写真29 - 乙女高原
この山域は咲くのが少し遅い?
まだ今から咲くような株もたくさんありました。
2013年06月09日 15:07撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真29 - 乙女高原
この山域は咲くのが少し遅い?
まだ今から咲くような株もたくさんありました。
■写真30
稜線を外れて沢筋に降り立ったところ。
踏み跡?何それ食えるの?状態です。
初見で下りは失敗ですね。登りだったら迷わないと思います。
2013年06月09日 15:25撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 15:25
■写真30
稜線を外れて沢筋に降り立ったところ。
踏み跡?何それ食えるの?状態です。
初見で下りは失敗ですね。登りだったら迷わないと思います。
■写真31
稜線まで引き返して、赤実線を信じて踏み跡もない山中を徘徊します。
途中の2、3個所くらいに赤テープが巻いてありましたが、方角読みかGPSは必須だと思います。
2013年06月09日 15:50撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 15:50
■写真31
稜線まで引き返して、赤実線を信じて踏み跡もない山中を徘徊します。
途中の2、3個所くらいに赤テープが巻いてありましたが、方角読みかGPSは必須だと思います。
■写真32
沢筋からの道と交差する峠に降り立ちました。
あのまま登り返さずに下り続けたら、右側からベンチを目指して登ってくることになると思います。
地図上では下山ポイントではありませんが、踏み跡の濃さを信じて左折してみます。
2013年06月09日 15:52撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 15:52
■写真32
沢筋からの道と交差する峠に降り立ちました。
あのまま登り返さずに下り続けたら、右側からベンチを目指して登ってくることになると思います。
地図上では下山ポイントではありませんが、踏み跡の濃さを信じて左折してみます。
■写真33
読みが当たって舗装路に出ました。少し下って振り返って撮影したものです。
写真左の案内板の方から下りてきました。
登りで使う場合は目印の参考にしてください。
2013年06月09日 15:57撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 15:57
■写真33
読みが当たって舗装路に出ました。少し下って振り返って撮影したものです。
写真左の案内板の方から下りてきました。
登りで使う場合は目印の参考にしてください。
■写真34
・・・アヤメ!
鹿などに食べられてしまうので貴重になってしまった花です。
道路わきに一輪だけ咲いていたのを偶然見つけました。
2013年06月09日 16:13撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/9 16:13
■写真34
・・・アヤメ!
鹿などに食べられてしまうので貴重になってしまった花です。
道路わきに一輪だけ咲いていたのを偶然見つけました。
■写真35 - 塩平BS
何とか予定時刻通りに下山して、終バスに間に合いました。
もし、ここからの終バスに間に合わなくても、洞雲寺を17:45発の終バスがあるので、諦めるには早いです。
2013年06月09日 16:20撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/9 16:20
■写真35 - 塩平BS
何とか予定時刻通りに下山して、終バスに間に合いました。
もし、ここからの終バスに間に合わなくても、洞雲寺を17:45発の終バスがあるので、諦めるには早いです。

感想

公共の交通機関が通っていない山域を無理矢理にでも歩く・・・ふと、そんな事をしたくなる時があります。
その結果、行程の半分近くが舗装路歩きになってしまったので、山行と言えるか正直ちょっと微妙なところです。

■窪平BS→小楢山
西沢渓谷行きの始発バス待ちで混み合う塩山駅から、颯爽と山梨市営バスに乗り込みます。
欲を言えば倉科公民館BSまで行けるバスが良いのですが、そう上手く行かず。

窪平BSの近くにはタクシーの営業所が2社あるので、ここからタクシーでフフまでワープすれば、徒歩より1時間くらい早いですし、駅からタクシーを使うより節約できます。
ただ、空車が居てくれる保証はないので、予め電話予約で確保しておくと賢いですね。

塩山駅のトイレは狭く大混雑しますので、バスの発車時刻までに間に合わないかも知れません。
窪平BSにはトイレがあるので、ここで済ませておくと良いと思います。
それか電車で済ませておくか・・・ですね。

JA中牧西BSからフフまで歩くのであれば、1/25,000地図かGPSがあると良いと思います。
と言うのも、この辺一帯はブドウの生産が盛んで、畑への細く入り組んだ道だらけで山と高原地図だけだと集落で遭難するかも知れません。

つーか、迷いました・・・。

フフの登山者用駐車場にも公衆トイレがありましたが、虫の巣窟なので使うには度胸が試されます。
俺は無理でした。ドアを開けて、惨劇を確認して、そっと閉じました。

害獣除けのドアを通っても、父恋し・母恋し道の登山口まで急峻な舗装路が続いて閉口します。
窪平BSからアプローチで2時間、標高差800mの舗装路じゃあ、公共交通レコが少ない訳です。

父恋し道は破線路ながら踏み跡は濃そうです。
登りで使うならバリ道でも良いと思います。

母恋し道は中盤までガレた枯れ沢を詰めて行くので歩きにくいです。
沢から離れると丁寧な九十九折をなぞって、小楢峠に合流します。

小楢峠から小楢山へと登っても良いのですが、展望が評判の幕岩に寄り道してみます。
幕岩は一旦トラバースして、大沢ノ頭への登り返しが始まるタイミングで鎖場が現れます。

傾斜は割とありますが、ホールドは潤沢にあるのて登りも下りも鎖に頼らなくてもクリアできます。
混雑時は後続のプレッシャーに負けないよう、慎重に攻略したいところ。

小楢山の山頂は広く、丸太のベンチが複数あります。
鉄製の東屋っぽい建造物もありますが、朽ちかけているので使う気にはなれません。

■小楢山→塩平BS
小楢山の北側はレンゲツツジの群生地帯で、今がピークらしく所々で咲き誇っていました。
同じく見頃を迎えたズミの白い花と相まって、紅白に咲き乱れるさまは良い意味で期待を裏切ってくれました。

