北八ヶ岳 麦草峠から天狗往復

2013年06月08日(土) [日帰り]

• GPS: 08:55
• 距離: 14.7km
• 登り: 927m
• 下り: 924m

コースタイム

麦草ヒュッテ9:00-9:26白駒池9:30-9:55高見石小屋10:15-11:11中山展望台11:30-11:54中山峠-12:43東天狗岳12:53-13:06西天狗岳13:55-14:30天狗の奥庭-15:00黒百合ヒュッテ15:20-16:15ニュウ16:25-17:15白駒池17:30-17:55麦草ヒュッテ
（歩行時間：6時間28分）

天候

曇り時々晴れ（一瞬雨も）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

麦草ヒュッテ近くの無料駐車場を利用（トイレ完備）
※白駒池近くにも駐車場があります

コース状況／危険箇所等

●麦草ヒュッテ〜白駒池
整備された木道や苔むした樹林帯の気持ちよい散策ルート。

●白駒池〜高見石
ルートの半分弱には残雪がありましたが、危険はありません。高見石小屋のすぐ裏に展望の良い岩場（高見石）があり、北八のおおらかな樹林と白駒池の眺めを楽しめます。

●高見石〜中山展望台
樹林帯のコースで残雪がタップリ残っていますが、アイゼンを付けるほどではありません。今回のルートで一番標高差を登る前半戦の踏ん張りどころです。
急登を終えて、しばらくで西面の展望が開けた中山展望台に到着します。
展望台からは東西天狗岳、蓼科山、クリアな眺望があれば北アルプスも望めます。

●中山展望台〜中山峠〜東天狗岳・西天狗岳
しばらくは樹林帯のゆるやかな下りで、ニュウへの分岐を過ぎると左側は絶壁になり、樹林の間から東天狗や巨大な爆裂火口壁のある硫黄岳が見えてきます。
中山峠看板を過ぎると東天狗への登りになり、ヘトヘトになるころに東天狗山頂に到着します。岩場で山頂のせまい東天狗に対して、西天狗岳山頂は広くて休憩適地です、双耳峰の東西天狗間は徒歩15分ぐらいです。

●天狗岳〜天狗の奥庭〜黒百合ヒュッテ
天狗の奥庭は巨岩がゴロゴロした場所で周りの樹林帯とは一風違う風情です。歩きにくくてコースタイムもかかってしまいますが、時間に余裕があればぜひコースとして選択おすすめです。

●ニュウ分岐〜ニュウ
人気ルートから外れるので静かな山歩きができるコースです。
樹林帯の緩い下り道が続き、やがて緩い登り返しやアップダウンを経て、巨岩の重なった展望地になったところがニュウです。
ここから天狗岳、硫黄岳方面を見ると爆裂火口の巨大な絶壁越しに南八ツを眺めることが出来ます（この日は雲がかかって見えませんでしたが）。

●ニュウ〜白駒池
樹林帯の下りです。根が張っているところが多いので躓きに注意。
白駒池に近づくと傾斜も緩くなり、湿原などもあります。
このルートを歩くときは、ニュウを示す看板をチェックしましょう（にゅう、ニュウ、にう、ニュー、乳　等、色々な表記があります）。

写真

6/8 9:00

麦草ヒュッテ前をスタート

6/8 9:26

ハイキング気分で歩くとやがて白駒池に到着

6/8 9:55

高見石小屋

6/8 10:10

高見石から白駒池

6/8 10:10

高見石の展望台は小屋のすぐ裏手です

6/8 10:10

これから登る中山

6/8 11:11

中山展望台

6/8 11:12

うっすらと蓼科山

6/8 11:12

今日の目標地・東西天狗岳も見えます

6/8 11:50

中山峠への下り途中から絶壁越しの天狗

6/8 12:00

天狗岳は東西の双耳峰ですが、形は対照的です

6/8 12:23

北八ツのおおらかな樹林帯の中に黒百合ヒュッテも見えます

6/8 12:23

6/8 12:31

6/8 12:31

6/8 12:43

東天狗の山頂

6/8 12:43

今日が山デビューのKさん到着（初戦でここまで来るとはなかなか健脚です）

6/8 12:44

6/8 13:06

西天狗の山頂

6/8 13:55

南八ツの主要峰

6/8 13:59

鞍部から見る東天狗

6/8 14:14

6/8 14:31

天狗の奥庭ルートは巨岩ゴロゴロコース

6/8 14:38

6/8 14:45

こんな池（スリバチ池）が途中にあります

6/8 14:45

6/8 14:54

このルートからは双耳峰の天狗がよく見えます

6/8 14:58

黒百合ヒュッテ前にはまだ残雪がありました

6/8 15:33

この分岐からにゅうへのルートです

6/8 16:02

稲子岳の凹地越しの天狗

6/8 16:15

ニュウ山頂から白駒池と茶臼・縞枯・横岳方面

6/8 16:32

この看板表記は「にう」

6/8 16:33

この看板は「ニュー」っていうか、ニュー中山峠という一体の名称に見えてしまう

6/8 16:33

「にゅう」

6/8 17:01

白駒湿原

6/8 17:10

この看板でにゅうは「乳」ってことだったんだと理解

6/8 17:10

白駒池畔に戻ってきました

6/8 17:17

白駒荘前で休憩してると宿泊客が室内でビール飲んでるのが見えて。。。羨ましいゾ

6/8 17:17

夕方になって晴れました

6/8 17:55

麦草ヒュッテ前に帰ってきました

撮影機器：

CX2 リコー

感想

kaz

今回は登山に興味を持っていた会社同僚の山デビューお手伝い。
もともと運動している人で歩くことにも全然抵抗がないようだったので、それなりに歩けて眺望も期待できて、絶対に山が好きになりそうなルートを考えて、今回の麦草峠からの天狗往復プランにしました。

山登り慣れしていなくても健脚な人であれば急登・急下降のないコースなので、充分楽しめるんじゃないかということと、私自身、麦草峠から白駒池間、天狗の奥庭は歩いてみたかったので。

前週のヤマレコレポでは、樹林帯に残雪がまだそれなりにあるとのことだったので、同療用にトレッキングポールも用意。本当にヤマレコのレポは参考になります。

麦草ヒュッテ出発が9時と遅くなって、時間的に難しいかと思いましたが、高見石までの歩きを見て、全然問題なく予定コースを歩けそうだと判断し、ソロではそれほどとらない休憩をこまめに入れながら、無事予定コースを完遂できました。

初めての山歩きでこれだけ歩ければ、だいたいのところは問題なく登れると太鼓判を押してあげられるくらい、脚がしっかり出来上がっていた同僚。岩場の登下降やハシゴ・クサリ場の経験をすれば、もうバッチリじゃないかな。

それにしても、最近の山ブームで若い女性が増えました。女性だけのグループで八ヶ岳まで登り＆楽しみにくる人もいて、休憩地やコース途中での談笑も楽しいものです。

北八ツから天狗へ登るルートや高見石・白駒池エリアに積雪期以外で来たのは初めてだったのですが、苔むした樹林帯や湿原、巨岩ゴロゴロなところなど、いろいろ変化に富んだルートでとても面白かったです。

コメント

ゲスト

日帰りでこれだけ歩けるとは…
初めまして。
これだけ歩けるとは驚きの初心者ですねぇ
末恐ろしい

雪の季節に同じようなコースを歩いたことがありますが
ニュウから白駒池は随分長く感じましたよ。
日帰りではありません、高見石小屋泊です。

懐かしく拝見しました。