一杯水は錫杖ヶ原の分岐から小楢山方面に少しだけ登ったところにあります。
が、水は出ていませんでした。名前の通り細い水脈のようです。

焼山峠までは、やや狭いながら防火帯歩きが楽しめます。
途中で旧道との分岐がありますが、旧道は名無しピークを巻くようです。

焼山峠には公衆トイレがあります。ここのは覗きませんでした。
休憩舎もあるようですが、道路からは見えませんでした。

乙女高原へは車道を歩きますので、車に注意です。
序盤はツツジが咲き乱れて綺麗ですが、ものの10分で植生ゾーンが終わってしまいます。

車道の東側は湿地帯で遊歩道も設置されているらしいです。
が、イマイチ食指が動かずスルーします。どうせシダ植物が自生しているだけでしょ?

乙女高原グリーンロッジまで来て初めて、自然観察路が何種類もあることを知ります。
ちょっと事前調査が不足していました。ヨモギ頭まで行けるとは知りませんでした。
踏んでおきたかったのですが、時間が無いのでツツジだけ愛でて下山します。

塩平BSへの下山路は、赤実線とは思えないほど踏み跡が薄いので要注意です。
薄いだけならまだしも、地図と実情が乖離しているのが一番困りました。

地図では尾根伝いを忠実に踏む線が引かれていますが、実際は尾根筋の道には途中で通せんぼ枝が敷かれていて、沢筋へ誘導されています。
でも沢と言っても枯れ沢でガレていて、やがて踏み跡が不明瞭になり本当にこの道で良いのか不安になり、決断を迫られました。

地図からは外れていても古いベンチが設置されているので、このまま突き進んでも下山可能なのは何となく分かりますが、もし下流で砂防ダムにブチ当たって進退窮まるのが怖くて登り返します。
最も安全なのは、乙女高原まで登り返して自力なりタクシーなりで帰ることでしょうけど、何故か魔が差して尾根ルートで下山を敢行します。

尾根筋の踏み跡は、たまーに薄く確認できる程度で基本は道なき道です。バリ道どころではありません。ケモノ道以下です。
もし廃路だったとしたら、緩いアップダウンの尾根筋なので崩落さえしていなければ危険は無いと判断しました。

てか、ごく稀に色褪せていない赤テープに会う度に、どれだけ勇気付けられたか。
目的は分かりませんが、こんな廃道でも利用する人は居るんですね。

やがて、思惑通りに沢筋からの道が尾根筋に合流してきますが、舗装路を目指して東に方向転換するには少し早いような・・・。
地図は相変わらず実情に反して道なき尾根を南に突き進もうとしています。

取り敢えず、これだけ明瞭な道と合流したのであれば、道なりに行くのも不安は無いので実情を信じて下山することにします。

結局、地図にない位置の登山口に辿り着いて舗装路を下りますが、地図が示す登山口は現れませんでした。
あのまま地図を信じて道なき尾根道を突き進んでいたら、どうなっていたかと思うと背筋が寒くなります。

塩平BSの近辺は商店もトイレもありません。辛うじて缶ジュースの自販機があります。

山梨市営バスはマイクロで補助イスがあるので、混雑時に立ち乗りできるスペースがありません。
結果、混雑時は乗車拒否されることもありますので、シーズン中は注意が必要です。

ただ、運転手の気分で乗せたり乗せなかったりすることもあるので、もはや運次第といったところ。
立ち乗り1人の状態から1人の乗車を断ったと思えば、立ち乗り0人の状態から2人の乗車を受け入れたりしました。

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コメント

SuSEさん、こんばんは^^
今回は久々に結構遠くまで行かれましたね

さぞ楽しめたかと読み進めると、何だか背筋が凍るような内容で…
私はまだ道迷いという道迷いを経験したことがないので分かりませんが、
その時のリアルな状況や心境を今度機会があったら是非聞かせて下さい!
と、近々機会があるようなないような意味深な問いかけ

今週末の天気が気になる今日この頃…
夏日の小楢山、お疲れさまでした
2013/6/10 19:49
こんばんは、こんばんは^^
コメント早いっすね

最近、山梨エリアはご無沙汰でしたからねぇ。
ヤマレコに載せる前は散々行っていたので、ちょっと食傷気味なのもあります^^;

結果オーライ的な意味では、充分に楽しめましたよ
山梨の低山の登山道は必要最低限の整備なので、常にリスクを背負いながら歩いている緊張感が新鮮です。

過去に遭難しかけた事は何度かありますけど、よくよく思い出したら全て山梨の低山だったような気が(笑)

こんな経験談でも登山の肴に披露する時があるような無いような。
それは今週に通過する台風3号さんの気分次第といったところでしょうか
取り敢えず行程表だけ作って しますね。
2013/6/10 21:30
ぎゃははは・・・
コメント早いっすか?
ロックオンしてますから

台風3号さん、気になりますねぇ…
今週は天気図と睨めっこな日が続きそうですeye

行程表、了解っす!
ガントチャートで来たらウケるかも
2013/6/10 23:52
もはや標的ですね^^;
それは行程表でなくて工程hy・・・いや、何でもないです。

でも、これだけの長文を読んだ上でコメント貰えるのは嬉しいですね。
だって、本人ですら読み返す気が失せるくらい長いのに

晴れることは無いと思いますが、せめて降らないことを願いまっしょ
2013/6/11 1:03
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